新井田耕造

コーちゃんは何だか不思議なドラマーだった。

RCのサウンドを決定付けていたのは、まず清志郎のヴォーカル。あの声。
そしてチャボのギター。
バッキングはともかく、ギター・ソロはチャボしか弾かないフレーズ満載。
チャボのギターをコピーすると、完全にその手癖が付いてしまうくらい強烈な個性がある(あった)。
こんな二人に負けない個性がRCにはもうひとつあった。
新井田耕造のドラムである。これがまた個性あるサウンドであった。

そうは言っても、コーちゃんのドラムに特徴が出てきたのは途中からである。
アルバムで言うと「OK」以降かな。
この時期あたりからタイコが固くなっちゃったんだよね。
それが独特なRCサウンドを生んでいた。
スタジオ作ではそんなに感じられないが、ライヴだと特にそれは顕著だった。

人が叩いているんだけど、何だか丸くないというか、温かみが感じられないとか、
あまりうまく表現できないし悪い形容になってしまうのだが、そんな感じ。
コーちゃんだけ「わが道を行く的」な演奏をしていたので、
ドラムだけが何だか浮いてしまっていたと思う。
特にバラード系の曲を聴けば、その特徴がわかるはずだ。
メンバーの感情が楽器を通して演奏に反映されていくのがバラードの聴きどころだと思うのだが、
コーちゃんはそんなのお構い無しに、機械的なタイコを叩くという特徴があった。

「ティアーズ・オブ・ア・クラウン」の「ヒッピーに捧ぐ」を聴いてほしい。
これがサンプルとしてわかりやすい。
特に曲の終盤、清志郎のシャウトとチャボが弾くフレ-ズで盛り上がるアレンジだが、
コーちゃんの”歌っていない”ドラムとのマッチングがずれており、
聴き手は感動したいのだが、感情移入が出来ない。
80年代中盤以降のコーちゃんは、良くこんなドラムを叩いていた。
ちなみに「ティアーズ・オブ・ア・クラウン」は、
所謂RCクラシックスな曲に限って機械的なドラムとなっている。
「雨あがりの夜空に」も、こんなに一本調子な曲じゃなかったはずだ。
今聴いても違和感がある。

と、何だかコーちゃん批判になってしまったが、
「RHAPSODY NAKED」を聴くと普通のロック・ドラマーなのだ。
しかるべきところにアクセントのシンバルも入るし、オカズもノーマルだし、叩き方もやわらかだ。
これを続ければ良かったのにと思うのだが、どうして変わっちゃったのかな。

さて、突然コーちゃんネタを書こうと思ったのには理由がある。
僕は昔、コーちゃんにギターのケースにサインをしてもらったことがあるのだ。
押入れからそのギター・ケースが出てきたので、つい懐かしくなってこれを書いている。

まだ僕がバンドをやっていた頃のある日。RCサクセションも現役だった。
某私鉄沿線の駅沿いにリハで使用していたスタジオがあった。
そこを経営していたのは僕らの友人だった。
ある日、そいつから情報が入る。

 「RCのコーちゃんがうちのスタジオに個人練習で来るようになったよ」

僕と一緒のバンドのメンバーであったドラマーとは、80年4月5日の久保講堂へ行っているのだ。
よって、もちろん二人ともRCの大ファンである。

 「今度コーちゃんが来たときは連絡をくれよ」

と僕らはそいつに伝えた。そして、その日がやって来たのである。

連絡を受けた僕らは、車でスタジオに向かった。
RCサクセションのメンバーである。とにかく会いたかった。
練習の邪魔をするつもりも無いし、騒いで迷惑をかけないようにするためにも、
コーちゃんのリハが終わるまでおとなしくしていた。でも、心臓はドキドキしていた。

コーちゃんがスタジオから出てきて僕らの前を通り過ぎた。思ったよりも華奢だ。
こんな身体であんなバンドのボトムを支えているのか…。
そうこうしているうちにそのまま外に出て行ってしまった。
行くしかない。

僕らはコーちゃんを追いかけた。
僕はギター・ケースを持ち、ドラマーはバスドラのスキンを持って走った。

 「新井田さん!」

僕らの突然の呼びかけにびっくりしたようだが、
コーちゃんはサインのお願いに気軽に応じてくれた。

 「僕たち、久保講堂の時からのファンなんです」
 「へぇ~、ずいぶん古くからなんだね」

なんて会話をしたのを憶えている。

僕が現役のRCサクセションのメンバーにサインしてもらったのはコーちゃんだけである。
80年代のRCサクセションは僕にとって雲の上の人たち。
会うこと、いや見ることなんてライヴしか無かった。

実はRC時代のチャボにも会ったことがあるのだが、
このエピソードはまた後に書こうと思っています。

さて、コーちゃんのサイン。
今でもこれは宝物だが、実は後に思いっ切り後悔したのだ僕は。
何故、その時に思いつかなかったのだろう。
こう言えば良かったのに…。

 「新井田さん、RCサクセションと書いてください」と…。
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THE Afternoon Tea & Music Time 横浜・サムズアップ 2005.11.26.

仲井戸麗市ファン・クラブのイヴェント、NEWヴァージョン。
公開ラジオ番組のような企画で、チャボ自身がセレクトしたCDをかけながらのトーク。

楽しかった。これは続けてほしい。

チャボによると、この企画を思いついたのは一年前の松村雄策さんとのトーク・ライヴだったそうだ。
なるほどなぁ。
でも、ああいった形式はチャボが一番苦手にしていそうなものだ。
だって、例えばラジオならスタジオで行うが、今回のように人前で、しかも楽器は無いのだよ。
松村さんとのときも、ゲストとはいえやはり手持ち無沙汰のようだったし。
今回も間が持たないのでは…と密かに思っていた。
しかし、トーク自体は得意にしているチャボである。乗ってしまえば難なくこなすだろう…だったが、
こなすだろうどころか、完全にはまりきっていた。

ビートルズやストーンズ、ブルースやR&B、ソウル等はほとんどセレクトされず、
意外な選曲とお馴染みなアーティストが半々といった内容だった。
今回はオープニングからしてブラームス。クラシックであった。
僕は、個人的にこの選曲は◎であった。
チャボ自身のバックボーンにも興味はあるし、それについてのチャボのトークも聞きたいが、
誰もが知っている、または想像できるようなものよりも、
それ以外の曲やアーティストのほうに興味がある。
そして、今のチャボが何を聴いているのか、誰に興味を持っているのか…等を知りたいと思う。

意外だったのはトーキング・ヘッズ。ただ、取り上げたのが「リメイン・イン・ライト」だったので、
リズムという切り口から気にいっているという話だったから、意外だったが違和感は無かった。
デヴィッド・バーンのソロもかけたし、ヘッズはフィーチャーされていたなぁ。

もうひとつはブライアン・イーノ。
「リメイン・イン・ライト」のプロデュースもイーノだったがそれとは関係無いようで、
深夜のTV番組のBGMで良いと思った曲がたまたまイーノだったというのがチャボらしい。

かかると思っていたのはアズテック・カメラ。しかし、選曲が外れた。
僕は2ndアルバムの「過去・未来」を選ぶと思っていたが、
チャボが取り上げたのは1stアルバムの「ウォーク・アウト・トゥ・ウィンター」だった。
季節柄、こっちにしたのかな。

嬉しかったのはキース・リチャーズ。
しかも「メディテイションズ・オン・ミンガス」という、
ジャズ・ベーシストのチャールズ・ミンガスの作品集からの曲。
こんなマニアックな曲を選ぶとは、さすがである。
今、帰宅してそのCDを久々に僕も引っ張り出して聴きながらこれを書いているところだ。
はるか昔に渋谷陽一のFMラジオ番組(サウンドストリートじゃ無いと思う)だったと思うのだが、
チャボがゲストで出ていて、そこでこれがかかったと思うんだよなぁ。
違っているかもしれないが、
それを聴いたチャボが「これ、スゲェ!」って言っていた記憶があるのだが…。

「音楽をかけている途中で話したりフェイドアウトするのはミュージシャンに失礼だ」と謝っていたが、
限られた時間内で紹介してトークするには仕方が無いだろうし、それで良いと思う。
チャボのトークも皆は楽しみにしているのだから。

それにしても想像以上に楽しい企画だった。
チャボには申し訳ないが、飲みながら食べながらでリラックスして聴けるしね。

既に次回の話も出ているようだ。今日、行って来たばかりだが、もう次回が楽しみである。


p.s. サムズアップのチキンナゲット。凄いヴォリュームでした。美味しかったです。
p.s.2 yukoさんに会うことができました。確かにギター背負ってる人…ひとりだけでしたね(笑

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AT BUDOHKAN

ここのところ「RHAPSODY NAKED」ばかりだったので、趣向を変えてみた。
81年のクリスマス・イヴ。
記念すべきRCサクセションの第一回目の武道館コンサートの映像を久しぶりに観た。

久保講堂から一年と八ヶ月である。
アルバム「BLUE」発売後なので、
僕の記憶だと「BLUE」からはほとんど全曲演ったはずだ。

当時のローリング・ストーンズを真似、
傾斜されたステージ上を動き回る清志郎。そして、チャボ。
まだ武道館がホーム・グラウンドになっていないので初々しい。

ちなみにこの時期、仲井戸麗市がいちばん色気があった時だ。
ブルーとレッドの衣装が、実に良く似合う。

中盤に演奏された「チャンスは今夜」は、
長い間、僕が観た最強のロックン・ロールであった。
ギターをほとんど弾かず、マイク・スタンドを引きずり回しシャウトするチャボ。
ロックン・ロールとは何だ?と聴かれたら、この映像を観てもらえれば良い。
観せればわかってもらえる。

さて、実際にはこの前に「Johnny Blue」が演奏されていて、
そこでもチャボは暴れまわっていたのだが、
何と演奏中にギターのシールドが外れてしまうと言うハプニングがあった。
音が消えた…。
そこでチャボはどうしたか?
即興のダンスを踊ったのである。あのチャボが、である。
ハプニングも演出のひとつにしてしまう余裕。カッコよかったです。

「トランジスタ・ラジオ」でチャボがセミアコを弾いているのも珍しい。
レアである。

この映像は、当時、フジテレビでオンエアされた。
ビデオには未収録の「ステップ!」が放映されたのが、今となっては貴重。
他にもビデオ未収録曲があるので、
この武道館も「ネイキッド・ヴァージョン」で観たいものである。
前述した「Johnny Blue」とか「まぼろし」も観たい。

そういえばRCのオリジナル・アルバムが一気に再発になったんだっけな。
初CD化の「THE DAY OF R&B」はもちろん買うが、他はどうしたもんかなぁ…。

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超ビートルズ入門/中山康樹

中山さんの著書「ジョン・レノンを聴け!」と「これがビートルズだ」はマニア向けだと思うが、
この「超ビートルズ入門」はビギナー、
それもこれからビートルズを聴きたいと思っている人にはお薦めである。
一枚もビートルズのCDを持っていない人なら尚更だ。


中山 康樹
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何といっても、オリジナル・アルバムの聴く順番を設定し、解説している本なのだ。
ただし、「赤盤」「青盤」「各アンソロジー」「ビートルズ1」「ライヴ・アット・ザ・BBC」は除いてある。
そしてオリジナル・アルバムであるが、「イエロー・サブマリン」も除かれている。
残りの「各パスト・マスターズ」を含む14枚が対象だ。

この本の文章は「~です、~ます」調なので安心して読めるし、
その内容も厳しく書かれている点もあるが、
読みたくなくなるようなものでは無いはずだ。

ちょっと目次からいくつか抜粋してみる。

 ・「ビートルズ1」の不思議
 ・オノ・ヨーコの扱い方
 ・<イマジン>、飽きませんか
 ・<ラヴ・ミー・ドゥ>の立場
 ・あるようでないベスト盤
 ・なさそうである「聴く順番」

その「聴く順番」を挙げておく。理由は本を読んで判断してください。

1. パスト・マスターズVol.2
2. マジカル・ミステリー・ツアー
3. ヘルプ!
4. ウィズ・ザ・ビートルズ
5. ア・ハード・デイズ・ナイト
6. ラバー・ソウル
7. パスト・マスターズVol.1
8. プリーズ・プリーズ・ミー
9. ビートルズ・フォー・セール
10. レット・イット・ビー
11. リヴォルヴァー
12. サージェント・ペパーズ
13. ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)
14. アビー・ロード

どんな順番で聴いても、結局ビートルズのオリジナル・アルバムのCDは全部で13枚+編集盤だ。
好き嫌いはともかく、この本に従って聴いていくのも面白いんじゃないかと思うな。

ジョン・レノンを聴け!/中山康樹

中山康樹の「ジョン・レノンを聴け!」という本が発売されている。

以前の著書で、ビートルズ全曲解説本である「これがビートルズだ」を読んだときに強く感じたのだが、
中山さんはジョン・レノン、そしてオノ・ヨーコに対してはまったく容赦無い。
とにかく個人的な視点だとはいえ、その文章はビートルズのファンには刺激的であった。
しかも、ある程度のめり込んでいるマニアックなファン程、読めばそういった傾向は強くなるだろう。
そうは言っても、僕としては思っていたことを文章にしてくれたところもたくさんあったので、
複雑な思いになりながらも、楽しく、興味深く読めた本だった。

そんな人が書いたジョン・レノン全曲解説。
人によっては怒りに震えるかもしれない。マジで。そんな本である。


中山 康樹
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公式に発表されている曲を対象にしているが、
ヨーコが歌う作品や、ヨーコとのコラボはすべて削除。
要するに「ダブル・ファンタジー」等はジョンのナンバーのみ対象としているし、
「トゥー・ヴァージンズ」「ライフ・ウィズ・ザ・ライオンズ」「ウェディング・アルバム」の三枚は、
音楽以前の”お遊び”と切り捨てている。

・ジョン・レノンには実質的に「ソロ・アルバム」と呼べるアルバムは存在しない
・ビートルズ解散後、いちばん”ビートルズ離れ”していなかったのが、ジョン・レノンである
・「ジョンの魂」収録曲は、いまやギャグ一歩手前の音楽になりはてた
・とにかくヨーコは邪魔だ

書き出せば他にも出てくるが、簡単にまとめるとこのような内容だろうか。
ただ、実際に読んでみてほしい。
ビートルズやジョンのファン程、僕は読む価値があると思う。

ただ、個人的には中山さんの視点は好きなのだが、
あまりにもこの本ではヨーコに対する辛辣な内容がきつくて辛かった。
ヨーコのことは決して嫌いでは無いが、
書かれている事に共感できるのも多かったので、余計にそう思った。
これならばヨーコに関してはまったく無視すれば良かったのにと思うが、
ジョンを書くのにヨーコの存在はどうしたって避けることはできないだろうから、まぁ仕方が無い。
それにしても、本当に容赦が無い。

仲井戸麗市の仕事

ボ・ガンボスのトリビュート盤「CollaBo GumBos Vol.1」。
麗蘭とYUKIの「夢の中」が入っているのだが、これを聴いていてふと思った。
チャボが自身の活動以外に行った仕事のことだ。

ギタリストなので当然ゲスト参加という形が多いのだが、
いつもスライド・ギターを弾いているなぁという印象だ。
チャボのスライドは記名性がバリバリなので、
ちょっと聴き込んだファンならばほとんどの人が一発でわかる。
この「夢の中」でも、どうしたって仲井戸麗市というスライド・ギターを聴かせてくれる。
ただし、ここでのコラボはあくまでも麗蘭なので、
蘭丸の特徴である例の音のギター・ソロも聴くことができる。
バックの音は完全に麗蘭だ。

さて、僕が知っているチャボのゲスト参加でのギターは、やはりほとんどがスライドだ。
これは何なんだろうか。
チャボのスライドがこの曲のここに欲しいということなのだろうが、
ワン・パターンな気もしないでもない。

ということで、僕が好きなチャボの仕事について、
ゲスト参加、曲の提供を中心に順不同で書いてみます。
ソロ作品はもちろん、古井戸、RCサクセション、麗蘭は外します。

●ティーンエイジャー/ヒルビリー・バップス(86) 
彼らの1stアルバム「TEAR IT UP」でカヴァー。
アルバムのラスト・ナンバーとして収録されている。
元々がロカビリーっぽい雰囲気で作った曲だったようで、
ヒルビリーのヴァージョンが、「当初作った感じに近い」というチャボの発言を何かで読んだことがある。
ヴォーカルの宮城が亡くなった今では泣ける曲になってしまったが、それが無くても好カヴァーだと思う。
ちなみに石田長生もこの曲をカヴァーしており、
それはチャボもバック・ヴォーカルで参加しているというヴァージョンだ。
ヒルビリーと甲乙付けがたいのだが、僅差でヒルビリーに軍配を僕はあげるな。

88年5月に日比谷野音で行われた宮城宗典追悼コンサート。
ゲストで出演したチャボは、
「こんなコンサートは二度とやりたくねぇ」というMCとともにこの曲を歌ったそうだ。

●KISS,KISS,KISS/ダンガン・ブラザース・バンド(83)
これはシングルで発売されたダンガンの中島との競作。レコーディングにも参加している。名曲。
以前、ブログでも書いたのでそちらを参照してください。

●しゃ・か・り・き・/泉谷しげる(83)
アルバム「39°8'」に収録された泉谷とチャボのデュエット・ナンバー。
作曲は仲井戸麗市単独。
チャボはギターでも参加。
泉谷とチャボのずれたヴォーカルが何とも雰囲気を出している。
吉田健と鈴木さえ子によるレゲエのリズムが最高にカッコイイし、
ピアノは鈴木慶一、ギターは白井良明だ。
こんなメンバーに囲まれ洗練された音を聴かせる泉谷は、今となっては貴重である。
しかし、隠れた名曲どころか、まったく知られていない名曲です。
この時期のライヴにもチャボは参加。その模様はアルバム「REAL TIME」で聴くことができる。

●クリスマスの夜/三宅伸治&ザ・トランプ(96)
3曲入りのミニ・アルバムに収録されたこの曲で最高に暖かいスライド・ギターを決めている。
僕が聴いたチャボのゲスト参加のプレイ中、スライド・ギターならば今のところこれがベストだ。
本当に泣けるよ、これ。

●オレンジ/玲葉奈(99)
仲井戸麗市が全面的にプロデュースした玲葉奈のシングル曲。
当時のCHABO BANDがバックを務めたものと、チャボのアコギのみで歌われる2ヴァージョンを収録。
どちらも絶品。

●OH ! PLEASE/ARB THE LONGEST TOUR  代々木競技場第一体育館(89)
ARBの解散に伴うツアーの最終日に突然のゲスト出演。これは隠れた名演。
石橋凌と並んでギターを弾くチャボ。ギター・ソロに行く前の凌による「チャボ!」が感動的だった。
チャボは「キースのドラムでギターが弾けて幸せだった」と後にコメントしていた。

●泉谷しげる with LOSER(88~90)
このバンド、個人的にはチャボの正式なものとして古井戸、RCサクセション、麗蘭と並べたい。
アルバムで言えば「吠えるバラッド」「HOWLING LIVE」「SELF COVERS」」「90'sバラッド」の4枚。
映像作品は「HOWLING LIVE」「学園祭で吠える」がある。
この時期のLOSERの映像が残されたことは、今となっては本当に良かった。
ロックが観たけりゃ必見である。

とにかく凄かった。特にライヴは怒涛のサウンドで問答無用だった。
泉谷しげる、仲井戸麗市、下山淳、吉田健、村上秀一。
このバンドでライヴをやるという告知を初めて見たのはロッキング・オン誌。
今でもその時の興奮が蘇る。
ロッキング・オンはこう形容していた。
「ウルトラマンとスーパーマンとガンダムが一緒に出てくるTV番組のようだ」。

東京でのライヴは芝浦インクスティック、渋谷公会堂、新宿パワーステーション等で行われたが、
特に89年秋の渋谷公会堂。「90'sバラッド」のライヴ。
オープニングの「ハレルヤ」は一生忘れられないだろう。
泉谷が一人でアコギを持って現れ「ハレルヤ」を歌いだす。
その途中で残りのメンバーがステージ左手からふらりと登場し、各自の立ち位置に付く。
まず、これだけですでに満足感が生まれてしまった。ただ4人がステージに現れただけで、だ。
そして泉谷のギターをポンタのドラムが引継ぎ、全員が音を出した瞬間、世界一のロックが鳴った。
マジだ。

RCが微妙な時期だったからか、ライヴでギターを楽しそうに弾くチャボが印象的だった。

●さらば東京/加奈崎芳太郎(99)
最後に挙げるのは好きなものではなく、ちょっと特別なゲスト参加です。

加奈崎芳太郎のアルバムのラスト・ナンバー且つタイトル曲にアコースティック・ギターで参加。
歌われている内容はある種の集大成的なものであり、いくらでも深読みができる。
しかも古井戸のメンバーによる20年ぶりの共演である。話題性は10,000%だったはずだ。
しかし、まったくプロモーションもされず、仲井戸麗市サイドからも完全に無視(情報発信無し)された。
古井戸、加奈崎芳太郎に対してのチャボはかなり神経質になっているようで、
過去には古井戸のベスト・アルバムが出たときに、そのライナーで真情を吐露していた。
しかし、それでもここで共演したのである。いったい何があったのだろうか。
ここには当人同士しかわからない何かが存在していると思うので、
おそらく今後も語られることは無いと思う。
曲自体は感動的な大作であるが、チャボのギター・プレイとしては特に聴くべきところは無い凡庸なもの。


以上、いくつか挙げてみました。興味を持ったら是非聴いてみてください。

さて、チャボの曲のカヴァーで未聴のものがあるので、今は何とかそれを探し出したいと思っている。
いちばん聴きたいのは丸山圭子がカヴァーしているという「月夜のハイウェイドライブ」である。

バンドは、在る

「RHAPSODY NAKED」以降、どうにもRCサクセションに染まっている生活である。
古いコンサート・パンフや、
RCが載っている雑誌などを引っ張り出してはニンマリしたりため息をついたり。
夢中になっているという意味では、こんな状態は高校生のとき以来だ。

そんな中、
当時のRCのファン・クラブ「スーパーうむクラブ」の活動休止のお知らせの手紙が出てきた。
92年に郵送されてきたものだから、実に13年ぶりに目にすることになる。

これは会員宛に向けてのこんな言葉で始まっている。

  代わり映えのしない毎日ですか
  それとも充実している毎日ですか
  楽しいだけの毎日ですか
  死ぬ程忙しい毎日ですか
  生きる事に一生懸命な毎日ですか

92年当時の僕は、このどれに当てはまっていただろうか。

さて、手紙は続く。

  RCの活動休止と共に、ファン・クラブもお休みになること。
  同時に清志郎とチャボの個々のファン・クラブが新設されること。
  会費の返却。

こんなことが事務的に記されている。

しかし、13年ぶりの手紙のその中のある一文に目を奪われてしまった。
手紙にはハッキリとこう書かれている。

  RC SUCCESSIONが復活するとなった時には、スーパーうむクラブも復活し、
  現時点での会員の皆様に真っ先にお知らせする事をお約束します。

そうなのだ。RCサクセションは解散ではなく、活動休止なのだ。

現在、充実したソロ活動を続ける清志郎とチャボに対し、
「どうしてもRCサクセションとしての活動を」と期待しているわけではない。
しかし、
事実上の解散だとしても「まだRCというバンドは存在しているのだ」と思いたい自分がいたのも事実。
そして、唐突ではあるが「RHAPSODY NAKED」というとんでもないものが発表されたのである。
「盛り上がるんじゃないよ」と言うほうが無理だろう。
だってRCサクセションというバンドを知っている僕らと、知ってしまった僕らがいるのだから。

この手紙を読み返し、
バンドはまだピリオドを打ったわけではないという事を改めて認識できて良かった。
バンドは姿を消したが、在る、のだ。

「RHAPSODY NAKED」の始まりとエンディング。
仲井戸麗市による「RCサクセションです!」というシャウトが頭の中からずーっと離れない…。

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仲井戸麗市FC『ギャラリー』

思えば仲井戸麗市のファン・クラブである『ギャラリー』に入会して、
もう13年も経つのだなぁ。
ここには書けないようなファン・クラブも含めて、
僕が今まで入っていた中ではもちろん最長記録である。

毎回送られてくる、会報と呼ぶにはあまりにも中身の濃い「仲井戸の友」に感動・興奮し、
ライヴやレコード、CDはもちろん、
何と”チャボとの夕べ”というファン・クラブの集いの開催に驚き・喜び、
ツアーや旅先でチャボ自らが買ってきてくれるお土産プレゼントに一喜一憂し、
昔では想像もできなかったサイン会で、
例え一言だとしてもチャボと言葉を交わせて舞い上がる…で13年が経過した。

活動の形態や企画が発足当時から変化しても、そんな気持ちは今も変わっていない。

思えば80年代。RCサクセションのメンバーとして活動していた頃のチャボは、まさに雲の上の人。
僕にとっての憧れのスーパー・スターであった。

憧れの人と言うのは今でも同じく変わっていないが、ソロとなってからのチャボ、
とりわけファン・クラブを通して接するチャボは本当に身近な存在に感じられるようになった。

チャボが買ってきてくれたお土産が当選しただけで手放しで喜べるのに、
それどころか、今ではチャボが使用していたギターを手にしているファンがいるくらいだし、
一緒に旅行(しかも海外!)なんかもしちゃっているファンもいるんだから。

さて、チャボの公式サイトには、ファン・クラブ『ギャラリー』のページがある。
そこには会員専用BBSも設置されている。これが唯一の仲井戸麗市公式BBSだ。

もし、僕のブログにギャラリーの会員の方が訪れてくれて、尚且つこの記事を見てくれたならば、
ギャラリーのBBSに一緒に遊びに行きましょう。僕も最近、改めて遊びに行ってます。

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ギター・マガジン 2005 DEC.

「Guitar magazine」が創刊25周年だそうだ。
現在店頭に並んでいる12月号(表紙はchar。カッコイイ!)には、
ギタリスト25人を選び、
” 忘れ得ぬ、あの瞬間 ” をそれぞれに語ってもらうと言う特集記事が掲載されている。
今号はその前篇で、まずは渡辺香津美、小暮”shake”武彦、山本恭司、
そして麗蘭など11名である。

渡辺香津美はレコーディングの一部始終を、
山本恭司はBOWWOWでの82年英レディング・フェス出演を、
shakeはレッド・ウォーリアーズ解散のきっかけになったロンドンでのPV撮影を…。
このように、それぞれ取り上げられているエピソ-ドの種類も多様であり、楽しんで読める。

仲井戸麗市、土屋公平の麗蘭は、二人の出会い~1stセッションについて語っている。
今までも何度も聞かされてきたし読んできたし目にしてきたし…という内容である。
しかし、初めて聞いた話のような記事に生まれ変わっていて驚いた。構成が見事なのだろう。

バンドをやったことがある人、やっている人。
そしてギターを弾く人なら尚更であるが、この記事を読むと何かが生まれる瞬間が、
生まれるまでの経緯が、生まれそうな予感と偶然が、そして生まれるべき必然が…。
そんなものが生々しく伝わってくるはずだ。
感動的である。

まるで短編小説のようだ。これは大袈裟な形容ではない。

実は立ち読みで済ましちゃおうと思っていたのだが、
読み始めたらそんな考えはすぐに吹き飛んでしまった。
雑誌の記事で興奮したのは久しぶりである。

古井戸ライブ/古井戸 -1974-

名盤だと思う。

1973年の渋谷公会堂で行われた " ぽえじー・リサイタル " を収録した二枚組ライヴ盤。
選曲も3rdアルバム『ぽえじー』までの中から、ベストとも言えるチョイスとなっている。
ただしA-4の「ひなまつり」は4thアルバム『四季の詩』に収録される曲で、
当時は未発表だったものかな。
ここでの演奏はハードなアコースティック・ヴァージョンで、収録曲の中でも白眉。
またB-3の「うそつき」もここでしか聴けない、チャボのヴォーカルによるレアな曲。

加奈崎芳太郎と仲井戸麗市の二人に、曲によってはドラムにベース、キーボードが加わる。
「ちどり足」等で聴かれる玉木カルテットによるストリングスも最高の効果をあげている。
演奏の出来は完璧であろう。

所々で聴かれるMCに時代を感じるが、それさえも含めて全体的に流れる切なさ。
この切なさはいったい何なのだろう。
今聴いても解散コンサートを収録した『ラスト・ステージ』よりもそれっぽいのだから、
この切なさは半端では無い。
まぁ、この切なさが古井戸、特にライヴでの魅力であったのかもしれない。

A-5「バラード」では、ちょっとした演劇っぽいシーンが聴かれる。
ジャケットに「シナリオ協力 武田鉄矢(海援隊)」とクレジットされているので、
この部分を手伝ったのだろう。
この曲から「ちどり足」へ繋がる瞬間はトリハダが立ちそうになった。
この辺のステージ構成は素晴らしい。

C-2「東京脱出」でのチャボのギター・ソロを聴いて欲しい。
まるでストーンズ時代のミック・テイラーである。

C-4の「おいてきぼり」。今でもチャボはステージで歌うことがある曲だ。
このライヴでは奥津光洋がギターとマンドリンでクレジットされており、
この曲ではマンドリンを弾いているようだ。

コンサートのクライマックスを収録したD面。
この面は「讃美歌」が全てである。

  僕が三途の川を渡るとき 
  大きなバケツにきれいな水をいっぱい汲んで 
  空からにわか雨にして降らすんだ…

12分にわたってチャボが詞を朗読する「讃美歌」。
現在のチャボのポエトリー・リーディングを聴きなれているファンでも、
はじめて聴く人は、圧倒されて言葉を無くすだろう。
もしかしたらチャボのファンであっても聴き手を選ぶかもしれないな、この曲は。
これから聴く人は、自身で判断して欲しい。

さて、エレック完全復刻プロジェクトの第一弾の一枚が、この『古井戸ライブ』である。
個人的には1stから順番にリリースされて欲しいのだが、
今回は復刻自体に意味があるので、まぁ良しとしよう。
それにしても楽しみである。


古井戸(2005-12-21)
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スローバラード/RCサクセション from『RHAPSODY NAKED』 -2005-

80年代の初めのこと。

しかし、それを見たのは何の雑誌、何の本だったのか、もう憶えていない。
いや、それは雑誌、本だったのかどうかも…

  インタヴュアー:歌の中に出てくるグラウンドって実在の場所なの?
  清志郎:うん、そう。あれは八王子市営グラウンド。

前後の記憶は完全に吹き飛んでいるが、それは確かに…、
いや確実にこんなやりとりだったはずだ。
数ある忌野清志郎のインタヴューの中でも、
どうしても、そしてたぶん一生忘れられないものである。

富士山や東京タワーのように誰もが知っている場所では無い。
ただの無名な市営グラウンド。
しかし清志郎が歌うことにより、
聴く人の中で広がるこのグラウンド、駐車場のイメージはどうだろう。

今では曲が誕生した背景やエピソードが「GOTTA!忌野清志郎」や、
「BRIDGE 95年4月号」の特集”忌野清志郎の10曲”などで詳細に語られているが、
それらを見るまでは、僕にとっての「スローバラード」は、
あのインタヴューでの発言がすべてであった。
「八王子市営グラウンド」という清志郎のたった一言を自分の中で自由に勝手に膨らませていたし、
実際にそれはどこまでも、そして限りなく大きくなっていったのだ。

当時のライヴではハイライト的な曲として演奏されていた「スローバラード」だが、
「RHAPSODY NAKED」では、実に感動的な瞬間が収録されている。

ギターのイントロに導かれ清志郎が歌いだすと同時に、
観客の大きく暖かな拍手を聴くことができる。
それを聴いたからであろう。
清志郎は歌の途中なのに「サンキュー」と言うのである。
これは、つい本心から出た「Thank you」だと僕は思うのだ。
清志郎も感動したのである。

LP「シングル・マン」に収録されたピアノのイントロによるヴァージョンではなく、
小川銀次の鋭くも甘いサウンドによる泣きのギターで始まるのが、僕の「スローバラード」初体験。

清志郎による必殺のMCではあるが、
この時はまだまだ洗練されていない「愛しあってるかい?」「yeah!」のコール&レスポンスに続き、
一瞬、真空状態になったかのような「間」の後に銀次のギターの第一音が鳴る瞬間…。
ここには確実に僕の1980年4月5日が凝縮されている。

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HAPPY SONGS/真島昌利 -1991-

ハイロウズが活動休止する。活動期間は10年。
ヒロトとマーシーの前バンドであるブルーハーツも同じく10年の活動後に解散した。
ちなみにRCサクセションも、新生なった後の活動期間は10年だった。

僕はブルーハーツに対してもハイロウズに対しても、良い聴き手では無いが、
マーシーこと、真島昌利のソロ・アルバムは興味を持って聴いていた。

89年の1st「夏のぬけがら」も、ロック魂が炸裂した92年の3rd「LOW LIFE」もいいが、
僕が今でも良く聴いているのが2ndアルバム「HAPPY SONGS」だ。
全編に切なさが溢れる名盤だと思う。


真島昌利(1991-04-10)
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このアルバムにはカヴァーが二曲収録されているが、
そのうちの一曲はマーキュリー時代のロッド・スチュワートのカヴァー「ガソリンアレイ」だ。
ロッドとロン・ウッドの競作になる名曲である。
これを浅川マキによる日本語詞で歌っているのが良い。
演奏もリズム隊が走りぎみだったりしてフェイセズっぽいんだよね、何となく。

  この街をはなれていくことは 間違いかもしれない
  だけどわかってほしいんだ オイラは決めたのさ

マーシーは「間違い」だとは思っていないだろうが、
今の心境はまさにこのようなものかもしれないなぁ。
「そう大したことじゃないんだよ」と言ってブルーハーツは解散したが、
ハイロウズの活動休止はどうなのだろう。
今後の彼の活動には注目したい。

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ぽえじー/古井戸 -1973-

一曲目から抜けの良いサウンドと全編に配されたストリングス。
そんな曲で始まる3rdアルバムは、2ndまでの音とは明らかに印象が違う。

また加奈崎芳太郎のヴォーカルがこういったサウンドにピッタリで、
非常にクリアだ。
そんな彼のヴォーカルが、
曲によっては浮いてしまう程にクッキリと浮かび上がっているのが特徴だ。

反対に仲井戸麗市のヴォーカル曲は甘ったれた声と歌い方である。
これを聴くと、当時女性ファンに可愛いと言われていたというのが納得できる。
そういえば1stでも2ndでも、チャボのヴォーカルは男っぽくラフな感じではまったく無い。
何故だろう?
こんな好対照な二人だったことが、古井戸の魅力だったのかもしれない。


古井戸(2006-02-22)
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さて、加奈崎芳太郎は1st、2ndと、自作の大作を一曲ずつ収録していた。
それぞれ「明日引越します」と「お正月だよ」であるが、
ここでも「東京脱出」という名曲を生んでいる。
古井戸はチャボのソング・ライティングにスポットが当りがちだが、
もっと加奈崎作品も評価されるべきだろう。

そうは言っても仲井戸作品がメインであることには変わらない。
今でもチャボのステージで歌われる事が多い「おいてきぼり」や「びしょぬれワルツ」。
忌野清志郎との共作である「コーヒー・サイフォン」「あの娘が結婚してしまう」。
これらの完成度はやはり素晴らしい。

そして古井戸だけでなく、
チャボの作品としても最大の問題作であろう「讃美歌」が収録されている。
ギターのアルペジオをバックにしたヘヴィな内容の詞の朗読だが、美しい曲である。

歌詞カードにこの曲の詞は載っていない。

この詞を朗読する、いや、せざるを得なかったその理由。
そしてレコードとして発表した、というその理由。
この曲に「讃美歌」とタイトルした、その理由。
僕には知る由も無いが、当時のファンならば何か知っているのだろうか。
是非、聞いてみたい点である。

この「讃美歌」。
ライヴでの演奏は10分以上に渡るロング・ヴァージョンで展開する。
その朗読される詞もまったく姿を変えており、文字通りの大作である。
ヘヴィさももちろん比例する。
ライヴ・ヴァージョンは、後に発表される名盤『古井戸ライブ』で聴くことができる。
これは12月から始まるエレック完全復刻プロジェクトの最初CD化の中の一枚だ。
待望である。
感動的という言葉だけではとても言い表すことができないもの凄いヴァージョンなので、
古井戸を知らないファン、麗蘭以降にファンになった人にこそ是非聴いてもらいたいと思う。

『ぽえじー』は、そのジャケット写真とは反対に、
比較的明るめの曲でも何だかダークで重たく聴こえてしまうアルバムだ。
全体的なトーンがヘヴィなのだ。
それは、曲を順に聴いていくと、
B面5曲目の「讃美歌」に必ずたどり着いてしまうからかもしれない。
アルバムのラストを静かに締めくくる「おやすみ」が、何だかとても切ない。

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ADAN PRESS 1980・APR・VOl・…

1980年から81年あたり…。
これ以降は、存在していたのはいったいいつくらいまでかははっきりしないが、
当時の日本ロック・シーンにとって忘れられない音楽事務所があった。

アダン音楽事務所。

ここは複数のバンドやアーティストが出演する、
所謂オムニバス・コンサートを良く企画していたと思う。
とりわけ80年当時のRCサクセションのファンは忘れることができないイヴェンターだった。

まず最初に断っておきたいことがある。
この記事で紹介するのは、そのアダンが当時発行したフライヤー…チラシである。
僕の記憶では、このチラシは1980年4月5日の久保講堂で配布されたものとなっているのだが、
実はハッキリと断言できない。たぶん…ということをお断りしておきます。

このチラシ、1980年4月前後のシーンをリアルに伝えてくれるので、
是非ここで紹介したかったものだ。
海外の情報と国内のそれとが2対8の割合で載っている。
「裸のアメリカ」という見出しで、
下火になったディスコ・ブームの記事(マリア・マルダーの写真入り)以外は、
海外の記事は大したことが無い。やはり見てもらいたいのは国内の情報である。

まずは、カルメン・マキ&LAFFのデビューのニュース。
ジョージ吾妻と結成したバンドである。
80年5月24日に、何とゲストにジョニー・ルイス&チャーを迎えての日比谷の野音でのライヴだ。
はぁ…。今ではため息しか出ない組み合わせだ。

そして「オールナイトロックショー 6月に開催」の記事。
この時点では会場が発表されていないが、
晴海のオーディトリアムで行われた大イヴェントだった。
”出演はカルメン・マキ&LAFF、ジョニー・ルイス&チャー、RCサクセションを始め、
今回は予想外のアーティストも出演予定があり…”と書かれている。
実際にこの三つ以外に出演したのはジョージ紫&マリナー、外道、
原田真二、パンタ&HAL、上田正樹、そしてTEN SAWだった。
原田真二が浮いていると思うかもしれないが、当時はハード・ロック期。
ギターは北島健二だったはずだ。
そして上田正樹は、サウス・トゥ・サウスの再結成だったと思う。
しかし物凄いメンツだなぁ、

これ、もちろん僕は観に行きましたよ。
NHK-FMのサウンド・ストリートでオン・エアされた録音テープも、
今でも大事にとってある。
このRCは強力です。
特にオープニングのチャボのMCは「RHAPSODY NAKED」を凌ぐカッコ良さです。

チラシの裏面に行きます。

カルメン・マキとアン・ルイスのジョイント・コンサート、
泉谷しげるワンマンコンサートの告知に加え、
「テクノポップについて」なんてコラムがあったりする。

そして「公演通り音楽祭'80」のお知らせ。
これは、80年4月に渋谷公会堂で開催されたもので、
ビートルズ、ストーンズ、ジミヘンのフィルムが第一部。
レディ・パワー'80と名付けられた第二部が、ガールズやフェアリーズのライヴ。
第三部がスーパー・ジャムとタイトルされている。
スペシャル・ゲストとしてRCが出演した。

裏面で注目して欲しいのが、2.28「ROCK WILLPOWER」コンサートのレポである。
「GOTTA!忌野清志郎」の264ページから274ページに書かれているエピソードは、
このライヴのことだ。
RCサクセション、シーナ&ロケット、バウワウのジョイント・コンサート。
チラシには、まだRCは”現在ライブハウスで最も人気を博している”なんて書かれている。
”この三バンドで渋谷公会堂を客で埋め尽くすことができるであろうか…”という時代だったのだ。

この他に、チラシに載っている当時行われたコンサートをいくつか紹介しよう。

●4月20日 日比谷野音 ストリートをふき抜けるハリケーンは好きかい?
 出演:シーナ&ロケット/RCサクセション/EX/一風堂/アナーキー/P-MODEL

●4月29日 日比谷野音 アイランドを越えてゆく貿易風は好きかい?
 出演:加藤和彦(高橋ユキヒロ/坂本龍一/大村憲司)/ムーンライダーズ/南佳孝/Parachute

●5月25日 日比谷野音
 出演:プラスティックス/ヒカシュー/P-MODEL/リザード/EX

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2005年の今、この当時を懐かしんでも仕方が無いかもしれないが、
そろそろ80年前後のバンドやアーティストの再評価が本格的に始まってもいい頃だろう。
今回のRCサクセションや少し前のルースターズBOXは、そんな動きのひとつだと思う。

ロックン・ロール・ショー/RCサクセション from『RHAPSODY NAKED』 -2005-

恭さんが、何とも「バカな頭で考えた いいアイデア」を提案してくれました(笑)。
RCサクセションの「RHAPSODY NAKED」の全曲を個人的解説で一曲ずつ回すバトン…。

やってみましょう。
あくまでも”個人的”な解説として、形に拘らず自由に書いてみたいと思います。
既に「Opening MC」と「よォーこそ」を解説してくれたので、
私は「ロックン・ロール・ショー」を受け取ります。

     **********

後に名盤「BLUE」のオープニング・ナンバーとして発表された「ロックン・ロール・ショー」だが、
実は渋谷の屋根裏で活動していた頃からのレパートリーだった。
「よォーこそ」ができる前は、良くライヴの一曲目に演奏されていたそうだ。

「BLUE」で聴かれるヴァージョンは強力。
イントロ、コーちゃんのフロア・タムとハイハットが印象的なドラムにチャボのドヘヴィなリフが絡み、
ハーモニクスに導かれて登場する清志郎のヴォーカルも、
最初からメーターのレッド・ゾーンをぶち切っている。
ラフであるが完成度が非常に高い、RC流ハード・ロックの究極的なナンバーだ。

「RHAPSODY NAKED」で聴かれるヴァージョンはこの原型というよりも、
これはこれで完成形だと思う。
リズムだけ聴くと軽快なのだが十分にヘヴィ。
その理由は、二本のギターによるアレンジになっているからだろう。

小川銀次によるオクターヴやハーモニクスを使ったイントロのリフ。
いきなりカッコイイ。
曲の命とも言えるこのリフは彼が考えたのだろうか。
そして、それに絡んでくるチャボのギターがまた抜群、絶妙なのだ。
ギターのエフェクトはフェイザー、または例のコーラスを強めにかけているようだね。

銀次もチャボも非常にタメの利いたバッキングであり、
RCのサウンドをこの路線で進み発展させていったら、
ミック・テイラー期のストーンズのような強力なギター・バンドになっただろうと思う。

それにしても清志郎のヴォーカルだ。
「よォーこそ」のすぐ後なのに、このサラッと感はいったい何なのだろう。
余裕で歌えるような曲じゃないよ、これ。
20代の清志郎は恐るべきヴォーカリストであったのだなぁ…。
もちろん、今もだけど。

僕がこの久保講堂で聴いたRCの曲は、ほとんどが初めて耳にするものだった。
そして80~90年代、いや現在までこれは一貫して変わらないことなのだが、
清志郎がライヴで歌う曲は、初めて聴く曲であっても必ず印象に残るフレーズがあるのだ。
これはどこのどんな場所で聴いても、その歌詞がハッキリと聴きとれるという、
清志郎のヴォーカリストとしての破格の才能である。

ただでさえそうなのに、「ロックン・ロール・ショー」は印象的なフレーズの山である。
当時の僕が印象に残ったのは、”ほら もういっちょう”と”役立たずの神様”、
そして”ロック・ショー”だった。

ライヴ後に皆で銀座で食事をした。興奮しながらその日のことを僕達は話した。

「ほら、あの”ロック・ショー”って歌っていた曲、カッコよかったよね」
「あぁ、”役立たずの神様?”」
「そうそう。でも俺は何だっけ?あの”バンドマン”っていうヤツ。あれが好きだな」
「あと、”金が欲しくて働いて 眠るだけ”も良かったよな」

曲のタイトルはわからなくとも、みんなでこう話していたのを今でもハッキリと憶えている。

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渋谷ジァンジァン 1974.2.19.

ブログの良いところは、
同じものに興味を持つ様々な人達とネット上とはいえ出会えることだろう。
同じ趣味の人の記事も難なく一瞬で探すことができるし、
コメントをつければコミュニケートも簡単だ。
リアル・タイムな記事はもちろんだが、
古い記事からも新しい話題が広がることもあるしね。

性別も世代も、それこそ国籍や地域だって関係無いのも素晴らしいと思う。
そして自分よりも新しい世代の人達からは、まさに現在進行形のリアルな話が聞けるし、
同年代の人達からは、共有してきた時代の話を懐かしくも楽しく聞ける。
自分よりも上の世代の方達からは、僕が知らない話や知りたかった話を、
その当事者の言葉で聞けるというのが嬉しい。
やはり体験こそが説得力を持つのだ。

Rainbowさんという方のブログ、レインボウグラフィティに素敵な記事が載っていた。
1974年2月、渋谷はジァンジァンでのRCサクセションのライヴの模様である。
これには興奮し、感動した。

この記事は、こんな書き出しで始まる。

  渋谷駅から渋谷公園通りをNHKに向かう途中にジャンジャンという小さなライブハウスがありました。
  山の手教会の地下。

僕なんかは、このまるで小説のような冒頭の二行を読んだだけで涙ぐみそうになる。

74年だ。
もちろん清志郎、リンコ、ケンチの三人のオリジナルRCサクセションである。
しかも記事によれば、曲によっては日隅くんがボンゴを叩いていたという…。
これはビートルズをキャヴァーン・クラブで観たようなものだろう。

三人のオリジナルRCのライヴの様子は、今までもいくつか読んだことがある。
ロック画報の特集でも細かくレポートされていたし、これには音源まで付いていた。
しかし、それらのどれよりも、Rainbowさんの記事のほうが素晴らしい。
ファンの視点で書かれたものが、何だかんだ言ってもいちばんなのである。

とにかくこの記事、
僕のブログに訪れてくれたRCサクセションのファンは絶対に読んでください。
内容は全面的に僕が保証します。

  手を伸ばせばすぐそこにキヨシローくんも破廉ケンチさんもリンコさんもいました。

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あなたと、熱帯/MINAKO with WILD CATS -1988-

好きなミュージシャンが他人に描いた曲や提供した曲や、逆にカヴァーされた曲。
気になりますか?

昔から僕は思い切り気になるし、
特に提供した曲は今でも何とか入手して聴くようにしている。
たとえそれがロック畑でなくても、入手できるものは必ずそうしている。
これも、そんな中の代表的な一枚である。

忌野清志郎が本田美奈子に曲を描く…というニュースを聞いたときは驚いた。
88年というRC末期ではあるが、
所謂歌謡曲と言われるフィールドからはまだまだ遠いと思っていたし。
その経緯や前後についての記憶はまったく吹き飛んでいる。
とにかく「買うだけ買っておく」という扱いであったことは間違いない。
だいいち、このレコードに針を落としたのは、確実に十年以上ぶりである。
もしかしたら、買った当時以来かもしれない。

作詞は松本隆だが、実に清志郎的な歌詞である。
「熱帯」が「寝たい」にかけられているのは誰でもわかるが、
本田美奈子も完全に「寝たい」と歌っている。
これは清志郎による指導(もしくは、希望)であると思われる。
しかし、清志郎と松本隆というコンビは、結構貴重なのではないか。

それにしても本田美奈子。歌、うまい。

某スポーツ紙が、本田美奈子の死去について清志郎のコメントを取っていた。
88年以降どれだけこの二人に接点があったのかはわからないが、
清志郎はしっかりとコメントを出していた。
「すごくマジメな子でびっくりした。歌はうまいしね」という清志郎の発言が印象的だった。

清志郎だけでは無い。クイーンのブライアン・メイも本田美奈子には曲を描いている。
そのブライアン、自身のサイトで追悼文を発表している。
二人のモノクロのツー・ショット写真は、美奈子ファンはため息だろう。

個人的にRCサクセションとQUEENで盛り上がっている時期に、
あまりにも偶然な出来事で驚いている。

本田美奈子。享年38歳。ほとんど同世代の人の死は辛いです…。合掌。

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QUEEN SONGS/矢野顕子 -1979-

クイーンで盛り上がったついでで、このアルバムも引っ張り出してしまった。
しかし、今でもあまり情報が多くないし、話題にもあがらないアルバムだなぁ…。

オリジナルは79年にひっそりと発表されていたLPである。
93年にCD化されているが、今はどうなのだろう。
記事のタイトルは矢野顕子名義としたが、
正式なタイトルは「矢野誠プロデュース・クイーン・ソングス・フィーチャリング矢野顕子」だ。
矢野顕子公式サイトのディスコグラフィにも載っていない。
以前、レコード・コレクターズ誌の特集…ビートルズのホワイト・アルバムに続く第二特集であったが、
そこでも、このアルバムは無視されていたし。
この辺も情報が少なくなる理由のひとつだろうな。
しかし、何故だろう?

メンバーは、キーボードにはもちろん矢野顕子。ベースに小原礼。ギターは大村憲司である。
ドラムはマーティン・ブレーシー。パーカッションに仙波清彦。サックスは本多俊彦だ。

このアルバム、実は当時のオーディオ・マニアに向けて制作、発表されたものらしい。
LPで45回転での再生だった。79年当時は、まだその仕様は珍しかったのだろう。
俗に言う「良い音」のレコードだったのだ。

内容はクイーンのカヴァー。それもインストゥルメンタルだ。
78年に「ジャズ」、79年は「ライヴ・キラーズ」が発表され、
日本でもクイーンは盛り上がっていたはずだが、どうもクイーンのファンには無視されたようである。

取り上げられているのは、クイーンⅡから「NEVERMORE」。
オペラ座の夜から「LOVE OF MY LIFE」「YOU'RE MY BEST FRIEND」。
華麗なるレースから「YOU AND I」「GOOD OLD FASHIONED LOVER BOY」「TEO TORRIATTE」。
世界に捧ぐから「ALL DEAD,ALL DEAD」「WE ARE THE CHAMPIONS」。
以上8曲で、収録時間は二十数分の短いものである。
バラード系のナンバーが選曲されているのは、その企画からして仕方の無いところだろう。

「LOVE OF MY LIFE」は「まさに!」といったアレンジで違和感が無い。
「ALL DEAD,ALL DEAD」は曲の良さが思い切り引き立っており、
思わずオリジナルを聴き返してしまった。
「YOU'RE MY BEST FRIEND」「YOU AND I」「GOOD OLD FASHIONED LOVER BOY」は、
それぞれその曲調からしてなかなか楽しい演奏である。ただしリズムがファンキー。
カッコイイです。

「WE ARE THE CHAMPIONS」はオリジナルとはかなり印象が違う。
このアルバムはどの曲もクイーンの曲ということを忘れて聴けるのだが、
この曲がいちばんそれに当てはまる。
好き嫌いはともかく、一時期のジェフ・ベックがやりそうな名アレンジである。

アルバムのラストは「TEO TORRIATTE」。これがいちばんオリジナルに近かった。

全体的にはキーボードがメインではあるが、大村憲司のギター・ソロも聴きモノだ。
これを初めて聴いたときは、特にこれといった魅力も無いインストだなぁという印象であったが、
今聴くと、とても気持ちがいい。
「手をとりあって」のみクイーン色が強く残っているが、
それ以外はオリジナルな解釈の見事なカヴァーだ。

丁度今の時期、秋の夜長に部屋で流すには最適のB.G.M.だと思う。

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クイーン・ソングス・フィーチャリング・矢野顕子
クイーン・ソングス・フィーチャリング・矢野顕子

ラジカセとラプソディー

僕は1980年からRCサクセションを追いかけているので、
一応はRCに関する当時のモノを、レコード以外でもいろいろと持っている。
ここでは「ラプソディー ネイキッド」発売記念として、
その中から是非RCファンに見てもらいたいレアものをひとつ紹介します。

1980年にNECから新発売されたラジカセがあるのだが、
何とRCサクセションとタイアップしているのだ。
それに伴い、販促宣伝で作られた8ページのなかなか豪華な新聞?がある。
紹介したいのはこれである。

表紙は清志郎(後方にかすかにチャボが写っている)。あまり良い写真では無い。
タイトル、いや見出しは「RHAPSODY パワーは、ビンビンだぜ。」とある。
NECとキティのロゴも印刷されており、完璧なオフィシャルものである。

CIMG6757.jpg CIMG6758.jpg

表紙をめくると、新聞のネーミング「ラプソディー」とは…という見出しでアルバムの解説がある。
そしてバンドの結成理由とメンバーのプロフィール。
ちなみにこのプロフが80年当時を伝えてくれて面白い。

●忌野清志郎
どこの宇宙から降ってきたのか、はたまたあの世から降ってきたのか、
まったく複雑微妙な青年なんだ…。

●小林和生
通常は物静かで、サリンジャーの本なんかを片手に、タバコをくわえている、渋いお方…。

●仲井戸麗市
いい意味での博愛主義者。とにかく人が良くて、ファンの人たちにやさしいのだ。
優等生を絵にかいたような人…。

●新井田耕造
何を考えているんだか、皆目見当つかず。
RCのドラムをやっていることにすら不思議感…。

●柴田義也
RCに入りミュータント・GONTA2号として生まれ変わり、
清志郎の指示を受けキーボードを弾いている…。

こんな調子である。

さらにページをめくると、見開きでメンバーの写真。
アルバム「RHAPSODY」のジャケット写真の別ヴァージョンだ。
カッコイイ! これを表紙にすればいいのにね。

CIMG6759.jpg CIMG6760.jpg CIMG6761.jpg

またさらにページをめくる。

80年7月の日比谷野音「エネルギーohエネルギー」のライヴ・レポ。清志郎の化粧話。
アルバム「シングルマン」の再発などが掲載されているが、その中に注目の記事がある。

「RC30分の熱烈ビデオ。」という見出しの小さなものだ。

これだけでピンときた人もいるだろう。
そう、これは「ラプソディー ネイキッド」にもカップリングされたDVD、
過去に「ラプソディー・ザ・ビデオ」としてリリースされたものである。
この時点では「RCサクセション・イン・コンサート」とタイトルされており、
この新聞にも全国のレコード店で見られるとハッキリ書かれている。

僕は当時、朝のTVで流れていたRCのライヴのCMを観ていた。
これは久保講堂のライヴ・シーン(だったと思う)に「よォーこそ」が被さるカッコイイCMだった。
学校へ行く前、僕らはこの清志郎の「よォーこそ」のシャウトを聴いてから家を出ていたのである。
あぁ、懐かしい。
こんなこともあったので、映像の存在は当時から知られていたのだ。
発売されたのが遅すぎただけである。

さて、新聞の最終ページが問題だ。
一面を使ってのラジカセの宣伝ページなのだが、何とこのラジカセを買うと、
もれなくRCのオリジナル・カセット・テープがプレゼントされていたのである。

CIMG6762.jpg

RCともなれば、今ならかなりレアなアイテムがいくつか存在しているし、
中にはそれなりの価格でマニア間で取引されているモノもあるが、
このカセット・テープが出回ったのは見た事が無い。
僕はRCモノについてはかなりアンテナを伸ばしていたが、これだけは一度も見た事が無い。
だいたい、中身が何なのかもわからない。ただの生テープだったりして…。
しかし、めちゃくちゃレアな音源だったりしたらどうしよう…と思っているのも事実である。
いずれにせよ、80年以降のRCに関するものの中でもメガ・レアなアイテムなのは間違いない。

「ラプソディー ネイキッド」発売以降、
RCについては世代を越えていろいろな人が注目している時期だ。
だからこのテープについての情報を持っている人、
または実際にテープを所有している人が、僕のブログを目にする可能性もあるわけだ。
もし、そのような方がいましたら、是非コメントをお願いします。

最後にこの新聞。Vol.1とあるが、Vol.2はあるのかな。
でも、だいたいこういうケースではVol.2が出たためしが無いので、おそらく存在しないと思われる。

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Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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