竹中直人がやってくるヤァ! ヤァ! ヤァ! 仲井戸CHABO麗市×竹中直人BAND 南青山MANDALA 2012.4.5

チャボがMCしていたように、二人の点でのセッションは何度も体験済みだった。
そのときに聴くことができた竹中直人による古井戸が好きな僕にとっては、
今回の共演は本当に楽しみだった。

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もちろんそれぞれのソロも演るだろうし、RCサクセションも聴けるだろう。
でも、この日僕がいちばん聴きたかったのは、
2012年に仲井戸麗市と竹中直人が演る古井戸であった。

古井戸を体験していない僕は、残されたレコードを通してしかふれられない。
映像も本当に限られたものしか目にしたことが無い。
加奈崎芳太郎と仲井戸麗市の作品やライヴからも古井戸の曲を聴くことが出来るが、
それは古井戸であって古井戸ではない。
しかし、僕は古井戸を生で観たことも聴いたこともないのに、
竹中直人による古井戸は、僕にとって古井戸なのである。
そう感じる理由は、そこには単なるコピーやカヴァーを超えた思いが存在し、
音楽としてもしっかり表現されるから楽曲の素晴らしさを感じさせてくれるし、
かつ竹中直人の思いの強さが歌う姿や曲を通して伝わるから…だろう。
そう僕は思っている。

さらに、もうひとつ付け加えると、
竹中直人の古井戸に絡むチャボは本気になる(僕の基準で)ということもある。
いや、もちろんチャボはいつも本気なんだけれど、
やっぱりソロでは本気の古井戸は演れないと思うのだ。
例えば、実際にこの日チャボのソロ・パートで歌われた2曲。
「飲んだくれジョニィ」と「おいてきぼり」。
二つとも古井戸のオリジナル・アレンジではなく、まったく違うカタチで披露されている。
もし、これがそれぞれ 『酔醒』 のA面1曲目、
『ぽえじー』 のA面6曲目のままだったら…。
感動の質はまったく違うものになるだろう。
セルフ・カヴァーもリ・メイクもいいけれど、
やはり僕のファンとしての思い入れは、
オリジナル・ヴァージョンに対してがいちばん強いので、
僕にとっての本気で演るということは、イコール、オリジナルで演るということなのだ。

竹中直人はオリジナルのまま古井戸を演る。
そこにチャボが絡む。
そんな二人で「ポスターカラー」を演奏するのだ。
感動するしかないだろう。

ライヴはチャボの前説から、竹中直人単独の弾き語りから始まる…と思ったら、
「月夜のハイウェイドライヴ」の朗読からスタートした。
これは意外でもあり、納得でもあり…なオープニングだった。
朗読でのスタートは、古井戸ナイト(と呼ばせてもらう)には相応しい。

案の定、弾き語りのパートから「花言葉」「Love Song」という代表曲が披露された。
竹中さんは捻くれた選曲はしないので、僕が聴きたい古井戸を聴くことが出来る。
それにしてもこの2曲はいつ聴いてもいいな。

その後はバンドを従えて 『オレンジ気分』 な演奏を聴かせてくれた。
個人的にMANDALAでバンドを聴くということがなかったので、とても新鮮だった。

ビクターエンタテインメント
発売日:2011-07-20

チャボはいつものチャボだった。
古井戸が多めのメニューだったような気もするけれど、特別な感じはなかった。
それだけ古井戸に対して自然になっている証拠でもあるのだろう。
客席の雰囲気が変わったのは中盤。
RCサクセションの「春が来たから」と「ぼくらのビッグ・ピンク」が歌われたところかな。
それでも湿っぽくなるようなこともなく進んだと思う。

この日はアンコールのセッションが最大の聴きものだった。
二人による古井戸。
ここは身を乗り出して観た。
「通り雨」「ポスターカラー」はまだ冷静だった。
しかし「ちどり足」はキタなぁ…。

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チャボの弾くマンドリンのフレーズにふるえさせてもらった名曲だ。
しかし、古井戸の代表曲でありながらも、チャボのソロでは歌われることは無かった。
その理由を想像するに、おそらく歌詞が加奈崎芳太郎だからだと思う。
例えば過去にソロ・ライヴで何度か歌われた「うわの空」という曲がある。
この曲は加奈崎作曲なのだが、チャボの作詞なのである。
きっとチャボはメロディよりも歌詞なのだ。

この夜、チャボは「ちどり足」をマンドリンではなくアコギでプレイしていたが、
マンドリンを弾いて欲しかったなぁ。

「いい事ばかりはありゃしない」「ティーンエイジャー」「コーヒーサイフォン」、
そして最後は「雨あがりの夜空に」という怒涛の展開でライヴは締めくくられた。

竹中直人BANDのギタリスト、小暮晋也のギターも良かった。
あらきゆうこもカッコいいドラマーだった。
柏原譲のベースもぶっとかった。
そして竹中直人と仲井戸麗市の、二人の音楽をこえた思いにも感動した。

いいライヴだったな。
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No title

始めまして。
凄く良いライブ、素敵な空間でした。
「私の風来坊」の前にセトリには「ステーションホテル」が
入ってましたが、カットされたのは残念でした。
久々の3時間半、堪能しました。

Re: kazz さん

> 「私の風来坊」の前にセトリには「ステーションホテル」が
> 入ってましたが、カットされたのは残念でした。

この曲、竹中さんがツイッターで話題にしていましたが、
本当はリストに入っていたんですね。
時間がおして断念した…みたいな感じでしたが、聴けなくて残念です。
ただ、最近のチャボがソロで歌いました。
浅川マキに歌ってもらうイメージで作った曲と言っていました。

> 久々の3時間半、堪能しました。

ですから、1曲増やしても、あまり関係なかったような気が…(笑)。
コメントありがとうございました。

No title

ギャラリー新年会の時でしたよね?
あの時は確かさわりだけって感じだったと思うので、余計に残念っ。

Re: kazz さん

> ギャラリー新年会の時でしたよね?
> あの時は確かさわりだけって感じだったと思うので、余計に残念っ。

こうなったら下高井戸名義で、古井戸の曲だけでライヴを演ってくれないものかな?
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

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