LONDON時代のRCサクセション

初期のハード・フォークと呼ばれた時期からアルバム『シングル・マン』までは、
実際にライヴを体験した人の声や音や映像が極端に少ないためか、
" RCは初期のアコースティック・トリオ時代が一番凄かった " に代表されるように、
一部で伝説化されている感じがあった。
ただ、ライブ帝国シリーズで発表された『RCサクセション70's』で、
それがあながち間違いでは無いな…と思ったファンは多かっただろう。
そして、結果的にはハード・フォーク期とロック期の橋渡し的となった、
異質な名盤『シングル・マン』の存在が、初期の評価を決定付けていると思う。

キティ時代は、実際のレコード・セールスはともかくとして、
次の単語を並べただけで、説明不要であろう(笑)。

・宝島
・『RHAPSODY』『PLEASE』『EPLP』『BLUE』
・渋谷屋根裏、久保講堂、日比谷野外大音楽堂、渋谷公会堂、日本武道館

84年の独立以降は、86年から始まった夏の日比谷野音の定期的ライヴもあり、
KING OF LIVEの名を守り続けていたし、チャボや清志郎のソロ活動も、
当時はバンドにプラスになっているように、僕には見えた。
そこに88年の『COVERS』騒動とタイマーズが勃発したので、
最終的にはバンドが停止してしまうが、末期のRCは良くも悪くもファンの記憶には強烈だ。

さて、中期である。ここでは82年~83年と定義する。
オリジナル・アルバムは『BEAT POPS』と『OK』。
これに『THE KING OF LIVE』のライヴが一枚。
『THE DAY OF R&B』を入れてもRCサクセション名義は4枚。
それぞれ人気が無い訳ではないのだが、
こうやってまとめても何故だか僕はスッキリしないのだなぁ。
実際には「い・け・な・い ルージュマジック」のシングルがLONDON時代の幕開けだったのだが、
これはRCサクセションでは無いしな。
このモヤモヤ感は、おそらくLONDON時代が現在不完全だからである。
その一番の理由が、4枚のシングルが埋もれていること。
要するに『EPLP-2』ということだ。
ただし、このアルバムが再発されることは、RCサクセション再活動並みに難しいと思われる。
この形じゃなくても、単純にシングルのコンピレーションが実現できれば良いのだけれど、
実現できない理由が現時点ではあるのだろう。
RCは初期から意外とシングルのみ、
またはヴァージョン違いが多いバンドなので、喜ばれる企画だと思うんだけどなぁ。

ということで、強引だけれどLONDON時代のシングルを個人的にふり返り、
ついでに僕自身の過去も含めて再確認してみます。

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THE Afternoon Tea & Music Time 横浜・サムズアップ 2007.7.21.

今回は入場者全員にチャボへのお便り用紙が配布されていた。
これは麗蘭FC合同Eventでの質問コーナーでお馴染みだったので、
まぁ同じ趣向だろうと思っていたのだけれど…。

何とチャボは全員の用紙を読み上げ、答えてくれたのだ!
しかも、いつものように曲を紹介し、トークをしながらである。

Event終了後、何人かの友達とメールをやり取りした。
皆が " 楽しかった " と言っていたが、今日は本当に楽しかったと思う。
もちろん毎回楽しいのだけれど、いつもと違った感じだったのは確かだ。
その感じは、友達の一人からのこんなメッセージを読んでなるほど~と思った。

  チャボさんがみんなのを読んでくれたので、
  みんなが嬉しいじゃないですか。
  その空気が漂っていたのかな

また、別の友達がこないだの大阪で言っていた。

  チャボさんに会うたび、チャボさんを知るたびに好きになっていく

今回のようなチャボに触れるとそのことがハッキリとわかる。
サムズアップは、感動的な空気で充満していたと思う。

V6010080.jpg CIMG6095.jpg

さて、トークやファンからの質問への答えの中で、
いくつか印象に残ったことがあるので記しておきたい。

●札幌市民会館最後の日
終了後、帰りの車でチャボはCHARAと佐野元春と同乗。
途中でコンビニに寄ったそうなのだが、チャボは「どうせ佐野は車から降りないだろうな」と思っていたら、
皆と一緒に買出ししたらしい(笑)。
しかも、コンビニの前?で、佐野元春発案による記念撮影が敢行されたそうだ(笑)。
この写真は発表して欲しいな。

●大阪Shangri-La
ライヴで、客席からのリクエストによりメニューになかった「いつか笑える日」を演ったときの話。
この時はさわりだけでなくフルで歌ってくれたのだが、チャボはその理由を話してくれた。
演奏し始めたら、この曲は最後まで演らなきゃダメだと思ったそうである。
途中で止めて「イエーッ!」みたいに茶化せない曲。
「いつか笑える日」は、チャボにとってそんな曲なのである。

●天井桟敷大阪公演 島之内小劇場
チャボは古井戸のときに天井桟敷のバックを務めたことがある。
そのときの大阪公演島之内小劇場については、
エッセイに書いたり、ライヴなどでも話したりしている。
レコードになった古井戸のライヴに収録された「讃美歌」でも、そんな一節が出てくる。
その大阪公演の何とも貴重なチラシをファンが見つけ、チャボに送った話。
そのチラシには「演奏…金崎芳樹と古井戸」とクレジットされており、
まだ三人組の時代である。
また、チャボはこの芝居に寺山修司は関わっていないと思っていたそうだが、
チラシにはしっかりと「詩・構成…寺山修司」となっている。
今まで色々と話をしてきたことだけれど、こういった当時の物を見て、
改めてそれは本当のことだったんだとゾクッとした…と言っていた。

●おおくぼさん以外に好きになった女性は?
この質問には、対談したり共演した女性は好きになってしまうという答えで、
具体的には五十嵐淳子と浅野ゆう子を挙げていた(笑)。

     **********

さて、中盤での恒例の朗読コーナー。
今回は『だんだんわかった』から「サマーホリデイ」だった。
初の書き下ろしエッセイということもあり、やはり『だんだんわかった』は僕にとっては特別な本だ。
すべての章が素敵な言葉で綴られているのだが、
とりわけ僕のお気に入りのひとつが、この「サマーホリデイ」なのだ。
特にバイオリンさんと呼ばれる女子大生は、
数あるチャボのエッセイに出てくる登場人物の中で一、二を争うキャラクターである。
こういったこともあり、ここは今回の個人的ハイライトとなった。

朗読後にかかったビートルズの「ツイスト&シャウト」。
そしてエルヴィス・プレスリーの「ハウンド・ドッグ」。
この二曲はまるで山中湖の喫茶店にあるジュークボックスでかけられたようだった。
エッセイではしびれるような悪魔の叫びのサウンド…と表現されている。
チャボは冗談めいてこのことを話していたが、僕はかえってそこの部分にこそ感動する。
僕にとっての「サマーホリデイ」は高だか3ページ程度だとしても、
60年代の十代をテーマにした長編小説や映画並みの物語なのである。

何とも幸せな土曜日のひとときでした。

お気に入りのスライド・ギター

いつからか、チャボのギター・プレイと言えばスライドとなっている(と、思っている)。

  " この曲でスライドを弾いています。気に入っているんだ "

矢野真紀に提供した「Good Time」をソロ・ライヴで演奏するときに、
チャボはこう言っている。
RC時代の「よォーこそ」や「つ・き・あ・い・た・い」でのカッ飛んだスライドも魅力だったが、
口ずさめるようなフレーズをイントロや間奏でかましたり、
その曲の胆となるフレーズのリフレインなどが、やはりチャボの特徴だと思う。
ということで、そんなチャボのスライド・プレイから、
個人的に好きなものを順不同で5つ選んでみました。

●Good Time/矢野真紀
サム・クックな曲調の中で実にチャボらしく切ないBメロが効いている名曲で、
イントロから一発でチャボとわかるウォームでメロディアスなフレーズが爆発する。
間奏のアタマでも繰り返されるそのフレーズは、
一度聴いたらアタマにこびりつく抜群のメロディだ。
白眉は、その間奏の後半以降のプレイ。
ヴォーカルのバックでのアドリヴも含め、全編をスライドで決めているカッコよさ。
以前来日したジョン・ハイアットのバックで、
ソニー・ランドレスがほぼ全曲をスライド・ワークで決めたのを観て感動した…、
というチャボの発言があるが、
僕が「Good Time」を聴いて思い出したのが、まさにこの話だ。

●クリスマスの夜/三宅伸治
96年に三宅伸治&ザ・トランプ名義で発表された3曲入りCDに収録されたバラード。
チャボはエンディングで素晴らしいスライドを披露している。
そのサウンド、メロディ共に、とてもクリスマス・ソングっぽいと思う。
惜しむらくは演奏が短いこと。これから…というところで終わってしまうのだなぁ。
もっともっと暖かいソロを聴かせて欲しいと思ってしまう名演。
曲としても、僕的には三宅伸治のバラードではMOJO時代の「So-So」と並ぶ名曲だと思います。

●はぐれた遠い子供達へ/仲井戸麗市
93年の『DADA』収録曲。
誰がどこから聴いてもジョージ・ハリスン・ライクなフレーズ(笑)。
スタッカート気味になるスライドもチャボの特徴だと思うが、
そんなプレイがこの曲の間奏ではたっぷりと聴くことができるんじゃないかな。

●R&R Tonight/麗蘭
ひとつのフレーズのリフレインとしては、僕的にはこの曲が最高峰。
曲のエンディング。
蘭丸が弾くフレーズに突然チャボのスライドが絡んでくるところは、
いつ、何度、どこで聴いても感動的。
2004年『SOSが鳴ってる』収録の、麗蘭の代表曲。

●おいてきぼり/仲井戸麗市
『works』(2000)に収録された古井戸のセルフ・カヴァー。
イントロ、間奏、後奏で聴けるスライドのおかげで、
オリジナルとは違ってPOPな仕上がりとなっている。
実にチャボ的なスライド・プレイはもちろん、このヴァージョンはとても好きです。

他にも「My R&R」や「天の川サーフ」、
「あこがれのSouthern Man」など印象的なスライドが聴ける曲があるし、
RCや古井戸まで加えればまだまだお気に入りもあるけれど、
現時点でパッと思い浮かぶのはこの5曲。

きっと今後も素敵なスライドを聴かせてくれることだろう。

P.S.
玲葉奈の「オレンジ」(99)でのスライドを発展させたのが「Good Time」と言える…かも。

ハートせつなく…僕とチャボと渋谷の街

チャボと言えば新宿である。
特に二枚目のソロ・アルバム 『絵』 以降、
新宿の街がチャボのイメージとして決定的になったのではないか。
もちろんその通りだと僕も思う。
しかし、だけれども、僕にとってのチャボは新宿ではなく渋谷だ。
もう何と言っても渋谷の街なのだ。

ジョン・レノンが射殺された年のクリスマス。
RCサクセションのコンサートはまだ武道館ではなく、渋谷公会堂だった。
当時、ライヴの定番であったチャボによる清志郎がステージに出てくる前の煽り。
この時期、おそらくほとんどのコンサートのMCで話されていたと思われるもの。

  " 今夜のコンサートをジョン・レノンに捧げます "

というセリフが誰よりも決まっていたチャボ。
80年12月25日。これが、僕が渋谷でチャボを観た最初であった。

古くは古井戸時代の " 青い森 " " ジァンジァン " や、
今や伝説のライヴ・ハウスとなった " 屋根裏 " と、初めから僕には渋谷のイメージが強かった。
RCサクセションや泉谷しげる with LOSERでのチャボはもちろん、
『THE仲井戸麗市BOOK』『絵』のライヴを観たのも、
おおくぼひさこさんの写真展…しかもRCとチャボの写真展…を観たのも、僕はみんな渋谷だった。
そして何と言っても決定的なことは、僕は渋谷の街でチャボひさこさんに会っているということだ。

自分のバンドで初めて " 屋根裏 " のステージに立ったとき。
もちろんRCサクセションが屋根裏を卒業した後だ。
当然、僕のポジションはRC時代のチャボ側であった。
「あぁ、ここでチャボはギターを弾いていたのか…」と思ったことを、
つい昨日のことのように憶えている。
自分等の演奏云々よりも、同じ場所に立てたというそのことに感動した。
そして、バンドのラスト・ライヴも渋谷のライヴ・ハウスだった。

高校時代は東横線を利用していたので、遊びに行く街も自然と渋谷だった。
大学のときは圧倒的に新宿だったけれど、渋谷にも頻繁に行っていた。
就職して最初の職場も渋谷だった。
こういったことでも、個人的にも色々な想いがいっぱいの街で、
公園通りを上がって代々木公園までなんていうのは今でも大好きである。
横に女の子がいたら、そりゃもう最高(笑)だし。

だから僕の渋谷のアルバムには、好きだった女の子や、
どこかへ行って無くなってしまったライヴ・ハウスや、
たくさんのレコード屋さんに楽器屋さん、本屋さん、
そして映画館やプラネタリウム等と共に、チャボの写真で埋めつくされているのだ。

93年に行われたチャボのツアー・タイトルHEART of SOULは、
そんな僕の渋谷に対する想いそのものだった。
ヤードバーズのヒット曲「Heart Full Of Soul」。
邦題「ハートせつなく」からとったと思われるが、
実際の意味はともかく、ハートせつなくとは、まさに僕の想いにピッタリであった。

僕がこのツアーを観たのも渋谷である。ツアー最終日の渋谷公会堂だった。
※ちなみに、この翌日にも同じ渋谷のジァンジァンでソロ・ライヴがあった。
また、同じ年の年末には、三宅伸治を迎えての短いツアーも行われている。

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新宿をうつむき歩いていたというあの頃、チャボは渋谷にも確かにいたはずである。
やはり下を向いたままうろついていたのかもしれない。
でも、僕もそうだったように、ギターを抱えて演奏していた街なのである。
そこが陽の当たらない薄暗い場所であったとしても、僕は青空と太陽を見ることができたのだ。
チャボも同じだったと思いたい。

ディランがニューヨークを語り、チャボは新宿を語った。
僕もいつか渋谷を語ってみたいな。

1980年 RCについての個人的メモリー

最近、立て続けに80年代のRCライヴについてのメールを頂いた。
まずは1981年5月に行われた日比谷野音。
そして別の方からは1980年クリスマス、渋谷公会堂でのライヴ。
こんなことが続いたので、当時の日記を久しぶりに読み返してみた。
頂いたメールの内容について何かネタはないかな…と、
とにかくRCサクセションについて書かれている部分のみをチェックしてみたのだ。
これが予想以上に面白かったのです。
ブログでは無いから、たった数行程度の記載ばかりなのだけれど、
当時のリアルな声なので、今読むと、これはこれでとても興味深かった。

他人から見たらまったく意味が無いけれど、個人的に記録しておくのもいいかな…って思い、
RCについて書かれた部分のみ、原文のままピックアップしてみました。
当時は馬鹿なガキ(笑)なので、文章がおかしいところはご愛嬌です。

1980年4月5日から、それはスタートします。

     **********

●4月5日(土)
すげー!! RCサクセションのコンサート。
ステージの一番前まで飛び出してさ。
目の前にきよしろー、チャボ、ぎんじetcがいるんだ。
今日のこの公演はライヴ・レコードになって6月に出るんだって。

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●4月6日(日)
昨日のコンサートでの感激が忘れられず「雨あがりの夜空に」を買ってきた。
いいねぇ。コンサートのノリが戻ってきそーだ。

●4月7日(月)
RCサクセションのTV観た!TVKで。

●5月19日(月)
今週のFM東京、小室等の音楽夜話は、RCサクセションのライヴです。
すげー楽しみだよね。
早くレコード出ないかなぁ。
そーいえばレコードの発売日とオール・ナイト・ロックショーの日が同じじゃん。
二つの楽しみだよね。

●5月22日(木)
何と初期のRCサクセションには、あの三浦友和がいたんだって!
パーカッションとかをやってたそうだけど、何か信じられないなぁ。
しかし今日の『音楽夜話』は良かったな。
「雨あがりの夜空に」じゃん。あの興奮が蘇ってくるよ。
ああーレコードが楽しみ!!

●5月26日(月)
今日、朝のプロ野球ニュースを観てたら、何とRCサクセションのCMがやったのです。
たぶん僕らが行ったコンサートのときのフィルムだったと思います。
ただ日比谷でやるってゆーことだけのCMなのかなぁ。
あんときのもようをTVでやってほしーよ。

●6月21日(土)~6月22日(日)
すげー!! ALL NIGHT ROCK SHOWだぜ!
行く途中、変なオヤジ達につかまってすげーいやな気分になったけど、
そんなもんRCサクセションで消えちまった。
~中略~
そして5番目、とうとうRCサクセションです。前にいったんだ。
チャボがいつものようにして「よーこそ!」が。
人がぐらぐら揺れてとても危なく途中でストップ。
しかし落ち着きもう一度「よーこそ!」。
もう始めから終りまでうたいっぱなしだよ。
~中略~
しかし凄かったよRCは。ラプソディも買ったしラジオも聴いたぜ。
あっそーだ。ラプソディの写真に僕とYとTが写ってた。すげーうれしー!

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ラジオ・スターの夜劇 777 仲井戸CHABO麗市 大阪Shangri-La 2007.7.7

大阪のチームCHABO777という方々が、どうしたら腰の重いチャボを呼べるだろうか…
ということで企画したという『ラジオ・スターの夜劇 777』に行ってきた。
一部が公開ディスクジョッキー、二部がライヴという変則的な内容。
定期的に横浜サムズアップで開催しているDJ Eventのコンパクト・サイズが一部で、
二部はソロ・ライヴだったのだが、終わってみれば10時半を過ぎており、
結果としていつもの…いや、いつも以上の長時間に感じられるライヴとなりました。
そして実に感動的で幸せな時間を過ごさせてもらいました。
大阪まで来て良かった。

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2007年7月7日ということで777だったのだが、
チャボが登場するときのBGMにウルトラセブンを流すなど、徹底的に7に拘っていた。
しかし、ウルトラセブンとチャボというのは想像すらできないマッチングだ(笑)。
チャボは " 今日のDJは1時間くらいかな… " と言っていたが、
1時間は軽く越えていたのではないだろうか(笑)。
では一部から、特にココロに残ったものをピックアップしてみます。

前回のサムズアップでは『雨の曲特集』ができなかったということで、まずは『プチ雨の曲特集』。
トム・ウェイツの「レイン・ドッグス」(今、これを聴きながら書いています)や、
チャーリー・パットンの洪水を歌った曲(タイトル失念)がかかる。
必ずやってくれる朗読は、今回は何と二篇。
まずは大阪にちなみチョイスされたという、
エッセイ『一枚のレコードから』より「ララバイ・ア・コレクション」の章。
その朗読と共に話してくれた、
天井桟敷大阪公演のバックを古井戸で務めたときのエピソードもとても興味深く、
個人的にもここはハイライトだった。
曲は、そのときに演奏したアレンジに近い(?)というジョーン・バエズの「朝日のあたる家」。
そしてもう一篇はリトル・フィート「ザ・ラスト・レコード・アルバム」の章だった。

7月7日はリンゴ・スターの誕生日ということで、
「ユア・シックスティーン」が飛び出したのも楽しかった(BGMを今、リンゴに変えました)。
ちなみにこの曲でマウス・サックスを担当しているのはポール・マッカートニーです。
チャボのことだからその話も出るかなって思ったんだけど…。

これまた定番となっている意外な曲シリーズはサンタナだった。
チャボ自身は " あまり意外じゃ無いかな " と言っていたが、
実は、僕は前日の夜にサンタナをガンガン聴いていたのだ。
その意味では意外…というか驚いたけど。

最後はジョニ・ミッチェルの「ウッドストック」と、ジーン・ケリーの「雨に歌えば」。
特に後者はチャボとおおくぼさんの結婚にまつわる話も交えての、
何ともほんわかとしたムードでした。

これで一部が終了。
「ウッドストック」の途中でチャボは退場したのだが、
二部も「雨に歌えば」の後半でステージに登場した。
そのまま「雨に歌えば」のサビを引き継ぎ、しばらく歌った後にライヴが始まったのだが、
オープニングが意表をつく曲だったのだ。

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at 武道館

ボン・ジョヴィが6月30日、日本武道館で行われた "THE SUPER DRY LIVE " に出演し、
チープ・トリック「甘い罠」を一曲目に演奏したそうだ。
僕はボン・ジョヴィについてはヒット曲程度しか知らないのでまったく詳しくは無いのだけれど、
ちょっと調べてみたら、86年の日本ツアーでの武道館公演はメンバーの念願だったらしい。
彼らが初めて武道館に立ったときの感激を、
チープ・トリックの『at 武道館』を引き合いに出して語ったという話もあるようだ。

僕の世代で武道館でのロックのライヴ盤と言ったら、
真っ先に思い浮かぶのはボブ・ディランとチープ・トリックだ。
共に78年の来日公演。
もちろんそれ以前にもビートルズを筆頭に武道館公演は行われていたが、
その名前を世界に知らしめたのは、やはりこの両者の武道館ライヴ盤だと思う。
特にチープ・トリックの『at 武道館』は、
僕が思っているよりも、アメリカでの影響力はでかいのだろう。
誰もがライヴのために立ちたいと思う会場は、世界で探してもそう多くは無いと思うが、
そんなひとつが日本にある(あった)というのは、僕らはもっと誇って良いのかもしれない。

ところで、ライヴ盤のタイトルで『at 東京ドーム』とかあるのだろうか?(あったらごめんなさい)
当時ではまだエキゾティックな感覚で世界に響いた名称と思われるブドーカンだが、
今でもこれは十分に有効なんじゃないかな。

さて、そのブドーカンを全世界で有名にしたチープ・トリックの「I WANT YOU TO WANT ME」。
ボン・ジョヴィが演奏した際に一部のお客さんからは、
チープ・トリックのライヴではお馴染みの「クライン、クライン、クライン」コールもあがったらしい。
凄いな、それ。
ボン・ジョヴィのファンでわかっていた人がいたということは、
驚くと共に何となく嬉しい気分だ。

僕が初めて武道館で観たライヴは80年8月。
RCサクセション、シーナ&ザ・ロケット、プラスティックスによる " POP'N ROLL 300% " だ。
これを皮切りに様々なアーティストを武道館で観た。
来日アーティストの初体験は80年11月のジャクソン・ブラウン。渋い(笑)。
80年代は毎年行ったRCサクセション。
70年代では無かったが、キッスエアロスミス、チープ・トリックも観た。
甲斐バンドのファイナルにARB10周年。
何度も足を運んだエリック・クラプトンにギルモアのピンク・フロイド
そして忘れられないローリング・ストーンズ。挙句の果てには松田聖子まで観た(笑)。

日本武道館。やっぱり特別な会場だなぁ。

『ゾディアック/デヴィッド・フィンチャー』を観る

監督の名前だけで、その映画を観たいと思わせるのがデヴィッド・フィンチャーだ。
彼の映像を意識したのはローリング・ストーンズの「Love Is Strong」のPV。
あの、ストーンズのメンバーが怪獣(笑)のようにでかくなっているヴィデオだ。
人によってはギャグにもなりそうな内容だろうが、
僕はとても感性を揺さぶられた作品だった。

映画監督としてのデヴュー作は『エイリアン3』(92)。


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僕が初めて観た彼の映画は『SE7EN』(95)だが、
その後に観た『ゲーム』(97)が決定的となる。
映画自体の面白さはもちろんだが、『SE7EN』の影響か、
何故だか雨のシーンが印象に残る独特な暗めの映像も僕を捉えた。


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他の監督作は『ファイト・クラブ』(99)、『パニック・ルーム』(02)。
特にジョディ・フォスターと組んだ『パニック・ルーム』は期待しまくったのだが、
その期待があまりにも大きすぎたためか、実際に観たときは肩透かしだった。
今、冷静に観ると、サスペンスとしては手堅くできた映画で十分に楽しめると思うのだが、
僕がフィンチャーに期待していたのは単なる良くできた映画ではなく、
次が想像つかない息を呑む展開とあっと驚かされるクライマックスだったのだ。


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ということで、彼が有名な未解決事件であるゾディアックを扱うというニュースを聞いたときは、
やはり期待感でいっぱいになった。
同時に「ドキュメンタリー的に撮るのかな。それならフィンチャーじゃなくてもいいんじゃないか…」
という思いもあった。
まぁ、何にしても観に行くわけであるけれど。

さて、事前の情報はほとんど仕入れずに観たのだが、
まさか2時間半以上もあるとは思わなかった(笑)。
そして、僕の予想は当ってしまった。
これは映画というよりもドキュメンタリーである。
事件を知るには最適だと思うが、2時間半は厳しいのではないか。
彼らしい演出もあるにはあるが、やはりエンターテインメントとしてのそれではないので、
フィンチャー映画としての評価は賛否に分かれそうである。

1日は映画サービス・デーなので1,000円で観ることができた。
この料金ならばお釣りは十分にくる映画だったけれど。

ギター、俺はギターなんだ/RCサクセション写真集『I Feel Good』プロフィールより

先日の麗蘭FC合同Eventで、チャボが重要なことを話していた。
ストラトキャスターがもう一本欲しくて、蘭丸に相談したりして探していたが、
それを止め、今、自分が持っているギターを改めてしっかりと使うことにした…
と言うような話だ。

チャボが所有しているギターはたくさんあるが、
ライヴやレコーディングで使用する、明らかなメイン・ギターとなれば数本に限られるだろう。
僕達が普段ライヴで多く目にしている以外のギターがこれから登場するとなったら、本当に楽しみだ。
チャボには色々なギターを、是非ステージで使用して欲しい。

そういえばFC合同Eventでのライヴで、チャボはオープン・チューニングで演奏していた曲があった。
「CHABO Jumps again」は確実にオープンだったと思う。
あともう一曲くらいあったような…蘭丸が歌った曲かな?
昔からオープンで弾いていた曲もあったのかもしれないし、僕が知らないだけかもしれないが、
RC時代にライヴで観た記憶は無いし、91年以降、麗蘭~ソロでも、ほとんど観たことは無い。
ハッキリと憶えているのは、2004年の麗蘭『ROCK馬鹿と知的ヒッピーを元気にするTOUR』だ。
ここで演奏された、確か「Woodstock」だったと思うが、
チャボはテレキャスター・カスタムをオープンにしてプレイしていた。
同ツアーを収録したDVDでも、ほんの一部だがそのシーンを観ることができる。
ギターの種類だけでなく、今後は演奏も新しいスタイルを見せてくれるかもしれない。

さて、その合同Event前のDJ TIME蘭丸コーナーを参考にして、
チャボの主な使用ギターの音が聴ける曲をいくつか取り上げてみたい。
ただしここでは、蘭丸のように、そのギターを鳴らし切っている曲ということではなく、
僕自身が好きな音というニュアンスです。

●Fender U.S.A. STRATCASTER E.C.MODEL
間違いなくエレキではチャボのメイン・ギター。
よって、購入後のアルバムやライヴのほとんどでその音が聴けるが、
やはりこのギターを入手した直後にレコーディングされた『DADA』が僕としてはお薦め。
「向日葵 10.9」や「ランタン」のバッキングなどが好きだが、
「BABY LOVE」のライン録りっぽいサウンドもたまらない。
あと、クレジットは無いけれど『PRESENT#4』の「You are the sunshine(of my life)」も、
おそらくこのギター(違ってたらごめんなさい)で、これまた最高の音だと思う。

●Gibson ES-340
ライヴではあまり使用しないけれど、レコーディングでは大活躍しているようだ。
把握できるクレジットだけ見ても、ほとんどのアルバムで使われているようだし。
個人的には麗蘭の『SOSが鳴ってる』での「あこがれのSouthern Man」を挙げたい。
ナチュラルな歪みがとても気持ち良い。
曲としても、チャボらしい湿ったスライドと乾燥(笑)した蘭丸のプレイの対比が最高だ。
ちなみに、同じアルバムの「天の川サーフ」でのスライドはSTRATCASTERによるプレイだ。
聴き比べるのも面白い。

●Fender TELECASTER THINLINE
決して使うことは多くないが、使用するたびにインパクトを残すのがこのギター。
キンキンした、まさにテレキャス・サウンド。
この音を聴くならライヴということで、
『CHABO BAND LIVE 1998』の「陽気にやろうぜ」を挙げます。
実際にこの曲で弾いていたのを僕が観たので間違いない。
『SOSが鳴ってる』の「Simple Love Song」でもこのギターを使用しているのだが、
これがまたバッキングにマッチした最高の音なのだ。
こういったプレイにこのギターはピッタリ合うのではないだろうか。

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Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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