2011年7月9日

2011年7月9日の土曜日。
本当ならば、この日は日比谷野外大音楽堂に、
忌野清志郎の声が響くはずだった。

     **********

2006年8月20日に野音で行われるはずだった清志郎のライヴが中止になった。
このときは、ファンだけでなく野音も一緒に願っていたことが叶い、
2008年9月6日に、野音のステージに清志郎の歌声が戻ってくるはずだった。
しかし、2008年の7月14日が来てしまう。
そして再び中止…。

" 二度ある事は三度ある " なんてことを昔から聞いているけれど、
僕自身、これまでの人生で実際にそれを体験したことなんて一度も無い。
それが、まさかこのようなことで、清志郎のことで体験するなんて…。

     **********

関東地方でも梅雨が明けたこの日。
東京の真ん中を散歩することにしていた僕は、予定に無かった行動をとることにした。
日比谷公園に足を運んでみることにしたのだ。

CIMG9624.jpg CIMG9628.jpg CIMG9627.jpg

土曜の昼間だけど、この暑さだからか、そんなに人は多くない。
おかげで散歩するには最適だった。

日比谷公園に来たいうことは、もちろん単なる散歩ではない。
向かう場所はひとつだ。

入口周辺には、誰もいなかった。
人の気配も、まったく無かった。

凄くいい天気。
これ以上無いという程の、夏の日差し。
かえってそれが寂しさと切なさと悲しさを呼ぶ。
まだ夏が始まったばかりだというのに。

CIMG9630.jpg

入口は開放されているが、もちろん会場の中には入れない。
でも、閉まった門の前に行けば中を見られるので、様子を伺うことはできる。

入口を通って、まずは右側へ行く。
ここはステージ正面になる。
目に入るのは座席表だ。

CIMG9632.jpg

野音で観るライヴはCブロックが多かったなぁ…なんてことを、
座席表を見ながらぼんやりと思っていた。

そして入口前に戻り、左側へ行く。
こちらからは、門の前の柵に上れば、ステージを見ることができる。

当たり前だが、誰もいなかった。
ステージにも、客席にも。
今日、ここで予定されていたことの気配すらも、
まったく感じられなかった。
だいいち、僕がこの場にいた時間、
周りで人を見ることがなかった。
歩いている人さえ、いなかった。

静かだ。
とても静かだった。
セミの声も聞こえない。
期待で膨らんだ開場前の空気もない。
ヤキソバとビールの屋台もない。
リハーサルの音も漏れてこない。

CIMG9633.jpg

誰もいない。
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非公開コメント

No title

>誰もいない。

blueさんがいるじゃない?
清志郎も喜んでるさ。
「今日は客が少ないけど、俺ん家の庭だと思って楽しんでってくれ。」ってさ。

Re: POP-IDさん

> 「今日は客が少ないけど、俺ん家の庭だと思って楽しんでってくれ。」ってさ。

ありがとうございます。
あぁ、何だかその声が聴こえるようですよ。

梅雨明けたのに。

もしかしたら、夕方、開演時刻頃になったら
人いたんじゃないかなって思いました。
blueさんのように気になって足を運んだ人が…。

9日野音に行く事が決まってからは、
家から凍らせたペットボトル数本用意して行こうと思ってた。
2004年8月14日の清志郎の日比谷野音の時そうしていました。

すごい汗かいたな…あの時。翌日ぐったりしてた(笑)
やっぱり清志郎すごいな…と思いました。
(NICE MIDDLE with BLUE DAY HORNSももちろんですが)
記憶に残るのは“JUMP”と“Baby何もかも”

それが最後の日比谷野音の清志郎になっちゃいました。

私勘違いしてて
発売後数日たってからチケット買ったと思ってたんですが、
一般発売の前の抽選に当選して得たものだと思い出しました。
でもCブロックの前から数えて真ん中あたり。

どうして中止になったのかな~。
節電…?そういう理由かしら。。

どうしたんだ?



blueさん
久しぶりにコメントします。

今回の中止…
なぜなんでしょうかね…

地味変での中止発表が直前の6/27ですから、明らかにイベントの準備やグッズの手配等はほぼ完了していたのではと想像します…

素人の想像でしかありませんが、ただ事ではないような気がします。

なんか心配です…


Re: tamaさん

> もしかしたら、夕方、開演時刻頃になったら
> 人いたんじゃないかなって思いました。

確かに。でも昼間はまったく人はいませんでした。
野音を管理している人すらもいないような感じでした。

> それが最後の日比谷野音の清志郎になっちゃいました。

私も2004年8月14日が最後の日比谷野音の清志郎になってしまいました。
暑さ…はまったく記憶に無いです。
そういえば、野音で観るRCや清志郎のライヴは、
天候や環境で辛いと思ったことは、私は一度も無いような気がします。
夢中になっちゃうんでしょう。
ライヴの出来、不出来は良く感じていましたが(笑)。

中止の理由はわかりません。
わからないままのような気もしますし、今はそれでもいいように思います。

Re: ゴダイさん

> 地味変での中止発表が直前の6/27ですから、
> 明らかにイベントの準備やグッズの手配等はほぼ完了していたのではと想像します…

制作者側…清志郎サイドの理由では無いように思いますが、わかりません。
ただ、これがきっかけで、発表されている今後の企画にも悪影響が出ないことを願います。
『野音の清志郎』の映像作品が飛ぶことがいちばん心配です。

野音。。。

はじめまして

私も野音に行きました。
会場時間に合わせて。

入口には、ベイビィズか、SOGOのスタッフが。
中止を知らせる張り紙と、黙々と返金をしていました。

BLUEさんのように、客席とステージを見て
公園のベンチで、清志郎の声を聴いて過ごしました。

とてもよいお天気でしたよね。
清志郎のこと、ずっと想って過ごしました。

Re: midoriさん

> 入口には、ベイビィズか、SOGOのスタッフが。
> 中止を知らせる張り紙と、黙々と返金をしていました。

遅い時間はそうだったんですね。
私が訪ねた時間帯は、たまたま特別だったのかな。
まさか返金の作業などがあの後にあるなんて想像もつきませんでした。
それにしても野音で返金した人の中には、中止を知らなかった人もいたんでしょうか。

> BLUEさんのように、客席とステージを見て
> 公園のベンチで、清志郎の声を聴いて過ごしました。
> とてもよいお天気でしたよね。
> 清志郎のこと、ずっと想って過ごしました。

私はあまりこういったことはしないのですが、何故か足が向いていました。
言葉にできない、独特な気分でした。

コメントありがとうございました。

いつか、きっと

俺は最初から行く予定は全くなかったんですが・・・。
なんか読んでて泣けてきました。
悔しくて。
どういう理由にせよ、コレで終わらせずに、いつか、きっと。
そう思います。

Re: LA MOSCAさん

いつか、きっとかぁ…。
そうですね。私もそう思います。

野音

こんにちは。

突然の中止だったのですね、野音のイベント・・・
どうしたのでしょう。
単純に、節電の関係、だといいな、と思います。

先日、5/2に行われたロックン・ロール・ショウを
映像で見ました。


清志郎、いつ出てくるんだろう?と思ってしまった・・・


最後の野音、私も行きました。
そういえば、暑かったなあ・・・
水分、摂っても摂っても足りなかったっけ。
「年々きつくなってくるよね~」
なんて、友達と話していましたが、なくなっちゃうなんて。


Blueさんの記事を拝見して、久しく行っていない野音の
風景、ステージを思い出して。
ありがとうございます。

Re: びーとさん

> 突然の中止だったのですね、野音のイベント・・・
> どうしたのでしょう。
> 単純に、節電の関係、だといいな、と思います。

単純な理由じゃないような気がします。

> 最後の野音、私も行きました。

ファンの数だけ " 最後の野音 " があるんですよね。
何だか切ないです。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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