古井戸ライブ/古井戸 -1974-

名盤だと思う。

1973年の渋谷公会堂で行われた " ぽえじー・リサイタル " を収録した二枚組ライヴ盤。
選曲も3rdアルバム『ぽえじー』までの中から、ベストとも言えるチョイスとなっている。
ただしA-4の「ひなまつり」は4thアルバム『四季の詩』に収録される曲で、
当時は未発表だったものかな。
ここでの演奏はハードなアコースティック・ヴァージョンで、収録曲の中でも白眉。
またB-3の「うそつき」もここでしか聴けない、チャボのヴォーカルによるレアな曲。

加奈崎芳太郎と仲井戸麗市の二人に、曲によってはドラムにベース、キーボードが加わる。
「ちどり足」等で聴かれる玉木カルテットによるストリングスも最高の効果をあげている。
演奏の出来は完璧であろう。

所々で聴かれるMCに時代を感じるが、それさえも含めて全体的に流れる切なさ。
この切なさはいったい何なのだろう。
今聴いても解散コンサートを収録した『ラスト・ステージ』よりもそれっぽいのだから、
この切なさは半端では無い。
まぁ、この切なさが古井戸、特にライヴでの魅力であったのかもしれない。

A-5「バラード」では、ちょっとした演劇っぽいシーンが聴かれる。
ジャケットに「シナリオ協力 武田鉄矢(海援隊)」とクレジットされているので、
この部分を手伝ったのだろう。
この曲から「ちどり足」へ繋がる瞬間はトリハダが立ちそうになった。
この辺のステージ構成は素晴らしい。

C-2「東京脱出」でのチャボのギター・ソロを聴いて欲しい。
まるでストーンズ時代のミック・テイラーである。

C-4の「おいてきぼり」。今でもチャボはステージで歌うことがある曲だ。
このライヴでは奥津光洋がギターとマンドリンでクレジットされており、
この曲ではマンドリンを弾いているようだ。

コンサートのクライマックスを収録したD面。
この面は「讃美歌」が全てである。

  僕が三途の川を渡るとき 
  大きなバケツにきれいな水をいっぱい汲んで 
  空からにわか雨にして降らすんだ…

12分にわたってチャボが詞を朗読する「讃美歌」。
現在のチャボのポエトリー・リーディングを聴きなれているファンでも、
はじめて聴く人は、圧倒されて言葉を無くすだろう。
もしかしたらチャボのファンであっても聴き手を選ぶかもしれないな、この曲は。
これから聴く人は、自身で判断して欲しい。

さて、エレック完全復刻プロジェクトの第一弾の一枚が、この『古井戸ライブ』である。
個人的には1stから順番にリリースされて欲しいのだが、
今回は復刻自体に意味があるので、まぁ良しとしよう。
それにしても楽しみである。


古井戸(2005-12-21)
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