忌野清志郎がここにいる

  奥さんが写真やってて、RCをずっと撮ってたんです
  こういうことがあったんで、彼女にも昔の写真をっていうオファーがたくさんあって
  彼女は自分のオフィスで清志郎の写真をたくさん引っ張り出して…
  で、俺も手伝いにいったりすると、清志郎がたくさんいるわけなんですよ
  その、つまり、彼の嬉しいことでの写真を集めるならいいけど
  なかなかそれは辛くて…どうして清志郎、こんなにいる(んだよ)…

これは昨年の9月、清志郎の特番ラジオに出演した際のチャボの発言だ。
僕は忘れられないし、忘れないし、実際に今日まで忘れてなどいなかった。
それでも、おおくぼひさこさんの写真集出版のニュースに対する僕の気持ちを表せば、
色々な感情や気持ちが入っている…ということが前提になるけれど、
やはり " 嬉しい " という言葉になるし、これしか無いだろう。

70年代から忌野清志郎とRCサクセションを撮影し続けていた人だ。
しかもKING OF LIVEとして駆け抜けた80年代のRCサクセションの姿は、
レコード・ジャケットやポスター、公式パンフから雑誌に至るまで、
ほぼ全てがおおくぼひさこさんの写真と言ってもいいくらいだ。

よって、清志郎が亡くなった後、
様々なところからの " 当時の写真を使用したい " ということだけでなく、
当然のように、最初から写真集のオファーもあったことを想像するのは容易だ。

とは言っても、ひさこさんとチャボと、そして清志郎の三人の…いや、三人だけの世界。
きっとそれは胸の中に仕舞い込んだままにしておきたかっただろうな…と僕は想像する。
そして、実際にそうしようと思っていたのだろう…とも、僕は思う。

しかしファン…いや、僕は勝手なもので、" ひさこさんの写真集を… " と願っていた。
それは単なる忌野清志郎の写真集というものではなく、
アタマに " おおくぼひさこさんの " が付く、忌野清志郎の写真集なのである。

このような相対する気持ちを僕自身が持っていたからこそ、
ひさこさんとチャボが二人で考えに考えて、
悩みに悩んで、
たくさん話しに話した結果に違いないだろうけれど、

  写真集の出版には意味がある。それは清志郎の家族に捧げるということ

こういった気持ちに至ったこと、
そしてファンもそれを共有できるんだ…ということに対して、
本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。

タイトルは 『BOYFRIEND』 。
ロックの神様でもなく、LOVE&PEACEの人でもない。
二人にとっての " ボーイフレンド " である、忌野清志郎。
ひさこさん自身が選んだそんな68枚の写真に、
チャボが言葉を添えているという。

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5月:[GO!! 60] in 九州

5月のチャボは、1日と2日のARABAKI ROCK FES.への参加でスタート。
僕自身もチャボの思いに打たれた素晴らしいライヴを観ることができ、
清志郎の一周忌であるこの日をチャボと過ごせて本当に良かったと思います。

そんなステージ後の " tour 2010 GO!!60 " は九州を廻りました。
僕自身、チャボの気持ちにも変化が表れるのか…が気になっていましたが、
ARABAKIも九州も観たという人からは、
ある曲では、明らかに熱が違っていたとの感想を頂きました。
また、どこの会場か失念しましたが、
チャボは最近恒例の、いつものソフト帽ではなく、何とベレー帽!で登場したとのこと。

丁度ツアーも半分を消化したことになります。
それでも、まだ10月まで先は長いけれど、きっとあっという間なんだろうなぁ。

今回も掲示板へ投稿して頂いたデッカードさん、スケッチさん、ありがとうございました。

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●5月:[GO!! 60] in 九州 - Blue
2010/05/14 (Fri) 00:44:50

5月14日(金) 大分 BRICKBLOCK
5月15日(土) 福岡 Gate's7
5月16日(日) 福岡 Gate's7
5月18日(火) 長崎 DRUM Be-7
5月19日(水) 熊本 BATTLE STAGE
5月21日(金) 鹿児島 CAPARVO HALL
5月22日(土) 宮崎 WEATHER KING

ARABAKI ROCK FES.でスタートした5月ですが、" tour 2010 GO!!60 " は本日より九州を廻ります。
ARABAKIを経てチャボの気持ちにも変化が表れるのか…楽しみな九州TOURです。

これまでのように、ご覧になった方々によるライヴの様子や感想を投稿して頂けると嬉しいです。


●大分 BRICKBLOCK - Blue
2010/05/14 (Fri) 21:06:52

「歴史と風情あふれる蔦の絡まる雰囲気のあるとっても素敵なお店」とのことです。


●大分 BRICKBLOCK - Blue
2010/05/14 (Fri) 21:07:57

しかも「このライブハウスのすぐ後ろは海という絶好のロケーションです」らしい。


●大分 BRICKBLOCK - Blue
2010/05/14 (Fri) 21:09:30

天気は良さそうですね。遂に始まったなぁ、九州!

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Singer Song Marimba 新谷祥子 マリンバ弾きがたり November Eleventh1111 2010.5.27

新谷さんのライヴが素晴らしいのは、観るたびに内容が毎回違うことだ。
もちろん似たような雰囲気ではあるけれど、伝わってくるものは明らかに違う。

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マリンバ弾き語りのソロ・ライヴには足を運ぶのは、もう5回目になる。
よって、今ではライヴで聴きたいと思う曲が、
オリジナルはもちろん、カヴァーも含めて僕にはいくつかできている。
しかし彼女のライヴは、演奏される曲があまりダブらないのだ。
前回…今年2月の南青山MANDALAのライヴで歌った曲で今回も演ったのは、
おそらく「冬の線路」だけなんじゃないだろうか。

また、単に演奏される曲がダブらないということだけでは無い。
必ずいくつかの新曲も披露されるのだ。
しかも、これがまたクオリティが高いものばかり。
もちろん、自信を持って演奏する曲だろうから当然なのだろうが、
僕がファンだということを差し引いても " いい曲だなぁ " と思う新曲が必ずあるのは凄い。

こういうことがあるので、例え僕自身が " 聴きたい " と思っている曲を演ってくれなくても、
満足できなかったなぁ…ということは、これまで一度も無い。

さて、今回はウッド・ベースの吉野弘志さんとのDuetだった。
ソロも素敵だが、他の楽器が加わったときのマリンバの魅力を再確認した。
フレーズの一音一音がハッキリと聴こえるし、実に表情豊かなのだ。
ほとんど生音のウッド・ベースも心地よく、会場の雰囲気にも合っていた。
吉野さん、渋くてかっこいいベーシストでした。
2人の相性はバッチリだったと思う。

     **********

ライヴのオープニング。
目の前で演奏されているインストは確かに知っている曲なのだが、
それが何なのかを把握できるまで、少し時間がかかった。

  これは「哀愁のヨーロッパ」だ!

サンタナの有名なこの曲をマリンバで演る。
こんなことはハナからアタマに無いので、驚きと共に思わずココロの中でニヤリ。
好きだなぁ、新谷さんのこのセンス。

ということで、取り上げられるカヴァーも彼女のライヴの楽しみのひとつだ。
今回演奏されたカヴァー曲は、直球のビートルズ「レット・イット・ビー」。
以前から歌いたいと思っていたという井上陽水「闇夜の国から」と、
西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき」等。

本編とアンコールの両方で演奏された「コーヒー・ルンバ」もとても良かった。
そういえば、調べたら「コーヒー・ルンバ」は西田佐知子のヴァージョンが有名らしい。
しかも、井上陽水もカヴァーしている。
この共通点は偶然なのか、それとも理由があるのかな。

新曲で印象に残ったのは3曲。
「春シャララ」「鐘が鳴る」「静かな少女」だ。
 ※タイトルは聞いただけの判断なので、もしかしたら字が違うかも知れないことをお断りしておきます。

特に「鐘が鳴る」と「静かな少女」は個人的名曲になる予感なので、再びライヴで聴いてみたい。
僕は歌謡曲チックなメロディが新谷さんの魅力のひとつだと思っているので、
その点で言えば「静かな少女」は僕的にはバッチリな感じだった。

この日のライヴに来た人だけの嬉しい知らせもあったよ。
今から秋が待ち遠しい。

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浜田真理子 mariko live 恋暦 ~love song特集~ 渋谷クラブクアトロ 2010.5.25

彼女もMCで話していたけれど、普段からラヴ・ソングを歌っているわけである。
それでも今回のツアー・タイトルを " Love Song " にしたということは、
こちらとしてもそれなりの心構えで行くしか無いわけである。

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いつものように発表されたセット・リストを見ると、
大阪、名古屋、東京と、それぞれ少しずつ変化させていた。

東京以外で歌われた曲は、大阪と名古屋での「みんな夢の中」。
大阪での「大阪の女~I'm through with love」と「あなたのすべてを」。
東京のみ歌われたのは、中島みゆきの「かもめはかもめ」だったようだ。
もちろん中島みゆきのファンとしては、「かもめはかもめ」を聴けて嬉しい。
でも「みんな夢の中」を歌ったのかー。
彼女が歌うこの曲の素晴らしさを知っているので、聴きたかったなぁ。

さて、第一部の1曲目の歌いだしを聴いた瞬間から、
今夜のライヴは最高になる…と保証されるのはいつものことである。
本当にそのまま、最高のまま一部は突っ走る。
特に終盤の「Song never sung」「この恋をすてたら」「Love song」の三連発。
ここはもう聴き惚れるしかない。

何となくユーモラスに始まった「愛して愛して愛しちゃったのよ」のような昭和歌謡も、
ハマダ・ヴァージョンとなると、まったく新しい感覚で聴くことができる。

第二部の白眉は「500マイル」。
何というか、実にカッコイイのだ。
思わず演奏後に イェーイ! と叫びそうになった(笑)。

アンコールで歌われた「恋」(松山千春!)も、バッチリとはまっていた。
曲を知らない人に " オリジナルだよ " と言っても、きっと信じると思う。

アンコールのラスト・ナンバーは、
クライマックスに歌われる曲としては、もはや定番であろう「わたしたちのうた」。
僕はこの曲を、ラヴ・ソングと言うよりも、
彼女の歌うことに対するメッセージ…のように聴いていた。
この曲だけでは無いが、今の僕にはそんな風に聴こえてしまう曲が多いのだ。
よって、今の彼女のライヴは、僕をとても前向きな気持ちにさせてくれる。

もう、この瞬間から既に次のライヴが楽しみである。

2007・12・8 in 日本武道館

有賀さんの写真集では127という番号が付けられ、
写真展ではトップ…1枚目に飾られていたのが、2007年12月8日の日本武道館、
ジョン・レノン スーパ・ーライヴの打ち上げでの清志郎とチャボの2ショットだ。

このライヴは、病気療養後の本格的な清志郎の復活であった。
しかも、あの仲井戸麗市が、
決まっていた麗蘭のツアー・スケジュールを変えてまで出演を決めたことでもわかるように、
二人にとっても重要であり、大切なライヴだったと思う。

そんなこともあり、有賀さんの写真から僕が受け取ることができるものも、
本当に様々で、色々で、たくさんで、重く、深く、強いものである。

     **********

さて、Blueの雑記帳を見て頂いている方々の中には、
きっと知っている人も少なくないと思いますし、
もしかしたらお馴染みになっている…ということもあるかもしれない人物。

そうです。友人である日刊スポーツのS記者ですが、
実は、彼はこの2007年12月8日の打ち上げ会場にいたのです。

僕自身は、その当時から、そこでSさんが見たことは聞いていたのですが、
今回の写真展と写真集で、あの1枚を観たことにより、Sさんからの提案もあり、
このタイミングであらためて話してもらうのもいいかなぁと思い、Sさんに打診。
超多忙の中でしたが、嬉しいことに、このたび寄稿して頂きました。

僕は何回聞いても " 羨ましい… " という感想しか出てこない話(笑)なのですが、
有賀さんの写真を観ながら読んでみてください。

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EXILE ON MAIN ST./ROLLING STONES -1972-

昨年、何となくビートルズの影に隠れてしまった感があるけれど、
ストーンズの71年以降に発表された作品のリマスターが開始された。
無事に 『STICKY FINGERS』 から 『A BIGGER BANG』までのスタジオ録音作、
13タイトルを手に入れた。

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ただ、実はこの時点で肝心の1タイトルが欠けていたのだが、それは初めから別物扱いだった。
所謂デラックス・エディションで発売される予定というアナウンスが、当時、既にあったし。

『EXILE ON MAIN ST.』 。
邦題を 『メイン・ストリートのならず者』 という、ストーンズ72年の傑作。
そのデラックス・エディションを手に入れた。

これまでレコード時代から何度聴いたかわからないのだけれど、
ボーナス・トラックを収録したDISC-2を聴きたい欲求にかられながらも、
それでも本編のディスクからCDプレーヤーのトレイに乗せた。

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Exile on Main Street (Dlx)

わかっているけれど、わかりきっているんだけれど、
「Rocks Off」のイントロが鳴れば盛り上がってしまう。
「Rip This Joint」が始まったら、もう止められない。

「Casino Boogie」の心地よいダルさを抜けたら、お待ちかねの「Tumbling Dice」へ。
この曲の死ぬ程のカッコ良さは、死ぬまで変わることは無いだろう。
終盤の素晴らしいリフレイン!
フェイド・アウトして欲しくない曲の、個人的No.1だ。

最後の最後にきて「Stop Breaking Down」のミックに酔っていたら「Shine A Light」がくる。
映画のタイトル曲になったので、今ではその印象も強いと思うけれど、
個人的には1998年、ブリッジズ・トゥ・バビロン・ツアー。
東京ドームでこの曲を聴けたことが思い出深いな。

もちろんボーナス・ディスクも聴き応え抜群だ。
先行シングル「Plundered My Soul」はカッコ良過ぎる。
キースが歌う「Soul Survivor」にはびっくり!
聴いてしまえば…だけれど、ラフなこっちのヴァージョンもいいなぁなんて思う。
「Tumbling Dice」のオルタネイト・テイクだと言う「Good Time Women」も面白い。
全くのヴァージョン違いだけれど、確かに「Tumbling Dice」だ。

レコード・コレクターズの特集も買ってきたことだし、
アナログ・レコードに付いていたポストカード(これ、最高!)も引っ張り出した。
これらを読みながら、眺めながら聴く 『EXILE ON MAIN ST.』 。

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うーん、しばらくはストーンズに浸る日々になりそうな予感…。

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かっこいい女とBLUES POWER

2005年だからもう5年も前になるのだけれど、
たまたまネットでおおくぼひさこさんについて書かれたブログに出会った。
そのブログの管理人は、LB中洲通信という雑誌の編集をされている方だった。
エントリーはその方がおおくぼさんを取材したことに触れていたもので、
当時の次号(だったかな?)にインタヴューが載るというもの。
そのニュースはとても嬉しいもので、もちろん僕はブログにコメントをしたのだが、
そのことをきっかけに、頻繁では無いけれど今でもやり取りをさせて頂いている。

肝心のLB中洲通信については、僕なんかが説明するよりも、
サイトがあるのでそちらで詳細をご覧ください。

  ※LB中洲通信

当時、バックナンバーをチェックしたら興味深い特集がたくさん組まれていることを知った。
しかも、ブルースの特集としてチャボが取りあげられている号もあった。
チェックが甘かったなぁ…。

もちろん、まずはおおくぼさんの記事が載った号を購入。

●06年2月号/かっこいい女
そう、おおくぼさんはかっこいい女なのだ。
中身は写真入りの充実したインタヴュー。
おおくぼさんのこういった記事は初めてだったので、期待以上の内容に大満足だった。
贅沢を言えば、表紙もおおくぼさんだったら最高だったのだけれどね(笑)。

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次にバックナンバーの中から購入したのは、もちろんこれだ。

●03年4月号/BLUES POWER
音楽専門誌ではないので、チャボのインタヴューは切り口などとても新鮮。
特に変化球で攻めているわけではないのだけれど読み応えがあり、本当に楽しめた。
ここでしか聞けないという話は無いかもしれないが、
ここでしか読めないインタヴューだということには間違いない。
何よりも聞き手のチャボに対しての愛が感じられるところが素晴らしい。
※写真も素敵です。

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チャボ・ファンには、この2冊を僕は自信を持ってお薦めできます。
是非、読んでみて欲しいと思います。

さて、バックナンバー一覧を見て頂ければわかると思うのだが、
音楽に関する特集も多く、
しかも一人や一組のアーティストに絞っての特集は、ファンには嬉しいものだと思う。

もちろん音楽以外でも面白そうな特集がたくさんだ。
興味があればチェックしてみて欲しい雑誌なのだけれど、そんな人には絶好の機会。
新宿のジュンク堂で、5月末までバックナンバーフェアが開催されている。
先日僕も立ち寄り、あらためて何冊か購入した。その中で良かったのがこの3冊。

●04年1月号/うた、うたうひと
岡本おさみ、阿久悠のインタヴュー。

●04年8月号/強い女
松村雄策さんが語るオノ・ヨーコ。

●05年10月号/SION
読み応え抜群のSION大特集。

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ちなみに 『06年2月号/かっこいい女』 と 『03年4月号/BLUES POWER』 の2冊とも、
僕が行ったときにはジュンク堂に並んでいました。
チャボ・ファンはこの2冊だけでもこの機会に入手してみてはどうでしょう?

有賀幹夫写真展 KING OF ROCK'N ROLL 忌野清志郎 NAUGHTY BOY 渋谷・東急本店

有賀さんの写真展に行ってきた。
4月に大阪で開催されていたときに続き、三度目。
東京では6日間という短い期間なのが残念だが、
そんな中でも東京開催、今日は二度目の来日です。

Image1005091.jpg Image100507.jpg Image1005092.jpg

大阪の会場よりも広かったためか、
僕が大阪で観たときはパネルだった写真がタペストリーになっていたのもあったと思うし、
もしかしたら有賀さんによる解説キャプションにも追加修正があったかもしれない。

     **********

三回目とは言え、野音のライヴ写真にはさすがに燃える。
あたりまえだ。
撮影されているのは、RCサクセションの忌野清志郎なのだから。

『COVERS』 レコーディングの様子を撮影したものは、
素顔の清志郎がとても印象的。いい顔をしているなぁと思う。

さて、大阪開催を観た後、ここに僕はこのように書いた。

  有賀さんの写真展は、僕の予想していたものとは違っていた。
  そして、素晴らしかった。
  予想とは違っていたのに僕が素晴らしいと思ったということは、
  つまり、そういう写真展だったのだ。

これを詳しく説明させてもらうと、
観る前の僕は " 清志郎の写真展 " だと思っていた。
予想していたというのは、まさにこの " 清志郎の " ということを指す。
もちろん、当然、そうだったのだけれど、
僕が観て実際に感じたのは、単なる " 清志郎の " ということだけでは無かった。
予想していたものと、違っていたのだ。
そして、僕にとってそれは素晴らしかったのである。

何故、そう思い、感じたのか。
つまり、それは " RCサクセションの清志郎 " の写真展だったからである。

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LOVE PSYCHEDELICO ARABAKI ROCK FEST.10 BAN-ETSU 2010.5.2

ステージ・セッティングの時に、一瞬「Last Smile」のフレーズが鳴った。
これは演ってくれるな…と、始まる前から嬉しくなった。

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久々の生デリコだし、新作発売直後だしと、個人的には期待していたライヴだ。
相変らずMCはアマチュアの文化祭バンド並みだったけれど、出てくる音はさすがである。
更に野外というシチュエーションが、その音に独特の感覚を加えていたと思う。

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ROCK'N'ROLL GYPSIES ARABAKI ROCK FEST.10 BAN-ETSU 2010.5.1

このようなフェスだと、ライヴとライヴの間にステージ・セッティングがあるので、
自然とその様子もお客さんは待ちながら見る事になる。
夜もいい具合に更けてきた。
さすがに東北の夜なので寒いけれど、それでもいつものように下山側の前列に陣取り、
今日は何のギターを使うのかな…などと、セッティングを見ていた。

Image1005012.jpg Image1005015.jpg Image1005014.jpg

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SION with THE MOGAMI ARABAKI ROCK FEST.10 BAN-ETSU 2010.5.1

もちろんSIONも楽しみだったけれど、
今回は個人的にMOGAMIのギタリスト、藤井一彦を観たかったということに尽きる。

Image1005021.jpg Image1005025.jpg Image1005031.jpg

もう20年くらい前になる。
インディーズのシングルで聴いた「現在地」と「Like A Rolling Stone」。
直後に出たアルバム 『Top Of The Parade』 と、下北沢SHELTERで観たGROOVERS。
その時からフェイヴァリット・ギタリストの一人になったのが藤井一彦だ。
ギターだけでなく、彼が僕と似たRCサクセション体験をしているだろうということも、
共感し、親近感を持っている理由でもある。

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THE GREAT PEACE 10 SONGS RESPECT FOR 忌野清志郎 ARABAKI ROCK FEST.10 MICHINOKU 2010.5.2

5月2日。

この日のARABAKI ROCK FESのメインとも言える " RESPECT FOR 忌野清志郎 " 。
THE GREAT 10 SONGSの最後のヴォーカリストとして紹介され、
ステージに現れたのは、1980年代から僕が憧れ続けている人だった。

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その人は仲井戸麗市、通称チャボ。
「よォーこそ」で " ギター弾くしか のうのない奴 " と清志郎に歌われている、
RCサクセションのギタリストである。

チャボはアタマに布をハチマキのように巻きつけてステージに登場した。
このライヴに対するチャボの想いの強さを、
少なくとも僕はこの姿を観た瞬間に理解した。
これが何を意味しているのか。
あの場にいたお客さんで僕と同じように感じてくれた人はいただろうか。

チャボはココロから FOR 清志郎 という想いだけで、
本当にそれだけで、それだからこそオファーを受け、出演したのである。
そう思う。
間違いないと思う。
僕は確信している。

だってこれは " RESPECT FOR 清志郎 " というライヴなのだ。
だからチャボはここで歌い、ギターを弾き、そしてアタマに布を巻いたのである。

ライヴのラスト・ナンバーは、10 SONGSの11曲目である「雨あがりの夜空に」だった。
ステージ上に全出演者が揃ってのセッション。
自身による " オッケー、チャボ! " で始まったこの曲の演奏中、
チャボは決して控えめにならず、ごちゃごちゃになったステージでも埋もれることなく、
終始ギター1本で曲を、バンドを、出演者を、お客さんを引っ張っていた。
それぞれが勝手に動いて歌っていても、チャボはただただギターで引っ張っていた。

当然だ。当たり前だ。
だって、これは " RESPECT FOR 清志郎 " というライヴなのだから。

実際に僕は目撃したわけではないのだが、清志郎の密葬。
その出棺前の「雨あがりの夜空に」。
もしかしたら、そのときと同じような気持ちでのプレイだったのかもしれない。

曲のエンディング…ということはこのライヴのエンディングなのだが、
ここでチャボは " イェーって言え! " を何度か繰り返す。
ここまでは、これまでも観て聴いたことがあるシーンである。
例えば最近のソロ・ライヴで「雨あがりの夜空に」をプレイした際には、
必ずこの清志郎の定番フレーズで終わっている。

しかし、この夜のエンディングは違っていた。
まさか考えていてのことでは無いだろう。
それどころか、その瞬間、僕の目には、
チャボ自身も周りをまったく気にしていずに、
まるでステージ上には自分しかいないと思っている…かのように映った。

続きを読む

仲井戸CHABO麗市 with 早川岳晴 ARABAKI ROCK FEST.10 HANAGASA 2010.5.1

  " 5月1日 "

ライヴの中盤でチャボはこう呟き、「激しい雨」のリフを弾いた。
チャボの中での実感としては、5月1日なのかもしれない。

Image1005011.jpg

OPENINGは「平和BLUES」から「アメリカンフットボール」。
野外フェスという雰囲気からして、平和というキーワードをアタマに持ってきたのかな?
曲名だけだといつものスタートと思うかもしれないけれど、
「平和BLUES」はアップテンポにアレンジされており、新鮮。

続いては「BLUE MOON」。
14:50からのステージだったので、月…というか夜の曲は違和感…は感じなかった。
ここ最近のこの曲の演奏は素晴らしいと思う。
最高。

最初に書いたとおり、ここで「激しい雨」から「上を向いて歩こう」だったのだが、
僕にはこの日の「激しい雨」のイントロがいつもの感じとは違って聴こえた。
チャボは自身のソロ・ライヴで、フルでこの曲を演奏したことは無い。
あのリフを弾き、サビのフレーズを歌い、その後にRCナンバーを続けるのが定番だ。
しかし、この日はそのままフルで演奏するのかよ…という勢いと言うか、想いと言うか、
そんな雰囲気が確かにあったと思う。
結果としてはこれまでと変わらぬアレンジではあったが、
もしかしたらチャボの気持ちは変ってきているのかもしれない。
チャボによる「激しい雨」を聴ける日が来るのは、そう遠くないかもしれない。

  " ライヴの後半で盛り上がれる曲が欲しいよな "
  " おー、そうだな。なぁキヨシ。こんなリフはどうだ? "

この話は、ほとんどいつもここで終わってしまうのだが、
もちろんおそらく清志郎はこう返事しているはずだ。

  " 最高じゃねーか、チャボ。そのリフで行こうぜ "

清志郎曰く「上を向いて歩こう」が日本の有名なロックン・ロールなら、
「雨あがりの夜空に」は日本の最高のロックン・ロールだろう。
なぁ、そうだろ?

ラストは「ガルシアの風」。
オリジナルのアレンジではなくテンポアップさせたヴァージョンだった。
こういったアレンジの場合、チャボのギターはアコギでもビートがあるので、
イントロだけを聴くと、遂、手拍子をしてしまうお客さんもいる。
特にこの日はフェスという場だし、「ガルシアの風」を知らない人たち…、
いや、チャボを初めて観る人も多かったと想像できる。

イントロが始まってすぐに、何人かのお客さんが手拍子をした。
それに気付いたチャボは、実に自然に手拍子を制する。

  " ありがとう。でも、静かに聴いてくれよ。ありがとう "

この場面を観て、何だかとても良い状態でARABAKI入りしたんだなぁ…なんて思った。
理由は説明できないのだけれど、そう思った。

約40分という短い時間だったけれど、僕は大満足。
カッコ良かった。イカシてた。仲井戸麗市、最高だった。

     **********

翌日のRESPECT FOR 忌野清志郎のセッションに参加することも、
チャボは僕たちに力強く伝えていた。

  " 1曲、歌わせてもらうから観に来てくれよ "

チャボは清志郎のためにステージに立ち、ギターを弾き、歌うのだ。
それを " 観に来てくれよ " と言った。ハッキリと、観に来てくれと。

翌日、その想いは僕の想像をはるかに超えた、
いかに強いものなのか…を目撃することとなった。
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Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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