ADAN PRESS 1980・APR・VOl・…

1980年から81年あたり…。
これ以降は、存在していたのはいったいいつくらいまでかははっきりしないが、
当時の日本ロック・シーンにとって忘れられない音楽事務所があった。

アダン音楽事務所。

ここは複数のバンドやアーティストが出演する、
所謂オムニバス・コンサートを良く企画していたと思う。
とりわけ80年当時のRCサクセションのファンは忘れることができないイヴェンターだった。

まず最初に断っておきたいことがある。
この記事で紹介するのは、そのアダンが当時発行したフライヤー…チラシである。
僕の記憶では、このチラシは1980年4月5日の久保講堂で配布されたものとなっているのだが、
実はハッキリと断言できない。たぶん…ということをお断りしておきます。

このチラシ、1980年4月前後のシーンをリアルに伝えてくれるので、
是非ここで紹介したかったものだ。
海外の情報と国内のそれとが2対8の割合で載っている。
「裸のアメリカ」という見出しで、
下火になったディスコ・ブームの記事(マリア・マルダーの写真入り)以外は、
海外の記事は大したことが無い。やはり見てもらいたいのは国内の情報である。

まずは、カルメン・マキ&LAFFのデビューのニュース。
ジョージ吾妻と結成したバンドである。
80年5月24日に、何とゲストにジョニー・ルイス&チャーを迎えての日比谷の野音でのライヴだ。
はぁ…。今ではため息しか出ない組み合わせだ。

そして「オールナイトロックショー 6月に開催」の記事。
この時点では会場が発表されていないが、
晴海のオーディトリアムで行われた大イヴェントだった。
”出演はカルメン・マキ&LAFF、ジョニー・ルイス&チャー、RCサクセションを始め、
今回は予想外のアーティストも出演予定があり…”と書かれている。
実際にこの三つ以外に出演したのはジョージ紫&マリナー、外道、
原田真二、パンタ&HAL、上田正樹、そしてTEN SAWだった。
原田真二が浮いていると思うかもしれないが、当時はハード・ロック期。
ギターは北島健二だったはずだ。
そして上田正樹は、サウス・トゥ・サウスの再結成だったと思う。
しかし物凄いメンツだなぁ、

これ、もちろん僕は観に行きましたよ。
NHK-FMのサウンド・ストリートでオン・エアされた録音テープも、
今でも大事にとってある。
このRCは強力です。
特にオープニングのチャボのMCは「RHAPSODY NAKED」を凌ぐカッコ良さです。

チラシの裏面に行きます。

カルメン・マキとアン・ルイスのジョイント・コンサート、
泉谷しげるワンマンコンサートの告知に加え、
「テクノポップについて」なんてコラムがあったりする。

そして「公演通り音楽祭'80」のお知らせ。
これは、80年4月に渋谷公会堂で開催されたもので、
ビートルズ、ストーンズ、ジミヘンのフィルムが第一部。
レディ・パワー'80と名付けられた第二部が、ガールズやフェアリーズのライヴ。
第三部がスーパー・ジャムとタイトルされている。
スペシャル・ゲストとしてRCが出演した。

裏面で注目して欲しいのが、2.28「ROCK WILLPOWER」コンサートのレポである。
「GOTTA!忌野清志郎」の264ページから274ページに書かれているエピソードは、
このライヴのことだ。
RCサクセション、シーナ&ロケット、バウワウのジョイント・コンサート。
チラシには、まだRCは”現在ライブハウスで最も人気を博している”なんて書かれている。
”この三バンドで渋谷公会堂を客で埋め尽くすことができるであろうか…”という時代だったのだ。

この他に、チラシに載っている当時行われたコンサートをいくつか紹介しよう。

●4月20日 日比谷野音 ストリートをふき抜けるハリケーンは好きかい?
 出演:シーナ&ロケット/RCサクセション/EX/一風堂/アナーキー/P-MODEL

●4月29日 日比谷野音 アイランドを越えてゆく貿易風は好きかい?
 出演:加藤和彦(高橋ユキヒロ/坂本龍一/大村憲司)/ムーンライダーズ/南佳孝/Parachute

●5月25日 日比谷野音
 出演:プラスティックス/ヒカシュー/P-MODEL/リザード/EX

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2005年の今、この当時を懐かしんでも仕方が無いかもしれないが、
そろそろ80年前後のバンドやアーティストの再評価が本格的に始まってもいい頃だろう。
今回のRCサクセションや少し前のルースターズBOXは、そんな動きのひとつだと思う。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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