ICKY THUMP/WHITE STRIPES -2007-

とにかく音を聴いただけで身体とココロが生理的に反応してしまう音楽。
過去、そんな音楽達…特にロックでそんなもの達にたくさん出会ってきた。
残念ながら、最近はこういった機会がとても少なくなってしまった。
自分が知らないだけなのか、そんなモノはもう無くなってしまったのか、
それとも僕自身の感受性が疲れきってしまっているのか…。

歌われている内容や楽器のフレーズやヴォーカルの声質や強烈なリズム…その他諸々。
そんなものを超えて、ひとつの音のカタマリとして僕の中に向かってくるミュージック。
例えばチャック・ベリー・ライクな3コードの、
所謂スタイルとしてのロックン・ロールではなく、
ジャズやブルースやクラシックのようなジャンルでもなく、
もちろん国や言葉でもない。
その音楽の前で「素晴らしい!」とか、「最高!」とかの言葉を発したところで、
次の音が鳴ればそれはすぐにかき消され、
すぐにまた新しい「素晴らしい!」と「最高!」が生まれる。
結局、個人的な " 賞賛の言葉 " なんかまったく意味が無いのだ。

CD時代になった今、
CDプレーヤーにセットした一枚をそのまま聴き切ってしまうというアルバムが、
僕にはどれだけあっただろう?
レコードのようにAB面で46分ということはなく、
60分を超えるものは普通になってしまった。
それが悪いことだとは思わないけれど、やはりアルバムの作り方と聴き方は、
この25年間で大きく変化したことは間違いないと思う。

時代が変わり、音楽の環境も変わり、もちろん僕も変化している(はずだ)。
それでも理屈云々ではない、
人それぞれにとってのプリミティヴな音楽というものはいつだってあったのだと思う。
そんな作品にたくさん出会いたい。

ホワイト・ストライプスの新作『イッキー・サンプ』。
凄いアルバムだ。
傑作だった前作のおかげで、これだけ期待して待っていたのだ。
はたして届いた作品は、それに応えるに十分…、
いや、期待以上なのだからお手上げである。

このアルバムの前で言葉は無意味。
圧倒的な音楽だけが、僕の目の前に存在している。

今年の梅雨は、ジャックとメグが吹き飛ばしてくれそうだ。
 


ザ・ホワイト・ストライプス / WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M)(2007/06/20)
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GALLERY×KOHEY MANIAX FC合同イベント 横浜・サムズアップ 2007.6.23.

麗蘭のライヴとしては久しぶりに聴く「ミッドナイト ブギ」から合同Eventは始まった。
二人だけによる演奏だが、聴きなれた麗蘭サウンドとはややアレンジを変えており、
とても新鮮でカッコよかった。二人でエレクトリック・レディ・ランド!

さぁ、次の曲は何だー!…と思っていたら、ここでいきなりQ&Aコーナーへ突入(笑)。
「ミッドナイト ブギ」は挨拶代わりだったようだ。何とも贅沢である。

CIMG6075.jpg

Q&Aコーナーはなかなかのロング・ヴァージョン。
もちろん音楽の話題が中心だけれど、蘭丸がホテルでの怖い体験談を話したり、
チャボがツアーでの蘭丸のきちんとした生活ぶりを愉快に話してくれたり、
たくさんの興味深い話を二人から聞くことができた。
中でも「R&R Tonight」での早川さんのプレイに感動したという話がとても良かった。

Event中盤は蘭丸のBAHOに対抗したギャグ(笑)を皮切りに、再び二人だけでのライヴ。
チャボがマンドリン、蘭丸が12弦ギターを持ち「麗蘭のテーマ」を演奏。
これは感動的だった。
そして「CHABO Jumps again」が飛び出し、「あこがれのSouthern Man」をぶちかます。

バンドじゃないのだ。
二人のアコギだけなのだ。
それなのにこの音は何なのだ!

しかも、前回の二人だけの「ミュージック」にも驚いたが、
今回は「Get Back」だぞ。
すげぇカッコイイ。

ラストは「ハーモニー(挽歌)」で締める。レアな曲も聴けたライヴで、僕は超満足であった。
※ちなみに蘭丸が歌った曲もあったがタイトルが不明。誰かのカヴァーかな?

後半は恒例のプレゼント抽選会。
当った人、当らなかった人それぞれの思いがあるだろうけれど、
この抽選会の雰囲気は、僕は結構好きである(笑)。

Event終了後は、麗蘭二人が出口で一人一人を見送ってくれる。
そのとき僕にチャボが言ってくれた言葉は、そのまま僕からチャボに言いたい言葉である。

  チャボ、いつもありがとう。

THE Afternoon Tea & Music Time 横浜・サムズアップ 2007.6.23.

今年2回目で、通算でもう10回目のDJ TIMEだ。
今回の選曲は、終わってみれば蘭丸コーナーを含めてBLUES特集と言った感じだったけれど、
ブルースに詳しくない僕でもとても楽しめた。

CIMG6073.jpg

さて、手を抜くわけでは無いけれど、今回は本編の様子は他の方にお任せ(笑)します。
だって、何と言っても土屋公平コーナーが最高だったのでした。
蘭丸は毎回テーマを決めて5曲紹介してくれるのだが、
今回は代表的なギターの機種を5つ設定し、
そのギターの音を聴くならこの曲…というマニアックかつ楽しいものだった。
まず挙げられたのが、何とフライングV(Gibson)。
一瞬「まさかマイケル・シェンカーかな(笑)」って思ったが、
基本はすべてブルース・ギタリストの曲が選ばれており、
それが僕のようなブルースを知らない人には最高だったのだ。

そのフライングVの音を聴くなら…として挙げられたのはアルバート・キング。
『Live Wire/Blues Power』から「Blues Power」。
あまりフライングVの音は気にしたことは無かったけれど、これを機会に聴いてみようと思う。
次はテレキャスター(Fender)。このギターはアルバート・コリンズ。
かかった曲のタイトルは忘れてしまったが、
Albert Collins and the Icebreakers名義の『Live '92/'93』というアルバムだった。
テレキャスと言えば、僕はロイ・ブキャナンなんかが真っ先に浮かぶんだけど、
アルバート・コリンズも凄かった。
そしてES-335(Gibson)。
蘭丸のことだからクリーム時代のエリック・クラプトンかと思ったら、B.B.キングだった。
これも曲のタイトルがわからなかったが、アルバムは『Live at the Regal』。
それにしてもここまで3枚続けてライヴ盤だ。ブルースはライヴ盤から攻めてみようかな。

もちろん最後の二つはレス・ポール(Gibson)とストラトキャスター(Fender)だ。
まずはレス・ポール+マーシャルの組み合わせによるディストーション・サウンドが発明だったと、
ここでエリック・クラプトンが出てきた。
アルバムはJohn Mayall & the Bluesbreakersの『Bluesbreakers with Eric Clapton』。
曲は「Hideaway」。
この曲だけは僕でもお馴染みだし、
チャボもライヴでカヴァーしているのでファンの皆も知っているだろう。
ただ、普段はこんな大音量で聴くことは無いので何だか新鮮だった。
蘭丸は「上手い!エリックはこのときがいちばん上手かったんじゃないかな」と言っていた。
つい僕も「うーん、そうかもしれない…」と思ってしまった。
しかしレス・ポールでこの曲を持ってくるとは、想像できなかったなぁ。

そして最後はストラト。
蘭丸のことだからジミ・ヘンドリックスかと思ったら、ジミ・ヘンドリックスだった。
音源はブートレグで、曲は「ヴードゥー・チャイル・ブルース」だったかな?

とまぁ、こんな感じの蘭丸コーナーだったが、
たった5曲でもとんでもない密度が濃い5曲だった。
ギターを弾く人や興味がある人には最高に楽しい時間だったと思う。

さて、このDJ TIMEでは「ほとんど寝ないで選曲するんだ」と毎度チャボは言っているが、
今回は一睡もしないで選曲をしてくれたらしい。
このことは本当に嬉しいし、こんな風に音楽に対する思いが強烈なチャボだからこそ、
来るたびに僕達は何かをもらって帰ることができるのだ。
決して新しい音楽や知らなかった音楽を知るだけのイヴェントではない。

あなたがわかってくれなかったから ぼくはとってもさびしかった

必要があって松村雄策を聴いた。
念のため繰り返すけれど「読んだ」のではなく「聴いた」…のだ。
とは言ってもオリジナル・アルバムはたった三枚のみ。
しかも3rdはラスト・コンサートのライヴ盤なので、実質的には二枚のアルバムしか無い。
そんなだから、まぁ、ちょっとだけ聴けばいいかな…っていう程度だったのだが、
この数日はその三枚をくり返し聴くという状態になってしまった。

1stアルバム『夢のひと』が発表されたのは78年。プロデュースは渋谷陽一である。
プロデューサー氏によってヘヴィな曲禁止令が出ていたようだし、
それに日本の音楽史にとっても過度期と思われる時代性が加わり、
彼の書く文章からは想像がつかないポップな作品となっている。
ただ、これが今の耳には凄く新鮮に響く。
「難民収容所の子供たち」のように曲がヘヴィなものも一応あるが、
全体的なアレンジと音がやはり軽いので浮いてしまっている。
そしてギターがやたらとツインになっているのもこの時代ならでは。
当時は色々なレコードで似たようなギター・アレンジが聴かれたが、
僕が一番に思い出したのは、同時期の吉田拓郎だ。

翌79年には2ndの『プライヴェイト・アイ』が発表される。
前作とは違ってロックっぽい音となった。
収録曲も良い曲が多く、再評価されても全然おかしくない作品だと思う。
ちなみに彼の音楽を聴いたことが無い人は、
おそらく真っ先にビートルズ的な音を想像すると思う。
確かにタイトルには影響が表れているのだけれど、
音楽自体からはそんなにビートルズっぽさは感じられないんじゃないかな。

松村雄策と言えば、ビートルズ以外にはドアーズとジャックスであるが、
特にこの2ndはジャックスの影響下で作られた曲が多い。
実際に「ダンス・ダンス・ダンス」という収録曲。
これはジャックスの「堕天使ロック」をカヴァーしたオケに別の曲を作って乗せたというものだ。
他にも、自身の著作で「傷だらけのガラス玉」と「泳ぐ・溺れる」を、
やはりジャックスの影響で作られたと記している。
『プライヴェイト・アイ』はそんなアルバムだ。

3rdにしてラスト・アルバムになった『UNFINISHED REMEMBERS』(84)は、
渋谷のEggmanで83年のクリスマス・イヴに行われたラスト・ライヴを収録したもの。
ベスト的な選曲だし、ライヴならではのアレンジでヘヴィな松村雄策を聴くことができるのもいい。
「あなたに沈みたい」なんてライヴを聴いてしまうと、スタジオ録音が聴けなくなってしまう。
また、切ないメロディが印象的な「枯葉色の午后」はここでしか聴くことができない名曲。
94年に唯一このアルバムだけがCD化されている。

それにしても二枚のアルバムしか残していないというのは、まるでテレヴィジョンだ。
ただ、そのテレヴィジョンには歴史に確実に残るであろう「マーキー・ムーン」があるように、
松村雄策にもそんな曲がある。
1stに収録され、ラスト・ライヴでもハイライトとして演奏されている曲がそれ。
タイトルは「あなたがわかってくれなかったからぼくはとってもさびしかった」。
バラードであるが、決して甘くはない感動的な曲だ。

  いまぼくは歌ってる だからいまここにいる
  いまいまいま いまいまが全て

RCサクセションの「スローバラード」や中島みゆきの「ファイト!」のように、
この曲は歌い継がれていって欲しいと思っているんだけどなぁ…。
いま、誰かこの曲をカヴァーしないかな。

Gee2wo先生

何とGee2woが長野のミュージック・スクールで講師を始めたという情報を頂いた。
しかも、本名ではなく「Gee2wo先生」という名義のようで、
僕のような人には嘘のような本当の嬉しいニュースだ。

※アイ・ミュージック・スクール

一応ジャズピアノ講師となっているけれど、
ラテンパーカッションとソングライターコースのレッスンも担当しているとのこと。
本人直入力(笑)というプロフィールを見ると、何だかかなり楽しそうな感じ…。

それにしても、Gee2woの近況を知ることができて本当に嬉しい。
情報を提供して頂いたMさんはPhotographerで、ご自身のサイトをお持ちです。

※M-feelSoGood

Gee2woが2006年に行った貴重なライヴやコーちゃんのユニット。
そしてHAYAKAWAなどの、カッコ良くて素敵な写真が満載です。
RCファンにはお馴染みの翁長裕氏というキーワードを通して、
Mさんは今回、僕のBBSにコメントをしてくれました。
ブログをやっていなかったらあり得なかったことです。
やっていて良かった!

Psycho Powerful Guitar

チャボのギターを改めて聴き返す日々を続けたら、
僕にとってのもう一人のギタリストを同じように聴きたくなった。

下山淳だ。

もちろんルースターズはしょっちゅう聴いているので、
数多い(?)ゲスト参加のレコードを久しぶりに引っ張り出そうと思った。
そうは言っても泉谷しげる with LOSER なんかだとルースターズ並みに聴いているしなぁ…。
さてどうしよう…と、レコード棚をゴソゴソと探した。

結局、遠藤ミチロウと柴山俊之と最後まで迷いながらも選んだのは、ちわきまゆみ。

下山淳の参加云々を別にしても、
85年デビュー・ミニLP『ジュエルズ』から『グローリア』(88)までは、
大好きで本当に良く聴いた。
特に1stの『エンゼル』(86)は名盤だと思う。

下山淳が参加するのは確か『アタック・トリートメント』(87)からだ。
全面参加というわけではないので、
決して彼のギターが思い切りフィーチャーされている音ではないのだけれど、
ファンだからだということを差し引いても、耳に残るプレイが多い。
特に自作曲は、さすがに一発でわかるギターを聴かせてくれる。
中でも『デンジャラス・イズ・マイ・ミドル・ネーム』(87)に収録された「BLOODY SUMMER DAYS」は、
そのままROOSTERZのアルバムに入っていてもおかしくないナンバー。
この曲のイントロは、ちょっと他に無いくらいカッコイイ。

さて、ちわきまゆみで下山淳のギターならこれっきゃないというのが「シネマキネビュラ」だ。
『アタック・トリートメント』収録曲だが、アルバム・ヴァージョンは聴いてはいけない。
この曲は、ラストに下山のギター・ソロがある12インチ・シングルで聴くべき曲だ。
曲としても、日本のロック史に残る名曲だと個人的に思っている。
イントロの歪んだGmを聴いただけで「これは名曲だ!」と一瞬にしてわかる(笑)。
曲のタイトルはシネマ(映画)、マシーン(機械)、ネビュラ(星雲)からきている。

CIMG6045.jpg CIMG6040.jpg CIMG6042.jpg

ところで、下山淳のギターを表す良い言葉は無いかなーと思っていたら、
こんなところにあった。
『アタック・トリートメント』にはこうクレジットされている。

  Jun Shimoyama / Psycho Powerful Guitar

「Psycho Powerful Guitar」とは実に下山淳らしいと思う。

『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』40周年

そうだよな、ドアーズがデヴュー40周年ということは、
『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』も40周年になるわけだ。

僕がビートルズを知ったときから既に最高傑作と言われていたアルバムだけれど、
手に入れたのはオリジナル・アルバムの中ではほとんど一番最後だった。
後回しにしていた理由は、おそらく知っている曲が入っていなかったことだと思う。
70年代後半当時の僕には知らない曲ばかりだったのだ。

僕がビートルズのレコードを買うようになった時代は、
東芝EMIのEAS規格、所謂「旗帯」の頃だ。
『1967-1970』(青盤)にはLPディスコグラフィーが付いており、
そこに載っていた立川直樹氏の解説にはこう書かれていた。

  ポピュラー・ミュージックの頂点に達したアルバムと呼んでもおかしくない
  タイトル・ナンバーから「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」まで1つとして無駄な音を見つけられない
  アルバム発表から5年たっているけれど、いまだに誰もこれを越えることができない

ここまで書かれていても聴いてみようと思わなかったのが不思議だが、
当時の僕は、きっと64年以前のロックン・ロールなビートルズのほうに興味があったのだろう。

ちなみに、このディスコグラフィーには、
石坂敬一さんによる『ビートルズ概論』なる文章が載っている。
これは当時の僕にはとてもありがたかった資料であり、
本当に何十回(いや百回は超えていただろう)も読んだものだ。

久しぶりにこの青盤を出してみた。
当時で4,600円。僕には物凄い大金だった。
お金を貯めて手に入れた時は、本当に宝物だった。
ジャケットは擦れているけれど、ポスターも解説書も当時のままで残っている。
中古市場ではまったく価値が無い盤だけど、僕にとっては今でも宝物だ。

さて『サージェント・ペパーズ』だが、
40周年ということで特別なアイテムが出る…わけではないのは残念だけど、
代わりと言っちゃなんだが、個人的にはポール・マッカートニーの新譜で盛り上がろうと思う。
ただ、また色々な仕様が出るんだよな、まったく。

※BEATLES(Apple Corps)
※The Beatles.com Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band

チャボのギターを聴いてくれ その3

今回は80~83年RC時代のチャボのギターを自分なりに振り返ったわけだが、
当然CDを聴きなおすだけでなく、実際にギターも手にした。
指が動かなくてつりそうになった(笑)が、それでも身体はおぼえているものだ。
曲によってはスラスラと弾けてしまうものもあって、我ながらびっくりした。

高校時代、短いあいだだったけれど僕はRCのコピー・バンドをやっていた。
編成は5人。これは小川銀次在籍時のRCに倣っていた。
そしてライヴでは特別ゲストでキーボードを入れるという、
まさに80年当時のRCを演っていたわけだ。
もちろん僕のパートは仲井戸麗市である。

先日、一本のカセット・テープを引っ張り出してみた。
僕達のバンドが某楽器屋のホールを借りて行ったライヴを収録したものだ。
日付は1981年10月3日。アルバム『BLUE』が発表される直前。
聴くのがとても恥ずかしかったが、思い切って聴いた。確実に20年以上振りだ。

セット・リスト。

 1.よォーこそ!
 2.上を向いて歩こう
 3.SWEET SOUL MUSIC
 4.いい事ばかりはありゃしない
 5.ブン・ブン・ブン
 6.トランジスタ・ラジオ
 7.スローバラード
 8.雨あがりの夜空に
 9.キモちE
10.ステップ!

聴く前は不安だったが、自分で言うのも何だけど演奏はかなり良かった(笑)。
もちろん拙いけれど、思っていたよりもカッコ良くて安心した。
とにかく「よォーこそ!」でいきなり盛り上がる。
僕は " ギター弾くしか能のないヤツ " と紹介され、チャボばりのスライドを決めているのだ。
全然 " ばり " じゃないんだけどさ(笑)。思わずにやけてしまったなぁ。
「雨あがりの夜空に」のイントロは、ちょっとギターが歪みすぎだ…。

でも面白かった。めちゃくちゃ楽しかった。
聴いている時間、僕は思わず16、17の頃に戻ってしまった。
探せばまだ似たようなテープがあるはず。それらを勇気を出して(笑)聴いてみたいと思う。

ちなみにこのときのメンバーだが、ドラムとは10年間バンドを一緒にやった。
解散後、そいつはいくつか別バンドをやった後に某バンドでメジャー・デヴューした。
今でも活動中だ。陰ながら応援している。
ギターとベースはまったく音信不通で何をやっているかは知らない。
ヴォーカルはこのライヴの一年後に事故で死んでしまった。

さて、前フリが長くなってしまったが、この企画も最終回…って言ってもたった3回だったけど。
あくまでもチャボのギター・プレイに対しての、わたくしBlue基準の特徴と評価はこちら参照。

 ※チャボのギターを聴いてくれ その1

最後は83年に発表された傑作アルバムです。

続きを読む

FOUR PIECES LIVE/ROOSTERZ -1988-

週末に久しぶりの友人と会った。
会うのはいつ以来になるのか僕は憶えていなかったのだが、
友人はそのことも含め過去の出来事やエピソードなんかもそれなりに記憶していた。
『DADA』とか『GLAD ALL OVER』の時期辺りから会っていなかったらしいので、
かれこれ13~14年ぶりということになる。

そいつと当時はチャボや麗蘭のライヴに良く行った。
僕はほとんどライヴは一人で行くタイプなのだが、
何故だか一緒に行くことも多かった。
好きな音楽が似ていたというのが一番の理由だろう。
昔から、そして今でもそうなのだが、
好きなバンドやミュージシャンの話ができる人は少ない。
今でこそ周りには何人かの友人がいるけれど、昔はほとんどいなかったに等しい。
そんな状態だったから、
チャボの話をすることだけできっと僕(達)は楽しかったのだろう。

僕達が初めて会ったとき、そいつは18才だった…というのには驚いた。
でも、そりゃそうだ。そのときは僕がまだ20代だったんだもの。
また、そいつが音楽にまだあまり詳しくないということを聞いた僕は、
いきなり「これを聴け」と90分テープ3本を渡したらしい。
何を入れたのかはもはや記憶に無いが、
ストラングラーズとクラッシュは収録されていたようだ(笑)。
また、初めて僕の家に遊びにきたときに聴かされたのが、
モッズとカルメン・マキ&OZだって(笑)。
モッズのアルバム名は不明だが、おそらく1stか3rdだと思う。
マキOZは『ライヴ』だったらしい。それにしても凄いカップリング…。

さて、一緒にライヴを観に行ったことは無かったのだが、
僕達にはチャボ以外に共通する好きなバンドがあった。
ルースターズだ。もちろんROOSTERZ…Zだ。
当時のそいつは下山淳が大好きで、
僕も一番のめり込んでいる時期だったから、かなり盛り上がったものだ。
残念ながら解散した後だったので、
ROOSTERZについては振り返る話ばかりだったけれど。

再会し、3時間以上も昔話に花を咲かせ、
ちょっとぼやーっとした満月を見ながら帰宅したら日付はとっくに変わっていた。
シャワーを浴び、ちょっとした疲労を感じながらも、
やはり今夜はこれを聴こうと思った。
『FOUR PIECES LIVE』(88)。
渋谷公会堂での解散ライヴを収録した、ROOSTERZのラスト・アルバムである。

87年、PASSENGER TOUR後に灘友&柞山のリズム隊が脱退。
翌88年、メンバーを新たに加えて『FOUR PIECES』をリリース。
そしてツアーが発表される。
僕がそのチケットを取ったときには、まだ解散という話はなかったはずだ。
少なくとも僕は知らなかったし予想もしていなかったし、思いもしなかった。
取った時点では。

アルバムが発表され、さぁ、これから…というはずのツアーは、
結局ROOSTERZ最後のツアーとなってしまう。
※渋谷公会堂後にサウンドコロシアムMZAで「ONE MORE PARTY EXTRA」が行われた。
 オマケみたいなものだったけど、実質的にはこちらが本当のラスト・ライヴになった。

CIMG5976.jpg CIMG5979.jpg

このときのライヴの素晴らしさは既に色々なところで書かれているので、
ここで僕が改めて記す必要は無いだろう。
例えアンコールでの大江慎也、井上富雄、池畑潤二の、
三人のオリジナル・メンバーを迎えてのセッションのほうが、
大きくクローズ・アップされてしまおうとも、
実際にライヴを観て聴いた僕の中には花田裕之、下山淳、穴井仁吉、三原重夫の、
こちらの四人のROOSTERZが叩き出していた音のほうが何億倍も残っている。
ちなみに僕にとってのルースターズ解散は2004年FUJI ROCK Fes.ではなく、
1988年の渋谷公会堂である。

ライヴ盤として発表され、映像としても作品化されたし、
今ではCD27枚、DVD5枚の32枚組というとんでもないボックス・セットを入手すれば、
そこに収められたCDはライヴ完全収録である。DVDもほとんど完全版だ。
こうやって作品として残されたことは本当に良かった。
いつだってROOSTERZのライヴを何度も体験できるのだから。

僕がライヴでいちばん印象に残っているのが「C.M.C.」を演奏している下山淳の姿だ。
もちろんオリジナル・メンバーとセッションしたうちの一曲で、
ルースタ-ズ・クラシックスである。
DVDに収録されている映像を観ると感じないのだけれど、
僕は実際にあの場で彼を観ていて何だか泣きそうになったのだ。
久しぶりのメンバーとのセッションという、ある種の楽しさはもちろんあったはずだ。
でも、その逆の感情も絶対にあったはずである。
そんなもの全てを、あの曲を演奏する下山淳は放っていたと思っている。
ただ、もしかしたらそう強く思っていたのは僕で、
そんな自分の感情を下山淳に投影していただけなのかもしれない。

P.S.
この渋谷公会堂には、最初に書いた友人も知り合う前だがその場にいた。
一緒に観に行ったことは無いが、一緒に観ていた唯一のROOSTERZのライヴ。
それが、このラスト・ライヴだったわけだ。


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Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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