麗蘭2005TOUR 泣いてたまるか!!

●東京:SHIBUYA-AX 2005.12.23.

東京で麗蘭を観るのは2000年の「My R&R TOUR」以来5年振りだ。
これまでも麗蘭のTOURに東京が組まれていたことがあるが、
年末の京都が同じTOURにあれば迷わずそちらだけに行っていたからだ。

さて、今回のTOURはアルバムや新曲などの作品を引っさげてのライヴでは無い。
ただ麗蘭は91年からの活動でアルバムが二枚しか無いわけだから、
僕もこういったTOURには慣れてはいる。
でも、昨年が2ndアルバム「SOSが鳴ってる」に伴う物凄いライヴだったので、
どうしたって今回も期待してしまう。
しかも、ここ最近のチャボのソロ名義での活動が素晴らしく充実していたため、
必ずそれが麗蘭にもプラスになるだろうという予感があり余計にそう思っていたわけだ。

はたして、その僕の予感や期待は嬉しいほうに裏切られることとなった。

実は、このライヴで僕が陣取ったのはPA卓のすぐ隣りであり、
ステージ全体はもちろん、その音さえバッチリと把握できる場所であった。
少しだけ気持ち的に余裕を持ち、そのライヴ全体を把握してみたいと思っていたのだ。

いつものようにオープニングは「浪路はるかに」である。メンバー四人がステージに現れる。
さぁ、一曲目は何だ?
「ミッドナイト ブギ」か「I Feel Beat」か、それとも…。

新曲で始まったのである。
これは意外であった。毎回チャボは新曲を用意してきてくれるが、
まさか一発目からぶちかますとは!

しかし、驚きはすぐに違和感へ変わる。
その理由はイントロのギターの音。
これが今までの麗蘭とは違ったサウンドのように感じたのだ。
この違和感は何だろう…と思ったら、イントロのフレーズはチャボが弾いていたのである。
一発目が鳴った瞬間、僕はその音とフレーズから勝手に蘭丸のプレイだと思ったが、
すぐに弾いているのがチャボとわかり、びっくりした。これが違和感の原因だったのだ。

これまでの麗蘭は、良くも悪くもチャボと蘭丸のギターの微妙な混ざり具合が魅力であり、
それが個性になっていたと思う。
お互いにそのミュージシャン・スタイルをほとんど変えずにぶつけ合うのだ。

そんな麗蘭の魅力をいちばん堪能できるのが、
2ndに収録された「天の川サーフ」だと僕は思っている。

さてこのライヴの一曲目である。
チャボが奏でるフレーズが蘭丸っぽくなったことにより、いきなりサウンドがまとまった。
まさに唯一無二の新しい”麗蘭”サウンドが完成していたように思う。
曲自体も、中盤にアップテンポな別のパターンの曲を挟んでおり、
二曲を合わせた組曲のようだった。
これは何か手本があるのかもしれないが、
僕はポール・マッカートニーが良くやるメドレー(BAND ON THE RUNみたいな、ね)を思い浮べた。
これは新境地だと思う。
是非、この路線を拡大していき、2006年は3rdアルバムを制作、発表してほしい。

もう一曲、TOURのタイトルを付けた新曲が演奏されたのだが、
こちらは従来のチャボらしいナンバー。
チャボが作るこの手の曲は正統派ロックン・ロールなのだが、どこかに切なさが感じられる。
それはメロディや歌詞の時もあるし、ギターのフレーズに感じる時もある。
今ではあまり演らなくなってしまったが、
「涙のジョニーB.グッド(タイトルは僕の想像です)」という曲がある。
この曲はタイトル通りチャック・ベリー・タイプのロックン・ロールなのだが、
やはりどこかに切なさが滲み出る。
これは僕が感じるチャボの魅力のひとつでもある。この切なさがあるから、曲が心に残るのだ。
カッコよかったよ、これ。

中盤には、蘭丸の曲にチャボが詞を付けたという曲も披露された。
蘭丸らしいイントロの王道ソングだ。
ミラクル。そしてサンシャイン、ムーンライト、レインボウという四つの単語が印象に残る。

ライヴを強引に分けると、新境地の前半、お馴染み代表曲の後半といったメニューだった。
特に前半はチャボと蘭丸のギター二本がしっかりと絡んでおり、聴き応えがあった。
ディストーションさせたギターをチャボがこれだけ弾くのを観て聴けただけでも、
僕は最高の気分である。
久しぶりにソロを弾くだけではない”ギタリスト・仲井戸麗市”を堪能させてもらった。

ライヴ会場で配られたチラシには、このTOURのライヴ・アルバムが発表されるとあった。
レコーディングはTOURの千秋楽である京都・磔磔の三日間。凄いことになりそうだ。
明日からでも新幹線に乗って京都で待っていたいくらいである。

●京都:磔磔 2005.12.28.

磔磔は開場前に荷物や服を預けることができる。
例えば渋谷でこれをやると寒くてたまらないのだが、不思議と磔磔では我慢ができる。
これは人によって違うのだろうが、それでも僕が実感することである。
ライヴに向かうテンションに、何か特別なものが加わっているとしか思えない。
きっと身体の芯から興奮しているんだろう。
これが京都、磔磔で麗蘭を観るということである。

一年ぶりの磔磔。今年は三日間行われるが、
これはライヴ・レコーディングされるという事もあるのだろう。
当たり前だが、初日から全開であった。

運良く席…いや、ポジションはチャボのまん前に陣取ることが出来た。
ほとんど最前列だ。ラッキー。
おかげで今回の楽しみにしていたことのひとつ、
チャボのギターをお腹いっぱいになるまで聴く事ができた。

会場がホールでは無いので、一曲目がAXでのような音には聴こえなかったが、
やはりチャボの弾くギターは新鮮である。
チャボは良くライヴのオープニング用に曲を描くのだが、
これはそんな麗蘭ヴァージョンだろう。
これ以外の新曲も改めて聴いたが、良い。
特にチャボが弾く引っかかるようなイントロのギターが印象的な「泣いてたまるか」は名曲である。
そして麗と蘭の共作「ミラクル」。
こちらは早くスタジオ・レコーディング・ヴァージョンとして聴いてみたい。

あと、ライヴ・ハウスだからそう感じたのだろうか、ずいぶんとリズムが重くなったなぁ。
特に「GET BACK」や「ミュージック」等のエイト・ビートの曲にそれが顕著。
セッションでは無い。バンドの音だ。

さて、ライヴ本編のラスト・ナンバーは「R&R Tonight」であった。
レコーディングでは一発録り、ワン・テイクで収録されたという曲である。
2ndアルバムのレコーディングで蘭丸が話していたことが、
「イケてないとダメ」だということだった。
僕は今まで麗蘭の生演奏でこの曲を何回か聴いたが、
もちろん毎回イケている演奏だったわけでは無い。
しかし、この日の「R&R Tonght」はイケていた。
それも、かなりイケていた。しつこいが、本当にイケていた。

  今夜 最高の気分さ
  だってR&Rがこんなにここに溢れてる…

この日、この曲でチャボが流した涙の理由はわからない。
それを観た僕の心の中と涙のわけもうまく文章にはできないのだが、
心が動いた。動かされた。

麗蘭には見える。そして僕達にも見える。こんなに溢れているR&R。
だから今夜、最高の気分なんだ。
そうだろう?




※このエントリーは、以前のブログ『Blueの雑記帳』に書いたものです。
  画像はすべて削除いたしました。
  ここから下は、当時頂いたコメントになります。

Blue1981
2006/01/01 22:41

かすみさん 何か思うことがあるのですね。今年もマイペースで行きましょう。


かすみ2004
2006/01/01 17:28

(http://spaces.msn.com/members/kasumi2004/)
Blue1981さん あけましておめでとうございます。私からCHABOを取ったら、なんにもなくなると思っていた私。去年は、そんな私の転換期でした。なんだか、もっといろんなこと考えたいな・・・みたいな。でも、決してそれで年末、欠席したわけではありません。もちろん。 今年もBlue1981さんの記事、楽しみにしてます。 


Blue1981
2006/01/01 14:59

yukoさん あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 やっぱり私も無理してでも三日間行けば良かったなぁ。今年は磔磔用に積み立て貯金をしようかと思っています(笑


yuko
2006/01/01 12:08

(http://spaces.msn.com/members/yuko-music/)
Blue1981さん あけまして おめでとうございます。麗蘭で暮れていった2005年でしたね最高のライブでした今年も どうぞよろしく
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

Profile

Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

Access Counter
Welcome Home!!
Realtime Counter
よォーこそ!
Blue's Link
Blue's BBS
Recent Comments & Trackbacks
twitter
Blueの雑記帳内 検索フォーム
Still Alive And Well
Blue's INFORMATION
チャボの盗難楽器発見にご協力をお願いします
Blog Category
Past Entries
Blog Link
Blog Ranking

FC2ブログランキング

人気blogランキング

ブログパーツ