抱きしめたいレコード

" 抱きしめたいレコード " というのは、定義としては、
例えば単に好きなバンドやアーティストの個人的ベスト1というレコードや、
とにかく大好きな曲が入っているアルバム…といったことでもなく、
昔から、そして今でも、更に普段も良く聴いているレコード…でもない。
そこに極めて個人的な思い出…特に十代のそれがこびりついていて、
それを聴くと…いや、聴かずともジャケットを見るだけで胸がキュンとなって、
本当にジャケットを抱きしめたくなる…というレコードを指します。

この " 抱きしめたい " という言葉は、
僕自身の音楽に関することや纏わることで、
過去に大切に感じていたこと、楽しかったこと、嬉しかったこと、
悲しかったこと、悔しかったこと…など、様々な当時の思いを表したり、
記したり、思い浮かべたりするのに、とても相応しいフレーズのひとつです。

最近ある曲を聴いていて、久しぶりにアタマにこの言葉が浮かんだので、
そんな何枚かのレコードを記しておこうと思いました。


●ROCK AND ROLL OVER / KISS

CIMG9066.jpg

僕の最初のロック・ヒーローはキッスだったというのは、以前ここにも書きました。
洋楽に興味を持って、すぐにのめり込むようになった当時の僕は、まだ小学生でした。
お金を必死で貯めました。
欲しいレコードを買うために。
そんなレコードは、1枚1枚すべてが本当に宝物でした。
その中で、最初に自分のハッキリとした意思で手に入れたのがこの1枚です。


●LET IT BE / BEATLES

CIMG9069.jpg

中学生になって間もなく出会い、熱狂的に聴き込んだのがビートルズです。
最初に買ったLPは 『4人はアイドル』 という邦題のレコードでした。
そして2枚目に手に入れたのが、この 『レット・イット・ビー』 。
僕にとってのビートルズの日本盤レコードは、
この旗帯が付いた EAS で始まる規格番号のものです。
ジョンとリンゴの顔が隠れてしまいますが、あえて思い入れがあるので帯は外しませんでした。
13歳の僕が、今でもこのジャケットの向こうに見えます。


BEAT POPS / RCサクセション

CIMG9070.jpg

僕が唯一、発売日に2枚買ったレコードです。
1枚はもちろん僕のもの。
そしてもう1枚は、当時の自分のすべてだった、
チャボ・ファンの女の子にプレゼントするためのもの。
高校3年生の僕のすべてが、このレコードに詰まっています。


最後は、今回の " 抱きしめたいレコード " を書くきっかけになったある曲。
その曲が収録されている1枚です。

●SOMEDAY / 佐野元春

CIMG9071.jpg

ある曲というのは「サムデイ」。
このレコードは 『BEAT POPS』 と同じく僕の高校3年が…というだけでなく、
もしかしたら僕の十代を象徴するかもしれないという1枚です。
このレコードを買いに行った日のこともハッキリと覚えているし、
夢中で聴いていたサウンドストリートに代表されるラジオ番組や、
数少ないながらも必死になって全身で観ていたTVの音楽番組。
バンドの練習に、女の子との大恋愛と大失恋。
そしてRCサクセション。

当時のままで真空パックされているある時期のそんな自分が、
このレコードをかければ何時でも、そして何度でもよみがえります。

     **********

きっと誰にでも " 抱きしめたいレコード " があると思います。
抱きしめたい程の宝物なんて、そうそう出会えるものじゃありませんが、
そんなものを持っている自分は幸せだよな…なんて思います。
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心があったかくなりました。

素敵です!

この一言に尽きます。


その時々の想いというものは、歳を重ねてもそれなりにあるものですが、特に十代の頃に抱いた想いというのは、自分がいくつになっても、そしてあたたかくも苦くも「スペシャル」なものであるわけで…。

あー、音楽って素晴らしい・・・。

「抱きしめたいレコード」の定義・・・。
読んだだけできゅんとしちゃいました。

私にとってのそれは、Jackson Browneの「FOR EVERYMAN」と、Joni Mitchellの「LADIES OF THE CANYON」です。どちらも、横浜ダイヤモンド地下街の通路壁沿いにお店を開いていた輸入盤屋で買いました。一曲一曲どころか一音一音に中学生の私がいます。

そして、RCの「PLEASE」。のめりこんで聞き暮らした日々から30年経っても何一つ色あせることのない、私の「人生の一枚」・・・かな。

No title

ボクの場合はBlueさんの言われてる意味でいうと
シングル盤だと
The Zombiesの「I love you」とEarth & Fireの「Seasons」(Earth, Wind & Fireではない)ということになるかと思います。
ジャケットを見るたび聴くたびボクをあの場所に瞬時に連れてってくれます。

アルバムで言うと
大昔出てたstonesのベスト盤(当然今はもう無い)とBeatlesの「With the Beatles」RCサクセションの「プリーズ」ということに成るかと思われます。
それらの音楽はボクの音楽に対する価値観をよい意味で変えてくれた音楽である意味今でも抱きしめてる音楽と言えます。
マイ・フェイヴァリットととなるとまた違ってきますがこういった捉え方ってたのしいですね。

コメントありがとうございます

きよみさん、夢風さん、野原散歩さん、コメントありがとうございました。
落ち着いたらゆっくりお返事したいと思います。

考えてみた。

自分にとっての「抱きしめたいレコード」は、
●イルカ/小さな空
○ビリー・ジョエル/コールド・スプリング・ハーバー
●久保田早紀/天界
となりました!!
根っからのバンド好きから始まった音楽人生ですが、
今回の選抜基準ですと、ソロシンガー作品になりました。
ちょっと不思議で面白かったなー。

Re: POP-IDさん

ビリー・ジョエルが渋いですね。
早く皆さんとも心から楽しく音楽の話ができるようにと思っています。
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Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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