仲井戸CHABO麗市 my way 2006.10.9 SHIBUYA-AX

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ライヴは「大切な手紙」で始まった。
アタマの中をまったくの白紙状態にして臨んだのだが、
それでもこの曲が一曲目とは想像していなかった。
でも、ライヴのテーマからしていちばん相応しいオープニングだったかもしれない。

曲が終わるとステージ後方に設置されたスクリーンに "1970-1980" の文字が浮かぶ。
そして、その10年間に社会で起こった出来事の映像がダイジェストで映される。
一瞬、映像にノイズが入り乱れた後、突然、古井戸のライヴ映像に切り替わる。
これに貴重な古井戸時代の写真も加わるのだが、ここで観客は理解する。
「あぁ、古井戸の曲を演るのだな…」と。

「らびん・すぷーんふる」「春たけなわ」「おいてきぼり」「ポスターカラー」「四季の詩」。
以上の曲が演奏された。

ライヴのメニュー。その進行はこれで理解できたのだが、
ここで観客はもう一点、あることに気付いたはずだ。

チャボのMCが無いのである。
どうしたって4月に行われた「今日 歌いたい唄。」がアタマに浮かぶ。
しかし、今日のライヴはあの時よりも開放的に進んでいるのだ。
それなのに、チャボからは一切MCが発せられないのである。何だ、これは。

仕方が無い。混乱しながらもステージを観続けるしか無いとアタマを切り替えた。

そしてスクリーンには "1980-1990" の文字。この10年間。RCサクセションである。
RC時代のライヴ映像が流れる。清志郎も映る。
ステージは暗転していて良くわからなかったが、チャボはスクリーンを見ていたはずだ。
どんな想いで見つめていたのだろうか。

「Gibson」「ハイウェイのお月様」「Glory Day」「うぐいす」が演奏された。
今までもソロ・ライヴでも演奏されたことがある曲だが、
今夜は明らかにRCサクセションというテーマの下で演奏されたのだ。
「ハイウェイのお月様」が、やっぱりちょっとキタ…。

"1990~"。スクリーンに映るのは麗蘭である。
「ミッドナイト ブギ」「夏の色調」「マンボのボーイフレンド」。

次にスクリーンには "1950~ SOLO" と浮かぶ。もちろんソロ・ライヴの映像であった。
そういえば、この時だけSOLOと入れた意図は何だろう?

「打破」「ねぇHISAKO」と続いたここからは、最近のチャボのライヴであった。
ちなみに、ライヴにはサポートとしてたつのすけが加わっていた。

結局2時間半。チャボは一切MC無しでステージを降りていった。
決して満足できなかった内容では無かったが、やはり違和感が残ったのも事実。
これは何か理由があってのことなのかな…?

さて、アンコール…いや、第二部だな。
実はここからが凄かったのだ。
アンコールでチャボが姿を現すと同時に竹中直人が花束を持って登場。
このこともあってか、ガラッと雰囲気が変わった。
チャボもアンコール…いや、第二部は堰を切ったようにしゃべりだす。
客席にもホッとしたような雰囲気が流れた。

まず歌われたのは驚きの「さなえちゃん」だ!
チャボは " さっき古井戸の時に演るの忘れちゃったんだけど… " と言った後、
ブルース調でさわりを歌った。これも沸いたのだが…。
何とその後にオリジナルどおりに「さなえちゃん」を歌ったのだ!
これは貴重でしょう。もう二度と聴けないかもしれないもんね。

更に古井戸ナンバーが続く。
まずは「花言葉」をオマケの朗読付きで披露。
そして清志郎との共作「コーヒーサイフォン」。

やはり何と言ってもこの時期。
清志郎の名前が出てきただけで独特な気分になったであろう客席。
そこに、ダメオシのようなサプライズが飛び出した。

  " メニューになかったんだけど、たつのすけと練習した曲を演らせてくれ "

こう言って始まったのは「夜の散歩をしないかね」だった。

ここまで湿っぽい雰囲気なんて無かったのだが、さすがにこれはダメだった。
チャボは今の清志郎についてのコメントをする事は無かったが、
この二曲を演奏してくれただけで十分だ。
忌野清志郎と仲井戸麗市。まったくこの二人は…。

この後、順不同になるが、まずライヴのテーマである「マイ・ウェイ」をカヴァー。
シナトラ風に演るのかと思ったら、案の定ピストルズ・ヴァージョンだった(笑)。
しかも演奏はボロボロ(笑)。これはこれで貴重なものを観ることができました(笑)。

先日の磔磔に続き、スプリングスティーンの「ハングリー・ハート」も飛び出す。
これは嬉しかったな。

単行本「だんだんわかった」から " THE BEATLES日本公演 " の章を朗読。
ここから「ティーンエイジャー」へと続けたあたりもとても良かった。

そしてクライマックス。「ガルシアの風」「九月の素描」…。

いつもの「この素晴らしき世界」でチャボがステージを去った後、
スクリーンにはセミアコの映像に「HAPPY BIRTHDAY CHABO」の文字。
曲は「G線上のアリア」が流れる。この曲が終わった時、時計はちょうど22時。
結局、4時間近いライヴとなった。

今回は今までの道…を見せた、ある種の区切り、集大成的なライヴだったと思う。
ただ、次はこれからの道…だ。

チャボ、純粋なソロ・アルバムは「My R&R」以降、僕達に届いていないんだぞ。
そろそろドカーンと作品を発表してくれよ。
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仲井戸“CHABO”麗市 my way / 2006年10月9日(月) 東京・SHIBUYA-AX その1

10月9日…渋谷AX…久しぶりの“ここ”に立ち会えました。AXでCHABOのソ

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blue1981さん
レポートありがとうございました。
やはり昨日は妻の急な(本当に!)腰痛に
より、参戦を断念。家でシチューをつくるはめに。BGMはビートルズでした(涙)。

文字通りの選曲だったようですね。
チャボの声とギター、清志郎にも届いたかな?
次回のクリスマスは参戦予定です(笑)。

凄い!!

さなえちゃんもコーヒーサイフォンも歌ったんですか!

いいなぁ。

雰囲気が伝わってきました。
ライブレポありがとう。

清志郎の気配が濃厚だったんですね。

レポありがとうございます

こんばんは。
MCがないのCHABOさん、そして喋りまくっちゃうCHABOさんどっちも自分だってこの間磔磔で言ってたのを思い出しました。古井戸もRCもソロも全部CHABOさんなんですよね いっぱい引き出しを持っているCHABOさんはとても魅力的ですね。私の場合ほとんど新鮮に聴いちゃうのだと思うのですが、曲に思い出のある人はたまらないライブだったんだろうな と思います。行けなかったから悔しいけど。
また次のライブを楽しみにしたいと思います。

hisakataさん

来られなかったんですか…。それは残念でしたね。

>チャボの声とギター、清志郎にも届いたかな?
届くどころか、おそらく二人は何かで繋がっていますね。
今まであまり二人をそういう風に見たりしたことは無いんですが、最近はやはり…。

Rainbowさん

>さなえちゃんもコーヒーサイフォンも歌ったんですか!
「コーヒーサイフォン」は過去にも何度か聴いていますが、「さなえちゃん」は初です。
しかもチャボが歌うんですからね。
今回は古井戸からのファンにとってはたまらないものだったんじゃないかな。
竹中直人は大満足だったと思います(笑)。

>清志郎の気配が濃厚だったんですね。
決してそんな感じじゃなかったし、私もそう思うような事はしなかったんですよ。
「コーヒーサイフォン」でさえ、特に清志郎!って雰囲気じゃ無かったと思います。
ただ「夜の散歩をしないかね」がねぇ…。
観に来ていた人、誰一人として想像していなかったと思います。

yukoさん

>どっちも自分だ
そう言ってたよね。でも、正直ちょっと違和感があったよ。
あの磔磔の後だったから余計そう感じたのかな?

>曲に思い出のある人はたまらないライブ
えーと、例えばそれなら私はRCの曲でグッとくるはずなんだろうけど、ちょっと違ったかな。
実は今回、麗蘭の曲でグッときました。
思い入れがある曲は、それを通して何かが見えたりすることがあるけど、
今回は「マンボのボーイフレンド」でね、それがあった。
パワステのライヴとか、色々とあの頃(どの頃だよ)を思い出しました。

自分も今記事書いてますが、どうも長くなってしまってイカンです(汗)

さりげなくもいろいろとメッセージを感じる夜でしたね。

恭さん

そういやぁ私も長めなレポかもしれません。
何だかコンパクトにまとめられなかったですね。
受け取り方はファンによって様々だったろうなーって思います。

・・・ナニゲにこのライブ、重くないですか??曲目のセレクトから…
気持ちの持ち様次第じゃ「さなえちゃん」は苦すぃかも…

>おそらく二人は何かで繋がっていますね
そりゃあやっぱ文通友達(笑)ですし!

私はこのお二方の関係が憎たらしい程羨ましくて、大好きなんだろうなと思ってます。
でも、望まなくとも、別の道、分岐点に立たされて、戸惑っている風にも見受けられたり…

aniLinneさん

いえいえ、実際にはヘヴィな感じでは決して無かったですよ。
「さなえちゃん」も特に違和感は無かったと思います。
もう吹っ切れてる…とは思わないけれど、
昔に比べれば、古井戸に対してはずいぶん気持ちに変化があるんじゃないかな。

すごいライブですね。
アンコールが第2部っていうくらいなのもすごいなあ。
さなえちゃん、ききたかったな。
チャボの夜の散歩をしないかね・・どんな感じなんだろう?
blue1981さんと恭さん、同じ空間にいらしたんですね。

nobuさん

>アンコールが第2部
ある時期からチャボのライヴはいつもこうです(笑)。

チャボが「さなえちゃん」を演るというのは、
例えば清志郎がソロで「ぼくの好きな先生」を歌うのとはわけが違いますからね…。
これはビックリでしたよ。

>チャボの夜の散歩をしないかね・・
イントロだけじゃわからなかったんです。
だから、歌いだされた瞬間の驚きと感激は強烈でした。
どんな感じ…って、言葉にするのは難しいなぁ。沁みましたねぇ。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

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