Friends And Lovers/GEORGE MARTIN from『In My Life』 -1998-

ジョージ・マーティンが、
自身の最後のレコーディング&プロデュース作品として制作したアルバムが、
ビートルズのナンバーを意外な人たちにカヴァーしてもらうというコンセプトで作られた、
「In My Life」だ。


オムニバス,フィル・コリンズ,ショーン・コネリー,ボビー・マクファーリン,ゴールディ・ホーン,セリーヌ・ディオン,バネッサ・メイ,ジム・キャリー(1998-03-18)
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ジェフ・ベックによる「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」に、
セリーヌ・ディオンによる「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」。
フィル・コリンズによる「ゴールデン・スランバーズ・キャリー・ザット・ウェイト、ジ・エンド」。
日本からボニー・ピンクが参加していたり、ジム・キャリーやショーン・コネリーの俳優陣や、
クラシック・ギター奏者のジョン・ウィリアムズ等、バラエティにとんだ参加者のカヴァーは楽しめる。
それに何といってもジョージ・マーティン・プロデュースのビートルズ・カヴァー集だ。
悪いわけが無い。

さて、その中に一曲だけ、ビートルズ・ナンバーでは無い曲が収録されている。
まるで60年代フランス映画のテーマ曲のような、
美しくセンチメンタルなメロディーを持つインストゥルメンタルだ。
タイトルは「フレンズ・アンド・ラヴァーズ」。マーティンの自作曲だ。

この曲は、ジョン・レノンの死後まもなく、
モンセラート島(マーティンのスタジオがある島)で書いたという。
”夕暮れ時に、美しい景色の中で地平線に陽が沈むのを眺めながら、
昔馴染みの愛する友人たちのことを思っていると想像してほしい…”とマーティンは書いている。
そういう曲なのである。

このカヴァー・アルバムのタイトルの「イン・マイ・ライフ」。
ジョン・レノンのビートルズ期の代表曲のひとつだ。
その「イン・マイ・ライフ」をカヴァーしているのはショーン・コネリー。
このアルバムのラスト・ナンバーだ。
コネリーが歌うというのではなく、
マーティンらしいピアノとストリングスでの曲のメロディーをバックに、
その歌詞を朗読しているというヴァージョンだ。

マーティンはこのアルバムの最後を「イン・マイ・ライフ」の歌詞で締めくくりたかったと言う。
ということは、自身の長いキャリアの最後も「イン・マイ・ライフ」で締めくくりたかったことになる。
何だか胸を打つ話だなぁ…。

マーティンは「フレンズ・アンド・ラヴァーズ」を、
ジョンを偲んで「イン・マイ・ライフ」と並べて収録することにしたのだそうだ。
アルバムを聴くとわかるのだが、この二曲はメドレーのように繋がれているのである。
きっと「フレンズ・アンド・ラヴァーズ」は「イン・マイ・ライフ」なのだろう。

もう25回目の12月8日なんだ。



※このエントリーは、以前のブログ『Blueの雑記帳』に書いたものです。
  画像はすべて削除いたしました。
  ここから下は、当時頂いたコメントになります。

Blue1981
2005/12/09 10:10

かすみさん こちらこそご無沙汰しちゃっています。お元気でしょうか? 12月8日。日本だけでもどのくらいの人がジョン・レノンについてブログやHPに書いたのでしょう。ジョンやビートルズが好きな人は、ジョンが亡くなった40歳に対する想いって何かしらありますよね。私も年齢が並んだときは、その想いを「書きました」よ。 自分が知らないことを何でもジョンは知っていると思っていましたが、今ではジョンが知らないことを私が知っている…というのが不思議です。


かすみ2004
2005/12/09 8:53

(http://kasumikatou.hp.infoseek.co.jp/)
お久しぶりです。ジョンの話を読むために。期待通りいい話をありがとう!!私、ジョンの年齢越えちゃった・・・なんともいえない気持ち。


Blue1981
2005/12/08 21:41

Rainbowさん 私はTVのニュースで知りました。 そして、確かその翌日だったと思いますが、学校へ行くと、何故か皆がジョンが殺された事を伝えるスポーツ新聞を買ってきていました。「何でこいつらはこんなに騒いでいるんだ?」と思ったのと、ロックには何も関心が無い人まで騒がせるジョンの存在が凄いとも思いました。 最初に書いたTVのニュース。キャスターが「ジョンの曲です」と紹介してから「LET IT BE」をかけました。一生、忘れられません。


Blue1981
2005/12/08 21:34

さらみさん 感情を抜きにして、オムニバスとしてもこのアルバムは優れている作品だと思います。でも、どうしたって「フレンズ・アンド・ラヴァーズ」は泣けます。マジで泣けます。特に今日は。


Rainbow
2005/12/08 19:55

(http://ameblo.jp/rainbowgraf/)
命日ですね。その日は仲間達と本所にいて「ジョンが」って聞かされました。スターティング・オーヴァーって出直すって意味だよねって友達が言ったの覚えています。 きょうのBlue1981さんの記事は泣かされてしまいました。そういうことだったのか・・・なんてセンチメンタルな気分になってしまいました。


さらみ
2005/12/08 17:12

(http://spaces.msn.com/members/inmyplaceinyourplace/)
若い頃はさらっと聞き流してた「In my life 」の歌詞の一行一行が今は、しみじみと心に響いてきます。 このアルバム、ぜひ聴きたいです。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

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