あいつはさ…

あの日からもうすぐ4ヶ月が経つ。
この4ヶ月という時間の感じ方は、人によっては長い、短いと様々だろう。

僕自身はと言えば、現在はずいぶんと清志郎について楽しく話ができるようになったし、
きっとこれからは、どんどんとそうなっていくとも思う。
この理由は、やはり4ヶ月という決して短くは無い時間の経過もあるけれど、
いちばん大きいのは仲井戸麗市の存在だ。

もう絶対に忘れられない…、一生忘れない2009年5月22日、
そして翌23日の清志郎へ捧げた追悼ソロ・ライヴ。
6月13日の梅津和時、6月17日の三宅伸治との、それぞれの共演ライヴ。
チャボの性格を考えれば、僕が観たこれだけで精一杯で十分だと思えたけれど、
しかし、この後も、7月4日は名古屋、翌5日は福岡での新谷祥子とのDuet、7月17日の千葉。
更に7月25日のFUJI ROCK、8月14日のRISING SUN、8月23日のSky Jamboreeの夏フェスと、
" For清志郎 " 色の強いライヴをチャボは演り続けた。

全国を廻りきって…ということでは無いけれど、
それでもFUJI ROCKを中心とした一連の夏フェスへの仲井戸麗市出演は、
清志郎ファンにとっては間違いなく嬉しいことだったのではないかと思う。
だって、5月以降のチャボのライヴは当面東京周辺でしか行われなかったので、
観たくても観ることができなかったファンは全国に何百人、何千人といただろうから。

チャボ自身は " 清志郎の不在を受け止める努力をしている " と歌っているように、
まだまだ実感できていないようだけれど、それでもステージに立った。
この時期にステージに立つということは、どう観られてしまうのかをわかっていないはずが無い。
それでもステージに立ち、RCサクセションを歌ったのだ、チャボは。

チャボがどこまでファンを意識していたのかはわからない。
でも、絶対に僕は意識していたと思うよ。
清志郎ファンのためにというより、清志郎ファンと一緒に…という風に意識していたはずだ。
そう思う。

僕はもう立ち直れたんだ…というのとはニュアンスは違うけれど、
それでも自分が今、こういった状態になれているのは、
僕自身が観たチャボのライヴや、観られなくても様子を知ることができたライヴ、
それらのおかげであり、仲井戸麗市の存在なのであります。

さて、9月19日の深夜(9/20の1時)、民放FM53局で放送される清志郎トリビュート番組
ここで清志郎についてチャボが語る様子がオンエアされる。
公開録音の様子は、既にいくつかネット上のニュースで知らされている
その場を取材した、ここではお馴染の友人Sさんによると、かなり感動的な収録だったようだ。

また、偶然その場に居合わせて、遠巻きに収録を見ていたという方からもメールを頂きました。
その方によると、小林克也の問いかけに " あいつはさ… " を連発しながら、
チャボにしか話せない口調と熱さで語る様子が、姿は見えずとも伺えた…そうです。
また、収録中の表情を確かめることはできなかったらしいのですが、
局を後にするチャボの顔には薄い笑みが浮かんでいた…そうで、
充実した収録インタヴューだったということなのだろうと思います…とのことです。

ロッキング・オン・ジャパン増刊号のインタヴューに続いての発言。
しかも肉声で伝えられるのは初ということでも、
今度の番組は全国のファンの皆さんが同じ気持ちで共有できる時間になるんじゃないかなぁ。

それにしてもチャボと清志郎というのは…。
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清志郎の個展 スペシャル映像情報

清志郎の個展で流されている曜日ごと日替わりのスペシャル映像。
ありがたいことに、コメント欄やメールでその情報を頂いています。

最初は8/23のエントリーのコメント欄にあぴすさんから4日分をいきなり頂きました。
その時点での公開はしませんでしたが、開催から7日が経過したので承認しています。
これは嬉しかったです。ありがとうございました。

さて、頂いた情報それぞれですが、
もしかしたら一部、正確じゃない点があるかもしれないとお断りしておきます。
でも、実際には大きく違っていることは無いんじゃないかなぁと思います。
情報を寄せていただいた人たちを、僕は信頼しています。
ただ、追加情報や修正があれば、あらためてお知らせ頂けると嬉しいです。

個展への再訪を考えている人には、曜日を選ぶのに参考となるかもしれません。
でも、再訪ではなく、これから観に行こうと思っている人は、
きっと楽しみが半減してしまうので、ご注意くださいね。
リストはすべて順不同となっています。

※追記
コメント欄に頂いた追加情報もあわせてご覧ください。

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個展 忌野清志郎の世界 / ラフォーレミュージアム原宿 2009.8.27

二度目ともなれば、前回よりも気持ちは落ち着いて観ることができた。
しかも平日だったので空いていたから、自由に会場を動き回れて、
観たい時に観たいものを観たいだけ観ることができた。

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ところで、ここでこんなことを書くのはためらうのだけれど、
正直、CDとしての 『ブーアの森へ』 は、個人的には無視している作品。
ただし、絵本は別だ。
あれはストーリー云々よりも、清志郎の絵に感動した。
あの絵は素敵だ。
観ているだけで何かが伝わってくるし、引き込まれるパワーがある。


実は今回の展示物でいちばん感動したのが、この 『ブーアの森』 の原画である。

文字は必要無いと思った。
順に絵を観ていくだけで十分だ。
もちろん出版された作品集にもこの原画は載っているけれど、
あの小ささでは魅力は半減どころか、ゼロに近い。
可能ならば、実物を観て欲しいと思う…というか、観たほうが絶対に良い。
告白すると、今回、絵を観て僕は涙ぐんでしまった。

     **********

さて、もちろん展示物がメインなのはわかっている。
ただし、会場で流されている日替わり全7作品のスペシャル映像。
日曜日に観たそれが予想以上だったので、
どうしても他の日の映像も観たくなったのも事実。
はたして木曜日はどんな映像が流れたのか…。

はい、この日も凄かったです。

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井上陽水、40年を語る。清志郎を語る。

NHK教育テレビで、8/24から四夜連続で井上陽水の特番が放送されている。
タイトルは 『LIFE 井上陽水 ~40年を語る~』
今夜(8/25)はその第ニ夜だった。

番組はいくつかのキーワードで括られて構成されている。
第二夜のそれは " 麻雀 " " 亡き人々 " " 最後のニュース " 。
二番目の " 亡き人々 " は、陽水に影響を与えた今は亡き人々ということだ。
当然、ここでは忌野清志郎が取り上げられる。

僕は泉谷しげるや井上陽水が清志郎を語るのを観たり聞くたびにいつも思うのは、
友情と呼ぶのとはニュアンスが違う、その関係についてだ。
チャボと清志郎の関係とはまったく違うと思う。
そこにあるのは、清志郎に対しての信頼というか尊敬というか、そういうものを感じてしまう。
この番組を観てもそうで、陽水が清志郎を語るシーンは、とても感動的だった。
だからこそ、清志郎不在の大きさも伝わってきて、悲しくなるけれど。

1999年9月24日。
東京は六本木のSweet Basil 139で行われた井上陽水のライヴに清志郎がゲスト出演した。
番組では、その際に歌われた二人の共作「帰れない二人」の映像が流された。

" あぁ、もうこの声を生で聴くことが二度とできないんだ "

5月以来、日々の生活の中でも感じることがあるけれど、
このシーンを観たときに、何故だか巨大な喪失感に突然襲われた。
清志郎…。

Sky Jamboree '09 ~新呼吸~ 長崎市稲佐山公園 2009.8.23

チャボが出演した長崎のフェスでの様子をコメント欄に頂きましたので、ここにアップ致します。
3曲のみだったようですが、「スローバラード」と「雨あがりの夜空に」を歌ったそうです。
あの日以来の、ここまでのチャボが行なったライヴを振り返ってみると、
もうこれは本当にチャボは清志郎を、
そしてRCを今後も歌い続けていくんじゃないかと思わされます。

●Sky Jamboree '09(北村さんより)
お疲れさまです。たった今CHABOさん終わりました。
曲数は3曲で、Woodstockとスローバラード・雨あがりの夜空にでした。
CHABOさん一人でのスローバラードでホロホロ来ました。結構皆泣いていたかもです。
一人での弾き語りのスローバラードは貴重ものでした。雨あがりは最高でしたよ。
スローバラードの前と雨あがりの終わりに激しい雨のワンフレーズがありました。
長崎のみんなも盛り上がってました。スペシャルゲストと言う事で唯一の弾き語りでした。
けども、もう少しやって欲しかった。
ちなみに雨あがりをやる前は少し雲っていたけども太陽が出て来ました。

●Sky Jamboree '09(ジャスミンさんより)
私も行ってきました。
「雨あがりの夜空に」はチャボが自分で「OK、チャボ!」って言って始まり、大合唱になりました。
勿論「スローバラード」の時もまわりの人たちは一緒に歌ってました。
チャボが「この曲は俺には難しい曲なんだけど、でも歌います。」って言って始まったので、
みんな応援したかったんじゃないかな。
この3曲を聴いて、私にはチャボの気持ちの表明のように思えました。
「RCの曲は俺が歌い続けていく」っていう。
アコギ1本でロックンロールしているチャボは凛としていて、歌声が胸に沁みました。

個展 忌野清志郎の世界 / ラフォーレミュージアム原宿 2009.8.23

昨日から開催されている清志郎の個展。
僕は二日目の前売チケットを買っていた。整理番号は30番台。
開場時間前にラフォーレに到着したが、既に行列ができていた。
整理番号200番以内の列と、当日券購入の列と、もしかしたら他にも列はあったかもしれない。

しばらく並んでいたらラフォーレの中へ入ることができた。
そのまま会場の6Fまで階段であがる。
そこで20分程待たされたような気がするが、開店時間と同時に入場となった。

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展示されているものは、ある程度の予想と想像をしていたけれど、
実物を目の当たりにして受ける圧倒的な感動は、その場でないと味わえない。
色々な思いを持って観ることとなったが、本当に素晴らしい展覧会だった。

     **********

おおくぼひさこ撮影の何枚かの写真が、いきなり目に飛び込んでくる。
続けて壁一面に展示されたレコード・ジャケット、ツアー・パンフ。
そしてRCサクセション時代からの、これまでのツアーやレコードのポスター。

凄い…。ため息が出る。
清志郎、RCサクセション、やっぱり最高にカッコイイぜ!

まだ最初のブースだけど、ここを観ただけで、既にアタマの中がぐるぐるだ。
自分の中に、昔からの本当に様々な思いが湧き上がって来て、身体が固まってしまった。
元々は清志郎自身の意向で計画されていた展覧会ということだから、
彼が生きていての開催であれば、こんな気持ちや思いになることはなかったと思う。
しかし、清志郎はいない。
よって、単に " 楽しい " というものでは、少なくとも僕にとっては無い。
その後のカラフルなステージ衣装も、とても笑顔で見つめることはできなかった。

でもね、うまく言えないけれど、決して悲しみや辛さ云々という感情だけでは無いんだ。
観終わった後にココロに残ったものは、清志郎の個性と魅力だったことは間違いないし、
素敵なそれをあらためて感じることができたという、
矛盾しているかもしれないけれど、結局、僕が感じたのは喜びや嬉しさだった。

     **********

絵画やスケッチが展示されているところは、ずーっと観ていても飽きる事は無い。
僕なんかの文章じゃとてもこの魅力を伝えることはできない。
ただ、これから行く人には、とにかく絵画の色使いはもちろん、
スケッチに書かれた文字まで、とにかくすべてをじっくり観ることをお薦めする。

     **********

開催日前日に、会期中にレア映像やPV等を特別編集したスペシャル映像が、
曜日毎に日替わりで上映されることが発表された。
展示物とは別に、これも楽しみにしていた…けれど、実は舐めていた。
まぁ、レアと言っても、そんなにぶっ飛ぶような映像が流れることは無いだろうと。

ところが、これがとんでもなかったのだ!

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ムーンビーチの砂の上 / カルメン・マキ from 『UNISON』 -1996-

当時は17年ぶりの一緒にした仕事だったようだが、
音楽プロデュースを春日博文が担当して制作された、
カルメン・マキ96年発表のソロ・アルバムが 『UNISON』 だ。

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カルメン・マキ(1996-12-21)
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OZ時代の相棒との共同作業だけれど、所謂それを彷彿させるハードな音ではなく、
じっくりと聴かせるヴォーカル・アルバムとなっている。

マキに興味を持っていたことはもちろん、春日博文が関わるわけだから、
もちろん当時の僕は発売を心待ちにしていた。
ただ、実はアルバムを楽しみにしていた理由は他にもあったのだ。
というか、今思えば、これが最大の理由だったような気がする。

それは忌野清志郎の参加である。

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レコーディングは5月末から始まったそうだが、96年のこの時期の清志郎と言えば、
ナッシュヴィル三部作のシングルと篠原涼子とのコラボのあいだ辺りになる。
個人的に、この時期の清志郎が作ったPOPな楽曲を気に入っているのだが、
マキに提供したのも、まさにそんな曲なのである。
タイトルは「ムーンビーチの砂の上」。
作詞・作曲は清志郎。そしてこの曲でギターとコーラスを担当している。

今の時期…夏の終りに聴くとピッタリの切ないメロディ。
名曲だと思う。

確か、アルバム発売時に特典としてもらったと記憶している " カルメン・マキ読本 " 。
ここに掲載された春日博文の文章にはこう書かれていた。

  「ムーンビーチの砂の上」は
  ムーンビーチがどこにあるのかよく知らない忌野清志郎が作ってくれた

実にらしい表現だと思う(笑)。

ところで、今年の6月、7月に春日博文は帰国してライヴを行った。
その際、何とこの曲を演奏しているのである。
※6月のライヴのセット・リストを含めて本人のコメントがブログで読めます → 日本のケータイが
※7月のライヴでは森川社長が飛び入りしてあの曲を歌ったようです → 今日はアタシのビッグデー^^

春日博文もお気に入りの曲というのがわかって嬉しかったが、
これは本当に隠れた名曲なので、もっと表に出ても良いと思うけれど…。
まぁ、なかなか難しいかなぁ。

さて、上にも書いた " カルメン・マキ読本 " 。
これは簡単なバイオや年譜、ディスコグラフィの他に、
何人かから「私にとってのカルメン・マキ」というテーマで寄稿されているのだが、
実はその中には清志郎もいるのである。

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これがまた名文を寄せているんだよねぇ。
全文載せたいところだが、一部のみ抜粋でご勘弁。

  どこを探したって、あんないい女は二人といないぜ。
  俺が世界に一人しか居ないのとよく似てるよな。
  どの人の人生もたった1度しかないのと同じ感じのような感じなんだよ。
  わかるだろう?  

私は風 / カルメン・マキ&OZ(Single Version) -1978-

春日博文ネタで盛り上がったためか、OZが無性に聴きたくなった。
おかげで今日は1日、カルメン・マキの歌と春日博文のギター漬けとなった。
マキOZの1stアルバムを爆音で聴きながらの帰宅途中。
これだけじゃ物足りねぇんだよ…って、家に着いたら聴こうと決めていたのが、
『私は風』 のシングル盤だ。

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もちろん1stアルバムに収録されているオリジナル・ヴァージョンは素晴らしいけれど、
個人的に思い入れがあるのはこのシングル盤だ。
間違いなく、RCサクセションの「ステップ!」や「雨あがりの夜空に」と共に、
擦り切れるまで聴いたシングル・レコードの中の1枚だ。

例の殺人的にカッコイイあのリフで始まるこのシングル・ヴァージョンは、
当時は聴くだけでなく、死ぬほどそのギターをコピーした。
最強のAマイナーだと思う。

オリジナルは10分を超える長さの大作だけれど、このシングルは4分弱。
それでも決して曲の良さが失われることは無く、それどころか別の魅力が溢れていると思う。
短縮してハードな部分だけが抽出され凝縮されたことにより、
レコードに針を落とした瞬間から、
僕の耳には春日博文のハードにドライヴするギターと、
マキのド迫力ヴォーカルがダイレクトに突き刺さる。
いきなり持っていかれる。
そのまま曲がフェイド・アウトするまで感動と興奮がレッド・ゾーンのまま続く。
そしてもう一度…いや何度もレコードに針を落としたくなるのである。

ちなみに…というか当然この曲はライヴも強力。
OZのラスト・アルバムとなった 『LIVE』(78)に収録された、
77年5月の日比谷野音でのライヴ・ヴァージョンが文句無く素晴らしいが、


カルメン・マキ&OZ(1994-11-26)
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96年に出たベスト・アルバムに収録されたラスト・コンサートでの未発表ライヴも、
その貴重さも含めて捨てがたい。

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RCサクセションにとってのレイモンド・ジョーンズ

チャボや清志郎、そしてRCサクセションについて、差しで友達と語り倒すと言う、
やるということだけが決まっている定期的な不定期開催(笑)の宴が個人的にあるのですが、
友達からのフジ・ロックの報告も兼ねて、今回は世間がお盆休みの最中に開催されました。

ちなみにどういう宴かと言うと、夕方から始まるのですが、とことん話して一息つき、
ふと時計を見ると、既に日付が変わっているという、そんな場です(笑)。

で、今回のエントリー・テーマは、そこで出た話のひとつから思いつきました。

     **********

清志郎の…またはチャボの…でも良いが、ここではRCサクセションの…と呼ぶ。
RCにとってのレイモンド・ジョーンズは誰か?

レイモンド・ジョーンズというのは、ビートルズ伝説には欠かせない人物だ。
後にビートルズのマネージャーとなるブライアン・エプスタインが経営していたレコード店。
そこにレイモンド・ジョーンズという人物が訪れ、こう聞いた。

  ビートルズというバンドの「マイ・ボニー」のレコードはありますか?

これが無かったら、ビートルズの運命は今とは違っていたと思う。
要するに " あの人がいなかったら " ということが、RCサクセションにもあったか…だ。
ただ、レイモンド・ジョーンズなる人物は、実在しているのか否か…という理由で伝説化しているが、
RCの場合は実在する人物との運命的な出会いということになる。
よって、残念ながら伝説と言ったものでは無いけれど、
それでも思いつくままに3人挙げてみる。

●小林先生
ファンには説明不要。
清志郎が通っていた高校の美術部の先生。
彼がいなければもちろん「ぼくの好きな先生」は生まれなかっただろうし、
やはりRCの運命は変わっていたように思う。

●井上陽水
清志郎と陽水の共作が 『氷の世界』 に収録されたことで、
それによる印税収入が一時期の清志郎をささえていたことを考えると、
やはり、その音楽的繋がり以外でも重要な人物になるだろうなぁ。

●泉谷しげる
渋谷の " 青い森 " で泉谷がRCと古井戸を観なかったら…。
色々とその後は変わっていた可能性はあるだろう。

     **********

さて、ここまでなら思いつく人も多いだろうし、それなりに納得の人物でもあると思う。
ただ、やっぱりこの人に比べれば弱いし、敵わない。
というか、この人こそRCにとってのレイモンド・ジョーンズになるだろう。

その人は誰かと言うと…。

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RISING SUN ROCK FESTIVAL 2009 in EZO 仲井戸CHABO麗市 with 片山広明 2009.8.14

先日のFUJI ROCK FES.のときには、
事前に観に行く友達に連絡を取って、チャボの様子の報告をお願いしていました。
ただ、このRISING SUN ROCK FES.では、そういったことはせずにいたのです。
特に理由は無い…のですが、
まぁ、単に僕の周りには観に行く友人がいなかったということかなぁ。
そうは言っても、チャボはどんなライヴを演ったんだろう…と気にはなっていましたよ、もちろん。

さて、ここ 『Blueの雑記帳』 では、
過去にも僕が観ていないチャボのライヴ・レポが挙がっています。
下記のふたつがそれです。

One of Love Kick off EVENT / ROPPONGI Rolling Stone CAFE 2009.6.21
HOUSE OF THE MOON '09 仲井戸CHABO麗市 無国籍料理「月」 2009.7.17

ここまで書けば、もうおわかりですよね。
何と、北海道の友達からRISING SUN ROCK FES.のレポが届きました!
別のところで書いたものらしいのですが、ここでもバッチリと紹介させて頂きます。

レポの前に、まずはイントロダクションから。

     **********

写真は、レッドスターカフェというブースで展示されていたものです。

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【自分で作ろう!世界でたった1枚の " 愛し合ってるかい ? ! " RSRオリジナルTシャツ】という
『忌野清志郎コラボレーショングッズ販売』 も行ってました!

  忌野清志郎が伝え続けて来た
  「愛し合ってるかい」「愛と平和」「Love&Peace」等の彼のメッセージ。
  その言葉を真っ白なTシャツにオリジナルな表現で作ってみよう!※RSRホームページより

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フジロック'09とのコラボバッジセットも販売してました。

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Dreams to Remember 清志郎が教えてくれたこと / 今井智子

著者による1979年から2009年までの、清志郎を取材した記事を時系列に並べて編集したもの。
一応追悼本ではあるけれど、今井さんの取材記録をまとめたものである。

今井 智子,おおくぼ ひさこ(写真)
飛鳥新社
発売日:2009-08-07

雑誌やフリーペーパー、新聞に載ったものに加え、未発表の原稿もある。
この未発表というのが93年10月の、2・3'Sについてのインタヴューだ。
今井さんはハッキリと2・3'Sを否定しているので、2・3'S肯定派の僕としてはとても興味深い。

全体的には、僕自身がRCを知ってから今日まで…とほとんど変わらない流れなので、
読みながら「あぁ、このときはこうだったなぁ」とか、自分が当時どうだったのかを思い出す。
著者に感情移入できる人は、更に楽しく深く読めることだろう。
僕自身は、2・3'Sのところをはじめ、視点が違うところが少なくなかったので、
そういった読み方はできなかったけれど。

あと、ロッキング・オン・ジャパンと同じネタのインタヴューなのに、
清志郎の答えが全然違うというのもあって、それも面白かった。
どちらが本音なのかはもうわからないけれど。

繰り返すけれど、清志郎の本ではあるけれど、今井智子氏の本である…という、
こんなスタンスで読むのがいいんじゃないかなぁ…なんて思う。

表紙を含む、巻頭のひさこさんによる数点の写真は素敵。
ただ、欲を言えば、記事が載った当時の雑誌の写真も同時掲載して欲しかったな。

例えばサウンドール誌。
彼女も書いているように、YMOがメインで次点がRCという雑誌だった。
今でも何冊か家にある。
もちろん当時の写真はひさこさんだからねぇ。
ロッキング・オン・ジャパンとは違った、実に貴重な写真がたくさんなのである。
ここでも取り上げられている84年1月号は、こんな感じでした。

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忌野清志郎・民放FM53局特別番組

Sさんから「ウチだけに清志郎とチャボのニュースが載っています」とメールがあった。

  全国民放FM53局が、清志郎の特別トリビュート番組を、全局同時放送する。
  放送は9月19日深夜1時から2時間。

なるほど。
さすが清志郎だなぁと思った。
でも…あれ?
チャボのニュースって?

  ラジオDJの大御所小林克也が司会を務めて、
  RCサクセション時代からの盟友仲井戸CHABO麗市がゲスト出演する。

何だってー !?
小林克也とチャボが絡むのか?
しかも清志郎のトリビュート番組で?

  これまで、悲しみの深かった仲井戸は、
  多くの媒体から清志郎さんについての取材依頼を受けてきたが、
  一部雑誌以外すべて断っていた。
  関係者の熱意と百か日法要を過ぎた今回、自ら語る決意をしたという。

そうか、そういうことか…。
小林克也とチャボが清志郎を語るというのが想像できないけれど、
清志郎への思い入れがあまりにも強い人が相手よりはいいのかもしれない。

それにしてもラジオでチャボが語るのか、清志郎を…。

あれから何も無かったかのように僕たちはRCや清志郎を聴いている。
もちろん、これからも聴き続ける。
きっとチャボも同じ…というか、似たような思いなんだろう。
でも、チャボは聴くだけじゃないんだ。
もう、決めたのかもしれない。
清志郎を語ること…語っていくことを。
そして、もしかしたら歌い続けることも…ね。

  もう1つの目玉としては、7月25日のフジロックフェスティバルの追悼ライブと、
  昨年7月の清志郎さんの最後のライブの未公開音源の初披露が検討されている。

おおっ!
フジロックでの「いい事ばかりはありゃしない」は是非、OAして頂きたい。

民放FM局がやった。
なら、次はNHK-FMだろう。
あるだろうあるだろうサウンドストリートをはじめとした音源がさー。
頼むぜ、NHK!

CHABO BAND メンバー大募集 !!

たぶん95年の暮れから96年アタマにかけてだったと思うが、
仲井戸麗市の新バンド結成に向けて、メンバー募集広告が雑誌に載った。
雑誌というのはロッキング・オン・ジャパン…以外にもあったのかもしれないけれど、
僕が知っているのはジャパンのみだった。

CIMG7559.jpg

結果として、新バンドは早川岳晴、川村カースケ、たつのすけというメンバーに落ち着いたのだが、
実際にこのときの募集に応募してきたミュージシャンはどういった人たちだったのだろう?
アマチュアもたくさんいただろうし、僕が何かでチャボが語っていたのを見た中には、
湯川トーベンの名前が挙がっていたと記憶している。

とにかく想像するだけで楽しい…けれど、実はうまく想像できなかったりする。
アタマの中では、いくらでも自分にとってのスーパー・バンドを作ることができるけど。

だいたい、バンド編成も不明だ。
まず、人数は何人なのか。
チャボ以外にギタリストは欲しいのか、いらないのか。
この条件が違うだけで、できあがるバンドはまったく違うわけだし。

そういえば、仲井戸君と忌野君の中で、
清志郎が " チャボのオーディション受けに行こうぜ " と盛り上がったと書いていた。
三宅伸治、藤井裕、富岡GRICOか…。
このうち一人でもメンバーになっていたら、その後の何かは違っていたろうなぁ。

ということで、夏休み特別企画として、
いくつかのCHABO BANDを勝手に結成させてみたいと思います(笑)。

●パターン A
・仲井戸麗市 (G、Vo)
・早川岳晴(B)
・島田和夫(Ds)
・ kyOn(Key)

憂歌団でのイメージとして、
島田和夫のドラムでは演奏できるパターンがある程度決まってしまいそうな気もするけれど、
彼は麗蘭のライヴでも叩いたことがあるし、
チャボの 『PRESENT#3』 のレコーディングにも参加していることでもわかるように、
実は器用なドラマーなのだ。意外とはまるメンバーではないかと。

●パターン B
・仲井戸麗市 (G、Vo)
・土屋公平(G)
・市川洋二(B)
・鈴木将雄(Ds)

今思えば、99年の麗蘭はとんでもないメンバーだった。
あのメンツでもう一度ライヴを観てみたかった。
ということでパターンBは突拍子も無いメンバーだけど、
これはかなりカッコイイ音が出てくると思うなぁ。

●パターン C
・仲井戸麗市 (G、Vo)
・三宅伸治(G)
・早川岳晴(B)
・村上PONTA秀一(Ds)
・ kyOn(Key)

HEART of SOUL BANDに三宅伸治が加わったバンドだが、
これは実際にワン・ツアーのみだったが実在した。
個人的には最も好きであり、最強のメンツだと思っているバンドだ。

●パターン D
・仲井戸麗市 (G、Vo)
・春日博文(G)
・早川岳晴(B)
・新井田耕造(Ds)

初代の仲井戸麗市BANDへの思い入れは今でも強く残っているので、
このメンバーで演る 『BOOK』 や 『絵』 の曲を聴いてみたい。

●パターン E
・仲井戸麗市 (G、Vo)
・花田裕之(G)
・井上富雄(B)
・池畑潤二(Ds)

パターンBの別ヴァージョンだ。
どんな音が出て来るのか想像できないけれど、これは観たい(笑)。

キリが無いのでこの辺で(笑)。

歌詞を読むということ

佐野元春 『ザ・ソングライターズ』 が面白い。
7月から毎週土曜日にNHK教育TVで放映されている番組で、
タイトルでわかるように、ゲストのミュージシャンと曲作りについて話すというもの。
ただし、曲と言ってもメロディではなく " 歌詞について " に重きを置いているので、
その意味では、8/8は松本隆がゲストだったので期待していた。

  好きな言葉 風。
  嫌いな言葉 無い。言葉はみな平等だから。

好きな言葉からは、代表曲であるはっぴいえんどの「風をあつめて」を連想する人も多いだろうし、
好きだというだけあって、きっと他にも重要なフレーズで使われているだろう。
探してみると面白いのではないか。
そして、嫌いな言葉は無いという発言も感動的。
来週は松田聖子とのコラボについての話が聞けるというのも今から楽しみだ。

さて、番組中に佐野元春がゲストの曲の歌詞を朗読するコーナーがある。
これを三回にわたり観て、あらためて歌詞を読むということについて思った。

詩ではなく、歌詞。
ということはメロディがあるわけで、どうしてもそれを無視することはできないと思う。
もちろん歌詞だけが取り上げられて傑作だと認められている曲もたくさんある。
でも、やはり歌詞であるということは、メロディの存在は重要だと思う。

だから、歌詞の朗読を聞いて、僕は個人的にいいと感じたことがほとんど無い。
好きな曲でも…どころか、好きで思い入れがある曲ほど、朗読だけなんてもってのほかだ。
例え作者本人による朗読でもダメだ。
僕は仲井戸麗市のポエトリー・リーディングは大好きだけれど、
やはり彼のものでも、歌詞のリーディングだけはダメだ。
歌詞はメロディと一緒に耳から入ってくるのが僕にはいちばんである。

と、ここまで書いてきたけれど、実はメロディ無しで耳から入ってきた歌詞が、
そのときだけは特別に聞こえて、ココロに刺さったことがある。

その歌詞を読んだのは、誰あろう渋谷陽一氏だ。

彼は「サウンドストリート」のDJの時から、歌詞を読むと言うことが定番だったけれど、
感情を込めて伝える云々ではなく、単に歌われている内容の紹介だった。
当然のように朗読と呼べるものでは無い。
僕が聞いたそのときも、やはり同じようにそういった感じであったのだが、
時期と番組の内容と曲と当時の自分の感情すべてが重なり合ったのだろう。
それを聞いたときの、一瞬、固まってしまったような感覚は忘れられない。
でも、もう一度それを聞いても同じようには思わないし、感じることも絶対に無いだろう。
あれはあのときだけのものだと思う。

渋谷さんが読んだその歌詞。
時期は2009年5月8日。
番組はNHK-FMでOAされたミュージック・ライン。
曲はRCサクセションの「ヒッピーに捧ぐ」だった。

ETV50 もう一度見たい教育テレビ

8月2日(日)~8月7日(金)の1週間、
NHK教育テレビが、 「若い広場」と「YOU」の中から特にリクエスト多かった回をアンコール放送した。
個人的に楽しみにしていたのは次の3つ。

●若い広場 オフコースの世界(1982年3月21日放送回)
この番組については以前ブログに書いたことがあるので、興味がある方はそちらをご覧ください。
※若い広場 オフコースの世界

●YOU 誰でもミュージシャン パートII YMOの音楽講座(1983年6月11日放送回)
何が凄いって、出演しているのは細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏ではなく、YMOだということである。
さすがに観客の発言に今では時代を感じたりするけれど、
単に " 懐かしいなぁ " で終わらない、今観ても興味深い番組だった。
参加した人達には、きっと一生忘れられない思い出になっていることだと思う。

●YOU RCふたたび(1983年8月27日放送回)
言うまでも無く、ここを見てくれているみんなが待っていた待望の再放送だろう。
もちろん僕も同じで、清志郎とチャボの2ショットは、是非キレイな映像で残しておきたかった。

そして昨日のYMO同様、当たり前のことだけれど、
ここでの清志郎とチャボはRCサクセションだということに感動する。

放送された曲で凄いのは「New Song」だ。
この曲がRCのライヴ・ヴァージョンで…しかも映像で残されたことは、本当に貴重だと思う。

糸井重里と二人のトーク内容には、残念ながら特筆すべきことは無い。
ただ、今ではそう感じる人はいないかもしれないけれど、
ここでのやけに落ち着いてクールに構える清志郎とチャボは、
当時のロック・スターとしての貫禄と凄み、そしてカッコよさが凝縮されていて、
まだティーンエイジャーだった僕はシビレまくっていた。

それにしても、どんな場面でも、どんな状況でも、
ただ並んでいるだけで、つくづく絵になる二人だなぁとあらためて思うわけである。

文通「仲井戸君と忌野君」

ROCKIN'ON JAPAN誌上において、94年から97年にかけて連載されていた公開文通。
それが「仲井戸君と忌野君」だ。

チャボと清志郎が実際に文通をしていたことはファンには有名だが、
これは、その当時から約20年の月日が経過しての文通だ。
本人達はどんな気持ちでやり取りをしていたのか…なんてことは読んでいた人には説明不要。
とにかく最高に感動的な連載だった(よね?)。
※ちなみに70年代の文通の、その本物が 『生卵』 に掲載された時は本当に驚いた。
  もちろん驚いただけでなく、嬉しかったのは言うまでも無いけれど。

ROCKIN'ON JAPANから清志郎の追悼号が出ると知ったときは、
僕はこれを再掲載して欲しいと強く思っていたが、残念ながらその望みは叶わなかった。
その代わりにバックナンバーを引っ張り出して読み返して…なんてことをしたかと言えば、
実はこれまでしなかった。何故だかそんな気にならなかったのだが、
このあいだ yukodokidoki さんから頂いたコメントを読んで、遂にそれを決行することにした。

当時のJAPAN誌は部屋中あっちこっちに散らばっているので、
とにかく探し出せたものだけになってしまった。
おかげで掲載号すべてを読むことができなかったのは残念だったが、
それでも、今読んでも、いや、今だからこそ感動が増すこととなり、
号によっては、読んだ後にとんでもない状態に…。

では、そんな中からいくつかピックアップしてみます。

記念すべき第一回は94年11月号。
そうです。
あの 『GLAD ALL OVER』 後に始まったのです。
94年が二人にとって、そして僕たちファンにとっても本当に特別だったことがここでもわかる。

CIMG7554.jpg CIMG7555.jpg

  野音のコンサート以来、そこはかとなく蘇った2人の友情。
  この灯を絶やす手はない!というわけで ~中略~ 新連載。
  はたしていつまで続くのか !?
  できれば永遠に続いてほしい " 文通「忌野君と仲井戸君」 " !!

94年の秋。こうして文通は始まったのである。

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ロックで独立する方法 / 忌野清志郎

山崎浩一氏による清志郎が発した言葉の構成は、
僕が思う清志郎の話し方とは違うため違和感があるけれど、
文句をつけたくなるとしたらその点だけ。
過去に出版されたすべての清志郎に関する本の中でも、
僕が感じた読み応えは1、2を争う程だった。


忌野清志郎
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清志郎の言葉に説得力がある云々ということよりも、
とにかく彼の考え方が熱く語られていることに引き込まれる。
独立というテーマも面白い。

また、この本は、清志郎ファンはもちろんだけれど、
RCサクセションのファンこそ必読だと思う。
清志郎のバンド観…イコールそれはRCサクセション観とも言えると思うが、
それがこれだけハッキリと語られていることは貴重だ。

ただ、これはいつも思うことだけれど、RCの危機や 『COVERS』 事件周辺の話となると、
そのほとんど…というかすべてが清志郎サイドからの視点ばかりなので、
ここだけはどうしても冷静に読むことができない。
これはこの本だけに限らないことなのだけれど…。

清志郎が言うのだから、きっとその通りなのか、またはかなり真実に近いとは思うし、
RCの清志郎以外のメンバーが沈黙をしているので仕方が無いのだけれど、
僕はRCサクセションのファンなので、やはり一方的な話となると複雑だ。
しかも、大体が " 清志郎についてこられなかった他のメンバーが悪いんだ… " と言われているようで、
とても悲しい気分になることが多い。穿った見方なのかなぁ…。

でも、こんな風に思ってしまう僕でも、この本の清志郎には圧倒される。
何かをやってみようかなぁ…と読んだ後に思う人は多いだろう。

新谷祥子 マリンバ弾きがたり 「Rock Marimba」 南青山MANDALA 2009.7.31

彼女のヴォーカルは不思議だ。

僕が初めて観たチャボとの共演での印象を、ここに書いた事がある。

  それにしても新谷さんは素晴らしかった。
  巧みにマリンバを叩き、パーカッションを操る。
  優しさと強さ、その表現力、数曲で披露したヴォイス…。完全に目と耳を奪われる。
  演奏中の彼女はワイルドであるが、美しい。
  視覚的にもとても素敵なミュージシャンである。カッコよかった。
  しかも、曲が終わるたびに見せてくれた笑顔がとてもチャーミングで、
  そのギャップがまた良かった。

この時は歌を披露するというよりもヴォイスという感じだったので、
強く印象に残ったということは無かったけれど、
その後の共演で彼女自身の歌を聴かせてくれるに従い、
そのヴォーカルが気になりだし、だんだんとハマッてしまった。

歌い方や声質は、一聴すると線の細い…人によっては弱々しい歌に聴こえるかもしれない。
でも、まったくそんなことは無い。
これは彼女の " ヴォーカル・スタイル " なのだと思う。
更に言えば、僕の想像では意識しているのではなく、自然にそうなっているのだと思う。
だから時々見せる…そして所々で聴ける力強い声がやたらと刺激的かつ魅力的である。

彼女の声には何かがあると思う。

そんな彼女の、歌を中心としたソロ・ライヴ。
過去にその一部だけ(チャボがゲストで出たので)を赤坂で観ているとはいえ、
今回はライヴを通して彼女だけだ。
どんなライヴなんだろう…と期待して出かけた。

Image0907311.jpg Image0907312.jpg

会場はチャボのMonthlyでお馴染みの南青山MANDALA。
ステージには向かって左にピアノ、中央にマリンバ、右にはヴィブラフォン。
それぞれの楽器が大きいのでステージは窮屈そうだったけれど、
それらを眺めているだけで楽しい。

MCで彼女が言っていたように、この日は新曲がかなりの数で披露されたようだ。
そんなオリジナル曲の合間に色々なカヴァー曲が挟まるという構成。
取り上げられるカヴァーは、例えば直球ど真ん中のジョン・レノン「イマジン」から、
「リンゴの唄」、「時には母のない子のように」など多岐にわたるジャンルだったのも良かった。
ただ、曲は直球でもアレンジは変化球である。
しかも楽器はマリンバなわけで、今まで観たことも無い変化球だった。

オリジナル曲は、僕にとってはチャボとの共演により聴きなれた「冴えた月の下で」、
そして名古屋で聴いて感動した「ピクニック・ボーイ」が歌われたので嬉しかった。
目の前では新谷さん一人が演奏し歌っているのだが、
この二曲だけは僕の脳内でチャボのギターとコーラスが鳴ったりして、
おかげで独特の楽しみ方(笑)ができたように思う。
ちなみに「冴えた月の下で」のとき、会場にもキレイな月が出ていた。
素晴らしい照明だった。

そしてもう1曲、チャボとの共演で印象的だった曲が歌われた。
しかもそれはチャボの曲のカヴァーだ。
でも、そんな曲なのに僕の脳内でチャボのギターや歌が再生されることは無かった。
ピアノで弾き語る彼女の解釈が素晴らしいからだ。

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Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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