音が聞こえる / 天辰保文(文) 高木あつ子(写真)

CDジャーナルに2003年から2011年まで連載されていた 『音が聞こえる』 が本になった。
と言っても、この連載を僕は知らなかった。

様々なミュージシャン達が、想い出の品物について語ったものを、
天辰保文さんがまとめたもののようだ。
文章には、その品物を撮影した高木あつ子さんの写真が添えられていて、
短いながらも深い、モノクロームのゆったりした世界となっている。

取り上げられている人は、まずはジョン・レノン。
あの、血まみれのメガネから連載はスタートしている。
続いては仲井戸麗市。
チャボが持参したのは万年筆だ。
この他には、山下久美子、高橋幸宏、大貫妙子、土屋公平、加藤和彦、
佐野元春、鈴木茂、林立夫…など、錚々たるメンツが顔を揃える。
彼ら彼女らが語るのが、直接音楽の話ではないところがいい。
しかし、タイトルにあるように、そこからは音が聴こえるのである。

あとがきに天辰さんが書いているように、この企画は楽しかっただろうなぁ。
毎回、誰が何を持ってきてくれるのか…を想像するのは、
そりゃ興味深いし、やはり楽しいと思う。

基本的には楽器以外のものなのだが、ギターやキーボードを選ぶ人もいた。
ただし、語られるのは、楽器ではあるけれど楽器ではない…みたいな感じがして、
それはそれで面白いと思った。

歌や音楽について、早川義夫的な定義に共感する僕としては、
この本は何が音楽なのか…を、あらためて考えてみる機会も与えてくれたように思う。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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