ロックン・ロール・ショー/RCサクセション from『RHAPSODY NAKED』 -2005-

恭さんが、何とも「バカな頭で考えた いいアイデア」を提案してくれました(笑)。
RCサクセションの「RHAPSODY NAKED」の全曲を個人的解説で一曲ずつ回すバトン…。

やってみましょう。
あくまでも”個人的”な解説として、形に拘らず自由に書いてみたいと思います。
既に「Opening MC」と「よォーこそ」を解説してくれたので、
私は「ロックン・ロール・ショー」を受け取ります。

     **********

後に名盤「BLUE」のオープニング・ナンバーとして発表された「ロックン・ロール・ショー」だが、
実は渋谷の屋根裏で活動していた頃からのレパートリーだった。
「よォーこそ」ができる前は、良くライヴの一曲目に演奏されていたそうだ。

「BLUE」で聴かれるヴァージョンは強力。
イントロ、コーちゃんのフロア・タムとハイハットが印象的なドラムにチャボのドヘヴィなリフが絡み、
ハーモニクスに導かれて登場する清志郎のヴォーカルも、
最初からメーターのレッド・ゾーンをぶち切っている。
ラフであるが完成度が非常に高い、RC流ハード・ロックの究極的なナンバーだ。

「RHAPSODY NAKED」で聴かれるヴァージョンはこの原型というよりも、
これはこれで完成形だと思う。
リズムだけ聴くと軽快なのだが十分にヘヴィ。
その理由は、二本のギターによるアレンジになっているからだろう。

小川銀次によるオクターヴやハーモニクスを使ったイントロのリフ。
いきなりカッコイイ。
曲の命とも言えるこのリフは彼が考えたのだろうか。
そして、それに絡んでくるチャボのギターがまた抜群、絶妙なのだ。
ギターのエフェクトはフェイザー、または例のコーラスを強めにかけているようだね。

銀次もチャボも非常にタメの利いたバッキングであり、
RCのサウンドをこの路線で進み発展させていったら、
ミック・テイラー期のストーンズのような強力なギター・バンドになっただろうと思う。

それにしても清志郎のヴォーカルだ。
「よォーこそ」のすぐ後なのに、このサラッと感はいったい何なのだろう。
余裕で歌えるような曲じゃないよ、これ。
20代の清志郎は恐るべきヴォーカリストであったのだなぁ…。
もちろん、今もだけど。

僕がこの久保講堂で聴いたRCの曲は、ほとんどが初めて耳にするものだった。
そして80~90年代、いや現在までこれは一貫して変わらないことなのだが、
清志郎がライヴで歌う曲は、初めて聴く曲であっても必ず印象に残るフレーズがあるのだ。
これはどこのどんな場所で聴いても、その歌詞がハッキリと聴きとれるという、
清志郎のヴォーカリストとしての破格の才能である。

ただでさえそうなのに、「ロックン・ロール・ショー」は印象的なフレーズの山である。
当時の僕が印象に残ったのは、”ほら もういっちょう”と”役立たずの神様”、
そして”ロック・ショー”だった。

ライヴ後に皆で銀座で食事をした。興奮しながらその日のことを僕達は話した。

「ほら、あの”ロック・ショー”って歌っていた曲、カッコよかったよね」
「あぁ、”役立たずの神様?”」
「そうそう。でも俺は何だっけ?あの”バンドマン”っていうヤツ。あれが好きだな」
「あと、”金が欲しくて働いて 眠るだけ”も良かったよな」

曲のタイトルはわからなくとも、みんなでこう話していたのを今でもハッキリと憶えている。



※このエントリーは、以前のブログ『Blueの雑記帳』に書いたものです。
  画像はすべて削除いたしました。
  ここから下は、当時頂いたコメントになります。

Blue1981
2005/11/12 10:56

Yin Yanさん これ、全19曲がまとまったら、かなり読み応えがあると思いますね。完成が楽しみです。


Yin Yan
2005/11/12 0:54

(http://blog.livedoor.jp/hendrix1/)
こんにちは、コメントありがとうございました。バトンが広がっていくことに少しでも協力できたのなら嬉しい限りです。ホント、皆さんそれぞれの熱い思いをお持ちですね。バンドマンっていい響きの言葉ですよね!では今後ともヨロシクお願いします。


Blue1981
2005/11/11 0:56

nobuさん 私は実際にあの場にいなかった人達の記事のほうに惹かれますよ。だって、このネイキッドがきっかけでRCを経験していないファンの間で再評価が盛り上がれば、もしかしたら再活動も期待できるかもしれないじゃないですか! 夢ですけれど、その夢を見るのは自由ですからね。


nobu
2005/11/11 0:49

(http://ameblo.jp/nobu-s)
バトン、皆さんの記事楽しみです。ああ、このライブに行かれたんですよね~。ほんと、清志郎の歌詞って、ライブで初めて聴いても、しっかり耳に、そして心に残るんですよね。 「ロックン・ロール・ショー」は本当にカッコいいですね。(今年の清志郎の野音でもやりましたよね。)でも銀次さんとチャボのツインというのが聞けるのはここでだけかなー。


Blue1981
2005/11/10 21:32

mautabgorotomoyuseiさん 楽しい企画を思いついたものですね。このバトン、私も繋がっていくことを期待しています。 「BLUE」はギターだけじゃなく、全体的にヘヴィ。RCの全作品の中でも異質ですよ。録音はおっしゃるとおり、一発録りに近いと思いますね。チャボのギター、歪んでます。いい音しています。 しかし収録曲が8曲というのは少ない。だから怪しいんですよ。このレコーディング、発掘すれば未発表ものがゾロゾロと出てきそうなんですよね。


mautabgorotomoyusei
2005/11/10 13:30

(http://ameblo.jp/mautabgorotomoyusei/entry-10005982955.html)
「バカな頭で考えたいいアイデア」にノッていただいてありがとうございます!さすがですね。やっぱり現場で体感した方の記事はスゴい!そうですか。よォーこそができる前はこれがオープニングだったのですか。名盤「BLUE」は自分もかなり聴きました。ギターの音があのアルバムは飛びぬけてヘビーですよね。たしかあのアルバムも一発録音じゃなかったでしたっけ・・・?
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

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