HORIZON / おおくぼひさこ

このところの雨続き。
以前はそうでもなかったけれど、最近は雨天だと気分がめげてしまうことが多くなった。
今の僕のフィーリングは Rainy Days and Mondays always get me down なのだろう。
よって、良くありがちの " 雨にまつわる曲を聴く " なんてことも無い。
例えば雨の日の僕の気分に、BEATLESの「Rain」さえも今は当てはまらない。

強い雨音が聴こえていたそんな昨夜のこと。
ふとある本を思い出した。
タイトルは 『HORIZON』 。

『HORIZON』 とは、おおくぼひさこさんの写真集である。

おおくぼ ひさこ
プラステン
発売日:2001-06-16

何故思い出したのか自分でもわからなかったのだけれど、
ページをめくってみたら " Rain " という章があった。
あぁ、これだったのかな…とも思ったが、ハッキリとはわからない。

この写真集には、ひさこさん自身による文章…いや、言葉が付け加えられている。
必ずしも写真と同じテーマのものでは無いと思うが、
その短い言葉たちの効果は抜群で、これがあるか無いかではずいぶん印象は変わると思う。
少なくとも、写真を観る僕自身の回路は広がる。

音楽と違って写真を観ての僕を書くことは難しい。
もちろん音楽だって本来は言葉や文章で説明なんてできないけれど、
好きな音楽によって僕が感じた事は、自分なりに書いたり話したりはできる。
でも、写真はやはり難しい。
ただ、難しいけれど、自分にとって好きか嫌いか…ということは、わかる。
僕はひさこさんの写真が好きだ。

今日も朝から雨だったし、午後になっても雨だったから憂鬱だった。
でも、帰宅後にこのエントリーをここまで書いてきたら、気持ちがスッキリとしてきた。
いつのまにか止んだ今日の雨のように、気分が晴れてきた。
いつのまにか。
Who'll Stop The Rain…。

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P.S.
2004年の鎌倉で行なわれたふたり会。
MR.&MRS. とタイトルされたご夫婦の共演。
単に写真と音楽のコラボということではなく、
そこにひさこさんによる朗読が加わっていた。
チャボのギターにひさこさんの写真と声、そして言葉。
必ずしも同時にそれらが重なっていたということではなかったけれど、感動的だった。
いつかもう一度、二人の共演を観てみたいものだ。

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「ジャパニーズ・ロック・インタビュー集」発売記念トーク・ライヴ 仲井戸麗市×越谷政義 2010.4.24

「ジャパニーズ・ロック・インタビュー集 時代を築いた20人の言葉」の発売を記念し、
タワーレコード渋谷店で、編者の越谷氏とチャボによるトーク・ライヴが行われた。

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日時:2010年4月24日(土) 13:00 START
会場:タワーレコード渋谷店B1 『STAGE ONE』
出演:仲井戸"CHABO"麗市 越谷政義(Mike Koshitani)

いったいこの二人で何を話すのか…と一抹の不安を感じながらも、
やはりチャボのトークは楽しみだったので、期待して出かけた。

ストーンズ・ファンになった時から、もちろん越谷さんのことを僕は知っていた。
そして当然、彼の日本におけるストーンズへの貢献度は物凄いものがあると認識している。
ただ、昔から彼の書く文章や入手したレコードで目にしていたライナーを読んで、
今ひとつ自分の感覚とは外れているとも感じていた。
だから、この日もチャボとのトークはかみ合うのだろうか…がいちばんの不安だった点だ。

結果としては、とても楽しい時間だった。
おそらく、当初は30分くらいの予定だったようだが、終わってみれば1時間。
メニューとしては特に決まったテーマは設定されずに、二人の音楽談義を聞く…という感じだった。
特にコレといったエピソードや新しい発見があったわけではない。
よって、このことだけを聞けば、特にファンで無い人は、
" そんなトークが面白いのかな… " なんて思うかもしれない。
でも、目の前で話しているのは仲井戸麗市なのである。
チャボが話す音楽は、チャボが歌い演奏する音楽に勝るとも劣らないのである。
言うまでもなく、最高に面白く、楽しく、切なく、そして感動的なのである。

そうはいっても、気になった点が無かったわけではない。
どんなカタチであれ、清志郎の話も出るだろうとは思っていたが、
そのことについての二人のスタンスや距離感の違いが、如実に出ていたのではないか。
もちろん越谷さんに悪気が無いのはわかるけれど、聞いていて気になる発言や表現はあった。
あくまでも僕は…だけれどね。
話す相手はチャボなんだぞ…ということを理解していれば、
たぶん僕が気になったような発言にはならないんじゃないかな…なんて感じたが、
きっと世間に置き換えれば、2010年4月24日現在では一般的なものなのかもしれない。

そうそう、チャボがパープルのかわいいシャツを着ていたのが新鮮!
やっぱり水玉のベストはライヴ用のステージ衣装なのだろうな(笑)。

軽罪新聞

もしかして: 経済新聞

ネットで検索すると逆にこう聞かれる有り様で、ほとんどヒットしません…。
別にいいんだけどさ。

軽罪新聞。
言わずと知れた(?)RCサクセションのファン・ペーパーです。
ちなみに79年創刊の初代と81年創刊のと2種類が存在するのですが、
この辺の経緯について詳しいことはわかりません。

僕が所有しているのは初代版のいくつかで、確か当時のライヴ会場で購入しました。
すべてを入手できたわけではないのが今となっては悔しいのですが、
それでも当時の勢いや独自のセンスなど、とてもRCらしい内容です。
かの名著 『愛しあってるかい』 に通じるものがあるとも思うし、とても楽しめます。

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さて、唐突に軽罪新聞を取り上げたのには理由があるのです。
何とチャボとひさこさんの結婚式(披露宴?)の写真が載っている号がある…
というのを知ってしまったからなのです!
" それは絶対に見たい! " ということで、
その記事が掲載された号を含めた何部かを、友人にお借りしました。
お目当ての記事が掲載されているのは81年版創刊号でした。

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その写真を…見ました!
これは凄いお宝!

ここで紹介するには問題が色々とありそうなので控えますが、
チャボのファンは必見なので、何とか探し出して見てもらいたいと思います。
同時掲載の仲井戸夫妻ロング・インタヴューもファン必読です。

軽罪新聞で僕が好きなのは、普通の新聞を真似た案内欄とTV番組欄です。
案内欄のライヴ告知に " 土曜の夜だぜさわごうぜ !! " とあったり、
" 夜のヒットさせようスタジオ " や " トンでもないカップル " という番組があったり、
" ROCK SHOW'81「プリーズ・ロック・ミー・アウト」RCサクセション " というライヴが、
国立競技場より生中継(笑)になっていたり、
そしてドラマの出演者にある山田三郎や加藤秀明など、
こういったところのセンスが実にRCサクセションで大好きなのです。

チャボによるエッセイ風味の記事もいくつかありました。
中でもMY FAVORITE RECORDSは素晴らしかったです。
こういったティーンエイジャー時代のMUSICについてチャボが書く文章は、
いつ何を読んでも感動します。

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さて、これはBADになっても続いたのですが、
メンバー自筆のメッセージを見ることができるのも嬉しいことでした。
おかげで僕はかなり早い段階から清志郎とチャボの筆跡を覚えてしまったものです。
※ただし、これについてはビックリハウスに連載していたフリーハンドメッセージの影響も大きいのですが。

最後は、そんな清志郎とチャボの自筆メッセージから抜粋。

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ジャパニーズ・ロック・インタビュー集 時代を築いた20人の言葉

こういったインタヴュー集というのは、
様々な人のものを読めるという反面、それぞれの分量が物足りないということがある。
この本も残念ながらその印象が強いけれど、
思っていたよりもうまく編集されていて、結構な読み応えがあった。
特に鳴瀬善博や加納秀人など、僕が過去に読んだことが無い人は興味深かったし、
中でもジョニー大倉のインタヴューは、かなり面白かった。

さて、仲井戸麗市である。
" 本書に初めて語った、その人生 " " 伝道師達の証言 " と帯のコピーにあるが、
その内容だと、僕にとっては特に目新しい発言や証言は無いだろうなぁ…と思っていた。
チャボ以外の人から読み始めたのだが、その構成を見てチャボに当てはめてみると、
やはり知っている話ばかりだろうな…と。

実際に知っている話が多かった。
ただ、そんな中に気になる発言がひとつだけあった。

  1991年、RCの武道館ライヴはどうでした(注:これは1990年の間違いである。90年が正しい)
  
質問者のこの問いに、チャボはこのように答えている。

  はっきりと俺はここで止まるんだってステージ立ってた
  今日で俺はRCをストップだよって
  ある種、自分で歌った歌でメッセージもしてるんだけど

気になったというのは最後の発言だ。
これにより20年前の疑問というか、引っ掛かりが取れた。
チャボが言う " 自分で歌った歌で " という意味がわかったからだ。

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GO!!60 仲井戸CHABO麗市 with 早川岳晴 Tour 2010 in Thumbs Up 2010.4.16

2009年5月1日、横浜Thumbs Upでの僕らは浮かれていた。
もちろんGW…連休だということもあったが、
何よりも仲井戸麗市と早川岳晴による素晴らしいライヴを観たことによる。
ライヴ終了後、各々が笑顔で感想や連休の予定なんかを話していたはずだ。

僕もそうだった。
すぐに出口には向かわずに客席に残り、
しばらくは余韻を楽しみながら、友達と話をしていた。
楽屋での出来事などはまったく知らずに、呑気なものだった…。

     **********

既に磔磔8daysを観ていたとは言え、
GO!!60とタイトルされたツアーのレギュラーのライヴとしては初体験。
個人的初日には、超満のThumbs Upは実に相応しい。

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もちろんチケットを取った時点では楽しみにしていた…のだが、
しばらくして気付くことになる。
" あの日を思い出してしまうのではないか… " と。

チャボもMCで触れないわけにはいかないだろうし、
それどころかチャボ自身がどんな気持ちで臨むのか…それ自体も気になる。
そんな想いを胸に横浜へ向かった。

ライヴは、事前にキャッチしていた情報と想像していた通りの、
ブルースで始まりララバイで終わる見応え聴き応えのある満腹メニューであり、
約1年前に観たライヴとほぼ同様であった。
あいだに挟まれた忌野清志郎との共作とRCサクセション・ナンバーを除いては…。

  俺はあの日、ここにいたんだ
  (報せを受けて)車をぶっ飛ばしてもらった
  間に合ったんだ…

特に感情的になるでもなく冷静に、かつ自然に僕たちにあの日を話してくれるチャボ。
自身でも言っていたけれど、1年間という時間が経ったからこそのMCだったろう。
そして、こんな話の後にあんな曲が演奏されるのである。
どうしたって揺さぶられる。
でも、何だか今日は泣いてはいけないと思った。涙はダメだと思った。
理由は良くわからないけれど、そう思った。
チャボの唄とギターを聴き、一緒に歌った…歌えた。大丈夫…だった。

忌野清志郎と仲井戸麗市、RCサクセションを聴いてきたファンは幸せだな。
悲しいことがあって…ということでの想いではあるけれど、本当にそう思う…思った。

     **********

早川さんのベースはチャボを支えるというよりも主張する。
でも、それがチャボにとっての支えるということなのかもしれない。
今日は早川さんのベースも意識して良く聴いた。
素晴らしい瞬間が何度かあった。
チャボが手放さないベーシストである。まあまあではなく(笑)、最高だ。

     **********

4月が終了した。ハードだっただろうなぁ。
ゆっくりと休養して欲しい。
でも、5月はすぐにやって来る。
5月はアラバキへの参加から九州を廻る。
今後も10月まで、待っているファンのところへチャボは行く。
仲井戸麗市、GO!!60 !

4月:磔磔36周年(12×3)LIVE8連発!![GO!!60]in 磔磔

4月は…というよりも、今年のツアー前半のハイライトとも言えるだろう。
発表になったときは、ただただびっくりしたけれど、京都は磔磔での8daysだ。

GO60.jpg

ポンタとの日には、さすがに疲労からだろう多少チャボの声に気になる点があったが、
それ以外は実際に観た日、友人から様子を聞いた日のすべてが、
チャボのDuetらしく、通して素晴らしいライヴだったようだ。

僕が観た日では、梅津和時&片山広明のBlue Day Hornsとの2日間は特別だったけれど、
やはり新谷祥子との共演がベストだった。
観られなかった日では、色々とお話を聞いた限りでは、駒沢裕城との日かなぁ。
話だけでライヴの様子が目に浮かんだし、実際に観た人も強く感動したようである。
※夢風さんからのレポートには感謝!snowdropさんもありがとうございました。


●4月:磔磔36周年(12×3)LIVE8連発!![GO!!60]in 磔磔 - Blue
2010/04/03 (Sat) 02:22:34

・4月03日(土)with 梅津和時(sax)+たつのすけ(key)
・4月04日(日)with 片山広明(sax)+たつのすけ(key)
・4月05日(月)with Dr.kyOn(key)
・4月06日(火)with 駒沢裕城(ペダルスティールギター)
・4月08日(木)with 村上"PONTA"秀一(Dr)
・4月09日(金)with 新谷祥子(マリンバ、Per)
・4月10日(土)with 翠川敬基(cello)
・4月11日(日)with 早川岳晴(Bass)

本日から " tour 2010 GO!! 60 " の4月がスタート!
京都・磔磔のトピックをたてますので、1月、3月に続き、
ご覧になった方は是非、感想などを書き込んで頂ければと思います。

私も半分は観に行きますので、観た日のライヴはもちろんブログ本体にエントリーします。
よって、BBSとブログの両方にわかれてしまいますが、よろしくお付き合いをお願いします。

まずは初日だ!おー!盛り上がってきました!


●Re: 4月:磔磔36周年(12×3)LI - snowdrop
2010/04/03 (Sat) 22:21:48

こんばんは。

第一日目終了しましたね。
お酒が飲めない私としては、
美味しいコーヒーをゆっくり飲みながら余韻に浸りたい…そんなライブでした。

…また後程、感想をまとめて投稿させていただくかもしれません(何だか勝手に宿題みたい…(笑))。

チャボさんがまだあと一週間も京都にいるのに、
明日帰らなければならないのは、後ろ髪を引かれる思いです。
でも、毎度のことですが「来て良かった」です。


●Re: snowdropさん - Blue
2010/04/04 (Sun) 09:32:05

早速の投稿ありがとうございました。

ライヴ、とても良かったですよね。
特別なことがあったわけでは無いのに、特別に思えたライヴでした。
今後、他の日を観る方々の感想を聞くのも楽しみです。


●4/5(月)with Dr.kyOn(key) - Blue
2010/04/06 (Tue) 15:32:28

・演奏されたRCナンバー

ライヴ本編で「たとえばこんなラヴ・ソング」。
アンコールで「春が来たから」。


●4/6(火)with 駒沢裕城(ペダルスティールギター) - Blue
2010/04/06 (Tue) 22:27:30

・演奏されたRCナンバー

「夜の散歩をしないかね」。
駒沢さんのペダルスティールで聴きたかったなぁ…。

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磔磔36周年(12×3)LIVE8連発!![GO!!60]in 磔磔 with 新谷祥子(マリンバ、Per) 2010.4.9

この二人の共演、凄すぎ…。

今回の磔磔8連発のライヴを観ようと思ったとき、
全日通うのは無理にしても、何とか4日間は行こうと決めた。
どの日、誰の日にしようか迷った…なんてことは無い。
梅津和時と片山広明、そしてもう一人は新谷祥子。
一切迷わずに決めたのが、この三人だった。

チャボとの共演で彼女を知って好きになり、
その後は彼女のマリンバ弾き語りのソロ・ライヴにも通うようになり…と、
今の僕は完全なる新谷祥子ファンなので、
今回の磔磔でも、いちばん楽しみにしていたのが、実はこの日だ。

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過去に観た二人の共演はすべて素晴らしいライヴであり、
それを再び観ることができるだけでもオッケーだったが、
はたして、今回はもちろん単なるライヴの再現なんかではなく、
新たなチャレンジや実験的(?)な試みも感じられるという、
観て良し、聴いて良し、今後の二人の展開に想いを馳せて良しという、
またしても素晴らしいライヴだった。

二人のライヴの特徴は、
まず、ステージ上での音楽を通しての会話が見えるということ。

  おっ、そうきたか!
  イェーイ!
  これはどう?
  すげぇ!
  サンキュー!

凄いよ、こんな会話が本当に見えるんだから。
これに加えて、まさに今、目の前で展開しているというライヴ感がとんでもないので、
演奏中…いや、ライヴを通して緊張感がまったく途切れない。
でも、それは観ているこっちまで気が張り詰めるようなものでは決してなく、
とても心地よい緊張感なのである。
よって、演奏が終了して、その緊張が解かれたときの快感が、また最高なのだ。

新たなチャレンジや実験的(?)な試み…というのは、シンセ・マリンバの使用である。
新谷さん自身も、まだ試行錯誤な部分が多いと思うし、
何よりもお客さんの耳が慣れていないだろうから、その効果の良し悪しは計れないだろう。
ただ、ここぞというところで新谷さんは使用しており、
その結果、印象に残る演奏になっていた曲も少なくなかった。
まだまだ奥が深く、可能性を秘めた楽器だと思う。

ライヴはチャボ一人による「ムーンライト・ドライヴ」でスタート。
その後、新谷さんが登場して「うぐいす」。
続けて課題曲の「BLUE MOON」だったのだが、この曲の演奏が凄すぎ…。
間奏では、まずチャボのギター・ソロがあり、その後にマリンバ・ソロだった。
このソロが圧巻で、ほとんどのお客さんは圧倒されたのではないか。
実際にソロが終わった後、その凄さのためか自然発生的に起こった拍手は感動的だった。
あの場にいたお客さんは、きっと " わかった " のだ…と思う。

僕はといえば、その演奏のあまりにもの凄さ…というか美しさに感動し、泣きそうになった。
歌われている内容や個人的な思い入れで琴線にふれたのではなく、
その演奏のみが僕のココロをふるわせたのである。

シンセ・マリンバが活躍し、古井戸のオリジナルっぽくもあった「早く帰りたい」。
期待通りに演ってくれたストーンズ・カヴァー「アウト・オブ・タイム」。
ショート・ヴァージョンだったのが残念だが、やはり演ってくれて嬉しい「SUMMER SAMBA」。
オリジナルよりもカッコよかった「Voltage」。
映像が浮かぶ「特別な夏」。
マリンバが実にはまって感動的だったポエトリー・リーディングの「デザインスクール」。
二人の共演ではお馴染みになっているヴァージョンの「ガルシアの風」。
あぁ、こんな風にだったらいくらでも書き続けてしまいそうだ…。

「ピクニック・ボーイ」と「アトムが飛んだ空」という、
新谷さんヴォーカルのオリジナルも2曲披露された。
マリンバ弾き語りライヴで聴いて名曲だと感じていたが、
チャボのギターが加わったヴァージョンは、その名曲度が増している。
曲の表情が完全に変わっている。本当にカッコイイ。

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磔磔36周年(12×3)LIVE8連発!![GO!!60]in 磔磔 with 村上"PONTA"秀一(Dr) 2010.4.8

1曲目は「遠い叫び」だった。
もちろんRCサクセションのナンバーだが、この日はそうでは無かった。
どういうことかと言うと、
昨年10月のSHIBUYA-AXライヴで思ったこと、そして確信したことだが、
チャボにとってのRCは、おそらく80年代半ばまでである…がその理由だ。
いや、もしかしたら半ばまで行っていないかもしれない。
以上のことから、「遠い叫び」は仲井戸麗市のソロ・ナンバーとして鳴っていた。
少なくとも僕にはそう聴こえた。

この日に演奏されたRCナンバーは、アンコールでの「お墓」のみ。
しかし、チャボがこの曲を紹介した途端、磔磔の雰囲気がサッと変わった(ように感じた)。
これは「遠い叫び」と明確に違ったところであり、
特別なんだよRCは…ということがハッキリとわかった瞬間でもあった。

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開場前、駐車場に貼られていたポスターには小島良喜という人がゲスト参加と書かれていた。
誰だろう?

どうやら、ポンタと一緒にツアーしているキーボーディストらしい。
調べて見たら、その音楽活動歴は凄いもので、
何と80~90年代にかけて中島みゆきのツアー・キーボーディストを務めていたりする。
今、一気に親近感がわいたぞ(笑)。

小島さんは4/8はオフだったが、せっかくだからと急遽の出演だったようだ。
ただ、その割には中盤とアンコールにドーンと参加し、バッチリと熱い演奏を聴かせてくれた。
思わぬ三人のセッションは、当然音の厚みも増し、チャボの曲にも新鮮な色がついていた。

特筆すべきは、小島さんのオリジナル(?)である「トゥルース」というバラードに乗せて、
チャボが「ガルシアの風」をリーディングしたことだ。
曲も素敵だったが、この出来もなかなか。
大事な曲なので冒険だったのでは…と思ったりするが、この日には合っていたと思う。
そうそう「ルート66」も、まさにその場でのセッションという感じで最高だった。

さて、肝心のポンタとの絡みだが、ドラムはメロディ楽器では無いので、
チャボの歌とギターがそこにぶつけられても、
演奏される曲が必要以上にこちらの感情を揺さぶるようなことは少ない。
ただ、それだからこそ " セッションを楽しむ " 的な雰囲気で、
実際にチャボも楽しそうだった。
特にウェットな曲も無かったし。
前回の駒沢さんとの共演時の様子を聞いていたので、
この日はどうなんだろう…と思っていたが、
まったく逆の雰囲気だったみたいだし、それは結果的に良かったんじゃないかな。

93年の渋谷を思い出した「さまざまな自由」。
あの日の日比谷野音は雨だったよなぁ…な「荒野で」。
パワステのSWEET HOME SHINJUKUがよみがえる「いいぜBaby」。
泉谷しげるとの共演が印象的だった「アイ・アイ・アイ」。
青山円形劇場での「おやすみ」。
こんな風に、何故だか観ていて過去の色々なライヴがアタマに浮かんでいたよ。

今回の磔磔で共演している梅津さん、片山さん、駒沢さん、翠川さん、早川さん、
そしてポンタもチャボとほとんど同じ年齢だ。
年齢で何かを区切ったり差をつけたりはしていないだろうけれど、
それでもやはりチャボの中では大きいことなんじゃないかと思う。
彼らとの共演は特別に感じるし、聴こえてしまうしなぁ。
駒沢さんとのライヴは観ていないけれど、話に聞いた内容を合わせて考えてみても、
チャボが最近使うようになった " 戦友 " というものに近いのが、
彼らなんじゃないかな…と思ったりする。

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こんな夜に…

土曜日に仲井戸麗市と梅津和時。
そして日曜日には仲井戸麗市と片山広明。
要するにチャボとBLUE DAY HORNSとの共演を、
京都の磔磔で観た。

その翌日、清志郎の写真展を観た。
大阪で待ち合わせをした友達が、
コーちゃんにしてもらったというサイン色紙をくれた。

会場に入り、壁に書かれていた最初のコメントを読み、左側へ振り返る。
そこに飾られていたモノクロの写真。
この写真展の1枚目を観た瞬間、僕は声をあげたと思う。
何かが頭の中をぐるぐるしていたが、物凄く冷静でいたような気もする。

会場のBGMは、まるで僕の気持ちをわかっていたかのように、
アルバム 『the TEARS OF a CLOWN』 の「打破」がかかった。
これは何なのだろう。

会場を進み、ある写真の前で、
" これは「トランジスタ・ラジオ」を演っていると思うよ " と、僕。
BGMは「トランジスタ・ラジオ」になった。
これは何なのだろう。

有賀さんの写真展は、僕の予想していたものとは違っていた。
そして、素晴らしかった。
予想とは違っていたのに僕が素晴らしいと思ったということは、
つまり、そういう写真展だったのだ。

途中で気付いた。
今日が4月5日だったことを。
そうか、4月5日か。
これは何なのだろう。

この日、ここにいることは、
もしかしたら30年前から決まっていたのかもしれない。

自分が素直に思ったり感じたことは、
どんなことがあっても、誰が何を言ったって、
やはり思ったことだし感じたことだからね。
もう、それだけでいいよ、それだけで。
そんな自分だし。
本当にそれで、いいよ。

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今夜、聞きたいことがあるんだ。

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30年目の4月5日に

30年前の今日、僕は久保講堂にRCサクセションを観に行った。
30年後の同じ日、大阪に忌野清志郎の写真展を観に行った。
他人から見たら単なる偶然なのだろうけれど、僕にとってはそうではない。

しかも同じ時期に、京都は磔磔で8連発ライヴを仲井戸麗市が行っている。
清志郎の写真展とチャボのライヴが終わるのは、両方とも4月11日。
これも僕にとっては偶然で片付けられる話ではない。

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有賀さんの写真展は素晴らしかった。
その内容をオフィシャルのメッセージから引用し、大きくわけると次の3つだ。

・80年代半ば以降のRCサクセション円熟期のライヴ
・アルバム 『COVERS』 のレコーディング
・90年代からのソロ・イヤーズのポートレート

有賀さんにとってのRCというバンドが何なのか、
どういうものだったのか…ということを、僕なりに感じることができた。
一緒に観た友達とも話したのだけれど、
それは忌野清志郎と仲井戸麗市なのではないか…ということである。

  よくぞ撮っていてくれてたね…

RCサクセションのファンは、
有賀さんがチャボからもらったというこのコメントを噛み締めて写真を観ると、
いっそう感慨深く、自分の中だけの清志郎やRCを想い、
浸ることができるんじゃないかなぁ…。

P.S.
最初に飾られている1枚。
よくぞ撮っていてくれていた…と、ココロから僕も思う。

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磔磔36周年(12×3)LIVE8連発!![GO!!60]in 磔磔 with 片山広明(sax)+たつのすけ(key) 2010.4.4

アルバム 『My R&R』 のテーマは " 肯定 " だったと思う。
この日、僕の頭に浮かんだのが、この " 肯定 " の2文字。
そんなライヴだった。

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いつものように、ライヴ前にセットされているギターをチェック。
例の " ファンからもらった " というギターが用意されていた。
" 片山と演るとエレキを持ちたくなる " とチャボは言っていたが、
それはこの日も同じだったようだ。

ライヴはチャボのみによる「幻想の旅人の唄」でスタート。
重めの曲だったので少したじろいだが、
片山さんがステージにあがってからは、雰囲気がガラッと変わった。

1曲目の「GOING DOWN」からぶっ飛んでいた。
以前、南青山MANDALAでもそう感じたのだけれど、
仲井戸&片山のライヴは、何故だかアッパーなモードになっていると思う。
これはキャラクターの影響なのか、それともミュージシャン同士の呼吸なのか、
とにかく開放的で外に向いた明るい音になるのだ。
それは比較的ヘヴィな曲を演奏したとしても、僕にはそう感じる。
二人の演奏の、これは凄い個性だと思う。

最初に書いた " 肯定 " という単語も、そんな風に感じた延長から浮かんだものだ。
更に言うと、本編のラストで演奏されたのは「プリテンダー」だったのだが、
この 『My R&R』 収録曲が力強く歌われたことで、その思いが確実となった。
肯定というテーマが実にわかりやすく感じられるのが、僕は「プリテンダー」なので、
余計にそう思えたわけである。
だって、観終わってやたらと気分がスッキリし、気持ちが良いのである。
明日からがんばろうと思え、前向きになれるのである。
こんなまっすぐな気分になるライヴには、そうそうお目にかかることは無い。

内容も全体的に " まさにライヴ! " という感じで、
どこまでがミスで何が演出なのかも曖昧(笑)。
ところどころにあった危なっかしい場面もライヴの要素としてうまく機能しており、
結果、すべてが良い方向に向いていたのではないか。

昨日と同じく、僕が仲井戸麗市と片山広明が並ぶ姿から思い浮かべるのは、
やはりRCサクセションである。
こればかりは誰に何を言われようとどうしようもない。
この日もチャボはMCで " これまで何回も一緒にステージを… " と話していた。
やっぱりそういうことなのである。
ちなみに現時点でRCの活動最後の年である90年のステージ。
そこにBLUE DAY HORNSはいなかった。
片山広明ひとりだった。今、そんなことを思い出している。

この日演奏されたRCナンバーは「セルフポートレート」に「つ・き・あ・い・た・い」。
そして「上を向いて歩こう」と「いい事ばかりはありゃしない」だった。

感動的だった「ハレルヤ」と「You are the sunshine (of my life )」。
久々のエレキによるギター・ソロに燃えた「陽気にやろうぜ」。
バッチリと決まってカッコ良かった「MY WAY」。
そしてホッとする締めくくりのナンバー「家路」。
今、これらを思い出すだけでも笑顔になる。
いいライヴだった。

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磔磔36周年(12×3)LIVE8連発!![GO!!60]in 磔磔 with 梅津和時(sax)+たつのすけ(key) 2010.4.3

オープニングにチャボがステージに一人で現われ軽くMC。

  今日は土曜日だから…

おー、そうだった。
今日は土曜日だとここであらためて意識する。
何と、ライヴの1曲目は「Take You To The Movies Tonight」だった!

いつもはアンコールでオマケ的に歌ってくれるこの曲で幕を開けた磔磔8Days。
これだけでいつものライヴとは違うぞと思わせてくれるに十分だった。

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この日は昨年の南青山MANDALAでのライヴのメニューを基本とし、
そこに変化球を混ぜてくるというパターン。
この変化球というのは何かと言うと、
例えば南青山MANDALAでの片山広明との共演で「ハイウェイのお月様」が演奏されたが、
今回、梅津和時とでこの曲が取り上げられたこと。
そして、そんなRCサクセション・ナンバーを何曲か演ってくれるだろうと思っていたが、
それが予想以上に多かったことだ。

僕が仲井戸麗市と梅津和時が並ぶ姿から思い浮かべるのは、RCサクセションである。
こればかりは誰に何を言われようとどうしようもない。
チャボもMCで " これまで何回も一緒にステージを… " と話していたが、
そういうことなのである。

演奏されたRCナンバー。
「ハイウェイのお月様」「キモちE」「国立市中区3-1」「ボスしけてるぜ」。
そしてチャボ渾身のヴォーカルを聴かせた「スローバラード」。

「スローバラード」は凄かった。
それまでライヴ中は特に感傷的になったりはしなかったのだけれど、
この曲の演奏と唄には泣いた。
我慢できなかった。
もちろん梅津和時による、あのソロあっての感動である。

チャボのオリジナルもカヴァー曲も、
梅津和時ヴォーカルの「ヴェトナミーズ・ゴスペル」も、
二人の共作である「祈り」も再び聴けて嬉しかったし、
それが磔磔で…というのが、また輪をかけて素敵なシチュエーションだった。
こんなに胸がいっぱいになるライヴに、そうそうお目にかかることは無い。

初日から、これだ。
残りの7日間も、きっと素敵な夜になるに違いない。

それにしても、日替わりでこんなライヴが8回も続くのである。
しかも、RCの曲を毎回いくつか演る…というのである。
全日通し券にしなかったことを悔やんでも、もう遅い…。

cImage055.jpg bImage051.jpg aImage049.jpg mImage084.jpg

2010年4月2日

今日は清志郎を聴く。

毎年12月8日になるとジョン・レノンを想うけれど、
10月9日だって、12月8日とは違った意味でジョンを想い、
そして盛り上がるべきだよなぁ…とある時期から感じるようになった。

このことは、ジョンを清志郎に置き換えてみれば、
僕にとってのその理由がハッキリと見えてくる。
だって、おそらく5月2日に盛り上がる…なんてことはできそうも無いけれど、
4月2日ならば、僕はできるからね。

CIMG7807.jpg

59回目の4月2日。
今夜は清志郎を聴いている。

Up And Coming Tour 2010 PAUL McCARTNEY

2008年の秋から2年に渡る大規模なワールド・ツアーを…。
確か、こんなニュースを聞いたと思うが、
今年がその2年目にあたる…のだけれど、
何やら2012年までツアーは続くと報道されているようだ。
最後のツアーになると言われているのは変わらないみたいだが、
最近は来日の話がまったく伝わってこなかったので、
ツアーの予定が先に延びたことは、来日の可能性があるとして喜びたい。

2012年というと、ポールは70歳になるんだな。
チャボの60歳が若造に感じるよな。
すげぇな、ポールは!

さて、3月末から米ツアーがスタートしている。
ツアー・タイトルは Up And Coming Tour 。
世間的にはどうなのかわからないけれど、
その初日のニュースを知って、僕は個人的に大いに盛り上がっている。

初日は3/28。
アリゾナのJobing.com Arenaというところだ。
オフィシャルにセット・リストが載っている。

  Set List:
  1. Venus and Mars/Rock Show
  2. Jet

は?

目を疑ったが、見間違いじゃない。
おいおい、このオープニングはウイングスじゃないか!

CIMG7802.jpg CIMG7803.jpg

更に目を下に移す。

  20. Letting Go

「ワイン・カラーの少女」を演るのか!

CIMG7801.jpg

これらの曲以外にも、これまでのツアーで演奏された定番も含め、
ウイングスのナンバーがかなり披露されている。
これで盛り上がらないはずが無い。
皆は、どうなの?

さて、今後、ツアーが進むに連れてメニューも変更があると思われる。
ポール、今度こそ日本に来てくれるんだろうな。
そのときには是非、リストに加えてくれ。
「心のラヴ・ソング」と「あの娘におせっかい」を。

CIMG7804.jpg CIMG7805.jpg
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Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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