チャボがカヴァーするロック

10/1、京都は磔磔にてチャボによる全曲カヴァーのライヴが行われる。
チャボは過去のライヴでも様々なカヴァーを演奏してくれている。
そして、それらはチャボ独特な日本語の詞によって歌われるのだ。
これがまた最高で、何とも曲のツボを心得た歌詞を載せるのだ。
だから、今回のように全てカヴァーで構成された企画は本当に嬉しい。

ただ今年の7月に、既に同じようなライヴを行っているんだよね。
千葉県の船橋にある無国籍料理「月」というお店の10周年記念LIVE。
これがカヴァーだらけのセット・リストだったのだ。

この中から磔磔でも演奏される曲はあるんだろうから、
その意味ではまったくの白紙状態で臨むことができないが、それでも楽しみだ。

そんなライヴを前に、過去にチャボがライヴでカヴァーした曲で印象に残っているものを、
ちょっと記憶の中から引っ張り出してみる。

いちばん古い記憶でハッキリと憶えているのは85年と86年のツアーだ。
渋谷公会堂での『LIVE! THE仲井戸麗市BOOK』(85)と、
同じく渋谷はLIVE-INNというライヴ・ハウスでの『CHABO JUMPS AGAIN!』(86)。
もちろん第一期チャボ・バンド。いや、当時は仲井戸麗市バンドであった。

ここでチャボは、何とセックス・ピストルズの「EMI」を演っているのだ!
これは歌詞がめちゃくちゃで、おそらく意味が無いことを叫んでいただけだと思う(笑)。

同じライヴでは、十八番の「マネー」「バッド・ボーイ」も演奏している。
どちらの曲だったか忘れてしまったが、LIVE-INNでは子供ばんどのうじきが飛び入りし、
チャボからギターを渡されて弾いたという今では貴重なシーンもあったなぁ。

そして90年の『絵』のツアーでは最高のカヴァーが飛び出した。

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永遠の嘘をついてくれ/中島みゆき from 『パラダイス・カフェ』 -1996-

驚いた。

9月23日、静岡県のつま恋で31年ぶりに行われたかぐや姫と吉田拓郎のジョイント・ライヴ。
平均年齢49歳3万5千人の観客がつめかけたそうだ。
音楽ファンでなくても、自然とこのライヴのニュースは耳や目に入ってきただろう。

平均年齢でもわかるように、この二組に思い入れがある年代は僕よりもずいぶん上だ。
ギターを弾き始めたときは、もちろんかぐや姫も拓郎の曲も弾いたし歌った。
だから、今でも「妹」や「今日までそして明日から」なんかは、
すぐにでも弾き語ることが出来る…たぶん(笑)。

だからと言ってずーっとのめり込んでいたことでも無いので、今じゃなかなか微妙な人達なのだ。
好きだけど。

で、驚いたというのは、何とこのライヴに中島みゆきが出演したのである。
他人に提供した曲が多いみゆきであるが、そんな中に吉田拓郎がいる。
95年に発表された『Long time no see』という拓郎40代最後の作品。
そこに収録されていたのがみゆき作の「永遠の嘘をついてくれ」だ。
字あまり…というあまりにも拓郎節をなぞった…いや、オマージュだろう、そんな曲である。

ちなみに、中島みゆきは自身のアルバム『パラダイス・カフェ』(96)で、
この曲をセルフ・カヴァーしている。

このニュースを聞いた時は本当に驚いた。
僕は中島みゆきのファンであるが、決してマニアックなそれでは無い。
しかし、公式な活動についてはそれなりに知っていると思っているが、
彼女が他人のステージにゲスト出演したという回数はほとんど無いはずだ。
甲斐バンドが解散した際、
黒澤フィルム・スタジオでのライヴに飛び入りした事は有名で知られているが、
これ以外は無いんじゃないかな…。

とにかく観たくて、あまり好きじゃ無いけれど「You Tube」をチェック。
いくつかあがっていたので、その中からいちばんまともそうなものを観た。

うーん、カッコイイ! 
素敵である。

CDで聴いた時はたいした曲じゃ無いと思っていたが、
実際に拓郎と絡んで歌われると名曲に聴こえてしまうのだな(笑)。

今回のセッションは、みゆきのほうから持ちかけたらしい。
実際に、本当にシークレットだったのかはわからないが、
これは客にとってはかなりのサプライズだっただろう。
だって誰も思わないでしょう、中島みゆきが出るなんてさ。

今年の音楽シーンのニュースの中でも、かなりのものだろう。
大袈裟に言えば「歴史的な出来事」だとも思うよ、僕は。



中島みゆき, 瀬尾一三 / ヤマハミュージックコミュニケーションズ(2001/06/20)
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エレックレコードの時代/門谷憲二+エレックレコード編著

かつて音楽を動かした若者たちの物語
『エレックレコードの時代』
-門谷憲二+エレックレコード編著-
~今からおおよそ30年前 キラ星のごとく輝きはじめた吉田拓郎や泉谷しげる、
古井戸をはじめとする音楽に魅入られた若者とそんな彼等を支えた若者達に何が起こったのか?
エレックレコードとは何だったのか?
音楽に身を捧げた筆者の実体験にもとづくエピソード満載!渾身の一作~

以上、エレックレコードのホームページ、トピックスから引用。

70年代の初めにブームを巻き起こした小さなレコード会社「エレック」。
吉田拓郎、泉谷しげる、古井戸等が所属し、「唄の市」運動により一大ブームを起こす。
そんなエレック全盛期の様子を、当時実体験していた著者が書くドキュメント本だ。

本編の本の他、76年当時の目録の完全復刻版と、放送禁止曲を4曲収録したCD付きだ。

CDも良いが、やはりレコード総合目録が資料として貴重。
ここに掲載されているレコードを全て所有している究極のエレック・コレクター。
そういう人は存在するのだろうか。

著者の門谷氏は、当時から作詞家として活動をしているから、
エレックの所属ミュージシャン達に対しては、同じような目線で接することができたのだろう。
第三者でなく、実際にその中にいた人の書く本である。昨夜は一気読みしてしまった。

本編はとにかく読み応えのあるエピソードが満載だ。
僕のようなファンは、やはり古井戸を中心とした話に自然と引き込まれてしまう。
第2章「青い森」での出会い…と題された章の冒頭はうなるしか無い。
古井戸とRCサクセションとの出会い。
RCの演奏に感動した加奈崎芳太郎が何度も語りかけても、
当時の清志郎は相手にしなかったという。
「あいつらはビートルズ以外の全世界のバンドを全否定していた」との加奈崎発言は興味深い。

チャボのこんな話も載っている。

  仲井戸麗市は天才だが、ときとして天才は社会から逸脱し、失調する
  加奈崎と一緒の部屋であろうとも、風呂にも入らず着替えもせず、
  酒を片手にギターを引き続ける
  加奈崎が寝てもおかまい無しに引き続ける
  そのうち自分も気絶するが、朝起きるとギターを抱えたままなので、
  起きると同時にそのまま弾き始める。これがツアー中、毎日続く…

門谷氏と泉谷しげるとの話(これがなかなかいいのだ)が軸になり、
その周りで起こっている状況がリアルに描かれている。
単なるノスタルジー本では無い。
ただし、著者もあとがきで「書きたくなかった」と書いている倒産の件。
読者はいちばん知りたいところかもしれないが、書かれていないのは成功だったと思う。

僕はエレック所属のアーティストは泉谷と古井戸くらいしか聴かなかった。
もちろんリアル・タイムでは無く後追いである。
レコードを中古で探すようになったのも、ずいぶん経ってからだ。
そういえば、従姉妹がケメ(佐藤公彦)のファンだったのを憶えているが、僕は興味無かった。

久々に読んで熱くなる本であった。


門谷 憲二, エレックレコード / アクセスパブリッシング(2006/09)
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唄の市番外編Ⅰ FIRST/泉谷しげるVS古井戸 -2006-

1979年にSMSレコードから出ていた二枚組ライヴ盤がCD化された。
元々は無許可で出されたらしい。
ただ、当時は他にも同じシリーズで貴重なライヴ盤がいくつか出ていたし、
無許可云々という話は、少なくとも僕の耳には入ってこなかったと思う。

このレコードは友人Tが持っていた…ような気がするが、記憶は定かでは無い。
僕は所有していない。
更に、チャボ・マニアの僕にしては珍しく、後から探そうともしなかったレコードだ。
ジャケットも最悪だったし、レコードの情報もほとんど無かったし。
よって、どれだけ貴重なものかも、最近まで知ることが無かった。

1972年11月、渋谷公会堂での泉谷と古井戸のジョイント・ライヴを収録したものだ。
71年10月から72年にかけて行われた『唄の市』の集大成的イヴェントだったらしい。

CD化に伴い、ジャケットも新しくデザインし直されたが、これがまた…。
もう少し何とかならなかったものだろうか。

さて、古井戸のライヴはDISC.1に収録された全11曲。
74年に発表される『古井戸ライブ』に比べると、かなりラフでハードな雰囲気。

後の「賛美歌」を彷彿させるチャボの朗読が入る「花言葉」。
『唄の市 第一集』でも同じようなライヴ・テイクを聴くことができるが、
この時期の古井戸のステージでのハイライトだったのだろう。
チャボは若干22歳。うーむ…。とても22歳のガキ(失礼!)とは思えない。

加奈崎芳太郎のヴォーカルはまったくパワー全開で、
しっとりと聴かせるはずの「ポスターカラー」でさえシャウト(笑)している。
素晴らしい。

DISC.2は泉谷しげるだ。
ライナーにはオープニングは「春夏秋冬」と書かれているが、CDの一曲目は「東西南北」。
幕が上がると場内は騒然となり、合わない手拍子が広がりすぎ、泉谷が歌えなくなる…。
こんなオープニングだったらしい。よって収録されなかったのだろう。
残念である。
前半は弾き語りで聴かせるが、中盤からはバンドを従えてのハードな演奏となる。
アレンジやギターの音など、当時の時代を感じさせて新鮮だ。

そして最後は泉谷と古井戸による生々しい「何とかなれ」で終わる。

詳しいデータが消失しているのだろうが、音はともかく、
エレックの再発はこのデータが決定的に欠けているような気がする。
例えば、古井戸や泉谷のバックを努めたミュージシャンは誰なのだ。
実際のライヴのセット・リストはどうだったのだ。
また、これだけのイヴェントだったのに、
ステージの模様を写した写真が一枚も無いのも不思議である。
CD化されるだけで凄いのに、もうそれだけでは満足できなくなっているのだ、僕は。

そういえば、泉谷とチャボは25年後にも同じ渋谷公会堂でジョイントしている。
題して『対決 -復讐するは我にあり-』。

この時の泉谷バンドは、演奏が途中で止まってしまうものがあったりと散々な出来だった。
しかし、ライヴとしては貴重であり、なかなか面白かった。

現在の泉谷には音楽活動をする気配すら感じられないが、
できればもう一度復帰し、チャボや清志郎と絡んで欲しいと思う。

  **********

唄の市 番外編Ⅰ FIRST / 泉谷しげるVS古井戸
VPCC-84573 VAP/ELEC RECORDS 2006.9.21

DISC.1
1.雨の日の街 2.酒をのむの歌 3.ちどり足 4.窓の向こうは冬 5.抒情詩 
6.東京脱出 7.何とかなれ 8.花言葉 9.大雪のあとで 10.熊野神社を通って 11.ポスターカラー 

DISC.2
1.東西南北 2.戦争小唄 3.久しぶりです 4.よせてはかえす 5.行きすりのブルース
6.陽が沈むろに 7.ヒマ人クラブ 8.つなひき 9.大通りを横切って 10.終りをつげる
11.[ アンコール ] 何とかなれ



古井戸 泉谷しげる, 泉谷しげる, 古井戸, 加奈崎芳太郎, サトウハチロー, 仲井戸麗市 / バップ(2006/09/21)
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渋谷公会堂

命名権(ネーミングライツ)をサントリーが取得し、渋谷公会堂の名称を変えてしまう。
その名も " 「渋谷C.C.Lemonホール」 " 。
渋谷区との契約期間は5年間。
よって2006年10月1日から5年間もの長いあいだ、
あの「シブコー」はこのアホのようなネーミングで呼ばれることになる。

命名権については賛成でも反対でも無い。
ただし、ネーミングする側にはその施設などに対しての十分な理解を望みたい。

渋谷公会堂。
僕達のようなロック・ファンにとっては重要な場所のひとつだ。
1980年のクリスマスにRCサクセションをここで観たのがシブコー初体験。
その後もRCのライヴはここで何度か観ることになる。

仲井戸麗市90年のツアー 『STILL ALIVE &WELL』 も忘れられない。
何とこのライヴを僕はシブコーの最前列で観ることができたのだ。
チャボのライヴも、この後に何度もここで観る。

92年の年末。TVKのイヴェント。
麗蘭が出演するのでシブコーに観に行った。
ブランキー・ジェット・シティ、プライベーツ、シェイディ・ドールズ、佐久間学。
イヴェントならではの異色の組み合わせだった。
客入れの時に突然エレファントカシマシがステージに現れ、
一曲演奏して帰るというハプニングもあり、なかなか印象に残るライヴとなっている。
麗蘭はトリで出演。
ラストに「今夜R&Bを」を演ったのだが、
この日の出演者の名前も、すべて曲の中でチャボは歌った。
偉大なブルース、ソウル、R&Bのアーティストの名前と共に、
エレカシやブランキーが「今夜R&Bを」で一緒に歌われたのだ。
貴重なテイクだ。

そのブランキーも、90年代にはシブコーで何度もライヴを観た。
とにかく凄まじいという言葉があんなに似合うバンドは、いまだに僕の中では彼等だけだ。

93年。清志郎は2・3'Sでシブコーのイヴェントに出演。
近藤房之助とボ・ガンボスとの共演だった。
ボ・ガンボスは、メンバーがオープニングで客席へ現れると言う派手な演出と共に、
熱唱するどんとの姿が強烈に焼きついている。
この日の2・3'Sよりも印象が強い。

あの 『GLAD ALL OVER』 直前に、
清志郎とチャボがRC休止後、初めて共演したのもシブコーだ。
94年6月25日渋谷公会堂。
この時の「君が僕を知ってる」は、僕の中で史上最高の「君ぼく」だ。

タイマーズが良くも悪くもいちばんメチャクチャなライヴを演っていた時期。
94年の暮れから95年の春、僕はパワステでもチッタでもシブコーでも観た。
アタマに例のヘッド・ギアを付けてステージから客席にプリンを配る横で、
ゼリーは " ばらまけサリン " と歌ったのである。
他にも過激ネタ満載で、さすがにライヴ中、何度かひいてしまった僕がそこにいた。

個人的に世界ロック・バンド第一位である泉谷しげる with LOSER。
彼等のシブコー、凄かった。

ROOSTERZの解散も、ここシブコーだ。
そのROOSTERZ解散後、花田ソロでの1stライヴもシブコーだった。
メンバーは池畑潤二、松井恒松、そして布袋寅泰。
この四人でルースターズ(Z だぜ!)の曲を演奏したのである。

来日アーティストもシブコーでいくつか観たなぁ。
CHEAP TRICK、PRIMAL SCREAMとか…。

名称が変ってしまったことは仕方が無い。
ただし、5年間はここで「よォーこそ」は演奏できなくなった。

  どうだい? C.C.Lemon よォーこそ!

これは間抜けだろ。

讃美歌/古井戸 from 『古井戸ライブ』 -1974-

「GALLERY FC TOUR in 小淵沢 CHABO'S DJ TIME SPECIAL NIGHT!」追記。

二日目のバスで移動している途中での出来事。
チャボから突然「皆は何で俺を知ったの?」という質問が飛んだ。
RCサクセションから知ったという人がいちばん多かった。次点は麗蘭以降かな。
そんな中にも、何と古井戸からという方も何名かいた。
実は今回の参加者の中に、チャボと同い年の方(しかも9/16が誕生日!)がいて、
その方は、古井戸の渋谷公会堂ライヴを観ている…という。

バスの中でその話になり、チャボが「君はあの頃の俺を観ているのかぁ」と懐かしそうに…。
いや照れくさそうな感じだったかな…言った。

そして…。

  国道246は今日も車がいっぱい
  タバコをくわえながら 僕は白塗りの自転車をとばす…


渋谷公会堂ライヴというのは、もしかしたら『古井戸ライブ』として発表されたもの。
1973年のリサイタル…のことかもしれないのだ。
そのライヴ盤には11分にも及ぶチャボの朗読である「讃美歌」が収録されている。
もちろんそのレコードでも最大の聴きものとなっているのだが、
この詩の一節をチャボが突然バスの中で語りだしたのだ。

もちろん冗談めかしてのことだったのだが…。

  そして僕に関わってくる全てのものをとばしたい
  小学校の時の川口先生や…幼なじみ かずおちゃんやかっちゃんや
  ちえこちゃん関口君をとばしたい…


それでもチャボ自身の口からこの詩が飛び出しているのだ。
これ…、僕達は凄く貴重な体験をしているのではないだろうか?

  僕が三途の川を渡るとき
  大きなバケツに綺麗な水をいっぱいくんで
  空からにわか雨にして降らすんだ…


あまりにも有名で美しいこの一節まで飛び出すことは無かったが、
さすがにこれは…ね…。望んじゃうとキリが無い。

僕は一人で興奮していたのだが、他の皆はどうだったんだろうか(笑)

チャボと一緒に過ごしたバスの中。
その時間は短かったけれど、今回のツアーでも印象的だったひとときだ。
まるでマジカルでミステリーなバス…。
ドリーム・ランド行きのマジック・バスだったのかも…。

GALLERY FC TOUR in 小淵沢 CHABO'S DJ TIME SPECIAL NIGHT! 2006.9.16-17

一週間前から一日に何度も週間天気予報をチェックし続け、
雨女・雨男と晴男・晴女とのバランス情報(笑)を仕入れていた。
その結果、「天候は大丈夫」との結論に至ったのだが、
そうは言っても相手は台風と気まぐれな山の天気だ…。

参加した人達の日頃の行いがよほど素晴らしいのか、
天候については奇跡のような(大袈裟 )二日間だった。
残念ながら二日間とも晴天とはいかなかったけれど、それは贅沢かな。

二日目の朝、外を見たときに青空が広がっていたときの感動。
そのまま午前から午後の早い時間までは、それこそ日焼けしそうな天気だった。
何てったって、雨がぱらついたのは屋内にいたときと、バス移動のときだけ。
こんなの信じられないよ。

参加した皆さんの願いと、このテルテル坊主のおかげです。

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ほとんど予定通りに小淵沢着。
チェックイン後、そのまま温泉施設に向かい、しばらくそこでゆっくりとする。
ちょっとした疲労感と湯上りのダルさが心地よい。
緊張と興奮も混ぜこぜになってそこに加わるから、ちょっと言葉にできない気分。

夕方はチャボとディナー。いよいよ対面だ(笑)。

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Fuck You/忌野清志郎&2・3'S from 『Music From POWERHOUSE』 -1993-

月見家さんが危機感を抱いているようなので、ちょっと助け舟(笑)を出そうかと…。

改めてになるが、僕は数少ない2・3'S肯定派だ。
何がどうなってなのか、清志郎のファンからも総スカンを食っているバンドだ。
例えば、RCの時だってその演奏力に対しての声なんてほとんどあがらなかったのに、
何故か2・3'Sに対してはあがった。アマチュアとバンドを組むな…ということだ。
当時そう言った人や思った人は、もちろんアルバム『GOD』に対しても言ったんだろうな。
「清志郎のドラムは最低だ。ちゃんとしたプロのドラマーを入れろ」と。
意地悪だと思うけど、そうでなきゃおかしいよ。

 アルバムとしては『GO GO 2・3'S』(92)が1stである。
しかし、2・3's名義ではシングル「パパの手の歌」が初だった(と思う)。
ちなみに93年の忌野清志郎名義で発表された『abcd』も、ほとんど2・3'sの作品だ。

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僕が当時『GO GO 2・3'S』を聴いて感じた事は何だと思いますか?
おそらく僕と同じように感じた人はほとんどいないだろう。
何と僕は、RCサクセションの『PLEASE』みたいだな…と思ったのだ。
音の質感…その色々な意味でのPOPさがまさに『PLEASE』を彷彿させたのだ。

実際に、清志郎のPOPな魅力が爆発した名曲が並んでいると思う。
ただし、中曽根章友作の「芸術家」と山川のりを作の「ハッピーバースデー」。
大島賢治がヴォーカルを取る「素敵なエンドーさん」の三曲は、今回は別にする。

最大で最悪の評判であったギャグをかます「現場処理の男」。
これ以外の曲は、すべて名曲である…と言い切ってしまいたい。
少なくとも、僕は一連の『~の十字架』シリーズやラフィータフィーよりも、
2・3'Sのほうが曲は確実に良いと思っている。いや、確信している。
「あの娘の神様」「NEWSを知りたい」なんて最高だと思うんだけどな。

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92年のGO GO 2・3'S TOURは良かった。中野サンプラザを観たのだが、
ほとんど予定の開演時間ピッタリにオープニングの「Let's Go(IKOHZE)」でスタート。
チャボ程では無いが、なかなかの長時間ライヴだったと記憶している。
クライマックスでは「プライベート」を既に演奏しており、
それは全盛期のRCサクセション「指輪をはめたい」のような感動的な演奏だった。

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その「プライベート」を2・3'Sで再演したヴァージョンを収めた2ndを93年に発表する。

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2ndにしてラスト・アルバムとなった『Music From POWERHOUSE』だ。
POPさは薄れたが、逆にロック的な魅力がパワー・アップした。

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発表された93年のツアーは余裕が感じられたし、クリスマスには武道館公演を行っている。
僕は運良くこのライヴをほとんど最前列ど真ん中で観る事ができた。
2・3'Sは堂々と武道館で演奏するに相応しいバンドであった。

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1stアルバムの冒頭は「Let's Go」だったが、2ndアルバムは「Fuck You」である。
93年のツアーのテーマ(?)も、Fuck Youだったはずだ。
そうなのだ。Fuck Youなのだ。
2・3'Sを清志郎の音楽活動の中から抹殺しようとするものには、
心をこめて、見た事もないFuck You(笑)!

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ザ・タイマーズ/タイマーズ -1989-

さて、この1stアルバムだが、実は結構コレクターズ・アイテムなのだ。
CDは初回生産分のみピクチャー・ディスク。
ただ、当時のファンは、ほとんどが初回盤を買ったと思うので、
実際にはピクチャー以外の通常盤のほうがレアだったりする(笑)。
初回盤は今でも安価で入手できる。

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で、問題はレコードだ。発売されたのは89年。
まさにアナログからCDへメディアが移り変わろうとしていた時期。
とは言え、新譜に関しては既にCDのほうがアナログよりも売れていたはずである。
よって、ピクチャー・ディスクという仕様だったにもかかわらず、
タイマーズ1stのレコードが出回った数は、かなり少ないと思われる。
清志郎関係の公式盤の中でも、結構なレア・アイテムとなっているはずだ。

CDのピクチャー・ディスクはケースも透明だった。
これはピクチャー・ディスク仕様CDの場合に良くあるが、僕はあまり好きではない。
ケースは普通のものが良いと思う。

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レコードのピクチャー・ディスクは最高だ。
カラー・レコードも大好きだが、ピクチャーの魅力は別なのだ。
同じピクチャー仕様でも、絶対にCDでは味わえない。

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ちなみにアルバムからは二枚のシングルが切られたが、
こちらもピクチャーだったら最高だったのに…。

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アルバムの内容については改めて語る必要は無いだろう。
本当かどうかはわからないが、一時期の清志郎は「歌いたいことがなくなった」と発言したと言う。
しかし、こんなに歌いたいことがあったではないか。
いや、歌わなきゃいけないことだったと言うべきか。

RCサクセションの『COVERS』よりも重要作だと思う。



THE TIMERS / 東芝EMI(2006/01/25)
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90年代邦楽ベストディスク50

何気なく " 仲井戸麗市 " で検索をかけていたら面白いもの…というのは失礼だな。
僕のツボにはまったものに出会いました。
sgfkさんという方が自身のブログで「90年代邦楽ベストディスク50」なる企画を起こしています。
詳細はリンク先を確認してください。

企画の楽しさはもちろんだけど、
90年代の僕自身を振り返ることもできると思い、やってみました。
バトン形式になっているので、ここに遊びにきてくれている皆さんも回答してみてください。

それにしても、良く50枚を選定したなぁ。
僕だったら無理です。

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リンダリンダラバーソール/大槻ケンヂ

久しぶりに書店に行くと、文庫化されたこの本が平積み展示されていた。
2002年に発表された大槻ケンヂの自伝的小説(?)である。
「おー、懐かしいな」と思わず手に取り、その場でページをパラパラとめくった。

  ・岡田有希子の死んだ年
  ・高木ブー伝説
  ・JUN SKY WALKER(S)
  ・X
  ・池田貴族(リモート)
  ・氏神一番(カブキロックス)
  ・ザ・ブルーハーツ
  ・バンドブーム終了

目次からいくつか拾ってみた。  
サブ・タイトルに「いかす!バンドブーム天国」とあるように、90年代初頭に巻き起こったバンド・ブーム。
目次でもわかるように、その渦中にいた彼がその内幕と自身の生活を描いた物語だ。
しかし暴露本では無い。僕は青春小説(?)だと思う(笑)。

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 " 岡田有希子が自殺した年、僕は大学に入った。"

物語はこんな書き出しで始まる。
僕は同じ年、池袋の西武デパートでバイトをしていた。
中学で結成したバンドはルースターズやARBのようにメンバーが大幅に変りながらも、
見事にその時点でも続いていた。バイトも同じバンドのメンバーとやっていた。

岡田有希子が自殺した日もバイトをしていた。
その日はファンの女の子がバイト先に遊びに来ていて、仕事が終わった後、その子の車でドライヴした。
そこで岡田有希子の自殺についての話をしたので、ハッキリと憶えているのだ。

僕のバンドは所謂メジャー・シーンでの活動はできず、バンドブームがやって来る直前に解散した。
しかし、数々のライヴ・ハウスや少ないながらもTVやラジオへの出演、
当時を代表するポプコンやEAST WESTというコンテスト等、充実した活動はできた。
辛いことや嫌なことはあまり無かったように思う。間違いなく楽しい日々であった。

今ではメジャーなバンドのアマチュア時代と対バンや共演できた事は良い思い出だ。
米米クラブ、SHOW-YA、有頂天、レ・ピッシュ、エレファントカシマシ等、
順不同で思いつくだけ誰でも知っているバンドを挙げてみてもこれくらい出てくる。
もちろんエピソードもたくさんあるのだが…。

僕と同じようにバンドをやっていた人は、活動時期がバンドブームと重なっていなくとも、
いや、重なっていないほうが、この本は楽しく読めると思う。
テレビで「イカ天」を観ていながらも、
出演しているバンドに対し「何だよあいつら」と思っていた人は多かったはずだが、
そういった人にこそ読んでもらいたいかも。
大槻がプロローグに書いているように、共にブームに乗って騒いでいた人達の境遇は、
今では「およそ全ての人生パターンが見て取れる」そうだ。
「何だよ、あいつら」と思われていたバンドマンも、それぞれ大変な人生なのである。

まぁ、どこまでがフィクションでノン・フィクションなのかはわからないが、
単に小説として、しかも変な先入観は無くして読む事をお薦めする。

感動する…と思う。




大槻 ケンヂ / メディアファクトリー ダヴィンチ編集部(2002/03)
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覚えた事は…

間違い無く仲井戸麗市の代表曲であり、重要な曲だ。

  " My R&R "

99年に発表された同タイトルのアルバムに収録されているが、
今はこの曲が生まれたライヴ…そのライヴ・ヴァージョンも聴けるようになった。

ライヴで観る度にその表情が変わる曲なので、いつ聴いても観ても楽しめる。
でも、決して楽しめる…という曲では無いんだけれど。

さて、いくつかの映像作品にもそのライヴ・ヴァージョンが収録されているが、
現在、一部だけれどその模様を観ることができる。
これは今年の4月に行われた " 今日 歌いたい唄。" からのものだ。
期間限定かもしれないので、お早めにどうぞ。

  仲井戸"CHABO"麗市 『My R&R』Live映像到着!

ここではバンド形態ではなくソロ・パフォーマンス。
しかし、この曲の本質はソロでのパフォーマンスのほうが伝わってくるように思う。

  覚えたことは、自分を知ろうとすること、人を愛すること、
  そして自由であろうとすること。
  例えばそれは俺ならビートルズやジミ・ヘンドリックスやブルースによって…。

チャボのストレートなメッセージが胸を打つ。
僕も同じだ。
RCサクセション、忌野清志郎と仲井戸麗市。これが僕のロックン・ロール。

季刊ミュージック・ステディ

80年代に生まれ、そして消えていった音楽誌。
僕の手元に残っているものは少ないのだが、そんな中の一冊をご紹介。

 " 季刊ミュージック・ステディ "

ひとつのアーティストを取り上げての「徹底研究」シリーズが売りだった。
もちろんインタヴューやグラビア、レコード・レヴューも充実していて、
80年代前半のバンドやアーティストがガンガン登場しており、僕は好きな雑誌だった。

今回ここで紹介するくらいだから、もちろん絡んでいるのはRCサクセションである。
81年の秋・冬合併号。しかも、まだ第2号だ。
おそらく、編集部はパワー炸裂していたことだろうと思う。
そんな時期に、アルバム『BLUE』発売直後のRCが特集されたのである。
まさに " 怖いものなし " だっただろうなぁ。

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どうですか?
僕なんかは目次を見ただけでため息なんですが…。
グラビアに並ぶ名前も圧巻。だって81年当時のこの人達なんだからね。

冒頭のグラビアはRCから始まるのだが、モッズとパンタが並んでいたりする。
そして中島みゆきが最後を飾り、浜田省吾のインタヴューが始まる。
読み進むと現れるのがナイアガラ・トライアングルVol.2のインタヴュー。
そして「映画の暴動」とタイトルされた『爆裂都市/バースト・シティ』のレヴュー。
もちろん陣内と大江のインタヴューも掲載されている。
インタヴューは、他にモッズや山下久美子が掲載されている。
そしてメインはRCサクセションのBAND MAN FILE。徹底研究だ。
ただし、そんなに読み物的には優れている特集では無い。
宝島の『愛しあってるかい』と似たような構成であるし、中身も濃くは無い。

RCが特集されてはいるが、実は他の記事が面白かったりする。
中でも「日本音楽地図」と題された、全国のライヴ・ハウスやイヴェンター、放送雑誌媒体、
そしてもちろんミュージシャンのコメントなどで当時の音楽シーンをリポートした特集が面白い。
例えば札幌は五十嵐浩晃(笑)で、横浜はエディ藩。東京は大貫妙子。
そして大阪は憂歌団に石田長生などがコメントを寄せている。

凄いのは80'Sファクトリーのオーナーとしての伊藤エミさんの声が載っていることだ。
後にチャボと仕事をするなんて、この当時は思ってもいなかっただろうなぁ…。

レコード・レヴューも充実している。
81年の8/21~12/5に発売されたものから数十枚がレヴューされている。
何枚か独断で挙げてみる。

 昨晩お会いしましょう/松任谷由実
 破れたハートを売り物に/甲斐バンド
 TECHNODELIC/イエロー・マジック・オーケストラ
 愛の世代の前に/浜田省吾
 BLUE/RCサクセション
 ピンナップ・ベイビー・ブルース/シーナ&ザ・ロケット
 インセイン/ルースターズ
 指を鳴らせ!/ARB
 NEWS BEAT/モッズ

とまぁ、この時期はこんなアルバムが発表されていたのであった。
凄いな、今振り返ると。

最後に「私の好きなアルバム」という何て事の無い1ページがある。
有名人に好きなレコードを選んでもらうと言うありきたりな企画だ。
しかし、この号は見逃せない。
ここでいう「私」と言うのがビートたけしなのだ!

CIMG4491.jpg

ブルース・スプリングスティーンやエリック・クラプトン。
アナーキーにARB、泉谷しげる等と共に堂々と『RHAPSODY』を挙げているのだ。
その理由。

 " 人気のない時に一緒に仕事して、やたらとおかしかったから "

アナログ野郎

忌野清志郎のレコードやCDには、所謂コレクターやマニア向けとも言えるアイテムが少なくない。
ただし、ここではプロモーションONLYやプレゼントもののCD等は除き、
公式かつ正規に世に出たものを対象としたい。
とてもすべてを紹介しきれないが、その中からいくつか。

まずは『ぞうのババール』。
高橋アキのピアノをバックに清志郎が絵本を朗読するという荒業である(笑)。
これ、誰がどこから発案した企画なんだろう?
続編『ババールのしんこんりょこう』まで出たのだから、好評だったのかな?
そして、これが発展したのが『ブーアの森へ』だろう。
ただ、僕は三枚とも通して聴いた事が無い(笑)。
しかし、『ブーアの森へ』はジャケットが素敵。

こういった朗読モノ以外ならば、何と言っても「パパのカラオケ」だ。
いったいこれを出した理由は何なのだ(笑)

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さて、そんな中でFC限定発売されたタッペイ君とのコラボモノがある。
様々なアーティストの作品集に、清志郎がソノシートで参加したものだ。
価格は40,000円くらいだったと思うが…どうだったかなぁ?
とても迷ったが、結局購入は見送ってしまった。でも、あまり後悔はしていない。

実はその時に「ソノシートは日本で最後のプレスになる」と謳われていたのだが、
後年、その清志郎自身がソノシートを発表(?)しているのだ。
それが『アナログ野郎』である。

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これについての詳しいことはまったく憶えていないのだが、
驚くことにFREE MAGAZINEなのである。タダなのだ。
だってさ~、既発曲とはいえ清志郎の曲が収録されたソノシートだよ?
しかも、インタヴューが掲載され、ジャケットもなかなか良い。
清志郎ファンにはとても嬉しいアイテムであった。

いったい何枚プレスされているのか不明だが、これにはこう書いてある。

 " ソノシートは500枚14万円から作れます "

ということは、最低でもおそらく500枚はプレスされ、配布されたのだろう。
ただしこのソノシートは、僕が知っているだけで4色のカラーが出ていたのだ。
よって500枚×4色=2,000枚かな?

もちろん僕はすべてGETした。

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他にもカラーがあるのかもしれないが、確か4色で全てだったと思う。
だからコンプリートのつもりなのだが、どうなんだろう?
もし、これ以外の色の情報をお持ちの方がいたら教えてください。

元々がカラー・レコードは大好きなので、こういったアイテムは楽しい。
どんどんやって欲しい企画である。

KAMINARI/ROOSTERZ -1986-

ルースターズといえば?

この問いの答えのほとんどを占めるのは 間違いなく" 大江慎也 " である。
他には " 1stアルバム "であり、" ロージー "であり" 恋をしようよ "等であろう。
これに、たまに" 花田裕之 "が加わるのだ(笑)。
バンドが88年に解散してしまった今となっては、
残念ながらこれは永遠に言われ続けていくのである。

さて、僕がこの質問を受けたらどうか…?
もちろんルースターズといえば花田裕之と下山淳であり、何といっても『KAMINARI』だ。

大江在籍時のルースターズを否定するわけでは無い。
それどころかデビュー時から大好きだったバンドだ。
ただ、冷静に考えて、大江期のみが語られる現状は大嫌いである。
メンバーも、その音も違うのだから比べるのは意味が無いかもしれないが、
それなら大江期しか語られない現在の風潮にだって納得できない。
せめて僕のようなのがいないと、ルースターズは歪な形で伝わっていってしまう。
余計なお世話だが(笑)。

『KAMINARI』は大江脱退後の二作目だ。
前作の『ネオン・ボーイ』は花田流POPさが爆発した名盤だと思うが、
ルースターズらしい音の強さは感じられなかったのが不満だった。
そこへ登場したのがこのアルバムである。

二本のギターとリズム隊が剥き出しになっている。
ホッピー神山によるキーボードに華やかさを感じる瞬間もあるが、良く聴けばラフな音だ。
そこへダメオシに捨て台詞を吐いているような花田のヴォーカルがのるのだ。
この音をカッコイイという言葉以外で形容することは不可能だよ。
まさに骨太なロックが全編で鳴っている。

下山淳のギター・プレイも素晴らしい。
一曲目の「Oh! My God」なんて単なる3コードのロックン・ロールである。
それがこんなにスリリングな曲になっているのは彼のギター・ソロのおかげだろう。
イントロ(これは花田のプレイかな?)の何気ないフレーズ。
ここから既にルースターズが全開。
ストーンズ・タイプのギターにしかカッコよさを感じないような小僧は今すぐ考えを改め、
こういったギターの凄さを認識しなさい。

そして間奏のギター・ソロだ。
凄い。
下山淳の数あるプレイの中で、僕がいちばん好きなものがこれだ。
こんなにカッコ良くスリリングなギター・ソロは聴いたことが無い。

アルバムの冒頭からこのテンションなのだ。これが最後まで続くのである。
しかも中盤には下山自身の作である「Warm Jetty」というドPOPな名曲が姿を現す。
彼はヴォーカルもとっているのだが、それはファルセットなのだ!

『KAMINARI』に付けられた宣伝コピー。
それは「ルースターズがロックン・ロールをレイプした」というものだった。
何だか良くわからんが、ニュアンスは伝わってきた。

当時、日本コロムビアに友人がいて『KAMINARI』のポスターをもらった。
そのコロムビアは、音楽雑誌に「R」が共通していた(?)というだけで、
ルースターズとレッド・ウォーリアーズ(1st!)を並べた広告をうっていた。
いい時代であった。

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いまだに良く聴くアルバムだし、個人的には本気でルースターズの最高傑作だと思っている。
それにしても、僕のようなルースターズ・ファンは何人くらいいるのだろう?


THE ROOSTERZ / コロムビアミュージックエンタテインメント(2003/09/10)
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限りなく音楽に近いファッション

ファッション情報誌『エム・エー・ワン』。
この雑誌についてちょっと調べたのだが、詳しいことはわからなかった。

これは1996年9月号。10年前だが、何だかもっと昔のような気がする。
清志郎は表紙と写真、インタヴュー記事が2ページ掲載されているが、それだけだ。

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読み返してみて、ありがちな企画だが「ジャケットから学べ」という特集が面白かった。
ただ、ファッション側からはどう見えるのかはわからないけれど、
音楽側から見れば、こういった特集はどこかずれている気がしてしまうのは僕だけ?

さて、次のファッションは何のジャケットをモデルにしているのでしょうか?
すぐにわかるものから、絶対にわからないものまで様々ですが、
僕の判断だけど簡単にわかるだろうと思われるものから順に載せてみます。

おわかりですよね。左からブルース、ソウル・R&B、ロックです。
CIMG4426.jpg CIMG4405.jpg CIMG4407.jpg

この辺はわかりますか…?
CIMG4409.jpg CIMG4403.jpg CIMG4430.jpg

この二人、右は日本人です。
CIMG4424.jpg  CIMG4428.jpg

最後はこのトリオ。イギリスと日本を代表するグループです。
CIMG4411.jpg  CIMG4413.jpg

モデルになったジャケットは…

続きを読む

Hello There/CHEAP TRICK from 『In Clor』 -1977-

 アメリカン・ロックが止まらない!
 楽しくて笑いが止まらない!
 嬉しくて涙が止まらない!

これはチープ・トリックの初のベスト・アルバムである『GREATEST HITS』。
その国内盤が発売された時に付けられたコピーだ。

HELLO THERE LADIES AND GENTLEMEN
ARE YOU READY TO ROCK

チープ・トリックが3年ぶりに来日公演を行うことが発表された。

CIMG4423.jpg CIMG4421.jpg

チープ・トリックと言えば、何と言っても78年の出世作だ。
『AT BUDOKAN』。
そして僕的にはどうしたって70年代の名盤達である。

しかしその武道館でのライヴは、僕の記憶だと90年の『BUSTED』ツアー。
この時を最後に行われなくなったのでは無いか。
僕はこのツアーを武道館に観に行ったので間違いない。
ただ、その後の来日は渋谷公会堂が東京のメイン会場になっていると思う。
前回(…いや前々回だったかな?)の来日公演も渋谷公会堂で観たし。

でも、会場がどこであろうと関係無い。
「楽しくて笑いが止まらない!嬉しくて涙が止まらない!」ライヴを演ってくれるからだ。

思えば前のブログにはチープ・トリックのネタを結構書いていた。
さらみさんと二人で盛り上がっていただけとも言えるけど(笑)
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Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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