浜田真理子 JIROKICHI LIVE!~ブルースとロックを歌う日~ days2 高円寺JIROKICHI 2013.8.19

大きな拍手でかき消されてしまったと思うが、
その曲のすべてを見逃さず、
最初から最後まで聴き逃さないようにしていた僕にはハッキリと聴こえた。

  愛をこめて

歌い終わった彼女は、間違いなくこう言った。
誰に愛をこめて歌ったのかは、曲のタイトルを記すだけで説明不要だろう。
歌われたのは「スローバラード」なのだから。

CIMG5814.jpg

浜田真理子のピアノと歌で「スローバラード」を聴いてみたいと僕が思ったのは、
彼女を知って興味を持ち、初めて出かけたソロ・ライヴ後であった。
ときに2007年5月。
最初から彼女の中にある何かに反応した僕が、
すぐさま思い浮かべた曲としてのそれだった。

そんな小さな願いが6年を経過して遂に叶ったのだけれど、
この6年のあいだには2009年5月があるわけで…。

あの日を境に、
RCサクセションや清志郎のカヴァーを聴く側の僕の気持ちには変化が生じてしまった。
もう夾雑物のない純粋な楽曲としてカヴァーを聴くことはできないだろうと思っていたし、
思っているし、更に、それでもいいとも思っている。
あぁ、しかし、それなのに、こんなカヴァーを聴けるとは…。

浜田真理子が歌う「スローバラード」は、余計なものをほとんど感じさせない、
楽曲の素晴らしさをダイレクトに伝えてくれる「スローバラード」だった。
RCサクセションの「スローバラード」はこんなにいい曲なんだよ…ということが伝わる、
まさに楽曲の魅力だけで聴く人を感動させてしまうという解釈。
この曲を知らない人が聴いたとしても、きっと名曲だと思ったと確信する。

好きな曲だから、歌ったのだろう。
歌いたい曲だから、歌ったのだろう。
しかし、やはり、何と言っても、いい曲だから歌ったのだと思うのだ。
いい曲をいい曲として聴かせてくれる浜田真理子の素晴らしさをあらためて強く感じた。

CIMG5813.jpg

高円寺JIROKICHI LIVE!~ブルースとロックを歌う日…と題された2days。
チケットは抽選だったが、運よく2日目に当選した。
テーマからして期待したが、真理子さんのことだ。
ストレートなカヴァーをするわけがない。
というより、僕が思うブルースやロックを演らない可能性が高い(笑)。
案の定…と思っていた序盤、しかしとんでもない曲が飛び出した。
「天国への階段」。
「天国への階段」だよ、「Stairway To Heaven」だよ、LED ZEPPELINだよ!
これがまたバッチリで、もう笑うしかない(笑)。

洋楽が多いのかな…という予想は外れた。
とは言え、隠し味的にワンフレーズ程度を曲中に盛り込む得意技で、
「500マイル」や「イマジン」の一節が飛び出したりする。

白眉は「胸が痛い」。
強弱をつけた自由自在のヴォーカルが、JIROKICHIという小さな会場に響き渡る。
完全に持って行かれる。
素晴らしい歌だったと思う。

浅川マキのカヴァー(のカヴァー)がたくさん選ばれていたのもこの夜の特徴だった。
特に「あの娘がくれたブルース」と「ブルー・スピリット・ブルース」がよかった。
後者では、" 暗い曲を歌うとあがるわー " と言っていたが、その気持ちがわかる。
聴いていて、彼女があがっているのが伝わってくるもんね。

曲に反してMCはいつも以上にくだけた感じだった。
会場の雰囲気がそうさせたのだと思うけれど、だからこそ、
曲に入り込む真理子さんの凄みを感じさせてくれたのも事実。
そのコントラストもまた、あの日限りのものだったように思う。

浜田真理子は素晴らしい。
この人に出会えて、本当に嬉しい。

※セットリスト
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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