狂気の叫び~ライブ/キッス -1978-

友人が UDO MUSIC FES. に行ってきた。そいつのお目当てはキッスである。
僕も昔からファン歴が続いているキッスであるが、
肝心の70年代の二回の来日公演は観ていない。
その友人はそれを目撃しているのである。
中学生のくせに、あの武道館のキッスを観ているのである。羨ましい。

今回のフェスの出演メンバーだが、
70年代ロック・ファンにとってはたまらないラインナップであったろう。
僕も野外フェスでなければ、せめてスタジアム公演であれば足を運んだかもしれない。
サンタナやジェフ・ベックはもちろんだが、
今更と言ってもドゥービー・ブラザーズだって観てみたいし、
クイーンでは無いポール・ロジャースのヴォーカルも堪能してみたかった。
更にクリッシー・ハインド率いるプリテンダーズも…。
そしてもちろん、キッス。

話を戻す。その友人はキッスに限らず、
70年代ハード・ロック・バンドの来日を当時から現在までかなりの数観ている。
例えば、三人のヴォーカリスト全てのヴァン・ヘイレン来日を観ているのは、
僕の周りではこいつだけだ。
そういったこともあり、そいつからいつも聞くライヴの感想を僕はかなり信用している。

今回のキッスは、初の野外公演ということで過去の来日以上の派手なパフォーマンスが話題だった。
パフォーマンス…、それは決して演奏ではなく、要するに花火や炎や爆発である(笑)。
それが本家のアメリカ公演並に展開するであろう…という事であったはずだ。

そいつに僕が最初に「どうだった?」と聞いたのも、
演奏やセットリストよりもそのことだった。

  「いやぁ、大したことなかったよ」
  「音も良くなかったし」
  「音が小さいから、演奏中に隣の人とも普通にしゃべれるんだもん」
  「花火も今までよりも、多少派手かなぁっていうくらいだった」

もちろん行った人だけの感想はあるのだろうが、そいつの言うことだ。間違いは無いだろう。
だから言ったんだよ、
野外だからってそんなに違いはあるわけが無いじゃないかって。

さて、ライヴ・アルバム『アライヴⅡ』のジャケットを開くと、
当時のステージのクライマックスの写真が現れる。
これはおそらく野外では無いのだろうが、かなりの火力であり、迫力だ。凄い。
少なくとも、今回の UDO FES ではこのレベルは期待していたはずだ。
だってこれは78年。今から28年前なんだよ。
いくら米公演といっても、70年代でこれができたのなら、
2006年の野外のロック・フェスならば…と誰もが思うだろう。

もちろん派手ならいいという事では無いけれど、演るのはキッスなのだ。
期待の度合いが違うのである。

ただ、演奏曲を観るとフェスの割にはかなりのボリュームだったようだし、
70年代のナンバーを中心にした、
まさにファンに何が喜ばれるかをわかったうえでのプログラムだったのは、さすが。

『アライヴⅡ』のクライマックス。
ラストは「ブラック・ダイヤモンド」でも「ロックン・ロール・オール・ナイト」でもなかった。
「狂気の叫び」という、当時の僕から言えば意表をつくナンバーだった。
しかし、これが盛り上がるのだ。
演奏が終わる瞬間、ポール・スタンレイによる " We Love You ! Good Night !! " のシャウト!
カッコイイ!

78年当時、『アライヴⅡ』からシングル・カットされたのがこのライヴ・ヴァージョン。
今でも、聴くと理屈抜きに身体が反応する。
何しろ、盤面が白くなるまで僕が聴いたレコードの一枚が、
キッスの『アライヴⅡ』なのだ。
このレコードに対して冷静な評価や感想を持つことは、今でも無理である。

そういえば名古屋と福岡だけで行われた単独公演はどうだったのだろうか。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

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