時代/中島みゆき from『私の声が聞こえますか』 -1976-

  あの紅白歌合戦出場がきっかけになり、
  90年代の中島みゆきを聴いてこなかったことを後悔し、後追いで追っかけた。

  素晴らしかった。夢中で聴いた。リアル・タイムで聴かなかったことを心から後悔した。

  先日、彼女のデビュー・アルバムを久しぶりに聴いた。
  1976年発表。中島みゆき24歳。
  初期の代表曲である「時代」が収録されている。
  その普遍性にぶっ飛ぶ。

  僕がこの曲を知った中学生当時は、
  その当時の彼女のイメージからか、一連の暗い歌の中の一曲という印象であった。
  でも、その中でも少し明るいかな…程度の認識。
  今回改めて接し、何てポジティヴな曲なんだと気付く。
  聴きようによっては、もしかしたら臭い応援歌みたいに聴こえるかもしれない。
  でも、今の自分には凄く心地よく響く。

  今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩き出すよ…か…。
  だから今日はくよくよしないで 今日の風に吹かれましょう…か…。

     **********

この文章は2004年夏、僕のある日の日記からの抜粋である。

2004年は、中島みゆきの一連の作品を聴き返した年だった。
日記にもあるように、例の紅白歌合戦が良くも悪くもきっかけであったが、
理由は今ではどうでも良い。
だって90年代のみゆきを知ることができたのだから。

「夜を往け」(90)でスタートする10年間。
何なんだ、この作品群は、と思った。
とにかく凄かった。凄かった…という表現しかできなかった。

90年代のみゆきに圧倒されていたそんな時に、ふと「時代」を聴いたのである。
シングル・ヴァージョンではなく、
ギターの弾き語りで歌われているアルバム・ヴァージョンだ。

中島みゆきを僕が知ったのは、
他にも同じような人が多いと思うが「わかれうた」がヒットした77年。
やはり当時のイメージがあるので、
「時代」を初めて聴いたときの印象もこの延長であった。
いかに耳が未熟だったのかがわかる。

30年近く前の歌が今でもそのまま、いや、その当時以上のリアルさで僕に響いた。

シングル・ヴァージョンでもなく、93年の再レコーディング・ヴァージョンでもなく、
どうしたってデヴュー・アルバムのラストに収録された、
アコースティック・ギターのみをバックにしたヴァージョンが光る。
余分なものが削ぎ落とされたものが一番というのは、
ジョン・レノンの名曲と同じである。


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※このエントリーは、以前のブログ『Blueの雑記帳』に書いたものです。
  画像はすべて削除いたしました。
  ここから下は、当時頂いたコメントになります。

Blue1981
2005/12/23 0:32

恭さん 中島みゆきの曲は、もっともっと表に出てくるべきだと思います。ヒット曲ばかりしか知られていないのがもどかしい。アルバム単位で正しく評価されるべきです。



2005/12/22 9:47

TBありがとうございました。中島みゆきさん、やっぱり凄いですよね。世間から”暗い”というイメージがありましたが、それも10年ほど前までで、現在はBlue1981さんのいうように”凄い”というイメージに変わっていると思います。彼女、本も書いているんですよね。自分、昔文庫本で読んだことあります。また探して読んでみようと思います。ちなみに77年は私小2ですね(笑)


Blue1981
2005/12/17 2:57

Rainbowさん 「二隻の舟」は傑作ですね。私も大好きです。中島みゆきの全作品の中で一曲を挙げるとしたら、個人的には決定的な曲がもう一曲あるのですが、それと迷いながらも「二隻の舟」を選ぶと思います。何だか”凄い凄い”ばかりでボキャブラリーの無さが露呈していますが、それでもこの曲は”凄い曲”ですよね。 77年はまだ私、中学生ですよ。いくつ違うんですかぁ(笑 「時代」と「わかれうた」は同時と言うか、彼女を聴き始めた当初は「愛していると云ってくれ」前後のアルバムや曲はすべて同時期にまとめて聴いていたような気がします。ですから「親愛なる者へ」「生きていてもいいですか」を含めた三枚は、今でも思い入れが凄くあります。


Rainbow
2005/12/17 2:13

(http://ameblo.jp/rainbowgraf/)
初めてのみゆきさんはスキー場の宿でかかっていた「アザミ嬢のララバイ」繰り返しかかっていて、なんだ?この曲って不思議に思った。今では聴きなれた声もその時は変わった声だナァって。 そして「時代」そうなんですか。Blue1981さん、時代をわかれうたと同じに聴いちゃってたんですか。中学生では無理もないか・・ってえ~中学生?!いくつ違うんだろう? さておき・・・「二叟の舟」がとても好きです。若いのに友人を三度も見送った私はこの曲がなかったらうまく自分の気持ちをなだめることができなかったと思うのです。 Blue1981さんのおっしゃる「凄い!」ってみゆきさんを指す的確な言葉だと思ってしまいます。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

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