仲井戸麗市の仕事

ボ・ガンボスのトリビュート盤「CollaBo GumBos Vol.1」。
麗蘭とYUKIの「夢の中」が入っているのだが、これを聴いていてふと思った。
チャボが自身の活動以外に行った仕事のことだ。

ギタリストなので当然ゲスト参加という形が多いのだが、
いつもスライド・ギターを弾いているなぁという印象だ。
チャボのスライドは記名性がバリバリなので、
ちょっと聴き込んだファンならばほとんどの人が一発でわかる。
この「夢の中」でも、どうしたって仲井戸麗市というスライド・ギターを聴かせてくれる。
ただし、ここでのコラボはあくまでも麗蘭なので、
蘭丸の特徴である例の音のギター・ソロも聴くことができる。
バックの音は完全に麗蘭だ。

さて、僕が知っているチャボのゲスト参加でのギターは、やはりほとんどがスライドだ。
これは何なんだろうか。
チャボのスライドがこの曲のここに欲しいということなのだろうが、
ワン・パターンな気もしないでもない。

ということで、僕が好きなチャボの仕事について、
ゲスト参加、曲の提供を中心に順不同で書いてみます。
ソロ作品はもちろん、古井戸、RCサクセション、麗蘭は外します。

●ティーンエイジャー/ヒルビリー・バップス(86) 
彼らの1stアルバム「TEAR IT UP」でカヴァー。
アルバムのラスト・ナンバーとして収録されている。
元々がロカビリーっぽい雰囲気で作った曲だったようで、
ヒルビリーのヴァージョンが、「当初作った感じに近い」というチャボの発言を何かで読んだことがある。
ヴォーカルの宮城が亡くなった今では泣ける曲になってしまったが、それが無くても好カヴァーだと思う。
ちなみに石田長生もこの曲をカヴァーしており、
それはチャボもバック・ヴォーカルで参加しているというヴァージョンだ。
ヒルビリーと甲乙付けがたいのだが、僅差でヒルビリーに軍配を僕はあげるな。

88年5月に日比谷野音で行われた宮城宗典追悼コンサート。
ゲストで出演したチャボは、
「こんなコンサートは二度とやりたくねぇ」というMCとともにこの曲を歌ったそうだ。

●KISS,KISS,KISS/ダンガン・ブラザース・バンド(83)
これはシングルで発売されたダンガンの中島との競作。レコーディングにも参加している。名曲。
以前、ブログでも書いたのでそちらを参照してください。

●しゃ・か・り・き・/泉谷しげる(83)
アルバム「39°8'」に収録された泉谷とチャボのデュエット・ナンバー。
作曲は仲井戸麗市単独。
チャボはギターでも参加。
泉谷とチャボのずれたヴォーカルが何とも雰囲気を出している。
吉田健と鈴木さえ子によるレゲエのリズムが最高にカッコイイし、
ピアノは鈴木慶一、ギターは白井良明だ。
こんなメンバーに囲まれ洗練された音を聴かせる泉谷は、今となっては貴重である。
しかし、隠れた名曲どころか、まったく知られていない名曲です。
この時期のライヴにもチャボは参加。その模様はアルバム「REAL TIME」で聴くことができる。

●クリスマスの夜/三宅伸治&ザ・トランプ(96)
3曲入りのミニ・アルバムに収録されたこの曲で最高に暖かいスライド・ギターを決めている。
僕が聴いたチャボのゲスト参加のプレイ中、スライド・ギターならば今のところこれがベストだ。
本当に泣けるよ、これ。

●オレンジ/玲葉奈(99)
仲井戸麗市が全面的にプロデュースした玲葉奈のシングル曲。
当時のCHABO BANDがバックを務めたものと、チャボのアコギのみで歌われる2ヴァージョンを収録。
どちらも絶品。

●OH ! PLEASE/ARB THE LONGEST TOUR  代々木競技場第一体育館(89)
ARBの解散に伴うツアーの最終日に突然のゲスト出演。これは隠れた名演。
石橋凌と並んでギターを弾くチャボ。ギター・ソロに行く前の凌による「チャボ!」が感動的だった。
チャボは「キースのドラムでギターが弾けて幸せだった」と後にコメントしていた。

●泉谷しげる with LOSER(88~90)
このバンド、個人的にはチャボの正式なものとして古井戸、RCサクセション、麗蘭と並べたい。
アルバムで言えば「吠えるバラッド」「HOWLING LIVE」「SELF COVERS」」「90'sバラッド」の4枚。
映像作品は「HOWLING LIVE」「学園祭で吠える」がある。
この時期のLOSERの映像が残されたことは、今となっては本当に良かった。
ロックが観たけりゃ必見である。

とにかく凄かった。特にライヴは怒涛のサウンドで問答無用だった。
泉谷しげる、仲井戸麗市、下山淳、吉田健、村上秀一。
このバンドでライヴをやるという告知を初めて見たのはロッキング・オン誌。
今でもその時の興奮が蘇る。
ロッキング・オンはこう形容していた。
「ウルトラマンとスーパーマンとガンダムが一緒に出てくるTV番組のようだ」。

東京でのライヴは芝浦インクスティック、渋谷公会堂、新宿パワーステーション等で行われたが、
特に89年秋の渋谷公会堂。「90'sバラッド」のライヴ。
オープニングの「ハレルヤ」は一生忘れられないだろう。
泉谷が一人でアコギを持って現れ「ハレルヤ」を歌いだす。
その途中で残りのメンバーがステージ左手からふらりと登場し、各自の立ち位置に付く。
まず、これだけですでに満足感が生まれてしまった。ただ4人がステージに現れただけで、だ。
そして泉谷のギターをポンタのドラムが引継ぎ、全員が音を出した瞬間、世界一のロックが鳴った。
マジだ。

RCが微妙な時期だったからか、ライヴでギターを楽しそうに弾くチャボが印象的だった。

●さらば東京/加奈崎芳太郎(99)
最後に挙げるのは好きなものではなく、ちょっと特別なゲスト参加です。

加奈崎芳太郎のアルバムのラスト・ナンバー且つタイトル曲にアコースティック・ギターで参加。
歌われている内容はある種の集大成的なものであり、いくらでも深読みができる。
しかも古井戸のメンバーによる20年ぶりの共演である。話題性は10,000%だったはずだ。
しかし、まったくプロモーションもされず、仲井戸麗市サイドからも完全に無視(情報発信無し)された。
古井戸、加奈崎芳太郎に対してのチャボはかなり神経質になっているようで、
過去には古井戸のベスト・アルバムが出たときに、そのライナーで真情を吐露していた。
しかし、それでもここで共演したのである。いったい何があったのだろうか。
ここには当人同士しかわからない何かが存在していると思うので、
おそらく今後も語られることは無いと思う。
曲自体は感動的な大作であるが、チャボのギター・プレイとしては特に聴くべきところは無い凡庸なもの。


以上、いくつか挙げてみました。興味を持ったら是非聴いてみてください。

さて、チャボの曲のカヴァーで未聴のものがあるので、今は何とかそれを探し出したいと思っている。
いちばん聴きたいのは丸山圭子がカヴァーしているという「月夜のハイウェイドライブ」である。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

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