A DAY AT THE RACES/QUEEN -1976-

フレディ・マーキュリーが亡くなったのは91年11月24日である。
もちろん僕はそのニュースをリアル・タイムで知ったのだが、
とても冷静に受け止めたと記憶している。

例えばジョン・レノンが射殺されたとき。
僕は完全な遅れてきたビートルズ・ファンだったし、
洋楽を聴き始めたころのジョン・レノンは何もしていない時期。
ジョン・レノンに直接影響を受けていたことは、その時点ではほとんど無かった。
それでも、そんな僕でもジョン死亡のニュースはショックだった。

クイーンはキッスやエアロスミス、チープ・トリック等と共に、
小学生の頃から聴いてきたバンドである。
91年当時は、それぞれをそんなに熱心に聴かなくなっていたとはいえ、
ずっとフェイヴァリットであった。
そんなバンドの中心メンバーが亡くなったら、ジョン以上のショックを受けるはずでは無いのか?

射殺と病気という違いもあってのことかもしれない。
好きなバンドといっても、
自分が思っているほど当時の僕は彼らを必要としていなかったのだろうな。

フレディがいなくなった悲しさを思い知らされたのは、
91年11月25日以降にクイーンを聴いたときである。
「あぁ、この曲を歌う男はもういないのか…」と思うと、急に、きた。
特に個人的に思い入れがある「華麗なるレース」を聴くたびに、泣けた。
「愛にすべてを」「懐かしのラヴァー・ボーイ」、
そして「手をとりあって」あたりはとても冷静になれなかった。
そして決定的だったのは、
もうオリジナル・メンバーでのライヴを観ることができないと気付いたことだ。
70年代は無理にしても、どうして80年代の来日公演に足を運ばなかったのか。
悔やんでも悔やみきれない。

70年代当時。LPレコードの価格は2,500円。
小学生、中学生には大金である。
僕が「華麗なるレース」を買ったのは日本発売から1年後だったと思う。
新譜で買ったわけでは無い。
次作である「世界に捧ぐ」が既に発売されていたと思う。
でも、当時はアルバムがリリースされたと同時に買うというより、
たくさん出ているアルバムから何を買おうか、ということが僕の中では主流だった。
僕にとってはすべてのレコードが新譜だったのだ。

「華麗なるレース」は、キッスの「地獄の軍団」と一緒に買った。
これはハッキリと憶えている。
今まで何枚ものレコードやCDを購入してきたが、
おそらくこの2枚を買ったときがいちばん嬉しかったと思う。
宝物のように大事に持ち帰り、家であのジャケットを眺めながら何度も何度も聴いた2枚だ。

このアルバムを今聴くと、
ブライアン・メイのギターが切ないフレーズを奏でる曲が何と多いことか。
ヘヴィなブギである「タイ・ユア・マザー・ダウン」のスライド・ギターにさえ、それを感じてしまう。
ブライアン自身がヴォーカルを取る「ロング・アウェイ」もたまらない。
そのメロディ、間奏のギター・アレンジ。どこをとっても名曲だ。
「愛にすべてを」のyeah-yeah-yeahのコーラスとかぶさってなだれ込むギター・ソロの美しさ。
「懐かしのラヴァー・ボーイ」のひとりツイン・ギター・ソロの素晴らしさ。
聴くたびに幸せな気分になる。

そしてラストの壮大な「手をとりあって」。
日本語の歌詞が歌われていて違和感の無いロック・ナンバーは、僕はこれ以外に知らない。
誰が何と言おうと、日本のファンが世界に誇っていいスペシャル・ソングであろう。

10月。クイーン+ポール・ロジャースの来日公演。
フレディ・マーキュリーとジョン・ディーコンはいないが、
ブライアン・メイとロジャー・テイラーに会える。
クイーンを知って実に30年目である。

いつもライヴ前の予習はしないのだが、今回は別だ。
「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」は歌詞を憶えなおさなきゃいけないしね。
そしてこれは演ってくれると期待をこめて、「手をとりあって」も。

「華麗なるレース」の当時の国内盤の帯にはこう書かれている。
”手をとりあって、このままいこう!愛する人よ、静かな宵に光をともし…。” FROM QUEEN


クイーン / 東芝EMI(2001/11/21)
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※このエントリーは、以前のブログ『Blueの雑記帳』に書いたものです。
  画像はすべて削除いたしました。
  ここから下は、当時頂いたコメントになります。

Blue1981
2005/09/04 0:17

くっしーさん コメントありがとうございます。今後、10月が近づくと私は独特な感じになっていくと思います。 また遊びにきてください。


くっしー
2005/09/03 16:59

made in heaven私が一番最初に買ったqueenのアルバム。彼が、どれだけ音楽を愛していたか。切ないくらいに伝わってくる。今では、切な過ぎてqueenを聞くことができない。何年後、心の整理がついたら、思いっきり聴いてあげたい。

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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

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