1枚のレコード

今でも後悔している、70年代に買っていたミュージック・ライフ誌の処分…。
もうどうにもならないけれど、救いは切抜きが一部、残されていることだ。

その切抜きというのは、MLっぽくグラビア…と言いたいところだけれど、
この当時からマニア的な資質が顔を覗かせていたようで、
新譜レコードの紹介や、名盤と呼ばれているレコードの解説などである。
時期的には76年から79年あたりになるのかなぁ…。

とにかく色々なレコードを聴きたかった僕は、ML誌のいくつかのページが頼りだった。
まずは、当時の新譜からピック・アップされたアルバムを1ページで紹介した「1枚のレコード」。
次に " あなたのレコード・ライブラリーにありますか? " のコピーが悔しかった、
所謂ロックの名盤を取り上げた「ロックの歴史を創ったアルバム」。
そして、MLスタッフが新譜を★の数で評価し解説した「アルバム・コーナー」だ。

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当時の僕はこれらを参考にし、レコードを手に入れていた。
もちろん欲しいモノは掲載されているほとんどになるが、当然そんなお金は無い。
よって、入手する…または入手したいレコードは、
悩みに悩み、迷いに迷って、絞りに絞った数枚となるわけだ。

残された切抜きには、そんな当時の僕の思いが残されている。
入手を決めたレコードには、マーカーで印が付いているのである。
僕が考えに考えて、悩みに悩み、迷いに迷って、絞りに絞って付けた印だ。
すべてがリアル・タイムで買えたわけではないが、
一生懸命な当時の自分を思い出して、何だかキュンとなってしまった。

まずは、僕とMLらしいところで、こんなアルバムに印が付けられている。

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ジャパンの1stとボストンの2ndが並んでいるのが何ともMLらしいなぁ。
この中ではエアロの 『ドロー・ザ・ライン』 がいちばん思い入れがある。
このレコードを地元のレコード店 N で買ったときの事は今でもハッキリと覚えているし。

続いてはこんなものに。

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プログレッシヴ・ロックというジャンルをまともに理解できていなかったのに、
いきなりクリムゾンの1stを買ったことで、イエスやフロイドを知り、のめり込んでいった。
後にリチャード・ライトのソロ・アルバムまで買ったんだから、凄いものである(笑)。

さて、アルバム・コーナーには、数少ないながらも日本のアーティストも載っていた。
その中では、こんなアルバムに印が付いた。

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ただし、この3枚はMLで知ったということでは無かったと思う。
当時の僕は、まだまだ洋楽がメインだったし。

ちょっと渋いとこでは、こんなものに。

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スモール・フェイセズのこれをどうして欲しいと思ったのか、もはや記憶に無い。
でも、実際に買った。
ニール・ヤングは、たぶん当時のパンクとの繋がりで興味を持ったのだと思う。
ジャクソン・ブラウンは、僕が初めて観た来日ミュージシャンだ。

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パティ・スミスを知ったのは 『イースター』 から。
これと、続く 『ウェイヴ』 の2枚は、やはり特別。

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『キャンディ・オー』 はジャケットも含めて好きだった。
ピストルズと並んで大好きだったのがストラングラーズ。
ヨハンセンのこのアルバムは名盤だと思う。

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ヴァン・ヘイレンの1stは衝撃だった。
この時期のロッドは大好き。ギタリストが3人いたバンドも最高だった。
ロン・ウッドもブームタウン・ラッツもポリスも、良く聴いた。

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ストーンズのライヴは、当時は良くわからなかったなぁ(笑)。
ミック・テイラーのソロも興味を持ったけど、あまりピンとこなかった。

さて、最後はこの1枚で。

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最初は普通に気になる人といった程度であり、
深くのめり込むことになるのは二十歳前後であるが、
記念すべきブルース・スプリングスティーンとの出会いが、78年のこれだ。
ところで、遂にこのアルバムのBOXが、CD×3枚+DVD×3枚というとんでもないカタチで発売される。
本来は2008年に出るはずだったと思うので、2年越しに待ちに待っていた作品である。
『BORN TO RUN』 の30周年盤も嬉しかったが、個人的には 『DARKNESS~』 の比では無い。

こういう風に昔を思い出すのは、決して後ろ向きということだけじゃないよね?
あの時に必死になって印を付けた僕がいたから、今の僕がいるのだから。
それにしても、今と音楽的な嗜好がほとんど変わっていないことに驚きもし、安心もする。
でも、確実に30年以上の時間が経っているんだなぁ。
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No title

アナタはボクですか(笑)
レコード評のとこに印を赤ペンで付けてる写真はまったく当時のボクです。
MLやらFMファンやらRock’nonやらを欠かさず購入してて新婦なり名盤のチェックに余念がありませんでした。(ボクの場合は印にも何種類かの段階がありました。)
ジャパン、ボストン、エアロは好みではありませんでしたがジャクソン・ブラウン・ストーンズ関連、スプリングスティーンは当時から要チェックでした。
金が無かったればこその選択眼を鍛えることが出来たのだと今にして思えます。その耳があればこその79年のRCを再発見できたのだと思っています。

Blueさんの言葉にぐっときました

>こういう風に昔を思い出すのは、決して後ろ向きということだけじゃないよね?
>あの時に必死になって印を付けた僕がいたから、今の僕がいるのだから。

その通りだと思います。

60、70年代のML誌、私の手元にも、今は7・8冊ぐらいしか残っていません。
全部とってあったらなぁ。
70年代後半からはNMM誌に移行してしまいましたが、アルバム評のページをくりかえしくりかえし読んで、買うレコードを決めたり、持っていないものに思いを馳せたり・・・は同じです。

特別に大切で大好きなアルバム(洋楽はことに)には、10代に出会ったものが多いのです。
「若いころに出会った音楽が人生を決めるんだ」と清志郎が言っていたとおりです。
あー、出会ってよかった!

Re: 野原散歩さん

> レコード評のとこに印を赤ペンで付けてる写真はまったく当時のボクです。

おお!同じことをしていた方からのコメントは嬉しいです。
ただ、似たような人はたくさんいたんじゃないかなぁと思います。

> 金が無かったればこその選択眼を鍛えることが出来たのだと今にして思えます。
> その耳があればこその79年のRCを再発見できたのだと思っています。

結果としてではありますが、確かにそうなったのかもしれませんね。
コメント、ありがとうございました。

Re: 夢風さん

> その通りだと思います。

もちろん今が重要だということはわかっています。
でも、こういう風に昔を思える自分は嫌いじゃないし、
実際にいいなって思っています。

> 70年代後半からはNMM誌に移行してしまいましたが

ML後、私はギター・マガジンやプレイヤーなどの雑誌に行き、
それらと平行してロッキング・オンでしたね。
ミュージック・マガジンを手にするようになったのは、結構後になってからだなぁ。

> 特別に大切で大好きなアルバム(洋楽はことに)には、10代に出会ったものが多いのです。
> 「若いころに出会った音楽が人生を決めるんだ」と清志郎が言っていたとおりです。

10代に出会った音楽は本当に特別ですね。それはこれからも絶対に変わりませんし。
洋楽のことは、ここではあまり触れなくなっちゃいましたが、
普段の生活には欠かせないものなのは変わっていないですからね。
また書きたくなってきました。

うわ~!

懐かしいな~。
俺もMLは12ぐらいから18ぐらいまで毎号買ってたけど全部処分しちゃいました。
けど、アップされてるチープやエアロの画像見てたら鮮明に思い出しました。

>今と音楽的な嗜好がほとんど変わっていない

俺もです(笑)
10代の時の自分は間違ってなかった、ってことですよね。
少なくとも自分にとっては。
だって30年経っても好きなんだもんね。

Re: LA MOSCA さん

> 俺もMLは12ぐらいから18ぐらいまで毎号買ってたけど全部処分しちゃいました。

それにしても、どうして処分しちゃったんでしょうね(笑)。
ホント、後悔していますよ。

> けど、アップされてるチープやエアロの画像見てたら鮮明に思い出しました。

このページは、皆さん見ていたはずです!

> 10代の時の自分は間違ってなかった、ってことですよね。
> 少なくとも自分にとっては。
> だって30年経っても好きなんだもんね。

後追いで好きになった音楽も素敵ですが、
10代のときに接したものは、やはりそれらとは違うんだよなぁ。
今でも変わらないということは、強力な自己肯定になりますしね。
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Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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