QUEEN SONGS/矢野顕子 -1979-

クイーンで盛り上がったついでで、このアルバムも引っ張り出してしまった。
しかし、今でもあまり情報が多くないし、話題にもあがらないアルバムだなぁ…。

オリジナルは79年にひっそりと発表されていたLPである。
93年にCD化されているが、今はどうなのだろう。
記事のタイトルは矢野顕子名義としたが、
正式なタイトルは「矢野誠プロデュース・クイーン・ソングス・フィーチャリング矢野顕子」だ。
矢野顕子公式サイトのディスコグラフィにも載っていない。
以前、レコード・コレクターズ誌の特集…ビートルズのホワイト・アルバムに続く第二特集であったが、
そこでも、このアルバムは無視されていたし。
この辺も情報が少なくなる理由のひとつだろうな。
しかし、何故だろう?

メンバーは、キーボードにはもちろん矢野顕子。ベースに小原礼。ギターは大村憲司である。
ドラムはマーティン・ブレーシー。パーカッションに仙波清彦。サックスは本多俊彦だ。

このアルバム、実は当時のオーディオ・マニアに向けて制作、発表されたものらしい。
LPで45回転での再生だった。79年当時は、まだその仕様は珍しかったのだろう。
俗に言う「良い音」のレコードだったのだ。

内容はクイーンのカヴァー。それもインストゥルメンタルだ。
78年に「ジャズ」、79年は「ライヴ・キラーズ」が発表され、
日本でもクイーンは盛り上がっていたはずだが、どうもクイーンのファンには無視されたようである。

取り上げられているのは、クイーンⅡから「NEVERMORE」。
オペラ座の夜から「LOVE OF MY LIFE」「YOU'RE MY BEST FRIEND」。
華麗なるレースから「YOU AND I」「GOOD OLD FASHIONED LOVER BOY」「TEO TORRIATTE」。
世界に捧ぐから「ALL DEAD,ALL DEAD」「WE ARE THE CHAMPIONS」。
以上8曲で、収録時間は二十数分の短いものである。
バラード系のナンバーが選曲されているのは、その企画からして仕方の無いところだろう。

「LOVE OF MY LIFE」は「まさに!」といったアレンジで違和感が無い。
「ALL DEAD,ALL DEAD」は曲の良さが思い切り引き立っており、
思わずオリジナルを聴き返してしまった。
「YOU'RE MY BEST FRIEND」「YOU AND I」「GOOD OLD FASHIONED LOVER BOY」は、
それぞれその曲調からしてなかなか楽しい演奏である。ただしリズムがファンキー。
カッコイイです。

「WE ARE THE CHAMPIONS」はオリジナルとはかなり印象が違う。
このアルバムはどの曲もクイーンの曲ということを忘れて聴けるのだが、
この曲がいちばんそれに当てはまる。
好き嫌いはともかく、一時期のジェフ・ベックがやりそうな名アレンジである。

アルバムのラストは「TEO TORRIATTE」。これがいちばんオリジナルに近かった。

全体的にはキーボードがメインではあるが、大村憲司のギター・ソロも聴きモノだ。
これを初めて聴いたときは、特にこれといった魅力も無いインストだなぁという印象であったが、
今聴くと、とても気持ちがいい。
「手をとりあって」のみクイーン色が強く残っているが、
それ以外はオリジナルな解釈の見事なカヴァーだ。

丁度今の時期、秋の夜長に部屋で流すには最適のB.G.M.だと思う。

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クイーン・ソングス・フィーチャリング・矢野顕子
クイーン・ソングス・フィーチャリング・矢野顕子
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

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