ラストデイズ「忌野清志郎×太田光」 NHK G 2014.5.2

ラストデイズ「忌野清志郎×太田光」を観ました。

 キング・オブ・ロック " 忌野清志郎 " 。
 彼の転換点のひとつは、社会問題を歌い突然の発売中止となったアルバム「COVERS」。
 彼は何を歌おうとしたのか?
 社会を笑いで斬ってきた爆笑問題の太田光が探る。
 RCサクセションの仲井戸麗市や泉谷しげるなどのミュージシャン、
 当時のレコード会社の担当者、写真家などに出会いながら思索を深めていく。
 さらに、新たに発見された清志郎の手記をひもとき、秘められた思いに迫る。

『COVERS』と太田光。
僕自身はこの二つの単語と先に挙げたNHKの事前情報だけで、
何だか番組の内容がわかってしまうように思えていたので、
あまり観ることに前向きではなかったというのが本音です。

番組としては清志郎のある一面を伝えることに成功していたと思いますし、
そこに太田光が自身の人生観を重ねて進行させていく構成は、
客観的には見応えがあったのではないかと感じます。
もちろん、最初からそういう番組であったわけです。
ただし、この番組が放送されたのは5月2日です。
僕の中に清志郎の音楽への想いがいつも以上に溢れた日に放送されました。
そんな日に、太田光の視点や想いのフィルター越しに、
しかも『COVERS』を中心として語られた番組内の清志郎は、何だか小さく感じました。
伝えられた清志郎は、放送時間の50分程度の大きさでしかなかったように思います。

チャボへのインタヴューは期待していました。
太田光と仲井戸麗市です。
いったいそこでどんなやり取りがされているのかが全く想像できなかったので、
ここは不安を感じながらも観てみたいと思っていました。
その理由は、2014年のチャボが『COVERS』を、
そしてそのときのRCサクセションと清志郎を語っていると思ったからです。
ほんの少しであっても、清志郎サイドからとは別の『COVERS』像を、
その会話から浮かび上がらせてくれるのではないかと思ったからです。
しかし、そんなことは何ひとつわかりませんでした。
チャボのシーンがなくても番組に支障はなかったと言えるくらい、
あまりにも短すぎるインタヴューのシーンは残念の一言です。
ただ、気になる発言もありました。
清志郎は " たっぷり58歳をきっとやったんだ " と思うべきかと…というチャボ。
これは、僕は初めて聞いたものです。この辺の心境の変化はいったい…。

あらためて番組の宣伝コピーを。

 「ラストデイズ」、それは究極の日々。
 時代を駆け抜けた偉人の足跡を同じ志を持つ者がたどる旅。
 彼らはなぜ自分を貫き通せたのか?その生き様が凝縮された時間を追体験する。
 残された未公開の資料を紐解き、関係者に出会い、思い出の場所に立ちながら、
 現代につながるメッセージを読み解く。

「ラスト・デイズ=究極の日々」というコンセプトが今一つわかりにくいですが、
ここでは『COVERS』以降の日々ということだったのでしょうか。
清志郎云々を語るのに『COVERS』は必要です。
でも、『COVERS』以外こそが必要だろうと思ったりします。


追伸。
今の僕は『COVERS』というアルバムをRCサクセションの作品と認められず、
ある特別な感情を持っているのでほとんど聴くこともありません。
でも、そんな作品だからこそ『COVERS』とは何だったのかを知りたいという気持ちもあります。
いつか叶うならば、発売中止の決定を下した人物を含め、
全関係者の証言を聞いてみたいと思います。
1冊のノンフィクションとしてまとめられたりしないかなぁ。
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ラストデイズ

なんとも納得のいかない(それはある程度予想できたことですが)番組でした。
清志郎をこんなふうに伝えてほしくはなかったし、チャボへの取材をこんなふうに使ってもほしくなかったです。
レポーター(?)の人選を誤っていたようで、残念でした。
それでも、「忌野清志郎」というとてつもない存在を考えて行こうという試みは、ぜひ続けていってほしいですが。

Re: 夢風さん

> なんとも納得のいかない(それはある程度予想できたことですが)番組でした。

こちらが観たいと思っている番組ではなかったというだけなのだと思います。
誰かが観たい番組は、他の誰かにはそうではないわけで、
誰もが納得するものを作ることはできませんね。

> チャボへの取材をこんなふうに使ってもほしくなかったです。

あの何倍もの会話があったはずだと想像すると、チャボへの取材はもったいないですね。
いったいどんな会話があり、どんな発言があったのか知りたいですね。

> それでも、「忌野清志郎」というとてつもない存在を考えて行こうという試みは、
> ぜひ続けていってほしいですが。

これはその通りです。

渋公から帰宅後に録画を観ました。

ライブ映像はとても良かった!
持っていないものやなかなか押入れの奥から引っ張りだせないものを
ダイジェストで見せてもらったような感じでしょうか!
やっぱり清志郎カッコイイと思いました♪




チャボのインタビューは番組の最後の方まで待たされたにしては
短かかったな、と私も思いました。

清志郎と対談したことのある太田さんだから、
チャボの方から手を差し出したんだろうな、と思いました。

そして太田さんの質問に対して少し涙目の表情で語るチャボは
見ていて何となくつらかったことは確かでした。
いきなりその質問だったのかな、と言う感じもしたし、
前後の部分をもう少し長く見せてほしかったですよねー。

“今さらながら清志郎はRCにすごくロマンを持ってたんだなと気付いた”というようなことをチャボ語りましたよね。
見たことないチャボの表情だったかもしれないと思いました。
それが感動でもあるし、もしかしたら辛くもあるのかな、とか
色々考えてしまいますが、、
blueさんはどう思われるかなと思いますけれども、
私はチャボのその言葉を聞けて少し嬉しい気持ちもしました。

Re: tamaさん

> ライブ映像はとても良かった!
> 持っていないものやなかなか押入れの奥から引っ張りだせないものを
> ダイジェストで見せてもらったような感じでしょうか!
> やっぱり清志郎カッコイイと思いました♪

まさに!
音楽で清志郎を伝えるという番組であればよかったのにと思います。

> 清志郎と対談したことのある太田さんだから、
> チャボの方から手を差し出したんだろうな、と思いました。

あぁ、いいとこ見てますね。
あそこはチャボらしかったですね。

> そして太田さんの質問に対して少し涙目の表情で語るチャボは
> 見ていて何となくつらかったことは確かでした。
> いきなりその質問だったのかな、と言う感じもしたし、
> 前後の部分をもう少し長く見せてほしかったですよねー。

彼が会って聞きたかったのはあのようなことだったのでしょう。
チャボも辛そうでしたが、あの場ではしっかりと答えていたんじゃないかなぁ。

> blueさんはどう思われるかなと思いますけれども、
> 私はチャボのその言葉を聞けて少し嬉しい気持ちもしました。

私はチャボの後悔が見えるので辛いです。
清志郎への想いを話してくれるのは嬉しいですが、やはり辛いですね。

クレジット

番組中清志郎のノートが出て来て「あっ!」と思いましたが、やはり最後のクレジットにリンコさんの名前が。という事はNHKは取材したんですね、リンコさんに・・・。数年前に出た追悼本以来でしょうか。

Re: デッカードさん

> 番組中清志郎のノートが出て来て「あっ!」と思いましたが、
> やはり最後のクレジットにリンコさんの名前が。
> という事はNHKは取材したんですね、リンコさんに・・・。

取材というよりも協力だと思います。
おそらく、資料の提供だったのでしょう。
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