春日博文 / カルメン・マキ&OZ

カルメン・マキ&OZ。
この伝説のバンドのライヴをリアル・タイムで体験できなかったことは悔やまれる。
ただしレコードは後追いだが聴いていた。
特にラスト・アルバムである『LIVE』(78)は良く聴いた。
RCサクセションと同じKITTYレーベルだったことも、
聴くきっかけになったという記憶がある。

『LIVE』をのぞけばオリジナル・アルバムはたった3枚。
中でも75年発表の1stアルバム。
その音はハードでヘヴィでプログレッシヴ。
そして、あまりにも圧倒的なマキのヴォーカル。
特にラストに収録されている名曲「私は風」。
この曲については説明不要であろう。
この1曲だけで、そこいらのバンドのアルバム1枚分の聴き応えである。

OZの1stは、サディスティック・ミカ・バンドの『黒船』と並ぶ70年代を代表する作品。
この2枚は今聴いても古くない。
それどころか、日本から世界に向けて発信しても大丈夫だと思う。

また、OZの特徴を決定付けていたのが加治木剛による歌詞。
この魅力を忘れてはならない。
洋楽テイストであるが非常に日本人的。
僕達の琴線に触れる音楽であったのは、この詞の功績だろう。
ちなみに加治木剛とは、ダディ竹千代&東京おとぼけcatsのダディ竹千代その人。

さて、春日博文。
OZのギタリストであり、メイン・コンポーザーでもある。
彼のギターはヘヴィである。ハードである。
しかし、キレイなのだ。そう感じるのは何故だろうか?
オーソドックスなプレイなのだが、
その中にも感情的な高まりによるのだろうはみ出したものが感じられる。
要するに人間が弾いているという当たり前のことがわかるギタリストということである。
ここがポイント。
機械的にキッチリとまとめるような人では無い…と思う。
これはスタジオ作品でも大いに感じられるので、
ライヴは言うまでも無く凄まじい。
おそらく、スタジオでもライヴ感覚で弾いていたのだろう。

ハッキリと断言できないが、
メインで使用していたギターはストラトキャスターではないか。
これがまた、最高のディストーション・サウンドである。
ギターを完全に " 鳴らして " いる。
何というか、例えば電圧が違う外国でマーシャルやフェンダーのアンプを使用する。
すると、あまりにも日本で使っているときとの音の違いにびっくりするらしいが、
そんな感じなのである。
ギターとアンプのポテンシャルを完全に引き出しているような音だ。
素晴らしい。

彼は一時期RCサクセションでもギターを弾いていた。
そして初代チャボ・バンドのギタリストでもあった。
よって、OZは観られなかったが、
チャボ・バンドのライヴで実際に彼のギターに触れることができた。
もちろんヘヴィでハードなギターでは無かったが、あの音だった。
抜群のストラト・サウンドだった。
タメが効いたバッキングのギターは最高にカッコよかった。
「打破」や「BGM」「ティーンエイジャー」「グロテスク」でのギターが、
今でも耳にこびりついている程である。
ライヴではパーカッションやダルシマ(!)もプレイしており、
チャボにブライアン・ジョーンズと紹介されてもいた。
また、末期のRCにドラマーとして参加したし、
マルチなプレイヤーとしても魅力的である。

そうそう、OZとは違った意味での伝説のバンドNOIZも必聴。
おそらくアナログは超入手困難だろうが、
少し前にハガクレ・レコードからCD化されたから、今なら手に入るかも。
後にVOWWOWに参加する無名時代のひとみげんきがヴォーカル。
ベースはOZの川上茂幸。
ゲストも豪華で、チャボや清志郎も参加している。
ハードでドライヴィンなロック・アルバムだ。
OZほど派手では無いが、NOIZではストレートなロック・ギターを弾いているよ。

過去のバンドの再結成は、あまり僕自身魅力を感じることは少ないが、
カルメン・マキ&OZは別だ。
観たい。

●この1枚 LIVE -1978-
とにかくこのアルバムで聴ける彼のギター・パートすべてが最高。
OZとしての演奏のテンションも高い。
特に「空へ」「私は風」と続くアナログでの最終面が圧巻。
名演。
ぶっ飛んでいる。 
play it loud!

●さらにもう1枚 カルメン・マキ&OZ -1975-
収録されているのはたった6曲だが、
ベスト・アルバムが企画されるたびに全曲、または5曲が収録される(たぶん)。
1stにして既に完成されている。
75年にこのアルバムが日本にあったというのは凄い。


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忌野旅日記/忌野清志郎

まだRCサクセションのヴォーカリストであった頃の清志郎の友人や知人との交遊録である。
週間FMに連載されていたものらしい。発売は1987年。
当時はそんなに面白いと思わなかったが、今読むと楽しい。
今週の僕の本は、これだった。
取り上げられた人は旧友の三浦友和からスタートし、泉谷しげる、川崎徹、
坂本龍一、アン・ルイス、ジョニー・ルイス&チャー、三宅伸治、
仲井戸麗市夫人おおくぼひさこ、桑田佳祐らの国内勢に、
ジェームス・ブラウン、元クラッシュのトッパー・ヒードン、イアン・デュリーなど。
内容はもちろんだが、清志郎自身が描いたイラスト(取り上げた本人の)が素晴らしい。

この本が文庫化された際、単行本版に5話が追加されての文庫化だったのが嬉しかった。
追加されたのはタイマーズ、細野晴臣、井上陽水などであった。

文庫版用のあとがきを「あとがきのあとのあとがき」として清志郎は書いている。
当時の清志郎は2・3'Sをやっていた時期である。そのあとがきにあったこのフレーズ。

  しかして、この5、6年の間にいろいろな物事がチェンジしていった
  …中略…
  永年やっていたバンドも今はない。

RCサクセションが無いという事実を改めて知らされたわけだ。
何て事の無いものではあるが、
このあとがきを読んで物凄く寂しい思いをしたことを覚えているなぁ。

さて、この交遊録には僕が大好きなエピソードが書かれている。
イアン・デュリーのバンドであるブロックヘッズとのライヴ・アルバムを制作したときの話だ。
日本でレコーディングし、ロンドンでミックス。
そしてカッティングはかのアビーロード・スタジオである。
アビーロードで行ったカッティングの規格が日本の規格外という理由で、
このレコードにはJISマークがついていないのだそうだ。
「ロックにJISマークはいらない。オレたちは作られた規格にハマらなくたっていーんだ」
と清志郎は言う。
そして「アレは並みのスケールではハカり知れない
規格外のヤツらと演ったライヴ・アルバムなんだから」とも。
この話は好きなんだよなぁ。

文庫版の解説を直木賞作家の角田光代さんが書いている。
これがまた素敵な文章である。
そのタイトルが凄い。「忌野中毒」。
彼女は日比谷野音で清志郎の歌を聴いて「カッコいい」というコトバを知ったと言う。
オーティス・レディング、マーク・ボラン、深沢七郎、
リチャード・ブローディガンには間に合わなかったが、
忌野清志郎には間に合ったということが、彼女の幸福だそうだ。
改めて書くが、絶対にこの人とは友達になれる。

BEATLES全敗

英BBC放送のラジオ2が、
過去半世紀を10年ごとに区切って一番好きな曲を選ぶ人気投票を行ったらしい。
その結果、意外にもビートルズの曲が一つも1位に選ばれなかったということだ。
※各年代ごとにリストアップされた5曲の中から好きな1曲を選ぶ形式で、総計600万人が回答。

●1955年から1964年
1位はキンクスの「ユー・リアリー・ガット・ミー」!
マジですか?
「シー・ラブズ・ユー」「プリーズ・プリーズ・ミー」のビートルズの2曲を抑えたそうだ。
5曲中、ビートルズ以外の他の2曲は何だったんだろう?

●1965年から1974年
デビッド・ボウイの「スペース・オディティ」だって…。  
マジですか?
「イエスタデイ」を抑えたそうだ。ここも他の3曲を知りたい。

●1975年から1984年
クイーンの「ボヘミアン・ラプソディー」。
これは、まぁ仕方が無い…だろう。
というかビートルズ既に解散してるんですが…。
ま、ジョン・レノンの「イマジン」を上回ったということらしい。
しかし、「イマジン」は71年なんだけど…。

●1985年から1994年
「ウエスト・エンド・ガールズ」(ペット・ショップ・ボーイズ)がトップ。

●1995年から2004年
「エンジェルス」(ロビー・ウィリアムス)がトップ。

うーむ、BBCは良くわからんな。
日本もこれ、NHKがやればいいのに。凄い結果になりそうだ。

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CMの中のBEATLES

ビートルズは自分たちの曲を決してCMに使わせなかった。
ポール・マッカートニー曰く「安っぽくなる。CMに出ると価値が下がると思う」とのことだ。
この「安っぽくなる」という意味は、人によってそれこそ様々な捉えられ方があるだろう。
何れにせよ、CMで使われる事はビートルズ現役時代には無かったようだ。
しかし、マイケル・ジャクソンがビートルズの曲の権利を買った事件?あたりから様相は違ってくる。
ナイキのCMに「REVOLUTION」が使用されたことがあったそうだし。

とは言っても、ここ最近は日本のCMでもオリジナル音源では無いがビートルズ・ナンバーや、
メンバーのソロ・ナンバーが当たり前のように流れている。これはどうなのだろうか?
ひとりのファンとしては、好き嫌いはあるが嬉しかったりすることも多いので、別に気にしてはいない。
しかし、ポール・マッカートニーだったらどう思うのかな?

と言うことで去年からCMで流れるビートルズ、
または関連する曲を結構耳にすることが多くなってきたので、
そんな中で印象が強いもの、印象に残ったものについて書いてみます。
※2005年5月22日現在

某自動車メーカーの「スターティング・オーヴァー」。
オリジナルはジョン・レノン。
遺作となった「ダブル・ファンタジー」(80)収録の名曲だ。
しかし、夫婦(役?)がカンペを見ながら(だよね?)棒読みの英語で歌うというのは…。
曲が好きなだけに、このCMはどうも…。はっきり言って、僕は嫌いだ。
だって、過去に某缶コーヒーのCMで、
ホンモノのジョンとヨーコの映像にこの曲が流れていたんだもの。
このCMは素敵だった。そんな前例があるのだから、やっぱり比べてしまうよなぁ。
ただ、これを微笑ましく思う人もたくさんいるだろうから、その辺が難しいところである。

「プリーズ・プリーズ・ミー」。
オリジナルは記念すべきビートルズの1st「please please me」(63)収録。
このCMはビールだったかな?サビの「カモン、カモーン…」が歌われるヤツですね。
これはまったく使用された意味がわからないので感想を述べることができない。
歌っているのは誰だ?
だいいち、どんなCMだったのかもまったく浮かばない。
ま、CMソングなんて、ほとんどがそんなもんですけど。

うーむ…。やはりこの使われ方は安っぽいような気がする。

「ミスター・ムーンライト」。
「BEATLES FOR SALE」(64)収録。オリジナルはビートルズでは無い。
しかし、ビートルズのカヴァー・バージョンによって有名になった曲であろう。
この曲がCMから流れて「あっ、62年のドクター・フィールグッド&インターンズの曲だ!」
なんて思う人はいるのか?絶対にいないと思う。
これも使用の意図がいまいちわかりません。
何のCMだったのかも思い出せないし。
だいいち、ビートルズのヴァージョンが基になっているのか?

うーむ…。やはり安っぽいような気がするぞ。

「パワー・トゥ・ザ・ピープル」。
オリジナルはジョン・レノン71年発表のシングル。
CMはスポーツ・ドリンクだったと思うが、他にも使われていたと思う。
これはサビのフレーズそのまんまだろう。パワーというところと商品をかけているのだ。
しかし「革命が必要ならば”民衆に力を”と歌おう」という曲だよ…。
曲の解釈は聴いた人の自由だけど、
この辺もポールが言うところの「安っぽくなる」に繋がりそうだ。

「アクロス・ザ・ユニヴァース」。
オリジナルは「LET IT BE」(70)収録。
SMAPが出演していたCMでした。これは誰のカヴァーだろう?
聴いたところでは、
ビートルズの「ANTHOLOGY2」に収録されていたヴァージョンに近くて良かったな。
しかし電話のCMにこの曲かぁ。歌詞にある言葉が云々にっけているのかな?
何だかわからんなぁ。

「ハロー・グッドバイ」。
オリジナルはビートルズ67年のシングル。
学習塾?のCMだったかな?これも誰のカヴァーか不明です。
歌詞の内容から勉強に引っ掛けてこの曲を選んだんだろうな。
何となく意図がわかるような…。
しかし、勉強とは最も遠いところにいるのがビートルズのような気もする。

と、ここまで書いてきたが、ビートルズとジョン・レノンの曲ばかりではないか!
ジョージやリンゴの曲はともかく(リンゴ擦った?があったが…)、
ポールの曲が無いのは不思議だ。
やはり、ポール自身にクレ-ムを入れられるのが怖いのだろうか?

さて、ビートルズに限らず、CMから突然思いもしなかった曲が流れると本当にびっくりする。
ただ、実際にはあまりそういう経験は少ない。
でも、少ないながらも過去に心からびっくりしたことがある。
例えばクラッシュやストラングラーズが流れたときがそうだった。
クラッシュは「アイ・フォート・ザ・ロウ」。
しかし、これはロックをガンガンCMソングとしている某自動車メーカーだったし、すぐに慣れた。
このメーカーはいまだにロックを流しているので、
まぁいずれはセックス・ピストルズなんかも使うかもね。

ただ、ストラングラーズは本当にびっくりした。
ベッカムが出ていたスポーツ・メーカーのCMだったと思う。
でも、この曲の事はほとんどの人は知らなかったと思うけど…。
「ピーチズ」という曲で、
ジャン・ジャック・バーネルのゴリゴリしたベースがTVから流れてきたときは耳を疑ったし、
本当に信じられなかった。

そして、そんなびっくりCMソングの個人的第1位。
それはローリング・ストーンズの「シーズ・ア・レインボウ」である。
これは驚いた。
この商品およびメーカーのCMは何種類かあり、
他のCMソングもロックを使用しており凄かった。
クリームの「ホワイト・ルーム」にジミ・ヘンドリックスの「パープル・ヘイズ」。
ステッペン・ウルフの「ワイルドでいこう」なんてのもあった。
もちろんオリジナル音源だから凄い。
どこのCMかはもうお判りですよね。

さて、今後、ホンモノのビートルズの音源が日本のCMで流れる日は来るのかな?
そして、それは何の曲でどこのCMなんだろう?
どうせなら、
遊園地がジェットコースターの映像をバックに「ヘルター・スケルター」を流す位のことをやってくれ。

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VISITORS/佐野元春 -1984-

キース・リチャーズの記事を書くに当って、
彼のインタヴューが掲載された「Cut」を引っ張り出したが、
そこに佐野元春のインタヴューも掲載されていた。
アルバム「VISITORS」を制作した時期を語ったものだ。
「SOMEDAY」でブレイクした後に、ニューヨークへ単身で乗り込み制作されたアルバムである。
インタヴューを読んだら久しぶりに聴きたくなったので、アナログ盤をターン・テーブルに乗せる。

…。

カッコイイ!

今では問題作とか異色作とか言われることが多いが、
リアル・タイムで聴いた僕自身は断言したい。
ファンのレベルではそんなことは無かった。
それどころか「佐野元春の新譜は凄いぜ!」と、友人と興奮して話していたものだ。
当時の僕は大学生。
さすがにもう「ガラスのジェネレーション」や「Night Life」にのめり込む事は無かったが、
佐野元春は一貫して聴いていたし、実際に新作は楽しみにしていた。
そこに届いたのがこのアルバムである。

針を落とす。
1曲目。
「COMPLICATION SHAKEDOWN」。
ぶっ飛んだ。
ヒップホップなんて言葉も知らなかったが、
この音の異様なカッコ良さには即座に身体が反応した。
アルバム・ヴァージョンも良いが、12インチ・ヴァージョンが最高である。

当時の渋谷のタワーレコードにもこのアルバムと12インチが並んだ(はずだ)。
輸入盤扱いだったのだと思う。
もちろんその当時のタワーレコードはまだ、いや当然のように洋楽しか扱っていない。
J-POPの影は無く、扱う確率もゼロ%以下であった。
そんな感じだったから、いくら佐野元春のこういった類の作品であっても物凄く違和感があった。
何でタワーレコードに佐野元春なんかがあるんだ?ということである。
今では信じられないだろう。
しかし、裏を反せばそれだけ注目作だったのだろう。
となると、問題作と言われているのはある意味で正しいかもしれない。

アルバムはもちろんだが、
この時期に忘れられないのは、あの「Live Aid」へのビデオでの参加である。
曲は「シェイム-君を汚したのは誰」。
戦争のシーンを取り入れたこのビデオを僕はTVの前で観た。
実際の演奏での参加では無かったがメッセージは強烈で、
ライヴ・エイドに出演したバンドよりも、佐野元春のビデオのほうが印象が強かった程である。

インタヴューで元春自身はこのアルバムを「84年のニューヨークで作った新聞」と語っている。
だから「作って良かったとか失敗したとか、そういう次元の作品ではない」らしい。
自分の作品を”新聞”と表現するのは、実に佐野元春ではないか。

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デイ・トリッパー/チープ・トリック -1980-

  抱きしめたい! スリムなマガジン感覚。
  新しい時代の25㎝レコードNU・DISKシリーズ。
  まずチープ・トリックでスタート!

こんなコピーで当時のEPICソニーから発売された、ちょっとした企画盤である。
レコード盤は10インチで、ジャケットは縦長の長方形。
「マガジン感覚でロックンロールを!」と帯にある。要するにそういうことだったのだろう。
チープ・トリックがこのシリーズの第1弾だったようだが、
他にはどんなアーティストのものがあるのだろうか?
まったく定着しなかったよ、これ…。

しかし、中身は良い。
76~79年の未発表曲を1曲ずつ収録。特にA面のライヴがGOODであった。
まずは79年USツアーより「デイ・トリッパー」。もちろんビートルズ。
このライヴ・カヴァー・ヴァージョンは最高である。
僕も昔、このチープ・トリック・ヴァージョンをバンドで演った。
ラストのロビンの「She Loves You Yeah Yeah Yeah!」のシャウトが美しすぎる。
これ、映像無いのかな?

そして78年のライヴは「キャント・ホールド・オン」。
78年だ。もちろんレコーディングされたのは武道館だよ。
アルバム「アット武道館」には未収録だったので、当時は嬉しかった。
彼らには結構珍しいブルースっぽい曲。

B面は76年の1stと77年2ndの録音時の未発表曲。こちらも貴重なテイクであった。
「グッド・ガール」はちょっとメロウでPOPな名曲である。
「テイク・ミー・アイム・ユアーズ」はミディアム・テンポの王道アメリカン・ロック風な曲だが、
どこか不思議な雰囲気である。
掴み所の無さが魅力だが、そこがアルバム未収録になった理由かも。

さて、このレコードのライナーは、今読むとなかなか良い文章で結ばれている。

  「変化し続けること」それは何もクラッシュだけが言うことのできる専売特許ではない、
  チープ・トリックにも当然当てはまるロックンロールの真理である。

良い意味で僕はチープ・トリックには変化というイメージを持たなかったのだが、
今回改めてこの4曲を聴いて、その考えは少し変わったかな。
この時期、1年ごとに確実にバンドは変化しているし、
特にロビンのヴォーカルのそれが顕著だろう。
収録された4曲を聴けばはっきりとわかる。

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キース・リチャーズ 彼こそローリング・ストーンズ

先週は「グリンプス」を読んだが、今週はこの本だ。
ここのところ、本棚からしばらく読んでいなかった本を引っ張り出して通勤のお供にしているのだ。
それも、ロックに関するものばかりを選んでいる。
久々に読むと、当時とはまた違った印象で面白い。
今回読んだのは文庫版だが、この本はハード・カバー版のほうが表紙が断然カッコイイのだ。
ハード・カバーは知り合いの女の子に誕生日プレゼントとして贈ったこともある。
まだ持っていてくれるかなぁ?

さて、言うまでも無くストーンズのギタリスト、キース・リチャーズの伝記モノだ。
幼少からアルバム「TATTOO YOU」までのキースの歩みを、彼自身とストーンズのメンバー、
そして関係者の発言を交えて綴った本である。
もしかしたら、一般的にはキースモノの決定版と思われているかもしれない。

確かに、彼を手っ取り早く知るには恰好の本だとは思う。
しかし、外せない有名なエピソードのほとんどが網羅されているのだが、
すべてがサラッとし過ぎている。
だから、読んでいて物足りないのだ。
特にある程度ストーンズにのめり込んでいる人が読むと尚更である。
極端に言うと、読後の感想が「そんなこと知ってるよ」となってしまうのだ。
もちろん悪い本では無いが、完全な初心者向けであろう。

さて、それでは他に読むべきキース本はあるのか?
ある。
1990年の雑誌「Cut」。MAY.1990 NO.3 である。
キース・リチャーズのロング・インタヴューが掲載されているが、
これはヘタなストーンズ本を読むよりも、
過去の他のキース・インタヴューを読むよりも満足できるだろう。
マジで面白い。


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涙のダイアモンド・スマイル/ブームタウン・ラッツ -1979-

NHKで放映されていた「ヤング・ミュージック・ショー」。
今からでも全プログラムを再放送すべきである。
昨年、NHKアーカイヴスで再放送されたKISSがあるが、このパターンを続けるべきだ。

この番組については僕も記事で何度も書いているが、その映像群は本物の宝の山である。
お金も無いけど洋楽が大好きだった当時の小学生、中学生、そして高校生達。
実際に来日コンサートに行ってもいないのに、
いろいろなライヴを観られたのはこの番組の功績だ。
来日公演だけでなく、ストーンズのパリ公演やカンポジア難民コンサート等、
ファン垂涎のプログラムも多い。
しかも、放映された映像が正規にリリースされているものよりも優れているのだからたまらない。
頼むぜNHK。

さて、ブームタウン・ラッツ。
今ではライヴ・エイド=ボブ・ゲルドフとなっていて、げんなりである。
ゲルドフが昔はカッコイイバンドをやっていたなんて事を知らない世代も増えているだろう。

たぶんヤング・ミュージック・ショーだったと思うのだが、ラッツの来日公演が放映された。
バンドのメンバー(ゲルドフだけだったかも)は学ランを着ていた。
そこでこの曲が演奏されたのだが、
何故だかそのシーンだけが今でも印象に残っているのだ。
元々POPなメロディの曲だが、ライヴでは感動的な演奏となっていた。
ラストの「ナナ~ナ~」のコーラスが盛り上がる。
本当はどうだったのかわからないが、
イメージとしてはライヴのラスト・ナンバーといった感じであった。

79年の名作「THE FINE ART OF SURFACING」収録。
このアルバムの邦題は「哀愁のマンデイ」。
タイトル曲はあまりにも有名だろうが、「DIAMOND SMILES」は隠れた名曲扱いであった。
しかし、ラッツのPOPな面が出た良い曲で、僕はこちらのほうが好きである。

1stから3rdまでは、
そのシングルも含めて全英チャートの常連だったのだブームタウン・ラッツ。
バンド・エイド、ライヴ・エイドも良いが、こちらも忘れないで欲しい。
でないと、ボブ・ゲルドフが可哀相である。


ザ・ブームタウン・ラッツ / ユニバーサルインターナショナル(2006/12/20)
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ドリーム・ポリス/チープ・トリック -1979-

「ヴォイシズ」に続き、アルバム「ドリーム・ポリス」からのタイトル曲のシングル・カット。
米での「アット武道館」の爆発の後に再来日。
そして新作「ドリーム・ポリス」の発売と、
この時期がおそらくいちばん盛り上がっていただろう。
調べてみたら、実際に日本では「ドリーム・ポリス」は「アット武道館」の倍のセールスであった。
本当に売れていたのだ。

79年といえば、ビー・ジーズやドナ・サマー、ヴィレッジ・ピープルなんかがチャートを賑わしており、
おかげでキッスは「ラヴィン・ユー・ベイビー」だし、
ロッド・スチュワートも「アイム・セクシー」だし、
ポールのウイングスは「グッドナイト・トゥナイト」だし、
ブロンディの「ハート・オブ・グラス」と、
ロック・ミュージシャンの間でもディスコ・ビートが大流行であった…と思う。
そういえばボニーMとかジンギスカンとかもいたな…。

そんな時期に、
「ヴォイシズ」と「ドリーム・ポリス」といった王道のポップ・ナンバーをヒットさせたことは大きい。
しかし、時代の音というわけでは無かったからか、
他のアーティストのヒット曲の印象が強すぎるのか、
この2曲はヒットしている割には、彼らの曲の中では日本ではあまりメジャーでは無い。
「サレンダー」や「甘い罠」、「今夜は帰さない」のほうが代表曲として知られているだろう。
この辺は大いに不満である。

ハードながらPOPというまさにチープ・トリック・サウンドであるが、ギター・ソロ前の変拍子など、
今までとは一味違ったアレンジが入り、当時は「ちょっと変わったなぁ」なんて思った覚えがある。
それは変化と言うよりも成長、進化だったのだろう。

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ヴォイシズ/チープ・トリック -1979-

アルバム「ドリーム・ポリス」からのカットであるが、
実はこのシングルが出たときはアルバムは未発売。
完成はしていたのだが、例の「アット武道館」が売れていたため、
延期となっていたのだという。
よってジャケットには「ニュー・アルバム、ドリーム・ポリスよりシングル・カット」と書かれているが、
裏を見ると「ドリーム・ポリス」は”予約受付中”となっている。
しかし、発売当時は彼らは2回目の来日の真っ最中だったはず。
盛り上がっていただろう。

スローなラヴ・バラードであるが、意外とこのタイプの曲は他に見当たらないのでは無いか?
チープ・トリックのバラードとしてまず思い浮かぶのは、
3rdアルバムのタイトル曲「HEAVEN TONIGHT」。
次は「THE FLAME」くらいかな?
ちなみに、ミディアム・テンポの甘いヴォーカル・ナンバーは彼らの魅力のひとつであろう。
アルバムの中には必ずそういった曲があるし、
ロビンの声がまたそういう曲にピッタリなのである。
そんな曲で僕が好きなのは「CAN'T STOP FALLIN' INTO LOVE」だ。
90年の「BUSTED」に収録。名曲だと思う。

さて、「VOICES」。たまらん。
もちろんヴォーカルも良いが、曲のギター・アレンジがしゃれている。
決して凝ってはいないが、素晴らしい。
アコースティック・ギターを全編に配し、
そこにクリアなエレクトリック・ギターのキメのフレーズを絡める。
しかし、ギター・ソロは強力に歪ませた音なのである。
このギター・ソロが、「VOICES」をただの甘ったるい曲に終わらせていないのだ。
実にリック・ニールセンだなぁ。

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GREAT SPIRIT/仲井戸麗市 -1997-

TOCT-9799 東芝EMI EASTWORLD 1997.2.26

1.アイ・アイ・アイ 2.荒野で 3.冬の日 4.ヒッピー・ヒッピー・シェイク 5.君にNight and Day
6.遥かな手紙(ニジェールから) 7.LULLABY 8.Song for you 9.いつか笑える日 10.ぼくら 
11.ウー・ラ・ラ・ラ

ボブ・ディランの「ブロンド・オン・ブロンド」を間違ってかけてしまったのかと思うであろう、
93年の「DADA」以来のソロ・アルバム。
93~97年、この間のチャボはミニ・アルバムのリリースや麗蘭での活動を主に行っていた。
また、忌野清志郎との「GLAD ALL OVER」があったので、そんなに久しぶりと言う気はしなかったが、
4年ぶりのフル・アルバムである。発表当時はかなり盛り上がった。
所属レコード会社もパンフレットを作り、各レコード店に配布。
そのパンフには主要なレコード店の仲井戸麗市担当者の推薦文が寄せられており、
全ディスコグラフィとツアーのスケジュールも掲載と、かなりの宣伝であった。
コピーも「仲井戸"CHABO"麗市、新BAND結成!魂の言葉と大地の歌、ぶ厚いNEW ALBUM」である。
新BANDというのは、たつのすけやカースケ等との新生チャボ・バンドのことだ。

個人的には、チャボの変化が決定的になった作品。
実は新曲ばかりで構成されているのではなく、新旧のナンバーを取り混ぜている。
「いつか笑える日」は古井戸のナンバー。
しかし今ではファンの間ではチャボを代表する1曲となっている。
「冬の日」も古井戸時代のナンバーらしいが、未発表だったもの。
アルバム中、70~80年代のチャボを唯一感じることができる曲で、僕は大好きだ。
「ぼくら」は90年発表の「絵」のツアーでラスト・ナンバーとして演奏されていた名曲。
やっとレコーディングされた。
僕が観たライヴでは、この曲は当時事故で亡くなったじゃがたらのアケミに捧げられていた。
これらの古い曲はアルバムでも重要な位置を占めていると思うが、新曲とも違和感がまったく無い。

「抱え込むことはどんどんヘヴィになっていくけど、
それを表現として出すときに、それをそのまま出すか、
それとも太陽の大きさを描くか…。今は後者を選ぶ」
というようなことをこの時期のチャボは言っていた。
こういうことが、僕が感じた”決定的になった変化”である。
実は2枚目のソロ・アルバム"絵"から、既にその芽は出ていたのだが…。

実際にアルバムを聴くと、随所でその変化を感じることができる…ように思う(僕は)。
まったくの個人的に感じているものだが、3点挙げてみる。
まず、新曲と古い曲が並んでいるが、古い曲も新しい解釈で表現され、それが成功していること。
「冬の日」がその好例。
もしこれが「BOOK」に収録されていたとしたら…恐ろしい曲になったような…。

次に、新しい試み。朗読、ポエトリー・リーディングとロックの合体。
チャボの全作品中でも、最大の問題作かつ実験的であろう「遥かな手紙(ニジェールから)」。
これ以前にもそれっぽい曲「LIFE」があったが、「遥かな手紙」はこのタイプとは明らかに違う。
歌われている内容も、今までのチャボには考えられなかったものだった。
しかし、この曲のような試みはこれ以降、麗蘭の2ndの「Words」まで発表されることは無かった。

そしていちばん印象的なのは「ぼくら」の最後で聴けるギター・ソロだ。
「ONE NITE BLUES」や「ホームタウン」でのギター・ソロを彷彿させるが、
実質的にアルバムの最終曲である「ぼくら」の最後がこれというのは、
過去のぐしゃぐしゃしたものをすべてここで終わらせるんだという意志でのものだと勝手に解釈している。

新生CHABO BANDによるこのアルバムのツアーはライヴ・ハウスを回るものであった。
このツアーの模様と日比谷野音でのライヴを収録したビデオ「SOUL TO SOUL」で確認できる。
もちろん僕はツアーも野音も観に行ったが、
久しぶりにパーマネントなバンドでライヴするチャボは、本当に楽しそうだったのが印象的であった。

仲井戸麗市 with CHABO BAND,仲井戸麗市
EMIミュージック・ジャパン
発売日:1997-02-26

田中一郎 / ARB

80年代のARBは本当に凄かった。
特に80年~82年は奇跡のカッコ良さである。
そこでギターを弾いていた男が、この冗談のような名前(笑)の田中一郎だ。

レコードを聴いただけでは、一郎は何の捻りも無いロックン・ロール・ギターである。
しかし、彼のギターをコピーしてみればわかるのだが、相当に独特のギターなのだ。
ギター・ソロのフレーズやバッキングのリフ。使う音色。
スタジオ作品のギターの重ね方、組み立て。
どれも一筋縄ではいかない感じ。
かなりのクセがあるのだが、これにハマルと抜けられない。
そしてコンポーザーとしての才能は、優れたギタリストのそれだ。
まさにワン・アンド・オンリー。

ステージで歌う石橋凌の横で激しくギターをかき鳴らしていた姿は、
まさに僕にとっての理想のギタリスト像であった。
実際には凌もヴォーカリストだからステージでは動き回るのだが、
ライヴでは「静の凌、動の一郎」といったイメージ。
それなのに、ライヴでのギターは決してラフでは無いのだ。
スタジオであれだけ計算されていたギターを見事にライヴ用にアレンジし、
ギター1本とは思えない厚みで聴かせる。
特にディレイの使い方がシンプルだけれどバッチリで、
これが当時の最大の特徴だったと思う。
「さらば相棒」などのスロー・ナンバーはもちろんだが、
激しいロックン・ロールでも効果的に使っていた。

ホワイトのギブソン・レス・ポール・カスタム。
一郎と言えば、僕にはこのギター。
フェンダー系のギターも使用していたが、やはりこのギターがトレード・マークだろう。
また、初期はグレコのブギーというギターを使用していたことがある。
僕はこれもいたく気にいっていた。
とっくに生産中止になっていたが、80年代の終わりに突然再発。
これは当時よりも一回り小さくなっていたが、もちろん購入した。
カラーはメタリックの薄いブルーを特注した。今でもこのギターはお気に入りだ。

さて、一郎はARBを83年に脱退する。そして甲斐バンドに加入。
今ではARBよりも甲斐バンドのメンバーとしてのほうが知られているのかもしれない。
僕は甲斐バンドもフェイヴァリットなのだが、甲斐バンド時代の一郎は1回しか観ていない。
しかも解散コンサートであった。
ARBとはまったくタイプが違うバンドなので、
一郎のギターの魅力を存分に堪能できなかったのだが、
「ポップコーンをほおばって」という曲ではピート・タウンゼントばりのアクションを決めてみせ、
一瞬ではあるがARB時代の姿を彷彿させていた。

一郎は現在も現役で活動している。
ライヴではARB時代の曲をバンバン演奏しているので、是非、観に行きたいと思っている。


●この1枚 W -1982-
一郎のギターの魅力が余すことなく発揮されているし、ARBとしても最高傑作であろう。
記事の本文で挙げたギターの特徴のほとんどを聴くことができる。
ギタリストの皆さんは是非コピーしてみてください。

A.R.B.
ビクターエンタテインメント
発売日:1995-06-28



●さらにもう1枚 トラブル中毒 -1983-
一郎の脱退が表面化した中で制作されたアルバムだけあって、
テンションの高さはハンパでは無い。
凌のヴォーカルと一郎のギターが戦争状態である。曲も詞も演奏も凄い。


A.R.B. / ビクターエンタテインメント(1995/06/28)
Amazonランキング:25702位
Amazonおすすめ度:

グリンプス/ルイス・シャイナー

本棚を整理していたら奥のほうから出てきたので、かなり昔に読んだ本だが読み返してみた。
今週はこの1冊が通勤と休憩時間のお友達だった。

主人公はステレオの修理を仕事としている40男。その男が突然物凄い能力を持つのだ。
その力とは、60年代のロック・ミュージシャン達が、手がけたが未完に終わってしまった幻の作品。
それを主人公が完成させると言う、とんでもないモノである。
とにかく主人公が思い浮かべた通りの音が、自宅のステレオなどから流れてくるのである。
「この曲はこうだったはずだ」とか、
「あの曲はこのバージョンだったはずだ」と思うと、その通りになるのだ。

冒頭のシーンからして凄い。
仕事場のスピーカーから流れる「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」。
もちろん主人公が思い浮かべた音が流れてくるのである。
よって誰も聴いたことも無いバージョン。
これらをテープにレコーディングし、海賊盤業者とも手を組み、世間に発表していく。
それだけでなく実際に過去(60年代)へタイム・スリップし、ミュージシャンと過ごす…。

さて、この際、何故そうなるのか?ということは置いておく。
そうじゃないとバカバカしくて読めないから(笑)。

この小説で取り上げられている未完の作品は次の3つ。
全てファンには良く知られたものだ。

ドアーズの「セレブレーション・オブ・ザ・リザード」。
ビーチ・ボーイズの「スマイル」。
ジミ・ヘンドリックスの「ファースト・レイズ・オブ・ザ・ニュー・ライジング・サン」。

小説はこれらの作品を中心として進むが、
家族や恋人との関係の話が実は重要なテーマだったりする。
だから、ロックの話をもっと読みたい!というタイミングでいきなり話が切り替わったりして、
実は落ち着かない。
でも見方を変えれば、上記の作品やアーティストについて知識が無くても読める本と言えるだろう。

ただし、やはりアルバムの制作過程や、60年代を過ごすシーンが凄い。
特に「スマイル」は、
主人公が実際に当時のブライアン・ウィルソンと一緒に完成させるのである。
このパートは本当に面白い。
他のビーチ・ボーイズのメンバーとのやり取りなんかの描写もあり、
実際のアルバム制作過程のドキュメンタリーと錯覚してしまうほどのめり込んでしまう。
ここだけで読む価値はあると思う。

文庫だけど分厚いので、読むのには時間がかかるかもしれないが、お薦めである。

P.S.
今ではビートルズは「アンソロジー」で未発表だった曲が聴けるし、
「スマイル」だってブライアン・ウィルソン名義の2004年版ではあったが、出た。
ヘンドリックスも同タイトルのCDが、編集版だが実際に出ている。
しかし、ドアーズは、断片では出ているがまだ幻のままである。

ルイス・シャイナー
東京創元社
発売日:1997-12

KISS その個人的追憶

何といっても、僕の最初のロック・ヒーローである。
今でこそRCサクセション、仲井戸麗市や忌野清志郎、
そしてビートルズに影響を受けての僕がいるが、
ポール・スタンレー、ジーン・シモンズ、エース・フレーリー、ピーター・クリス。
この4人は僕にとってRCサクセションやビートルズと同じか、
それ以上の存在だったかもしれない。

キッスを知ったのは、ギンザNOWという当時のTV番組。
平日の夕方にやっていたバラエティで、曜日によってその内容が違っていた。
その木曜日のコーナーに「ポップティーン・ポップス」というコーナーがあった。
洋楽を簡単なベスト10方式で紹介していたもので、
MTVなんか無い当時は貴重な番組だった。
だから、そこで流されるアーティストのビデオは本当に嬉しく、楽しく、興奮した。
いつも3秒くらい(感覚的にこのくらいだ!)しか流されない映像を、
食い入るように見つめたものだ。
番組中のひとつのコーナーなのであっという間に終わってしまうのだが、
そこで紹介されたアーティストにより、僕は洋楽、ロックにのめり込んでいったのだから、
人生の中でも間違いなくベスト3に入るTVである。

初めてのキッスは確か「HARD LUCK WOMAN」だった…と思う。
いや「I WANT YOU」だったかな…。
それとも、これ以外の曲だったかもしれない。
ちょっと記憶は曖昧だが、この辺りでキッスを知ったのは確かだ。

「HARD LUCK WOMAN」のビデオはカッコイイ。
ピーターがヴォーカルなので、まずドラマーが歌う姿。これに感動した。
彼はリード・ヴォーカルもコーラスも、本当にカッコよく歌うドラマーだった。
そして、曲が終わる直前にやっと他のメンバーが映る。そこがまた凄い。
ポールとエースは、
ジミー・ペイジで有名なギブソンのダブル・ネックのギターを2人で弾いているのである。
しかも、1本のギターを2人で弾いているのだ。
このシーンを初めて観たときの興奮!
あぁ、思い出しただけでも…。

この時期は「ROCK AND ROLL OVER」(76)、「LOVE GUN」(77)、「ALIVEⅡ」(77)を発表。
まさに全盛期である。
そんな凄い時期にリアル・タイムでキッスを好きになり聴いていたのだ。

ちなみに僕は盤が擦り切れるかと思うほど聴き込んだレコードが2枚あるのだが、
そのうちの1枚がキッスの「ALIVEⅡ」。盤面は真っ白である。

ポップティーン・ポップスでは、
「CALLING Dr LOVE」と「CHRISTINE SIXTEEN」のシングルが流され、
クイーンの「TIE YOUR MOTHER DOWN」、
そして「WE ARE THE CHAMPIONS」なんかと争っていた…と思う。
雑誌「MUSIC LIFE」の表紙を頻繁に飾り、
来日時は増刊号が発売され、まさに人気爆発であった。

そして決定的だったのは、
NHKのYOUNG MUSIC SHOWで放映された初来日公演である。
当時、これを録画したビデオを地元のレコード店が店頭でよくかけていた。
暇さえあればそこに行き、それを友人と食い入るように見ていたものだ。
このTVは本当にカッコよく衝撃的であった。
ファンならば裏モノであっても必見であろう。
ちなみにYOUNG MUSIC SHOWで放映されたのは、
このキッス以外にも素晴らしいモノ多数である。
特にデヴィッド・ボウイ78年の来日公演は、
ボウイ・ファンのみならず全ロック・ファンは観てください。

時は流れ、キッスも僕も当時とは変化したが、
97年、メイクをしてのオリジナル・メンバーでの来日は燃えた。
東京ドームで観たキッスはほんの数ミリ程度の大きさでしかなかったが、
初めて観るあの4人である。
オープニングは「DEUCE」。あの名作「ALIVE!」と同じである。
「ALIVEⅡ」の「DETROIT ROCK CITY」のほうがイメージとしては一般的かもしれないが、
通なファンはこちらを好むと思う。
「俺は違うんだぜ!」といきがりたかったのだ。

ちなみに「ALIVEⅡ」の唯一ダメなところは、ひとつのコンサートとして不完全なことだ。
簡単に言えば、当時の ” ライヴ・バージョンのベスト・アルバム ” だったのである。
「ROCK AND ROLL ALL NITE」や「BLACK DIAMOND」が聴けないライヴは考えられないのだ。

そんなこともあったのだろう、オープニングの「DEUCE」で一気に僕は盛り上がってしまった。
東京ドームにいながら、気分はデトロイトのコボ・ホールである。
ラスト・ナンバー「ROCK AND ROLL ALL NITE」でのお約束である紙ふぶき。
ドームに舞うそれは最高にキレイだった。しかし、掃除が大変だったろうなぁ。

オリジナル・メンバーで観ることができたキッスは今のところこれが最初で最後だ。
この後の来日もすべて観ているが、
ピーターとエースが抜けて行ったのはやはり悲しいものだった。

そうは言ってもビッグなプレゼントもあった。
2001年の横浜アリーナ。the farewell tour 1973~2001での来日公演。
ポールが僕のすぐ目の前で「LOVE GUN」をシャウトしてくれたのだ。
ライヴ中盤。
客席の中央の小さなステージにポールが飛んできて、そこで歌うのである。
僕はその真横の席だったのだ。
10代の頃、どんなに手を伸ばしたところで会える、
いや、観ることさえできないと思っていた憧れの人が、
ほんの数メートル先で歌ってギターを弾いているのだ。
しかも、当時と同じ姿で。
ポールと僕の年齢の差は永遠に変わらない。
と言うことは、この時のポールがあの当時のままだったのだから、
僕もきっと10代だったのだろう…。

2005年の現在、ポールとジーンは健在である。
ジーンはソロ・アルバムを発表したばかりだし、
同じくポールもアルバムを制作中というニュースをどこかで見た。
エースとピーターの情報は、残念ながらほとんど入ってこなくなってしまった。
しかし、この4人のオリジナル・キッスは観ることができたのである。

ポールのシャウト。
ジーンのパフォーマンス。
エースの内股。
ピーターの笑顔。

ポールの「LOVE GUN」。
ジーンの「GOD OF THUNDER」。
エースの「SHOCK ME」。
そしてピーターの「BETH」。

これは個人的に、本当にかけがえの無い体験のひとつだ。

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仲井戸CHABO麗市 [THE Duet] 2005.5.9 ティアラこうとう

例年の鎌倉で行われていたふたり会が残念なことに無くなってしまったが、
今年からはこのTHE Duetがある。
第1弾の今回は、僕は詳しくないのだが、
フリー・ジャズ界ではそれなりに名があるミュージシャンで、
麗蘭のベーシスト早川氏とも活動しているチェリスト、翠川敬基さんとのコラボである。

会場は都営新宿線の住吉駅、またはJRの錦糸町駅の近くの公園の中に建っている。
すぐ脇には川があって、下町の雰囲気がいっぱいな、なかなか良い場所であった。
建物は立派で大きく、キレイだ。
開場時間で中に入ると、何ともこういう表現をしていいのか迷うが、
とても可愛いホールであった。
客席数が140ということだからある程度の想像はしていたが、
本当に小さくてとても良い感じだった。

まず、開演前に会場に流されているBGMが素敵だった。誰の何という曲だろうか?
定刻から5分遅れで開演。
まずはチャボがひとりで2曲。オープニングはこの季節にはぴったりな「庭」。
しかし、最初はチャボも客側もどんなコンサートなのかお互いに探ってしまったのだろう。
物凄い緊張感の中で進んでしまった。これは前回の鎌倉のイメージがあったのかな?
「あぁ~緊張した~。お前ら適当に騒いでくれよ~」と、
曲が終わってのチャボのMCで一気に緊張が解けた。
そして「SWEET HOME ティアラこうとう」と続く。ここからはいつものペースであった。

3曲目から翠川さんが登場し、ここから最後までふたりでの演奏になる。
ふたりでの1曲目は「夏の色調」。
初めてまともに聴くチェロの生音はまさに弦楽器!という素敵な響きで、
僕はこの1曲で感動してしまった。
「BLUE MOON」「You are the sunshine(of my life)」と続いた前半はうれしかったなぁ。
中盤には間違いなく今回のハイライトだろう、ポエトリー・リーディングのパートとなった。
「だんだんわかった」「本棚の詩」。
そして「荒野で」「アイ・アイ・アイ」「自由の風」「DREAMS TO REMEMBER」
「カルピス」「HORIZON」。
翠川さんが弾くスタンダード・ナンバーとアドリブに乗って言葉を飛ばすチャボ。
思い切り引き込まれる。

そしてポエトリー・リーディングのパートの最後は、新しく書かれたという雑文が披露された。
「サンタドレスのテラス」。
このタイトルは、印象派の巨匠、クロード・モネの絵のことである。
この絵を図書館の閲覧室で観ているという風景から始まった、
この亡き友人に捧げたであろうポエトリー。
いや、チャボの想い、思い、叫び…。
聴いていて胸がいっぱいになって、涙してしまった。
「仲良し」という言葉は、とっても素敵な言葉だ。

後半は「打破」や「真夜中を突っ走れ!(Drive on)」などのハードなナンバーを挟み、
ラストの「Song for you」までたたみかける。
アンコールも入れて3時間。
ラスト・ナンバーは「プレゼント」。実に感動的なコンサートであった。

細かいことを言えば、ギターとチェロが合っていないところがあったり、
決まらない部分があったりしたし、
照明ももう少し工夫して欲しいなどうるさい希望がありはしたのだが、
全体的には満足いく内容だった。
古井戸時代の「セントルイスブルース」を、チャボのギターとチェロでやるなんて新鮮な試みである。
こういったものをもっと聴きたかった。

また、今回改めて感じたことがある。
「打破」のようなダークで攻撃的なナンバーは、今のチャボにはもう似合わないのではないか?
いまだに僕は、漆黒のソロ・アルバムと呼ばれた「THE仲井戸麗市BOOK」は大好きである。
しかし、今のチャボがいるところは当たり前であるが違うのである。
チャボの場合、あの当時の曲をやるのならば、その理由が必要だと思う。
まさかサービスで昔の曲をやるような人ではないだろうから、その辺は何とも言えないのだが、
僕の個人的な思いは、「もうBOOKじゃないんじゃないかな、チャボ」である。

THE DUetは定期的にやっていくようなことを言っていたが、既に7月公演は決定している。
次は夏だ。
こうなったら、このまま四季をテーマにしてやって欲しいと思う。

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下山 淳/ROOSTERZ

下山淳。僕が好きな日本のギタリストの中で3本の指に入る。
もちろん仲井戸麗市はそのうちのひとりであるが、
彼は僕にとってはすべてを抑える存在なので別格だ。
そのチャボを抜かせば、次に名前が出てくるのはこの下山淳である。

ルースターズ在籍時から様々なアーティストのアルバムやライヴに参加しており、
それぞれ凄いギターを聴かせてくれていたが、やはり「Z」のルースターズ時代が素晴らしい。
ちなみにルースターズは「ROOSTERS」から「ROOSTERZ」とバンド名が変化したのだ。
「ROOSTERZ」名義になったときから、下山淳も正式メンバーとなった。

彼は僕がそれまで聴いてきたギタリストとはまったく違っていた。
まず、音。
例えばディストーションさせた音は、ひとことで言うと「強い」。
そして「濁っていながらも深い」。
ディレイの使い方もU2を彷彿させるが、
彼はあの奏法は自分のほうがU2よりも先だと言っていた。

使用しているギターもまったく一般的なものでは無かった。
僕が好きだったのは、ギブソンのノン・リバース・タイプのファイヤーバード。
それを改造し、ブルーにペイントして愛用していたのである。最高にカッコ良いギターであった。
いまだにこのギターを持つ下山淳がいちばんカッコイイと思っている。

ストラトキャスターやテレキャスターも使用していたが、
もちろんペイントしており、オリジナルの面影ゼロだ。
あとはナショナルのギターという、とんでもないものまで普通に使っていた。

その演奏も独特。
ギタリストがソロを取る場合、5フレットあたりからのチョーキングから入り、
締めは10フレット以上というように、「下から上へ」がだいたい一般的であるが、
彼は逆で、高いところから下りてくるのである。
もしくは、下だけで、しかも4~6弦だけを使用してネチネチとしたソロを弾くことも多い。
だから、ライヴなんかだと何を弾いているのかわからなかったりした。
高い音を出さないので、ヴォーカルを始め、他の音と混ざってぶつかるからだ。
でも、それが良かった。

それに何より、
僕がギタリストとしての条件の1番目に挙げる「ギターを持っての立ち姿」がカッコ良かった。

彼のルースターズ以外での活動では、
何と言っても仲井戸麗市と組んだ泉谷しげる with LOSERである。
いまだに僕の中での世界一のロック・バンドが、このLOSERである。
他にはちわきまゆみや柴山俊之のレコードでのギターが好きだった。
凄いところでは小泉今日子やうしろゆびさされ組のアルバムにもギターで参加しており、
僕はそんなレコードまで買うほどのめり込んでいた。

ブルースの匂いがまったくしないのも大きな特徴であるから、
そんな点からマニア受けもしないし、
ハード・ロックやヘヴィ・メタル方面からも語られることは無い。
あえて言えばロキシー・ミュージックのフィル・マンザネラやドアーズのロビー・クリーガーのような、
日本では人気が無い、それどころかギタリストとして語られないタイプであろう。

僕の周りでも下山のギターが好きだと言う人はほとんどいなかった。
しかし、少なくとも日本で言えば布袋寅泰と同等に語られるべきギタリストである。

●この1枚 KAMINARI -1986-
彼のギターで味付けされた10曲のルースターズ流エレクトリック・ブルース。
結構ストレートに聴こえるアルバムだが、実は凝っていたりする。
下山淳のギターの魅力がいちばんわかりやすく聴ける作品だろう。


THE ROOSTERZ / コロムビアミュージックエンタテインメント(2003/09/10)
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●さらにもう1枚 FOUR PIECES LIVE -1988-
ルースターズの解散ライヴ盤。息が詰まるほどの演奏に圧倒されること間違い無し。
下山淳のライヴでのギターは凄まじくも美しい。


THE ROOSTERZ / コロムビアミュージックエンタテインメント(2003/09/10)
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フェスティバル・エクスプレス

銀座でレイト・ショーで上映されているこの映画を観に行ってきた。
1970年、ミュージシャンを乗せてカナダを列車で横断したツアーのドキュメンタリー。
車中のセッションや行く先々でのコンサートを記録した、何ともわくわくする映画だ。

前半のハイライトはいきなりやってくる。
THE BAND。
曲は「SLIPPIN' AND SLIDIN'」だ。JOHN LENNONのカバーでも有名なこのロックン・ロール。
彼らのことをまだ " 渋い " という認識しか持っていない人は、腰を抜かすこと間違いなし。
JOHN LENNONに勝るとも劣らない堂々たるカヴァー、そして演奏だ。カッコイイの一言!

そして中盤にTHE BANDがもう一発。曲は初期の代表曲である「THE WEIGHT」。
この曲は何となく " 聴かせる " と言うイメージだったが、ここではなかなかハードな演奏だ。
メンバー5人が絶好調である。アンサンブルも申し分ない。

そしてこの映画の最大のハイライトだろうJANIS JOPLINの「CRY BABY」が続く。
出演しながらも映画とサントラ盤では外されていたウッドストックの映像。
これをを後年観たときもぶっ飛んだが、ここでの姿は完全にそれを超えてしまった。
このシーンを観ていたら、突然涙がボロボロ出てきた。
悲しみでは無く、感動したのだ。
曲が終わったら拍手しそうになった。そのくらい引き込まれていた。
JANISのアップ・シーンが多く、
もう少しステージ全体を映してほしいなど細かい注文はつけたいのだが、
とにかく圧倒される。物凄い。
彼女の全身で歌うという姿はもちろんなのだが、
そのヴォーカル、とりわけアドリブのうまさが素晴らしい。
バック・バンドとの息もピッタリである。
彼女以降にも優れた女性ロック・ヴォーカリストはたくさんいるが、
これを観たら誰も彼女を超えられないと確信してしまった。
まさに不世出のヴォーカリストであろう。

後半も、THE BANDとJANISである。
まずTHE BANDの「I SHALL BE RELEASED」。
リチャード・マニュエルがリード・ヴォーカルを取るわけだが、当然、今では涙モノである。
そしてJANISの「TELL MAMA」。
ここでも彼女は最高のアドリブを聴かせてくれる。本当に素晴らしい。
僕はJANISの印象がこの映画で完全に変わってしまった。

さて、このツアーを企画したスタッフにステージ上でプレゼントを贈るシーンがあるのだが、
そのシーンの最後に「また列車パーティがあったら呼んで」とJANISがスタッフに言う。
このすぐ後に彼女が亡くなることを思うと、とても切ないシーンである。

列車内のセッション・シーンも見物。
中でもベロベロなRICK DANKOとJANISが、
JERRY GARCIAとBOB WEIRのギターで歌うシーン。
映画を観た人のほとんどが印象的なシーンとして挙げると思うが、
本当にそうなんだから仕方が無い。
そして、あえて記載しませんがここでのJERRYのセリフも泣かせます。

酒だけでなく当然ドラッグもキメていたのだろうが、
不思議とステージでの演奏シーンからはその香りがしない。
特に、いちばんそのイメージがあったGRATEFUL DEADから匂わないのが不思議であった。
THE BANDのほうがドラッグ的なくらいだ。これも映画を観て感じたことだ。

もちろんGRATEFUL DEADとBUDDY GUYも印象に残ったが、個人的にはBANDとJANISであった。
もう完全にこの2組につきる。

インタビュー・シーンでも印象に残るセリフがたくさんあったが、とにかく演奏シーンが必見であろう。
90分は短すぎる。

P.S.
精神的にちょっとまいっているので、本当は映画なんか観るような気分ではなかったのだけれど、
助けてくれるのは音楽しか無いような気がして、思い切って観に行った。
観に行って、良かった。

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チェリー・ボンブ/ランナウェイズ -1976-

いまだに忘れられない。
TV番組ギンザNOWに出演したのだよランナウェイズ。
もちろん音を流しての口パクだったと思うが、
この曲をちゃんとチェリー・カリーは下着姿で歌ってくれたのだ。
今でもハッキリと覚えてるのはチェリーだけだから、この当時は相当なインパクトだったのだ。

あと、NHKの何かの番組にも出たような記憶があるんだよなぁ。
レッツゴー・ヤングかな?
この辺はちょっとハッキリしない。

ランナウェイズは2~3年ほど前に何故か無性に聴きたくなり、ベスト・アルバムを入手。
当時はその音楽は何とも思わなかったけど、今聴くとカッコイイんだな、これが。
ギターはショボイんだが、ヴォーカルが結構いいのだ。

それにしてもプロフィールどおりならば、メンバーは全員ティーンエイジャーだよ。
それも16才、17才。
当時の日本にはこんなカッコイイ高校生のお姉さんはいなかったと思う。

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堂本兄弟200回記念 

知らずにチャンネルを合わせたら、
堂本バンド?をバックにヒロシが「ヒロシです」とネタをやっていた。
今日のゲストはヒロシか…と思ったら…何か様子が違う。
いろんな曲がメドレーで演奏され、ヴォーカルも曲によって変わっていくぞ。
何やら特別な企画らしい。

高見沢の「紅」はハマっていておかしかった。
蘭丸は百恵ちゃんの「ロックン・ロール・ウィドウ」を歌ったぞ!
おお!ゲストに清志郎だ!
曲は定番「雨あがりの夜空に」だ。
これはさすがにラスト・ナンバーだろう。

それにしても、清志郎が出てきただけで演奏が締まる。
素晴らしい。さすがである。
間奏は武田真治のSAXソロと野村のヨッちゃんのギター・ソロだ。
何となく小川銀次在籍時のRCサクセションを思い出してしまった。

これで終わりかと思ったら、何と清志郎にナイショで練習したともう1曲演奏する。
何をやるんだ?

おお!「ドカドカうるさいR&Rバンド」だ。
蘭丸があのイントロを弾いている!
おっと、出だしを清志郎が間違えたぞ。さすがリハ無しだ。

しかし生放送だったらしい。残念ながら途中で放送が終わってしまった。
とっちらかった演奏だったが、なかなか面白かった。

それにしても、こういう場で聴くと良くわかる。
「雨あがりの夜空に」はいい曲だなぁってね。

カリフォルニア・マン/チープ・トリック -1978-

洋楽を聴き始めてからは、曲の作者のクレジットはある時期からかかさず見るようになった。
この曲は「天国の罠」に収録されているナンバーで、チープ・トリックらしいロックン・ロール。
だから、まさか他人の曲だとは思わなかった。
はたして作者は…R.WOOD?
「ゲゲッ!ロン・ウッドかよ~」と何も知らない当時の僕は勝手に信じていた。
Rがロンではなく、ロイだと知ったのはかなり後になってからだと思う。

僕はE.L.O.はともかく、ムーヴ、ロイ・ウッドはほとんど聴かなかった。
というか知らないに等しい。
圧倒的にジェフ・リンのイメージだったのだな。
もちろんチープ・トリック(おそらくリック・ニールセン)がロイ・ウッド好きだとは気付かなかった。
後に「カリフォルニア・マン」以外にも、彼らはロイを何曲かカヴァーしているのに。

今からでもロイ・ウッドは研究してみようかな。いろんな発見がありそうだし。
Profile

Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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