忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー 渋谷公会堂 Love&Peace 2014.5.2

先日のARABAKIもそうでしたが、こうしたライヴを素直に楽しめるようになったことは、
自分の中の、決して小さくない気持ちの変化です。
その、楽しめるようになった理由は、まずは5年という時間と仲井戸麗市です。
さらに、おそらく最大の理由として挙げられるは、
今夜のライヴで僕が感じたものになるでしょう。
それは清志郎の、そしてRCサクセションの音楽を、
色々なミュージシャンが言葉や文章ではなく、
音楽として僕に提示してくれているから…ということです。

もう清志郎は何も言いません。
今、清志郎がいたら…を想像することは容易いですが、
そのことに大きな意味を僕は見つけられることができません。

でも、しかし、ただし…。

忌野清志郎の音楽は饒舌です。
RCサクセションを必死で聴いていた1980年代ティーンエイジャーだった頃はもちろん、
そこからずいぶん遠くに来てしまった2014年の今に至るまで、
僕は清志郎の音楽で喜び、怒り、哀しみ、楽しみ、
僕は清志郎の音楽で笑い、感動し、勇気をもらい、癒しを与えられ、
僕は清志郎の音楽で悩みから立ち直り、あの娘を愛し、育ち成長してきました。
音楽にしかない音楽のマジックがあることを知り、
音楽が人を変える力があることを知りました。

清志郎の、RCサクセションの曲は素晴らしいです。
この想いが今夜のライヴを観てのすべてです。

CIMG7262_20140502230614d75.jpg

会場は前回までの武道館ではなく、渋谷公会堂。
RCや清志郎への思い入れを考えれば、僕にとっては武道館と日比谷野音に並ぶ会場です。
もうCCレモンホールというふざけた名称ではありません。
堂々と渋谷公会堂の文字が輝いていました。

『BLUE』が好きだ…というトータス松本は、
「あの娘のレター」や「よそ者」、そして「Oh!Baby」などを歌います。
以前もやっていた「あの娘~」での " ポリ公 " をノイズで消すネタも披露。
トップバッターとして最適の人選と選曲で、会場は一気にあたたまりました。

二番目に、いきなりチャボが紹介されます。
早いんじゃないの…と思いましたが、本当にチャボが出てきました。
「ボスしけてるぜ」「ぼくとあの娘」「まぼろし」
「けむり(short ver)」「夜の散歩をしないかね」。
以上5曲。

終わってみれば、出演した中ではこのチャボのパートだけは異質でした。
曲のタイトルからの想像では、あの場の雰囲気は伝わらないと思います。
まるでポエトリーのようなMCで発せられるいくつかのフレーズと固有名詞。
宮益坂、屋根裏…といったお馴染みのものから、
清志郎というポエムと出会った街…といったこれまでにないものなど、
チャボのポエトリーに慣れている僕にも、かなり独特な印象でした。

ギターもヴォーカルもラフで、決して丁寧なプレイではありませんでしたが、
演奏と歌の全編に流れ、溢れる切なさが凄かったな。
渋谷で清志郎を、RCを歌うチャボは、明らかにモードが変わります。
中盤で、RCを応援してくれたチャーへの感謝、
そして清志郎を発掘した奥田氏への感謝の気持ちを表した(いきなりで驚いた)こともあり、
自身では感情をおさえていたのですが、
「夜の散歩~」のイントロを聴いた途端、その感情が全開になりました。

5月2日にチャボが清志郎の名のもとに演るライヴです。
この日だけはこんな風になる自分でいいと思います。

真心ブラザーズの「わかってもらえるさ」「よごれた顔でこんにちは」のシングル両面。
奥田民生とCharの「S.F.」も聴きごたえがありました。

最後は全員で「つ・き・あ・い・た・い」のセッション。
よい意味での適当さがあって、Charがミスするなど演奏もヨレた部分がありましたが、
観ていて楽しかったです。最初に書いたように、こうして楽しめることが大きく、
そして嬉しいことでもあります。

アンコール的にダイナミック・ライヴとタイトルされた、
清志郎の過去ライヴからチョイスした映像が流れて終了。
全体では短く感じられましたが、2時間半ほどでしたでしょうか。

20140502.jpg

忌野清志郎の音楽は素晴らしい。
5月2日をここ渋谷で過ごせたことは本当に良かった。
ありがとう。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

素敵な夜でした

Blueさん
初めてのコメントです。
いつもblogは楽しみに拝見させていただいていました。
今日のライヴはどんなメッセージだろうと読んでビックリ!
思わずコメントさせていただきました。
私のchaboさんが2番目?と感じたこと、
でもchaboさんのコーナーだけ、メッセージにも、
全曲のいろんなところにも感じるところがあり、
最後に涙があふれて仕方なかったこと。
読んでびっくりし、感動し、清志郎さんとchaboさんを愛する一人として、ありがとうございます!って伝えたかった。
今日のライヴにも行けてよかったこと、伝えたかった。
とりとめないですが、一番は「感謝」です。
ありがとうございました!!

はじめましてヨロシク。

はじめまして。
いつも、覗かせて頂いてます。
いつも、勝手に覗いてるクセに、
いつも、親近感を抱いていました。
今日は僕もシブコーで観ました。
帰りの電車で読んだ「ネズミに捧ぐ詩」が、
久々に届く(僕には)新しいメッセージであり、
そこに綴られている言葉が、
オノレのタイミングにあまりにも
重なってしまっていて感慨深く、
そのノリも手伝ってしまい、
初めてコメントさせていただいてます。
渋谷公会堂、良かったですよね!
帰ってきて、すぐにまたココで
追体験できて、またまた、
ヨカッタです。
また、伺います!!
(文体、変わったのですね。)

Re: michaboさん

> Blueさん
> 初めてのコメントです。
> いつもblogは楽しみに拝見させていただいていました。

ありがとうございます。うれしいです。
最近はブログを書く機会が減っているので、そんな中、
初めての方からコメントをいただけるのは本当にうれしいです。

> 私のchaboさんが2番目?と感じたこと、
> でもchaboさんのコーナーだけ、メッセージにも、
> 全曲のいろんなところにも感じるところがあり、
> 最後に涙があふれて仕方なかったこと。

2番目はないだろう…と思いましたが、
終わってみればあそこしかなかったかもしれません。

1年に1回かもしれませんが、ファンがそれぞれの想いを持ちながら共有できる場所、
それが5月2日のロックン・ロール・ショーなのかもしれませんね。
コメントありがとうございました。

Re: ケンイチ1966さん

> はじめまして。
> いつも、覗かせて頂いてます。
> いつも、勝手に覗いてるクセに、
> いつも、親近感を抱いていました。

ありがとうございます。はじめましてのコメント、うれしいです。
「ネズミに捧ぐ詩」はまだ読んでいません。
楽しみでもあり、不安でもあり…です。

> (文体、変わったのですね。)

ははは(笑)。
はい、今年からですます調に変えました。
普段の生活で少しでもやさしい気持ちでいたいというのがここ最近の想いなので、
その意味からも、ブログの文体も変えてみたのです。正解でした。

blueさん
いつもありがとうございます。またコメント残させてください。

トータス松本は清志郎のまっすぐでソウルフルな部分、奥田民生は清志郎の皮肉とか少しへそ曲がりな部分を感じます。賛否両論あると思いますが、個人的にはこの二人に、矢野顕子さんみたいに作品として残る形でも清志郎歌いついでほしいです。

チャボは、5月2日、渋谷の街、胸からこみ上げる想いを絞り出しているようでこちらまでなんだか「苦しく」なりました。I stand aloneの雰囲気を感じました。

「まぼろし」には歌詞もさることながら、どうしても気持ちが高ぶります。あの曲はBlueに入ってますが、どんな経緯で作られたんでしょうか?

Re: 潤さん

> トータス松本は清志郎のまっすぐでソウルフルな部分、
> 奥田民生は清志郎の皮肉とか少しへそ曲がりな部分を感じます。
> 賛否両論あると思いますが、個人的にはこの二人に、
> 矢野顕子さんみたいに作品として残る形でも清志郎歌いついでほしいです。

確かに二人のカヴァー作品も面白いかもしれません。
清志郎へのスタンスの違いが特徴を生むはずですから、
聴く側の個人的な思い入れが邪魔しなければ、清志郎の音楽の楽しみ方としてアリでしょう。

> チャボは、5月2日、渋谷の街、胸からこみ上げる想いを絞り出しているようで
> I stand aloneの雰囲気を感じました。

意識しなければいいのにと思ったりしますが、チャボには無理なのでしょう。
だって渋谷で演るそういうライヴなのですから。

> 「まぼろし」には歌詞もさることながら、どうしても気持ちが高ぶります。
> あの曲はBlueに入ってますが、どんな経緯で作られたんでしょうか?

詳しく書かれてはいませんが、『GOTTA!忌野清志郎』の最後にある曲解説でふれられています。
この本を読めば何となく理解はできるんじゃないかな。

なまギター♪

そういうテーマだったからでしょうか。
やっぱり真心ブラザーズ、YO-KINGさんのヴォーカルが良かったなぁ。
素敵でした。『シングルマン』の曲なんかも似合いそうと感じました。

「わかってもらえるさ」はイントロから うわぁ~という感じでした。
「よごれた顔でこんにちは」RCのライブでこの曲が演奏された事があるかどうか
私は覚えていないんですが好きで繰り返し何度も聴いた時期がある曲でしたので
とても嬉しかったです。

チャボのお話は何だか感動しちゃいました。
ここでもうわぁ~…と。チャボすごいっっ!みたいな(笑)
ライブハウスのチャボもいいけど大きなホールでのチャボもいいですね。

そうそう、パンフ内の小林じんこサン。あ、やっと出てくれたと思った(笑)
『風呂上がりの夜空に』という漫画好きだったのですが
私が読んでいたのは80年代でした。
再発のものに清志郎が“帯コメント”書いてたとは知らなかったです。
blueさんこの漫画御存じでしたか?確かドラマにもなったような…。
舞台はたいてい銭湯と学校で、話の中に清志郎が出てくるとか音楽物とか
そういうわけでもなかったと思いますけどタイトルやペンネームからして
RCのファンであることは間違いないハズだと思ってましたので(笑)

Re: tamaさん

> やっぱり真心ブラザーズ、YO-KINGさんのヴォーカルが良かったなぁ。
> 素敵でした。『シングルマン』の曲なんかも似合いそうと感じました。

選曲が良かったんだと思います。
『シングル・マン』の曲も確かに似合いそうですね。

> 「よごれた顔でこんにちは」RCのライブでこの曲が演奏された事があるかどうか
> 私は覚えていないんですが好きで繰り返し何度も聴いた時期がある曲でしたので
> とても嬉しかったです。

80年代のRCではどうでしょうか。
私は記憶にないなぁ。思い出せないだけかもしれませんが。

> チャボのお話は何だか感動しちゃいました。

あそこだけ特別な時間でしたね。
チャボらしいと思うし、あのようにならざるを得ないのでしょう。

> 『風呂上がりの夜空に』という漫画好きだったのですが
> 私が読んでいたのは80年代でした。
> 再発のものに清志郎が“帯コメント”書いてたとは知らなかったです。
> blueさんこの漫画御存じでしたか?確かドラマにもなったような…。

もちろん知っていますよ。
でも読んではいなかったです。
当時の自分には合わなかったんですね。今ならどうかなぁ。
Profile

Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

Information
- Information -

★非公開コメント、承認前コメントは非表示としています。よってコメントを頂いてもしばらくは何も表示されませんが、ちゃんと届きますのでご安心ください

テンプレート変更(12/18)

ツイッターをブログに表示(12/11)

「ツイートを毎日まとめて記事にする」を追加(5/14)

Blueの本棚ブログパーツ設置(2/20)

[ツイートする][Facebook]ボタンを設置

ブログ拍手へのたくさんの拍手を頂き、どうもありがとうございます。
ブログ拍手からは私Blue宛コメントもできますが、コメントは非公開設定にしているため返事をすることができません。拍手コメントを頂いた方には、あらためてこの場でお礼を申し上げます。どうもありがとうございました

★コメント、トラックバックについて

当Blogはコメントとトラックバックを承認後の表示とさせて頂いています。反映されるまで時間がかかりますが、ご了承ください。

基本的にはすべて承認していますが、明らかに悪意のあるコメント、または不快で不適切なコメント、コメントの度に名前を詐称する別人のなりすましや意味不明のコメントなど、管理者が承認できないコメントとトラックバックは予告無しに削除、及びその後のコメントを拒否させて頂きます。その後、書き込みとアクセス拒否の対応をさせて頂く事もあります。承認するか否か、または拒否の判断は管理者に権限がありますのでご了承ください

今後とも『Blueの雑記帳』をよろしくお願い致します


-- E N D --
.
.
Access Counter
Welcome Home!!
Realtime Counter
よォーこそ!
Blue's Link
Blue's BBS
Recent Comments & Trackbacks
twitter
Entry Ranking
Blueの雑記帳内 検索フォーム
Still Alive And Well
Blue Day Horns
Blue's INFORMATION
チャボの盗難楽器発見にご協力をお願いします
The Beatles
My R&R
Blog Category
Past Entries
Blog Link
Contact

名前:
メール:
件名:
本文:

Blog Ranking

FC2ブログランキング

人気blogランキング

ブログパーツ