リマスター、リミックスを考えてみる

ブルース・スプリングスティーンの「BORN TO RUN 30周年記念盤」についての記事で、
次のように書いた。

  あのモコモコした音が生まれ変わるのか楽しみだ

これについて、sugarmountainさんからコメントを頂いた。

  >70年代のスペクターサウンド目指してあの音作りをしたのだからクリアになっちゃマズイですよ

その通りかもしれない。
僕は気が付かないうちに、リイシューされるアルバムについては、
それが再発されればされるほど、
要するに新しいほどオリジナルよりも良い音になると思い込んでいたようだ。

だいたいこの”良い音”というのだってハッキリしていない。何を持って”良い音”なのか。
ノイズが減ったとか、聴き取りにくかった歌詞や音が聴こえるようになったとか、
そういうことなら歓迎されると思う。
しかし、オリジナル・ヴァージョンの雰囲気。そしてアナログ・レコードの音質。
そういうものを現代風?に全てクリアにし、ハッキリさせることが、はたして良い音なのか…。

例えば99年に発表されたビートルズの「イエロー・サブマリン・ソングトラック」。
オリジナル・ヴァージョンを完璧にいじくり回し、
楽器やヴォーカルの定位はもちろん、新たにエフェクトも使い、
まったく新しい曲に生まれ変わらせた…では無いな。まったくの別ヴァージョンを作ったわけだ。
これに対しては賛否両論だったと思う。
僕が読んだり聞いた範囲では、「こんなのビートルズじゃない」とか「このリミックスはやりすぎだ」とか、
そんなニュアンスの意見が多かったように思う。

これに対して当時僕が思ったのは、
これはフィル・スペクターの「レット・イット・ビー」をビートルズと認めず、
「ジョージ・マーティンによるシングルこそがビートルズの音だ」というのに似ている、ということだった。
だって、僕は「イエロー・サブマリン・ソングトラック」は大歓迎だったからだ。
そして実際に聴いても、最高だと思った。これは凄い!カッコイイ!と本心で思ったのだ。
だからジョン・レノンの「ジョンの魂」「イマジン」のリミックスも違和感無く聴けたし、良いと思った。
今でも思っている。
そして、リミックスはビートルズの全アルバムを対象に行って欲しいと思った。
これも、実は今でも思っている。

要は「良いか、悪いか」では無く、「好きか、嫌いか」なのだろう。
リマスターされる音、リミックスされたヴァージョンが好きかどうか、なのだろう。
それはオリジナルに比べて良くなったというのではなく、違うものなのだ…ろう。
オリジナルの素晴らしさはどうしたって変わらないのだから。

今回、改めてリミックスやリマスターについて考えてみました。
一方的な思い込みはダメですね。そこは反省すべきかもしれません。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

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