MY LIFE IS MY MESSAGE LIVE IN SOMA CITY Vol.2 FOOD&BAR101 2012.11.3

今回のライヴ開催については、
その都度モリタミュージックのブログで発信されていたので、
ここであらためて記す必要はないだろう。

・LIVE IN SOMA CITY 今年も開催させて頂きます。
・28日 チケット発売「LIVE IN SOMA CITY VOL.2」
・CHABOさん
・LIVE IN SOMA CITY VOL.2 について。
・想い…
・happy!!!

開演前からステージには二人の機材がセッティングされているし、
マチャミさんがスタンバっていたので、もしかしたら通して共演か…と期待したが、
ライヴは山口洋のステージでスタートした。

CIMG2980.jpg

ARABAKIでのセッションを観ているといっても、あれは観たうちに入らない。
HEATWAVEもかなり昔から名前は目にしているが、聴いたことはない。
よって彼のソロ・ステージはまったくの初体験。
事前に仕入れていたのは 熱い ということだったが、
それは間違いなく当たっていた(笑)。
ただ、予想を完璧に裏切られるギター・プレイのカッコよさに唸った。
弾き語りで熱いヴォーカルを聴かせるというよりも、熱いのはギターだった。
しかし、決してテクニックよりもパッションではない。
ロック・ギタリストとして実にカッコイイ。
僕はこのことで興奮してしまい、肝心の歌をまともに聴けなかったことは悔やまれる。
ただ、それを差し引いても十分に満足できるステージだった。

印象的だったことが2つある。
ひとつはレッド・ツェッペリンの「レイン・ソング」。
これは高校時代にギターを弾きたいきっかけになった曲らしい。
ツェッペリンをコピーしたことがあるギタリストならば、
きっと「レイン・ソング」に挑戦したことがある人も多いだろう。
ちなみに僕もそんな一人だ。
彼はMCで " 難しくて途中で頓挫した " と話したが、僕は頓挫しなかったぞ。
山口洋に勝った(笑)。
そんな曲を、今回と同じ相馬でライヴを行ったくるりの音楽に対する姿勢に影響され、
もういちど挑戦したと言ってインストで披露してくれた。
このエピソードも含めての演奏。
とてもよかった。
それを聴いた僕は、またこの曲を弾いてみたいと思っている。
これが音楽の素晴らしさだ。

もうひとつは、こんなMC。

 今日の俺はギター・ソロが長いね
 大先輩がいるからさぁ、うれしくて

僕も嬉しかった。
バンドのいちギタリストとしても絶対に魅力的なミュージシャンだと思う。
ギター・ソロも長いが話も長い(笑)ので、予定より2~3曲減らしたようだが、
とても素晴らしいステージだった。

CIMG2981.jpg

短い休憩を挟み、仲井戸麗市が登場。
既に暖まっていた会場の雰囲気が変わる。
どう変わったのかはうまく伝えられないのだけれど、変わった。
無理やり言葉にすれば、山口洋が作った世界が消えずに残ったまま、
そこに仲井戸麗市の色が加わったと言ったらいいだろうか。

1曲目の「Born In 新宿」の一節。
♪バットとグローブ捨てて手に入れたエレキ・ギター…と歌った後に、
ヴェンチャーズ、ビートルズ、ストーンズ、アニマルズ、キンクスのフレーズを続ける。
こういうアレンジが出るときのチャボは、僕の基準(笑)で調子のよいときだ。
案の定、その後もテンションが切れることなく定番もカヴァーもRCも披露された。

3曲目の早い段階で「ティーンエイジャー」が歌われたのも新鮮だったし、
「君が僕を知ってる」も湿っぽくない雰囲気で楽曲本来の魅力が伝わったし、
終盤の「いつか笑える日」から「ガルシアの風」のチャボらしい流れも素敵だった。
土曜日だから…という「映画に行こう」は、歌われたことも嬉しかったが、
いつもとは歌詞を少し変えていた。
最近のチャボがこの曲を歌う際、たまにやることである。
" 嫌いなヤツ " の事ではなく " 辛い日 " を忘れて映画に行こうと歌うのだ。
おそらく、場によってこう変える理由はチャボの中にはあるのだろう。
いいライヴだった。

ここで二人のギター・プレイについて少し。
山口洋はエフェクターを駆使し、基本は歪ませた音でのプレイだった。
スライドも含めたソロは、特にトリッキーではないにせよ、
エキセントリック気味なフレーズも出してくるという聴き応え、見応えのあるものだった。
チャボは反対にいつもどおり。
音も歪ませず、フレーズもお得意のものだったが、そこにチャボの意志を感じた。
音を歪ませたクリームはブルースの邪道だと思った…というニュアンスの発言を思い出しながら、
二人のソロの応酬を贅沢な気分で聴いていた。

さて、アンコールは期待していた二人のセッション。
森田さんの亡くなった友人が好きだったという「アメリカン フットボール」。
ARABAKI再び…の「ハングリー・ハート」。
二人だけでの演奏の分、歌詞とギターが突き刺さるブルース・スプリングスティーンは最高!
そして日本の有名なロックン・ロール「上を向いて歩こう」。
チャボのライヴでは定番なこれらの曲も、
山口洋のギターが加わると、その印象はまったく異なって聴こえる。
確実に曲の魅力が上がっていたと思う。

ラストは「満月の夕」。
山口洋が仲井戸麗市のギターをバックに「満月の夕」を歌った…と書くだけで、
これ以上の説明はいらないのではないかと思う。
これだけで、実際にライヴを観た人も、そうでない人も何かがアタマに浮かぶことだろう。
そんなラスト・ナンバーだった。
そんな演奏と歌だった。

知らないことがたくさんあった。
音楽に関することも、相馬に関することも。
でも、知らないことやわからないことも、その場では何故だか共有できるという体験。
いいライヴでは、そんな個人的体験をこれまで何度もしている。
そんなライヴの魅力が、この日はあった。
11月3日の相馬の夜にはあった。
少なくとも僕にはそうだった。
あった。

CIMG2979.jpg

青い空と冷たく強い風。
赤く染まった遠くの山。
滞在した20時間で見て感じた相馬のことは忘れないと思う。

     **********

山口洋が自身のブログにこの日のことを記している。

・人の心が奏でる音楽、福島県相馬市にて

     **********

実は開演前に僕は偶然チャボに会うことができた。
チャボは驚きながらも " よく来てくれたねー " と言ってくれた。
そしてチャボから手を差し延べてくれて(← ここ、大事。これがチャボなんです)握手。

" よく来てくれたねー " の後に続くはずの言葉。
それはチャボと僕では同じものではなかったかもしれない。
でも、僕の頭と心に浮かんだそれは、間違いなく来てよかったと思えるものだった。
あぁ、いつものチャボのライヴに来たんだ…と、そっと、
しかしそれは、確実に僕の頭と心が切り替わった瞬間だった。

翌日。
再び驚きの偶然が起きる。
帰京する新幹線がチャボと一緒だったのである。

乗った車両は違っていたので、チャボはもちろん、
周りのお客さんにも迷惑をかけないように挨拶に行った。
僕は気をつかって声を殺して話しかけたのだけれど…。
" おー! 偶然? " などと、チャボは車内に響き渡る声で答えてくれた(笑)。
おかげで " チャボさん、声が大きいですよ " とさらに僕が気をつかう羽目になったが(笑)、
何だかとてもチャボらしくて、今後は思い出すたびに愉快な気持ちになるだろう。

ここでもチャボは前日同様 " よく来てくれたねー " と言ってくれて、
再びチャボから手を差し延べてくれて握手。
別れ際の最後には " またねー " とも…。
こういう時にチャボは " また会おうぜ " と言ってくれるのだ(← ここも大事)。

こんな二つの偶然。
いや、もしかしたら必然。
だって何かがひとつでも足りなかったらあり得なかったのだから。

色々な思いや想いを持って観に来たLIVE IN SOMA CITY Vol.2は、
僕にとってはチャボで始まり、チャボで終わったのである。
僕の中の僕がこう言ってくれた。
" なぁ、それでいいじゃないか " と。
おそらく、きっと、それでいいのだろう。
今はそう思っている。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

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