ロック・アルバム・ベスト 100 レコード・コレクターズ増刊


浅野 人 / ミュージックマガジン社(2007/09/13)
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この本は、元々はレコード・コレクターズ誌が25周年企画として、2007年5~7号にわたり、
それぞれレココレの執筆陣による60年代、70年代、80年代のロック・アルバム・ベスト100を特集。
その内容に読者投票とアンケートによるベスト100と、
ミュージシャンを中心としたゲスト10名によるベスト20を加えたものだ。
雑誌に掲載されていたことは知っていたが、特に立ち読みもせずにスルーしていた。
今回それがまとめられた増刊を入手した理由は、仲井戸麗市によるベスト20があったからである。

この手の特集は、作り手が100人いたら100通りのものが出来るので、
賛否はもちろん…、いや、否の意見が多くなるのは目に見えているのだけれど、
単純に割り切ってみれば、それなりに楽しめると思う…かな(笑)。
僕自身も、チャボが書いていなければ買わなかっただろうし。
でも、「へぇー、あの人はこんなランキングなんだー」と、
友人の家のレコードやCD棚を楽しむ…という視点で見たら、なかなか読み応えがありました。

ちなみにベスト20だけ紹介しておきます。上がレココレで、下が読者による順位です。

●1位 
BEACH BOYS/PET SOUNDS(66)
BEATLES/ABBEY ROAD(69)


ビーチ・ボーイズ(2008-06-11)
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ザ・ビートルズ(1998-03-11)
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●2位 
BOB DYLAN/HIGHWAY61 REVISITED(65)
BEATLES/THE BEATLES(68)


ボブ・ディラン(2005-08-24)
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ザ・ビートルズ(1998-03-11)
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●3位 
BAND/MUSIC FROM BIG PINK(68)
KING CRIMSON/IN THE COURT OF THE CRIMSON KING(69)


ザ・バンド(2005-07-06)
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キング・クリムゾン(1994-12-16)
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●4位 
KING CRIMSON/IN THE COURT OF THE CRIMSON KING(69)
JOHN LENNON/JOHN LENNON PLASTIC ONO BAND(70)


ジョン・レノン(2005-09-30)
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●5位 
BEATLES/REVOLVER(66)
DEREK&THE DOMINOS/LAYLA AND OTHER ASSORTED LOVE SONGS(70)


ザ・ビートルズ(1998-03-11)
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デレク・アンド・ドミノス(2004-10-21)
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THE Afternoon Tea & Music Time 横浜・サムズアップ 2007.9.24.

今回も入場者全員にチャボへのお便り用紙が配布されていた。
前回
は全員の用紙を読み上げてくれたチャボであるが、さすがに今回はランダムとなっていた。
ただ、それでもなるべく多くの人達の分を読もうという姿勢が伝わってくるところがチャボである。
いい人過ぎるんじゃないか(笑)。

CIMG6329.jpg

さて、いつもは徹夜で選曲するという話を良くするのだが、何とこの日は朝の5時から選曲を始め、
途中で二時間寝て、その後再び選曲をしていた…らしい(笑)。
お疲れ様です。

この日のテーマは、最近のチャボ自身の日々の活動や行動にまつわる選曲…ということだった。
印象に残ったものをいくつか挙げていくと…。

オープニングはクリームの「政治家」。
もちろん新しい自民党総裁が誕生したことに引っ掛けてのチョイスだ。

レコード・コレクターズ誌の増刊『ロック・アルバム・ベスト100』の話になり、
それにはチャボ自身が選んだ20枚も掲載されているが、その中からヴァン・モリスンの「ムーンダンス」。

最近夏木マリと一緒に仕事をしたという流れから、
彼女がカヴァーしているマリアンヌ・フェイスフルの「愛と花と平和の監禁」。
僕はこの曲は初めて聴いたのだが、何やらロジャー・ウォーターズの曲らしい。
『THE WALL』の頃のピンク・フロイドっぽいし、これは後でチェックしてみよう。

山口小夜子さんが亡くなったニュースの話から、スティーリー・ダンの『彩(エイジャ)』から一曲。
チャボとスティーリー・ダンはなかなか結びつかなかったが、この辺もしっかりと聴いているのはさすがである。

で、今回はとてもカッコイイ曲に出会えました。それはロス・ロボス。
僕自身はラテン風味のロック・バンドという認識でいたけれど、
チャボがかけたのは、まさに王道ロック・ナンバーで、ギターが最高にカッコイイ曲でした。
曲のタイトルは失念したが、アルバムは『Good Morning Aztlan』というもの。


ロス・ロボス / カッティング・エッジ(2002/05/22)
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恒例のエッセイ朗読は『一枚のレコードから』より「ブルー・ジーンと皮ジャンパー」。
この日のためにアダモのベスト盤を買ったのだが、当日まで封を切らずにいて、
今朝聴いてみたら再録音ヴァージョンでがっかりした…というオチでした(笑)。

お便りコーナーがあいだに挟まれるので、全体的に和やかな感じで進行するのが本当にラジオっぽい。
これはしばらく続くのかな?

さて、次回は年内最後になる。
いつもより遅い時間だし平日ということになるのだが、何とライヴをやってくれるらしいぞ!
こりゃ楽しみだ!

三宅伸治デビュー20周年記念ライヴ「BACKしよう」 2007.9.22 SHIBUYA-AX

アンコール用に整理されたステージに、
三宅伸治が仲井戸麗市が加わったNICE MIDDLEを引き連れて登場する。
もちろんホーン・セクションには梅津和時と片山広明がいる。
そしてドラムを担当するのは新井田耕造である。

アンコール一発目は「FREE TIME」。
仲井戸麗市作であるが、今では三宅伸治の持ち歌と言ってもいいだろう。
僕はこのアレンジになってからはあまり好きではないのだが、
チャボもリード・ヴォーカルをとったこともあるのだろう、久々に聴いて感動してしまった。
ただ、この曲を演奏している時の僕は、全然落ち着いて観て、聴いていられなかった。
その理由はただひとつ。
ステージ中央に立てられたスタンド・マイクである。

向かって右で三宅が歌っている。
左にはギターを弾くチャボがいる。
更に左にはBLUE DAY HORNSがいて、奥ではコーちゃんがタイコを叩いているのである。
そんなシチュエーションの中央に立っているスタンド・マイクは、
まさに歌い手を待っているとしか思えなかった。

「FREE TIME」が終わった。
満面の笑顔の三宅がEのコードを弾く。
リズム隊が入る。チャボが叫ぶ。

  伸ちゃんの古い友達を俺から紹介させてくれ!

曲は「JUMP」。
チャボに呼ばれて出てきた古い友達というのは、忌野清志郎であった。

     **********

清志郎が入院したというニュース
を知った日から、
まったく音楽を聴けない、聴きたくないという日が二日ほど続いた。
チャボからのメッセージを見てそれを何とか打破し、
音楽を聴こう、ロックを聴こう、清志郎を聴こうと決め、
当時聴きまくっていたのが「JUMP」である。
あの時期、個人的に自分の心境や思いにピッタリだったのがこの曲であり、
とても思い入れが強い曲となっている。

思えば『札幌市民会館 最後の日』での清志郎とチャボの共演。
その場にいることはできなかったが、この知らせを聴いて僕はかなり満足してしまっていた。
これ以外にも清志郎が飛び入りして歌うということはあったが、何と言ってもチャボとの共演だ。
しかもその一発目に「トランジスタ・ラジオ」に「スローバラード」、
そして「雨あがりの夜空に」のRCクラシックス三連発であったのだから、
僕にとってはもうこれ以上のものは無かったのだが…。

でも、これ以上のものはあった。
僕が目撃できた清志郎復帰後のチャボとの共演の一曲目が「JUMP」とは、
偶然とはいえ、こんな夢みたいなことがあるのだろうか!? 

今、これを落ち着いて書いているのだが、
もちろんその場ではステージ目掛けて突進したことは言うまでも無い。
気がつきゃステージかぶりつきの位置である。
ちなみに、同じく僕の目の前、ステージ最前列で歌っていたのは良く知っている友達であった(笑)。

「JUMP」に続いた「雨あがりの夜空に」は通して一緒に歌いっぱなしであり、
ヴォーカル以外のパートでは、ただただ「清志郎!清志郎!」と叫んでいた。
去年の夏以来、僕は「清志郎!」と早く叫びたかったのだ。

     **********

三宅伸治デビュー20周年記念ライヴ。

SBSH0001_20070923112101.jpg CIMG6327.jpg

ゲストが入れ替わりに出てきて三宅と絡む構成で進行する。
それぞれ1~2曲ずつなので、出てくるアーティストやミュージシャンを冷静に観ることはできなかったが、
色々な人を観られたことは良かったと思う。
残念ながら、初めて観る人からは個人的な収穫は無かったが、
石田長生
、藤井裕、新井田耕造、Leyonaを迎えての「So-So」は白眉だった。

また、竹中直人によるユニット " 高井戸 " が出演し、いきなり<誰かさんとの一年間…>と、
古井戸時代にチャボが「花言葉」で朗読していたのと同じようなポエトリーを始めたのには驚いた。
結局「ポスターカラー」と「love song」の二曲を歌ったのだが、
それまでの会場の雰囲気を、ここだけはガラッと変えてしまっていた。
竹中直人は全然ギャグではなかったのだが、何だか客席にはその辺微妙な感じがあったな…。

チャボは「Walking by My Self」と「一日」を演奏。
「一日」ではこれぞ仲井戸というスライドをキメていた
でも、僕の位置からは譜面台で陰になり、ギターを弾く姿を観られなかったのが残念。

そして、忌野清志郎が加わったアンコール以降の盛り上がりは感動的であった。
三宅と清志郎の二人での「約束」は、その歌われる内容もあって、かなり、きた。

ライヴは出演者全員での「何にもなかった日」と「たたえる歌」で終了。
とにかくこんなライヴを実現してしまう三宅伸治は、色々な意味で凄いと思った。
単なるお祭りだという一言で済ませてしまう人もいるかもしれない。
しかし、お祭りなんて簡単に開催できないだろうし、
お祭り的なライヴをやれてしまうなんて、やはり凄いことだと思う。
三宅伸治は日本一幸せなミュージシャンなのかもしれない…なんて、
このライヴを観て思った。

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中島みゆき『コンサート・ツアー2007』

いよいよ中島みゆきの『コンサート・ツアー2007』が近づいてきた。
9月29日の初日から年末まで32公演が組まれている。

過去には何度かツアーのチケット争奪戦に参加してきたが、ことごとく敗北(笑)。
去年はライヴを観たことも無いのに夜会のチケットが取れてしまったという嬉しい誤算もあったが、
やはりライヴは念願だったし、今では大袈裟ではなく夢のひとつであった。

今年こそ…と、およそ3ヶ月にわたる公演スケジュールを睨み、
中島みゆき予算を用意し、自分のスケジュールと照らし合わせる。
初日好きな僕であるが、どうしても無理だと言うことで9月29日はあきらめる。

申し込む…いや、挑戦(笑)したのはできるだけ初日に近い大阪前半から2公演。
仙台の2公演。そして東京の全公演。合計10公演だ。
申し込む…いや、挑戦する公演すべてが取れるわけではないと認識しながらも、
もしチケットが取れたら、もちろん全部行くつもりであった。

まだ一部の一般発売が残っているが、申し込んだ…いや、挑戦した先行での抽選と、
その後のこれまでの一般発売の結果、現時点で大阪と東京の初日を取ることができた。
 ※仙台は抽選に外れ一般発売電話は開始20分後に繋がったのだが既に売り切れていた…。

これは確率がいいのか悪いのか、運が良いのか悪いのかがわからないのだが、
とにかく念願だったライヴに行くことができるのだ!
しかも、実際にはツアー二日目だけれど、
ほとんど初日という感覚で観ることができると思う大阪は、初日好きとしては嬉しい。
会場は浜田真理子と出会うこととなるイヴェントを観たフェスティバルホール
加えて前日の10月3日は新作の発売日だ。盛り上がるな~!

10月、11月と観ることができるので、当然12月も観たい。
もちろん東京公演後半の一般発売にもチャレンジするつもりだ。

中島みゆきさん、おひさしぶり。

「ほぼ日刊イトイ新聞」に、「ダ・ヴィンチ」との共同企画として中島みゆきのインタヴューが連載されている。
しかも全13回にわたるロング・インタヴュー…なのだが、
それぞれ1回は短いので、すべて掲載されてからまとめて読むのがまっとうかもしれない。
わざわざ連載にする必要性があるのかとも言いたいところだが、あるのだろう(笑)。
まぁ、インタヴューと言っても糸井重里との対談みたいなものだけどね。

9/12現在で連載は5回目。まだまだ続くので楽しみだ。

さて、くだけた内容の中にも、おおっ!という発言があったりする。
そんな中のひとつ。

現在、ツアーの準備で曲目を決めたり歌詞を覚えるために、
昔のCDを片っ端から聴き直したりしているらしいのだが…。

  以前は(曲を)結構たくさん書いたなーと思ってたんですけど、
  よくよく聴いてみると、あれ、あんまり書いてないなって最近思ってるんです ※一部引用

すげぇ。
あれだけ作品を出し続けているのに、こんな風に思えるとは!
1年にアルバムは約1枚発表のペース。
これは1ヶ月に1曲と換算できるから、そう思えば多くはない…みたいな会話もあるけれど、
そんなもんじゃないでしょ。

今後もこのまま1年に1枚のペースで出し続けて欲しいものだ。

SAME OLD BACKBEAT/ROCK'N'ROLL GYPSIES -2007-

2006年11月24日にLIQUIDROOM ebisuで行なわれたライヴを収録したアルバムを聴いた。
全16曲、スタジオ録音よりもテンポ・アップされて演奏されるGYPSIESロックン・ロール。
編集もまさにライヴ!
個人的にはオープニングの「FRAME UP BOOGIE」から「TRUCKIN'」の流れでいきなり爆発だ。
後はひたすらカッコイイ音に身を任せていれば良いだけ…という作品です。

CIMG6269.jpg

さて、本編のGYPSIESナンバーについてはここまで(笑)にしておき、
やはりこれに触れないわけにはいかない。
もう今更だろうけれど、アンコールで披露されたROOSTERZナンバーが2曲収録されている。
「再現出来ないジグソウ・パズル」と「PASSENGER」がそれだ。
これは凄い。

この「凄い」というのは、演奏云々、ヴォーカル云々を指しての「凄い」ではなく、
それを超えて、もう曲自体が「凄い」のだ。
ROOSTERZ時代の演奏からキーボードを抜いただけで、基本的にアレンジは変わっていない。
よって、二本のギターだけで演るGYPSIESナンバーと同じ感覚で演奏されているはずだ。
でも、良い悪いではなく、GYPSIESのオリジナルとは完全に質が違う…ように聴こえるのだ。
好き嫌いではなく、まったく色が違う…ように聴こえるのだ。
花田のヴォーカルも、何だか気持ちが余計に入っているように聴こえるのは僕だけかな。

そしてとにかく曲が速い(笑)。
三原重夫もどこかで言っていたし、
下山自身も「ROOSTERZは凄くテンポが速かったから演奏するのが大変だった」と言っていた。
当時はあまり感じなかったが、このライヴ盤を聴いて、それがわかったよ。
確かに速い!
しかし、池畑のドラムは平気でそれをこなしているぞ(笑)。

実際にこの曲が演奏されたアンコールでの客席の状態がどうだったのか不明だが、
ROOSTERZを引きずっている僕みたいなファンはあまりいないような気がするので、
きっと新鮮だったんだろうなぁ。
GYPSIESナンバーに慣れている耳で聴いたら違和感を感じそうだけれど、
演奏するバンドの気合みたいなものは感じられたんじゃないかなって思う。
改めて、花田&下山タッグによるROOSTERZの曲の異様なテンションを再認識した次第だ。

さて、ライヴの本編では「NEON BOY」も演奏されたようだし、
更に言えば、今年の春に行われたツアーでは「OH! MY GOD」や「CRIMINAL ROCK」。
「GUN CONTROL」に「NAKED HEAVY MOON」なんかも披露されたらしい。
すべてROOSTERZを代表する曲であり、ヘヴィでハードなものばかりである。
これらのROOSTERZナンバーが、GYPSIESの曲と同時にぶちかまされているのである。
今となってはこのツアーを観に行かなかったことを後悔するしかないが、
これからも聴くことができるであろうことを考えると自然と顔がにやけてしまうな。

でも、まだまだ演ってほしい曲があるぞ下山…いや、花田(笑)。

瀕死の双六問屋/忌野清志郎

清志郎のファンには説明不要だろう『瀕死の双六問屋』が文庫化された。

1998年から2000年にかけてTV Bros.に連載されていた書下ろしエッセイに、
レコード・レヴューとイラスト、漫画で構成されており、元々は2000年に単行本として発表されている。


忌野 清志郎
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文庫の解説は角田光代だ。
彼女が書く清志郎についての文章は、いつも僕の思いを代弁してくれるのだが、
それは今回も同じであった。

  安心しろ 君はまだまだ大丈夫だ 
  俺がここにいいて、君と同じ時間を生きているんだぜ
  こんなに心強いことはないだろう

清志郎のこの文章を、彼女は「そのまま私の気持ち」と書いているが、
きっと同じようなファンは多いと思う。
もしかしたら、多いどころかほとんど全員が同じ思いかもしれない。

この本自体を久しぶりに読み返したが、
当時よりも身に沁み込んでくる文章の数々に驚いてしまった。

さて、単行本化されたときは4曲入りのCDが付いていたが、もちろん文庫には無い。
しかし、文庫には清志郎自身による「文庫版あとがき」が付いている。

この本もそうだし、名著『十年ゴム消し』を読んだ時もそうなのだが、
清志郎の書く文章は、僕にはそのままダイレクトに届く。
ぶん殴られたらすぐに痛みが襲ってくるように、
読んだ瞬間、書かれている事に対して何かを感じることができるのだ。

この文庫版あとがきは感動的である。

ところで早川義夫的に言えば、
「声が聴こえてくるだけではいけない」「音が鳴っているだけではいけない」
「それだけでは歌や音楽にならない」となるのだが、
清志郎の文庫本あとがきをこれに倣って表せば、
「声は聴こえないし、音も鳴っていない」のに、僕には音楽になっているように感じる。
大袈裟に言えば、清志郎の新曲と言ってもいいくらいである。

この文庫版あとがきは、僕にとってはロックだ。
ロック以外の何ものでもない。

それでは失礼する。また会おう。清志郎はずっと僕達の近くにいるはずさ。


忌野 清志郎 / 小学館(2007/09/06)
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幸子の幸はどこにある… 画ニメ『赤色エレジー』

画ニメというのは、アニメ・映画・活字メディアを融合させる新たな映像コンテンツ…らしい。

僕が画ニメを知ったのは、林静一の『赤色エレジー』が画ニメとしてリメイクされて蘇り、
挿入歌として浜田真理子がカヴァーしたあがた森魚の「赤色エレジー」が使われるという流れから。

オリジナルの漫画については今更細かく解説するのも不要だが、
一郎と幸子の同棲生活を描いた70年代を代表する作品だ。

僕自身は遠い昔に読んだ記憶がある程度なのだが、今回このDVDを観てとても新鮮だった。
およそ40年以上前の世界が描かれているのだが、
物語としては時代性を越えたラヴ・ストーリーとなっているのではないか。
事実、作画・脚本・監督を自ら手掛けた林静一は、
当時の色が出てしまう風俗描写をなるべく消し、二人の物語に焦点を絞って脚本化したらしい。
冒頭とラストに今の視点でのナレーションが入るのもポイントになっている。

作品云々よりも、僕自身が興味を持ったのが浜田真理子の「赤色エレジー」なので、
その意味では残念ながら期待外れだった。
挿入歌ということだが、本編ではわずかに出てくるだけであり、とても効果的に使われているとは思えない。
エンド・クレジットにも流れるのだが、これもフルで聴くことができない。
浜田真理子ファンとしては、欲求不満になるだけの作品であった。

現時点では、浜田真理子による「赤色エレジー」が作品化されるというニュースは無いが、
10月に行われる横浜でのライヴでは、是非この曲を歌ってもらいたいと思う。


(2007-06-29)
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PASSENGER/ROOSTERZ -1987-

  花田がパリで録りたいと言い出して、
  それは俺が知らないあいだに決まってた

  海外レコーディングは、バンドのリズム隊がまだ途中だったから、
  俺にとっちゃヤバイことだった

  凄かった。プロデューサーが耳打ちすんの。「このリズム隊ダメだ」って
  リズムがずれるから「タイコのフィルを叩かないでくれ」って
 
  その次は「ベースもダメだ」って言い出した
  ある日ベンツにベース一丁積んだミュージシャンが来て、
  一日で全曲録っていった

これらはアルバム『PASSENGER』(87)の、パリ録音についての下山淳の発言だ。
自分の知らないところで決まった話に加え、
リズム隊が弱いために海外では否定されるだろうと認識しながらも、
何故、花田についていったのか?
僕にとってのROOSTERZ最大の謎が、このパリ録音である。

  バンドでレコーディングに来ているのに、
  スタジオ・ミュージシャンと差し換えるのはどういうことよ?
  ってプロデューサーともめた

これが下山である。当然だろう。

     **********

  ディレクターと話してて、海外旅行もしたことなかったし、
  どっか行ってもいいって言うんでパリに行っちゃった
  
  パリではニール・ヤングのライヴも観れてラッキー

  自分としては旅の記録のようなアルバム

こちらは花田のパリ録音についての発言…。
何なんだよ、これ。
とても一緒にレコーディングをしていたメンバーとは思えない。
しかも「旅の記録」だという。
そんな軽いものなのか?
ROOSTERZというバンドのパリ録音作品じゃないのか?

しかし、これが末期のROOSTERZ…花田と下山だったのだ。

こうやって完成した『PASSENGER』は凄いアルバムである。
「タイコのフィルを叩かないでくれ」というプロデューサーの意向。
これが完璧に近い状態で守られているからだ。
所謂オカズと呼ばれるドラムのフィルはほとんど、いやまったく聴かれない。
全曲のドラムのパターンが ズンタン ズンタン のみなのである。
これは凄いでしょう。
もちろんこんなのは下山の言うとおりバンドの意味が無いし、
レコードが平坦に聴こえてしまう最大の要因だと思う。

曲によってはエンディングに♪タタタタタタタ というパターンが聴かれるし、
タイトル曲の「PASSENGER」では4~5箇所ほどフィルらしきものを聴くことができるし、
他の曲でも無理やりフィルにしてしまえるものもあるが、
言うまでも無くこれらはオカズになんて入らない。

「プロの仕事だ」と言ってリズム隊を否定したのに、
結果的には肝心のリズムに何の面白みも感じられない作品を作ってしまった。
プロデューサーであるMartin Meissonnier氏を理解することは、僕はできない。

最近のROCK'N'ROLL GYPSIESのライヴでは「PASSENGER」も演奏されている。
この曲を演奏するときの二人には、
今ではいったいどんな思いや景色が浮かんでいるのか?

     **********

  レコーディングが終わって帰ってくる時には、下山の怒りは感じた

花田もこう言っているように、パリでのバンド内の状態は認識はしていたようだ。
それにしても、良くこの時点で感情的にもつれてバンドが消滅しなかったと思う。

下山はここで投げ出さなかった。
彼は、花田と共にROOSTERZというバンドで傑作『FOUR PIECES』を作ったのである。
凄い男だ…と思う。


THE ROOSTERZ(2003-09-10)
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蝗がとんだ/PANTA from『P.I.S.S.』 -1989-

下山淳について書くことが続いていたが、
花田裕之の活動について思い出したことがあるので、ちょっと触れておこうと思います。

ROOSTERZ解散後、1stソロ・アルバム『Riff Rough』(90)が本格的な再活動だと思われるが、
実はその前に、渋く、かつ素晴らしい仕事をしている。
今ではほとんど語られなくなってしまったそれは、PANTAとの共演である。

花田自身のソロ・アルバム制作が始まるまで…と言うPANTAの発言があるので、
最初から期間限定でのコラボだったようだが、その短い時間に名曲を残した。
PANTAの89年に発表された『P.I.S.S.』。
ここで花田はアルバムのタイトル曲である「P.I.S.S.」をはじめ、
「TAMBOURINE」「蝗がとんだ」の3曲を共作している。
オープニング・ナンバーである「P.I.S.S.」は、ストーンズ・タイプな王道ロックであり、
実に花田らしいカッコイイ曲。「TAMBOURINE」も同系列のナンバーだ。

花田のロックン・ロールを歌うPANTAは魅力的で、
事実、普通にロックすることに対して花田が自信を与えてくれた…とPANTAは言っている。
しかし「蝗がとんだ」は、まさにPANTAとのコラボだからこそ生まれたような曲であり、
花田の今までの全作品中でも異質な曲である。
言われなければ花田作とはわからないのではないか。

  何かに取り付かれたように、群れを成して飛ぶ蝗。

柴山俊之の詞もそうだが、
独特な歌詞を違和感無く聴かせるヴォーカリストというのも花田の魅力のひとつだと思う。
その意味では、PANTAのこの曲も決して過激ではないけれど刺激的な歌詞である。
名曲だ。

ちなみに今、花田自身がセル・カヴァーすると、かなりはまると思うなぁ。
僕が知らないだけで、実はもう演ってたりして…。

ところで『P.I.S.S.』は長らく廃盤状態で入手困難だったが、10月10日に再発される。
花田ファンにはお薦めです。


PANTA / バウンディ(2007/10/10)
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ROCK'N'ROLL GYPSIES / ROCK'N'ROLL ALWAYS 2007.9.3 新宿LOFT

こんなに耳がキンキンするライヴは久しぶりだ。

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新宿LOFTに花田と下山、ROCK'N'ROLL GYPSIESを観に行った。
二人が並ぶステージを観るのは実に8年ぶりだ。
何と長い間さぼっていたのか…。

この日のライヴはDUST'N' BONESとの対バン。
オープニング・アクトのバンドが終り、二番目にGYPSIESは登場した。

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メンバーが現れたときも、オープニングの「NATURAL POWERED 1」が始まったときも、
待ちに待っていたはずなのに意外に冷静な自分に驚く。
先週は下山淳フェアを開催していたこともあるし、週末はGYPSIESを聴きまくっていたし、
挙句の果てにはギターを手にして1stアルバムの「TRUCKIN'」をコピーしていた。
そんなこともあり、気持ちの下準備は十分にできていたからだろう。

それでも前半に、その「TRUCKIN'」が演奏されたときは身体の内側が燃えた(笑)。
この曲は本当にカッコイイ。
二本のギターで同じリフを弾き、曲をドライヴさせていく。
何にも難しいことなんてやっていないのだが、ロックのカッコよさが溢れ出た名曲だと思う。
花田の特徴である投げ捨てるようなヴォーカルも絶好調。
間奏ではスライドではないソロを下山が聴かせてくれた。最高であった。

MCはほとんど無い。休みなく、次々と曲をぶちかましていく。
きっといつものことなのだろうが、ワンマンではなく対バンがあることもあったし、
そんな構成が、僕にはかえって気合いを感じさせた。

CDでは比較的淡々としたヴォーカルの曲が多いのだが、ライヴではまったく様相を変える。
当然だ。
ライヴでのあのギターとドラムをバックにしたら、CDのように歌うことは不可能だろう。
また、メロディをラフに崩して歌うところなどはROOSTERZ時代から変っていないな、花田は。
まぁ、下山がヴォーカルを取る「N.W.O.」も、
花田同様にCDヴァージョンとは違って強く歌われていたしな。

そうそう、下山は自分が歌う曲の演奏が終わると「どうもありがとう」と言うのである。
これはROOSTERZの時から変らないと思う。人柄だ。とてもいい人なのだ、下山さんは。

客席での僕は、ステージ中央に向かってやや右寄りのポジションだったので、
僕の場所から観ると、向かって花田の左後ろに常に下山の姿があることになる。
白状すると、二人を観ていてグッときた瞬間が何度かありました。

それにしてもギターを弾く下山淳の姿はカッコ良くて美しい。
かのCharがギタリストとしての仲井戸麗市を評した表現を借りてみる。
まず、何といってもギターを持っている恰好が魅力的で良いのである。
ストラップの長さとか弾くときのアクション。
ギター・ソロの時にヘッドがどの位置にくるのかとか、首の垂れ方や髪の毛の動きまで。
これらがすべてここしかないというところに収まっている。
そしてギターを " ジャーン! " と鳴らしたときに、
その " ジャーン! " という音にピッタリの恰好とアクションで弾いているのである。
僕は惚れ直してしまった。

花田?
花田は花田だったよ(笑)。あの徹底的にクールではき捨てるような歌は健在だったし。
ただ、ギターは力強かったな。花田のギターがバッチリと曲を押さえていた。
ROOSTERZ時代はここまでではなかったと思う。335、いい音でした。

こんな二本のギターがギンギンなうえ、後ろでは池畑のドラムが物凄い音をたてている。
ベースも安定していてリズム隊も強力である。凄いバンドだ。

こんなライヴを体験したら、当然、次はワンマンを観たくなるよね。
次回は是非、下山の前かぶりつきで観たいものである(笑)。

※追記
 物販コーナーに、何と『汚れた顔の天使』のレコードがありました。
 あれ、売り物だと思うけど、びっくりしました。

花田裕之と下山淳 ROCK’N’ROLL GYPSIES

ROOSTERZ解散後、花田と下山の共演は意外と早く実現した。
ROCK'N'ROLL GYPSIESという名称は、最初は花田のソロ・アルバムのタイトルだったと思うが、
それがそのままバンド名になり、現在に至る。

僕がROOSTERZ解散後、初めて二人一緒のステージを観たのは99年の赤坂BLITZ。
トリビュート・アルバム『RESPECTABLE ROOSTERS~a tribute to the roosters』に伴うライヴに、
花田、下山、井上、池畑のバンドが出演したのだ。
中盤に演奏された「ニュールンベルグ」にはさすがに血が騒いだが、
初期のルースターズ・ナンバー中心のメニューだったのが不満であった。
ただし、この時はラストに「NEON BOY」を演奏したのである。これには感動した。
『KAMINARI』以降の曲はまったく演奏されなかったのだけど、
この一曲だけで僕は満足してしまった。

ただ、あれだけROOSTERZにのめり込んでいた割には、
僕自身、しばらくはこれ以降の二人の共演を手放しで喜べなかった。
その一番の理由は下山色の後退だ。
花田のソロ・アルバムからスタートした、そのままの音になっていたからだ。
ROOSTERZをもう一度…とは言わないが、やはり個人的には不満であった。

それでも2003年に出たROCK'N'ROLL GYPSIES の1stアルバムには感激するしかなかった。
ジャケットを開き、そこに花田、下山、井上、池畑の姿を確認しただけで、
音を聴く前にオッケーであった。


ROCK’N’ROLL GYPSIES(2003-06-18)
Amazonランキング:102805位
Amazonおすすめ度:


もうカッコイイとしか形容できないものである。
花田作の「Lazy Sun」と「Truckin'」は、これぞロック!といったミディアム・ナンバー。
下山作で自身がヴォーカルも取る「N.W.O.」は、
「WARM JETTY」や「SEIREN」「曼陀羅」を歌っていたのと同じ人物が作ったとは思えない曲だが、
この飄々(笑)とした歌い方が良い意味で浮いていてアクセントになっているし、ギター・ソロもいい。
井上作で、やはり自身が歌う「揺れる陽炎の彼方に」は、彼のPOPセンスが出た佳曲。
アルバムでは思い切り浮いているけれど(笑)

驚いたのがラスト・ナンバーの花田と下山の共作「いつものこと」。
このようなモロにブルース・スタイルの曲はROOSTERZでは絶対に演らなかったものだ。
まさか下山がこんなギターを弾くとは、80年代には想像すらしなかったし。
これを聴いた僕は「もうROOSTERZは無い」と確信したものである。
オマケに付いていたライヴDVDで観られるのも初期ROOSTERSのナンバーであり、
「やはりなぁ」と、更にその確信は揺らぎの無いものになる。
もう、Zは無いんだろうと。

僕自身、あまりにもROOSTERZを引きずり過ぎていると思われるだろうし、
それは外れてはいないのだが、だって花田裕之と下山淳が一緒に演っているのである。
もし、忌野清志郎と仲井戸麗市の共演があったら、
良くも悪くもRCをアタマに浮かべない人はいないだろう。それと同じ感覚なのだ。

それと、帯に書かれたこんなコピーも僕の気持ちを逆なでした(笑)。

  大江慎也 作詞参加

こんなことがいまだに売り文句になると思われており、花田には付きまとうのである。
正直「冗談じゃねーよ」って思った。
「Zをぶちかましてやれよ、下山!」って思ったものだ。

今ではGYPSIESの音を何の違和感も無く受け入れているし、
最上級のロック・バンドだとも思っている。
2005年の2ndアルバムも期待以上の作品であり、やはりオマケのDVDで観るライヴはド迫力。
花田のギターはROOSTERZ時代よりもはるかにギンギンに鳴っており、
下山のストラトキャスターも最高である。

ライヴはご無沙汰しているが、最近はROOSTERZ期の曲を演奏するようになったようだ。
このことが嬉しいかと言われれば嬉しいと答えるが、以前よりも冷静に受け止めている。
でも、Zを演るということは、花田と下山に何か変化があったのだろうな。

今後はライヴに足を運びます。花田と下山を観に。


ROCK’N’ROLL GYPSIES(2005-11-30)
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さらば夏の日 '64 AUG./仲井戸麗市 from『THE仲井戸麗市BOOK』-1985-

今年の夏は本当に暑かった。

なかなか梅雨が明けなかったので、
「これじゃ夏は短くなるなぁ…」と高をくくっていたのだが、
短い代わりに強烈な暑さだった。

毎年のように「暑い、暑い」と過ごすわけだが、今年はとにかく「熱い」夏だった。
とりわけお盆の辺りの猛暑。
あんなのは、本来の " 夏らしい夏 " なんて気軽に呼べるもんじゃないだろう。
暑さで線路が曲がるなんて、笑い話にもなりゃしない。

夏が思い切り苦手な僕だが、
それでもここ数年は毎年「今年こそ夏を好きになれるかな」なんてことを思っている。
もちろん、思っているだけで終わってしまうというのもここ数年は毎年のことだ。

だけど、イメージとしての夏は、こんな僕にとってもそりゃ最高の季節である。
チャボが歌う夏に代表される太陽がいっぱいで青い空。
潮風の香りと夕立の気配。
冷たいビールに花火大会。
そして女の子…といった輝く季節、きらめく季節。

こんな夏に憧れ続けてずいぶん経つ。
だけど、いつも自分で見て、感じて、過ごしての実感は…。
それこそそんな夏が来るというのは、僕にとっては真夏の夜の夢物語のようだ。

  Q:今年の夏はいいことがありましたか?
  A:あるよ。あった。

真夏の郵便局から蒼空が届けられる " 真冬の熱帯夜 " 。
僕にはこちらのほうがいまだに魅力的だ。

夏が終わった。

知らない世界/アクシデンツ -1985- ※下山淳フェアその5

ルースターズの下山淳とのコラボレーションにより制作された最高傑作

レコードの帯にこう書かれているアクシデンツの2ndアルバム『知らない世界』(85)。
当時は名前しか知らなかったバンドだったが、
友人に教えてもらった「Cosmic Child」という曲のとんでもないカッコ良さに痺れ、
このレコードを入手したのだ。
手にするまでは下山淳が関わっていることは知らなかったので、
この偶然には驚いたと共に嬉しかった。

コラボと言ってもプロデュースとしてクレジットされているのは柏木省三だし、
ギターで参加しているようでも無い。
アレンジと作曲を手掛けているだけみたいで、曲の提供もたった2曲だ。

こう書くと、あまり下山色が出ていないと思うかもしれないけれど、
実は収録曲全てのアレンジを手掛けているのである。
こうなると、例えギターで参加していなくとも、弾いていることと変わらないとも言える。
実際に参加メンバーのクレジットを見なければ、
一聴すれば下山淳がギターを弾いていると思う人は多いと思う。

CIMG6240.jpg CIMG6241.jpg CIMG6243.jpg

アクシデンツ。
所謂九州出身のめんたいビートで括られていたバンドの中では独特なPOPさがあったと思うし、
ルースターズとの共通する音の質感もあったりして、このアルバムは良く聴いていた。
事実、このアルバムはルースターズの『SOS』や『NEON BOY』っぽい感じが顔を出すところがある。

白眉は、初めに書いたオープニング・ナンバー「Cosmic Child」。
ロックを聴いている人で、これをカッコイイと思わない人はいないのではないだろうか…
と大袈裟かもしれないが言いたくなる曲だ。
本当に久しぶりにターン・テーブルに乗せたが、
あっという間に当時の感覚が戻り、盛り上がってしまった。
この曲だけがすべて…と言うと原島には失礼かもしれないが、そう言いたい程に凄い曲。

シモは昆虫

仲井戸麗市が泉谷しげる with LOSERに在籍していた時、
下山淳のことを " シモ " と呼んでいた(笑)。
僕は実際に音としてそれを聴いたことは無いのだけれど、
今となっては貴重な対談であるROCKIN' ON JAPAN 89年3月号で、それは出てくる。
単に「下山!」って呼びそう(実際にこの対談でも下山と言っている)だけど、
ポイントで「シモはね…」とか「シモ音デかいよォ」とか「シモは出来るよ」とか言ってます(笑)。

そしてもうひとつ。
RCサクセションのFC会報『BAD』の88年No.18には、
チャボが語るLOSERのメンバーというのが載っていた。

 こいつは昆虫だ。
 かみきり虫でもあるし、くわがた虫でもある。
 時々はかまきりだ。
 こいつがへらへらニタついてPlayする時が、私はお気に入りだ。
 まるで愉快な昆虫と遊んでいるみたいだ。
 こいつは私の " ツアー電車移動 上野~北海道編 " をほめてくれた。
 いい奴だ。

下山淳は、チャボにこう語られている。昆虫…。
LOSERはいいバンドであった(笑)。
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Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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