忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー The FILM ~#1 入門編~

既発の映像が多いとか、未発表映像が少ないとかを思った瞬間はあります。
ただ、スクリーンの中で歌う忌野清志郎の姿を見て声を聴けば、
そんなことは関係なくなってしまいました。

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2008年の完全復活祭、そして83年の箱根での映像で構成された「よォーこそ」。
ライヴのオープニングを飾る世界一のこの曲だけで一気に盛り上がります。
続く84年のRCサクセションによる「ベイビー!逃げるんだ。」。
この1曲の映像だけで、既に満足感でいっぱいになる自分がいました。
数あるRCのシングル中、その知名度の割には好きの度合いが低い曲ですが、
ここでの演奏は何といったらよいか、圧倒的なパフォーマンスでした。
数分間、スクリーンを見つめただけで、何かから解放されたように感じました。

RCサクセションの凄さは実際に生で体験してきましたし、
活動休止後も、機会があるごとに感じてきましたが、
何だかここで初めて知って触れたような印象を持ったのは、
もしかしたら僕自身が清志郎やRCに対して、
無意識におさえていたものがあったのかもしれません。

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僕には自分にとっての清志郎がハッキリとあります。
ひとことで言えば、ロックン・ロールとラヴ・ソング。
僕にとっての忌野清志郎は、これに尽きます。
これは自分で見つけ、自分で選び、自分で手に入れたものです。
誰かから与えられたものではありません。
でも、それは世間に発信されている像やイメージと違うことも少なくなく、
そのギャップは大きく…いや、それはギャップというよりも、
まったく違う人のことが語られている気さえすることもあります。
こういったことで感じていた違和感や不満などといったものを、
2015年に見る1984年のRCサクセションで歌う清志郎が、
すべて吹き飛ばしてくれたのだと思います。
そう、思い出させてくれたということではなく、吹き飛ばしてくれたのです。
冒頭で僕に確信をくれた清志郎は、そのまま最後まで歌い続けてくれました。

365%、完全に幸福…というフレーズで、この素敵な映画は終わります。
「毎日がブランニューデイ」。
忌野清志郎と仲井戸麗市、二人の共作としては最後になったという曲。
チャボの " 嬉しい結末にしたいね " という依頼に清志郎が用意したフレーズ。
清志郎が書くこうした類の曲の、たとえば歌詞の「僕」を清志郎に、
「君」をチャボに置き換えて聴くということを何度したことか。
言うまでもなく、僕にとっては不滅のロックン・ロールであり、
不滅のラヴ・ソングなのです、365%の。
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今思うこと。

すごいことですね。
自分が実際そこで観ていたライブが(いくつかだけど)集まって
1つの映画作品になってしまったのですから。すごいもんだなぁって。

私は初めて観たと思う住之江競艇場でボートに乗っている場面、
また'89年武道館のエンジェルなど 映画は1度しか観れないので
自分の持っている映像もあるとはいえ、DVDほしいなぁ♪
色んな時代を行き来するのも面白かったと思いました。

コーちゃんは本当に沢山話をしてくれて、嬉しかったです!^^
もし#2があるのなら、リンコさんやGee2woも…と欲が出てしまう。

JUMPを聴くと(観ると)涙が出るのはどうしてだろう?
RC時代があるからこの曲ができたのだという持論があるから。
私の清志郎は政治のことなんか語らなくてもいいんだ。
優しい清志郎が大好きですっ。

Re: tamaさん

> すごいことですね。
> 自分が実際そこで観ていたライブが(いくつかだけど)集まって
> 1つの映画作品になってしまったのですから。すごいもんだなぁって。

いやー私も映画の中でその場に実際にいたってライヴがいくつかありましたが、
それ自体に " 本当かよ " って感じていましたよ。
何だか夢みたいでした。

> 私は初めて観たと思う住之江競艇場でボートに乗っている場面、
> また'89年武道館のエンジェルなど

住之江は清志郎の個展で流れたスペシャル映像にありましたよ。
「エンジェル」は最高でしたね。あれには涙腺を刺激されました。
他のメンバーがほとんど映らないからこそ、RCサクセションを想像できましたし、
あれはいい映像だったと思います。

> コーちゃんは本当に沢山話をしてくれて、嬉しかったです!^^
> もし#2があるのなら、リンコさんやGee2woも…と欲が出てしまう。

そうですね。RC歴代メンバーの、今の声を聞いてみたいですね。

> JUMPを聴くと(観ると)涙が出るのはどうしてだろう?
> RC時代があるからこの曲ができたのだという持論があるから。

あぁ何となくその気持ちがわかるような…共感します。

何度も失礼します。

何度も失礼しますー!

本当に、Blueさんの記事は言葉が的確で、素晴らしくて・・・
私、自分も記事にしたけれど、どうしてもうまく書けないことが
たくさんあって・・・


>これは自分で見つけ、自分で選び、自分で手に入れたものです。
>誰かから与えられたものではありません。
>でも、それは世間に発信されている像やイメージと違うことも
>少なくなく、
>そのギャップは大きく…いや、それはギャップというよりも、
>まったく違う人のことが語られている気さえすることもあります。


もう、これ!本当に、これなのです。
ありがとう、Blueさん、スッキリさせてくれて!!
ファンの数だけ清志郎の数があって、自分の清志郎が・・・
そうなのです、いろんなモヤモヤを吹き飛ばしてくれた、だから
あんなに泣いちゃったのかもしれません。
ああ、良かった、って。
やっぱり、清志郎は清志郎なんだよって。

この映画の宣伝のためか、テレビでも特番がチラホラ組まれて
いますが、どれも的外れなことを言ってる気がしてならない。
(これもまた、勝手なことですけれど・・・)
でも、こういう風に言っちゃう人(世間)のほうが多いんだよなあ。


うん、でも、いいのです!
だって、清志郎は清志郎だから。
RCを好きになって、清志郎を好きになって、私、バンザイ、なんだもの。


ナイスミドル&ニュー・ブルーディ・ホーンズが結成された時、
すごく嬉しくて、ああ戻ってきたんだなって勝手に思って、
これが私の清志郎なのさ!って思って、いろいろ聞くと実現は
無理だったんだろうけど、でも、RC再結成を、清志郎は本当は
望んでいたんじゃないかなあ(私は勿論望んでたけど!)、って、
ああもう、ダラダラ長文書いてる割には伝えたいことをやっぱり
上手に伝えられなくてごめんなさい・・・。

Blueさんやtamaさんのように、一文でバりっと「そうそう!」って
ことを言えたらいいのだけれど・・・。


こうして、コメント欄でBlueさんとお話できて、幸いです!
いつもまとまらなくてごめんなさい、ありがとうございます^^。


とにもかくにも、いい映画(ライブ)でした^^。

Re: びーとさん

> ファンの数だけ清志郎の数があって、自分の清志郎が・・・
> そうなのです、いろんなモヤモヤを吹き飛ばしてくれた、だから
> あんなに泣いちゃったのかもしれません。
> ああ、良かった、って。
> やっぱり、清志郎は清志郎なんだよって。

自分の清志郎だけが自分の清志郎を肯定してくれる…っていうのかなぁ。
うまく言えませんが、そんな風に思います。

> こうして、コメント欄でBlueさんとお話できて、幸いです!
> いつもまとまらなくてごめんなさい、ありがとうございます^^。

最近はブログもさぼりがちですいません。
でも、私もここでファンの皆さんと話すのが大好きなのです。
これからもよろしくお願いします。

幸せな映画でした

とにかく清志郎が好き、と心の中でつぶやき続ける2時間でした。
わたしにとっては「入門編」というより、「完結編」、「最終形編」とでもいいたいような感じです。
不思議と、「あのバンドも、このバンドも見たい」とは思いませんでした。
わたしの好きな清志郎がそこにいる。
それだけで充分でした。



Re: 夢風さん

> わたしにとっては「入門編」というより、「完結編」、「最終形編」とでもいいたいような感じです。
> 不思議と、「あのバンドも、このバンドも見たい」とは思いませんでした。
> わたしの好きな清志郎がそこにいる。
> それだけで充分でした。

あぁ、いい話です。

ずっと

あれ?Blueさん、この映画のブログ書かないのかな?と思ってました。

終了まで待ってたのかな?

俺も忘れてた訳じゃないから‟思い出した”というのとは違うんだけど
思い知ったってカンジがありました。

あと歌詞の「君」と「僕」
ジョンとポール、ミックとキース並みに、いやそれ以上に思いますね、この二人の場合。

Re: LA MOSCAさん

> あれ?Blueさん、この映画のブログ書かないのかな?と思ってました。
>
> 終了まで待ってたのかな?

いえ、単に忙しい日々だったので(笑)。

> あと歌詞の「君」と「僕」
> ジョンとポール、ミックとキース並みに、いやそれ以上に思いますね、この二人の場合。

どんな角度からもそう捉えられるのがいいですよね。
本人たちが意識してるかはわからないんですが、
逆に無意識であのような歌詞になるのなら、素晴らしいことだと思います

こんばんわ~☆彡

Blueさん、お久しぶりですっ!
桃未、ちゃんと生きてますっ!!
毎度毎度、コメント周期めっちゃくちゃでしかも時間帯も深夜多々(;´・ω・)

て、そんなことより・・・・
スクリーンででっかい清志郎・・・てゆか、RCを観てきました。
前売り券は発売してすぐ入手したのにシアターの方へなかなか足を運べずでギリギリです。
近隣の劇場、半分ほど公開終了してたんですが、車で一時間の場所でなんとか間に合った。

ほんま行けて良かった。

なんといっても・・・TV画面ではなくでっかいスクリーンでRCを観れちゃったんですから。
復活祭の映像、大阪フェスでの映像も少しは欲しかったな~って正直思いましたが、82年の住之江競艇場での映像が少しでも入ってたんで良しとする。
あのボートで登場のあの場所に・・・あの場所に自分が居たんだって思いがあの映像でぶわ~~~っとよみがえった。
それからが涙が止まらん止まらん。
あの夏のGoGo・・・じゃなくて、あの暑い夏・・・The Day R&Bっていうんだぜぃ、Baby・・・って言ってたあの夏のイベント。
あの場所に白いビッグシャツに黄色いスリムなパンツ、そしてあの夏に流行ってたパナマ帽を被ったアタシが居たんですよ!!な思いです。

あの競艇場での『いいことばかりはありゃあしない』 と『君僕』を観たかった~~・・と贅沢ですね。
沢山沢山映像観たいのあるんですよね。
Johnny Blueだって聴きたいですもんね。

もうね・・・・この映画、楽しみました。

動いてる清志郎が観れたこと。

14歳のアタシ、15歳のアタシ・・・高校時代のアタシ・・・
色んなアタシが頭の中で出没しました。

楽しいひとときでした。。
君僕ん時のチャボの笑顔が・・・楽しそうで堪えました。
苦しくて嗚咽でそーでした。
楽しいのに悲しいってなにさ!って感じですが、ほんまそんな時間でした。


そう・・・話が変わりますが、私の長男が就職で東京進出しました。
今月9日~10日に30年ぶりに東京行きました。
85年の武道館LIVEの為に東京へ行った時振りです。
息子が東京に居るので・・・今回は引っ越しの準備で観光出来ませんでしたが、も少し息子が落ち着いたら懐と相談で東京遊びに行けちゃうです。
そしたらそしたら・・・・清志郎のお墓参りしたいの。
国立の大学通りで30年前にしたのと同じようにボヘ~~と時間潰したいの。

これからそんな時間が持てるようになる。
それはささやかですが私の楽しみです。

 RC LOVE です。。

長々と失礼しました。
桃未でした(・∀・)

エンジェルなんてもう止まらん止まらん。

Re: 桃未さん

> Blueさん、お久しぶりですっ!
> 桃未、ちゃんと生きてますっ!!

おおっ!お久しぶりですね。
コメントありがとうございます。

> あの競艇場での『いいことばかりはありゃあしない』 と『君僕』を観たかった~~・・と贅沢ですね。
> 沢山沢山映像観たいのあるんですよね。
> Johnny Blueだって聴きたいですもんね。

残念ながら、あの映像は途中までしか残っていないようですね…。
横浜スタジアムは無いのかなぁ。

> 息子が東京に居るので・・・今回は引っ越しの準備で観光出来ませんでしたが、も少し息子が落ち着いたら懐と相談で東京遊びに行けちゃうです。
> そしたらそしたら・・・・清志郎のお墓参りしたいの。
> 国立の大学通りで30年前にしたのと同じようにボヘ~~と時間潰したいの。

それは是非!
実現を私も祈ってます。

> エンジェルなんてもう止まらん止まらん。

あれは良かった…(涙)。

No title

Blueさん

今頃、お邪魔します。
映画の中で清志郎と再会できてから、はや2週間経ちました。

Blueさんの
「RCサクセションの凄さは実際に生で体験してきましたし、
活動休止後も、機会があるごとに感じてきましたが、
何だかここで初めて知って触れたような印象を持ったのは、
もしかしたら僕自身が清志郎やRCに対して、
無意識におさえていたものがあったのかもしれません。」 のお言葉、

なんだか共感です。

映画で再会したあと、私、やっと2009年以来初めて落ち着いて
『完全復活祭』DVDの映像を観る(向き合う)ということができました。

『完全復活祭』 凄いです。

自分もあそこにいたけれど、
2015年の今 「初めて知って触れた」思いに包まれています。

野音の映像も あらためて観れそうです。


夢風さんの
「わたしの好きな清志郎がそこにいる。
それだけで充分でした。」という感じ、

まさにそのものです。ほんとにしっくりきました。


そして、ここで皆さんのいろいろな思いにふれられて

なにか自分の核のようなものを 思い出してきて、
もう一回 つかみ直せるような気がしてきました。

Blueさん、いつもありがとうございます。










Re: ゆたんぽさん

> 映画で再会したあと、私、やっと2009年以来初めて落ち着いて
> 『完全復活祭』DVDの映像を観る(向き合う)ということができました。
>
> 自分もあそこにいたけれど、
> 2015年の今 「初めて知って触れた」思いに包まれています。
>
> 野音の映像も あらためて観れそうです。

ゆたんぽさんにとっての清志郎を観ましょう、聴きましょう。
他人の清志郎ではなく、自分の清志郎です。
それがいちばんだと私は思います。

> そして、ここで皆さんのいろいろな思いにふれられて
>
> なにか自分の核のようなものを 思い出してきて、
> もう一回 つかみ直せるような気がしてきました。

ゆたんぽさん含めて、
ここに素敵なコメントをくれる人たちには私も感謝しています。
こちらこそありがとうございます。
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Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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