浜田真理子 LIVE But Beautiful TOUR 渋谷クラブクアトロ 2013.5.21

7月にリリースされる新作『But Beautiful』発売記念ツアーのファイナル。
確か彼女が自身のツイッターでアルバム全曲を歌うと宣言していたので、
ひと足早く新曲を聴ける…しかもライヴで…ということはもちろん、
何やら新作はピアノの弾き語りではないとのことなので、
ライヴでは弾き語りとは言え、どのようなアプローチなのか…など、
本当に楽しみにしていたライヴだった。

20130521.jpg

ライヴは1曲目からアルバムの曲が収録順に歌われた。
何てったって新曲ばかりなので、最初は手探りで聴いていたのだが、
今回はほぼ全曲に解説が例のMCで入るのだ。
おかげでスムーズにハマダマリコの世界に入っていくことができた。

新作の収録曲にはこれまでもライヴで披露されていたものもある。
「ミシン」「はためいて」「骨董屋」「Goodbye, Love」がそれだが、
これらも新曲に引っ張られてなのか、印象はずいぶん違って聴こえた。
レコーディングを終え作品化したことで、
おそらく真理子さんのアプローチが変わっているのだろう。
※アンコールで歌われた「Love You Long」も同じ印象だった。

とにかく、こうした構成のおかげで、
新作発売ライヴという色が強力に出ていたことがよかったと思う。
MCではレコーディングの様子をとてもわかりやすく話してくれて興味深かったし、
いつものように笑いをとることも忘れないから楽しかったしね。
ただし、あくまでもハマダマリコの音楽である。
笑わせた後に、笑った後に歌われる曲の怖さ、重さ、暗さとの対比が、
いつものこととはいえ、素晴らしく映えていて聴きごたえがあった。

個人的白眉は「花散らしの雨」。
語りとメロディ。
うたとセリフ。
ヴォーカルとピアノ。
アドリヴなのか決めているのか…というスリリングなアレンジ。
ライヴでこそ聴きたい、聴き続けたいカッコイイ曲だった。

その他に印象的だった新曲は、まずはハマダ節が炸裂した「ためいき小唄」。
" ためいきためいきためいきためいき…" というリフレインが美しい。
そして大上段に構えた曲をやってみたかった云々…という「啓示」。
こうしたテーマの作品は珍しいのではないだろうか。
ライヴのオープニング・ナンバーだったことで解説的MCが無かったため、
その歌詞を色々に解釈できるであろう「森へ行きましょう」。
何だか恐ろしく…しかし、とっても美しい映像が浮かぶ名曲だ。

既発曲では「ミシン」の迫力は言わずもがな。
「遠い場所から」と「はためいて」のどこまでもどこまでもどこまでもどこまでも、
本当にどこまでも透き通るような透明感。
後者が歌われている途中には落涙したが、これはあらかじめわかっていたことでもある。

浜田真理子に出会うことができたことを、本当に幸せに思う。
凄く、そう思う。

追伸 その1。
ライヴ後には早く新作を聴きたくなったが、余韻にしばらく浸ってもいたかった。
帰宅後、翌日の寝不足は覚悟のうえで、深夜にそっと『But Beautiful』を流した。
それは想像していた以上に驚きの音であり、想像していた以上の傑作だった。

追伸 その2。
新曲と新作を持ってのライヴ、そしてツアー。
単なる演奏家ではなく、曲をかくアーティストであれば、このことが原点だろう。
ここがあってこその音楽活動だろう。
ファンの想いのカタチは人それぞれであっても、
演る側と聴く側の想いの質が同じ空間というのは心地よいものだ。
そして当たり前のことだと思うのだけれど、そこは感動的である。
そんな夜だった。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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