田中一郎 『SOLO 20th again』 高円寺Show Boat 2008.5.22

一曲目にいきなり「教会通りのロックン・ロール」がきた!
20代の頃、あのスピード感を会得したくて、この曲をいったい何度弾いたことだろう。
と言っても懐かしさ云々ではなく、もちろん今の一郎バンドの曲として放たれている。
一気に盛り上がった。

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ソロ、ARB、甲斐バンドの曲に、王道ロックのカヴァーを混ぜたメニュー。
※そのカヴァーは「サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ」に「ジェフズ・ブギ」!
開演時間が19時半だったとはいえ、ライヴ終了は22時をまわっていた。
二部構成、2ドリンク付(笑)、白浜久と斎藤光浩の二人のゲストを迎えて…の二時間半。
実にロックン・ロールなライヴだった。
当然だが4月の振替公演なんてものじゃなく、大満足な夜だった。

一部は一郎バンドのみ。
二部から白浜久が加わり、アンコールで更に斎藤光浩が加わる。
この三人が揃うので、僕はどうしてもARBの視点から観てしまったが、
もちろんそれに対して文句を言うような三人じゃないだろう。

それにしても、今ではファンには普通に知られていることだけれど、
同じバンドの歴代ギタリストが、パーマネントなバンドやユニットでは無いにせよ、
ある程度コンスタントにこういった形で一緒に活動をしているという例は、
他にはあまり無いことかと思うのだが、実際はどうなのだろう?
それぞれが在籍していたARBを知っているだけに、最初は違和感があった。
決してそれは悪い意味だけということでは無かったけれど。
ただ、今では一郎も久も、
迷い無くARBの曲を演奏(光浩だけが、在籍時の曲を披露しなかった)しているのだから、
ファンとしては嬉しいに決まっている(と思う)。
リズム隊も違うから、新しい曲として楽しんで聴くこともできるしね。

白浜久は、自分のソロとARB時代の曲を演奏した。
ソロの曲は、一郎が “ 演奏したいと思わせられる曲… “ というようなことを言っていたが、
僕も同感で、ロックしていてカッコ良かった。
自身が在籍していた時期のARBナンバーからは、「OWE MY OWN」と「NO EASY ROAD」。
ある意味ではこの時期のARBの代表曲と言えるんじゃないかとも思うニ曲だが、
これを久が一郎と一緒にギターを弾いて歌うのだ。
当たり前だが、ステージには石橋凌もキースもいないのだ。
凄いな、これ。

さて、所々…というか、すべてが見所だったのだが、例えば甲斐バンドの「悲しき愛奴」。
この曲をスライダーズのジェームスが演奏するなんて80年代には想像すらしなかったシーンだ。
ARBの「モンロー日記」。
あのフレーズを一郎と久が同じステージでユニゾンで弾くなんてことも、
やはり80年代には想像できなかったシーンだ。
こんなモノを観られることも、一郎のライヴならでは…だろう。

アンコールではステージにARB歴代ギタリストが並ぶ。
向かって左から一郎、光浩、そして久。
これを観ただけでも圧倒されちゃうのだが、
一郎による “ 今夜の集大成です。平和を願って “ というMCに続いて、
締めに演奏されたのが「War Is Over!」。
たまらんぞ…。

しかも、これで終りではなく二回目のアンコールに応えてくれたのだが、
ここでは「Believe in R&R」と「DANCE MUSIC」の連発だ!
ロックン・ロール!

一郎のライヴを観ると、やたらとギターを弾きたくなる。
この日は、一郎モデルよりもストラトを多く使用していたようだ。
歪ませたグレッチも良かった。
テレキャスター・カスタムやレス・ポール・カスタムを弾く姿も観たい…なんて思うが、
それは贅沢だろうなぁ。

JAPAN ROCK BAND FES 2008「新しい歴史が始まる日!」 日比谷野外大音楽堂 2008.5.18

  “新しい歴史が始まる日”―。
  日本の70年代のロックシーンを彩った強力バンドたちが帰ってくる!
  69年に竹田和夫を中心に結成された伝説の「BLUES CREATION」。
  同じく69年結成で、ショッキングなパフォーマンス、アジ演説、
  レコード発禁処分などで注目を集めた、PANTA率いるカリスマ・バンド「頭脳警察」、
  75年結成で最強のライブバンドといわれた「めんたんぴん」。
  そして、70年に沖縄で結成され、
  ロックバンドとしては驚異的なトップ・セールスを記録させた「紫」も参戦。
  今なお、ニューアルバムをリリースするなどそれぞれに精力的な活動を続ける彼らが、
  パワーアップして我々の前に勢揃いする!

というEventへ行ってきた。

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5月の日比谷野音。
明るいうちは、風なんかが吹いてきてとても心地よい。
ただ、暗くなってくると、まだまだ寒いくらいだ。
それでも、個人的にも久しぶりの野音で気持ちよい時間を過ごすことができた。

僕のお目当ては頭脳警察。
野音で彼らを観ることができるというので、Eventとは言え即チケットを取った。
他のバンドも、もちろん生で観たことなんて無いから一石二鳥…いや四鳥なのだ。

出演順は、めんたんぴん、紫、頭脳警察、BLUES CREATIONだった。
そして司会進行をダディ竹千代が担当。
単にバンドの演奏が続くだけよりも、当時のエピソードを楽しく絡めた彼の司会のおかげで、
Eventの雰囲気はとても良くなっていたと思う。

トップのめんたんぴんは、トリプル・ギターで実にカッコイイ音だった。
昔からバンド名だけは知っていたが、これまで聴く機会が無く来てしまった。
70年代中期は日本一のライヴ・バンドと言われていたというのも納得の演奏だった。
そうそう、ギタリストの一人に見覚えがあるなぁ…と思っていたのだが、
メンバー紹介で松浦善博だということが判明!
皆さん知っていますか?
あの、世良公則&ツイストでギターを弾いていた人です。
僕自身、当時は名曲「SOPPO」での彼のスライド・ギターに痺れた一人なのです。
この日も「SOPPO」を彷彿させるスライドを聴かせてくれました。
今回はゲスト参加だったようです。

続いての紫。
僕は80年に、リーダーのジョージ紫が当時組んでいたマリナーというバンドを観たことがある。
でも、本家の紫は初。
決して好みの音では無いのだけれど、久しぶりに王道ハード・ロックを楽しませてもらった。

そして頭脳警察。
セッティングが終り、ダディ竹千代に呼び込まれてメンバーが登場。
僕は当初、勝手にパンタとトシの二人だけで演奏するのかと思っていたのだが、
嬉しいことにフル・バンド構成のエレクトリック・セットだった。

パンタがカッコイイ! 
最初はフードを被ったままだったので、その表情は隠れてわからなかったが、
かえってそれが独特な雰囲気を作り出していて良かった。
パンタもトシも、とにかくその存在感からして凄い。
二人がステージに並んでいるだけで絵になる。

オープニングは「真夜中のマリア」から「戦慄のプレリュード」。
名盤『悪たれ小僧』からのこの連発!
「戦慄のプレリュード」のイントロのギター一発で、僕はトリハダ全開(笑)であった。
そして「ふざけるんじゃねぇよ」「さようなら世界夫人よ」とZKクラシックスが続く。
もの凄い前半だ!
中盤では6月1日発売のシングル「時代はサーカスの象にのって」も披露された。

白眉だったのは「7月のムスターファ」という曲。
この曲の前にパンタによるMCがあった。

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S&R HAPPY 30th ANNIVERSARY SPECIAL The Garden Hall 2008.5.1

シナロケ30周年記念のEventに行って来た。

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見ての通りの豪華ゲストでわかるように、レコ発のツアーが控えているとはいえ、
今回は完全なるスペシャル企画であり、ライヴというよりも、まさにお祭りであった。
よってゲストとのセッション部分を中心に書いていきます。

出演したゲストがそのままシナロケの歩んできた歴史と重なるような構成。
鮎川誠もMCで言っていたが、エルヴィス・コステロが78年に来日した際、
シナロケがオープニング・アクトとして出演したのだが、それを客席で高橋幸宏が観ており、
それがきっかけでYMOとのコラボと2ndアルバム『真空パック』に進んでいった…
という重要なエピソードがあるように、まず最初のゲストは高橋幸宏だった。

ドラムを叩きながら『真空パック』収録の「Radio Junk」と「You May Dream」等を演奏。
続いては『真空パック』のプロデューサーと紹介され、細野晴臣が登場。
新作でカヴァーしている「POM POM 蒸気」他をセッションした。
いきなりのYMO組とのセッションで、前半からハイライトとなっていた。

続いては鮎川誠がサンハウス時代の頃からの付き合いという永井 " ホトケ " 隆。
「Mannish Boy」と「Blues Is Airight」というブルース直球セッション。
そして80年代を共に盛り上げた同じく九州出身のルースターズ…で、花田裕之が登場する。
ラフに「なまずの唄」を歌った。実に花田らしくて良かった。
更に、ここにチバユウスケが加わり「Do The Boogie」と「Walkin’ The Dog」。
この辺はめんたいロック爆発のブルースとロックン・ロールが続き、
まさに鮎川誠の本領発揮という感じだった。

ここからはライヴも後半。
遂に、サンハウスでの盟友である菊こと柴山俊之の登場だ。
しかも、ベースには同じくサンハウスの奈良も加わる。
この、5分の3サンハウスでぶちかましたのが「キング・スネーク・ブルース」と「アイ・ラヴ・ユー」。
カーッコイイ!
柴山俊之60歳、鮎川誠も5月2日で60歳。
凄まじくも素晴らしき二人の還暦ロッカー。
スゲェ!

続くは今回の目玉でもあっただろう内田裕也。
何とストーンズの「サティスファクション」に乗って登場。
「Johnny B. Goode」を皮切りにロックン・ロール・メドレーを歌っていった。
生で裕也さんを観るのは実に81年の野音以来。
いやー爆発していましたよ。
裕也さんは…68歳かよ! 
何なんだよこの60代ロッカー達は(笑)。

さて、僕自身は、ゲストはここでオシマイと思っていた。
内田裕也のあとに鮎川誠による「My Way」があったが、
後はシナロケ代表曲のメニューになるのだろうなと…思ったし、
それは当たっていたのだが…。

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CHEAP TRICK at 武道館 AGAIN! 日本武道館 2008.4.24

30年前の78年来日時と同じセット・リストで再演されるという事前情報がまずあり、
加えてリック・ニールセンによる次の発言が追い討ちをかける。

  今回のライヴでは、30年前のライヴを完全再現するだけにはとどまらないと思う。
  みんなが聴きたい曲を網羅しないといけないしな。
  あと、スペシャル・ゲストも登場するかもしれない。
  それ以上のことはすべてトップ・シークレットだけど。
  ※BARKSより

おかげで期待と想像が膨らむばかりとなり、開演ギリギリまでドキドキしていた。

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ステージ前に白い幕が張られており、まずはTVライヴ?を含む演奏やPVの一部など、
約20分間のヴィデオがそこに映し出される。
これといって特別な演出では無いとは言え、
単に開演前にBGMを聴かされているだけよりはずっと盛り上がる。

さぁ、客電が落ちた!
アリーナは総立ちだ!

今まで何度も聴いてきたレコードのオープニング。

  Alright Tokyo! Are You Ready!

きたきたきたきたきた〜!

ステージ前の幕が切って落とされ、
何がなんだかわからないうちに「Hello There」が始まっていた。

at 武道館 AGAIN!

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田中一郎 TOUR 2008 SPRING 『SOLO 20th』 高円寺Show Boat 2008.3.29

ステージにメンバーが現れる。
一郎がギターを手にし、さぁ始まるぞ…と思ったらマイクに向かって一言。

…。

前日にいきなり声が出なくなったそうだ。
症状は声帯の炎症のようだが、歌えないじゃないか!
ならば今日のライヴはどうするのか?

一郎が

  “ 行けるところまで行きます ”
  “ 払い戻しはOK。3曲目までね(笑) ”

と言って始まったライヴは、あいだに10分間のインターバルを入れての二部構成。
ゲストに白浜久、斉藤光浩の元ARB歴代ギタリストに黒葛原りつという女性シンガーも出演。
出ない声でも一郎はすべてを歌いきり(アンコールはさすがにインストだったけれど)、
何と二時間で18曲も演奏してくれました。
もちろん無理して演ってくれたのだが、おかげであの場にいた人達しか共有できない、
とても貴重で素敵な時間を過ごすことができたと思う。

こういったライヴだったため、レポらしきものは書きにくいので、
個人的なポイントだけ記しておきたいと思います。

僕なんかは「Black Is No.1」や「Naked Body」なんかのARBナンバーに、
やっぱりどうしてもグッときてしまう。
中でも「Naked Body」の間奏のギター・ソロはARBのままだったので感動してしまった。

前述したゲスト。
斉藤光浩はコーラスで参加したのみだったが、白浜久は1/4くらいは出ていたと思う(笑)。
その白浜久は中盤のアコースティック・セッションから登場し、
まずは石橋凌の話などをMCで楽しませてくれた。
そして二人で演奏したのが「Heavy Days」!
ヴォーカルは白浜久がとったのだが、凌の歌でなくても違和感が無かった。
これは不思議な感覚だったけれど、良かったです。

続いては白浜在籍時のARBナンバーの名曲、「灰色の水曜日」が飛び出す。
この曲は元々から白浜色が強いため、彼のヴォーカルによりストレートに曲の良さが届いた。
改めて名曲だと思った次第だ。
この二曲を一郎&久のセッションで聴けたことが、
個人的にこの夜でいちばん感激したことでした。

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実は、ライヴの冒頭で一郎からこの日の振替ライヴを行うことが告げられていた。
こんな気遣いも感激だ。
だって二時間という、ほとんどフル・セットのライヴをぶちかましてくれたのに、
もう一度、観ることができるんだから。

その振替ライヴだが、

  前回のやり直しではなく、新たな爆裂をお届けいたします

とのことである。きっと最高にロックン・ロールなライヴになるだろう。
今から楽しみだ。

Alright Tokyo! Are You Ready!

この春は楽しみなライヴがいくつかあるけれど、
中でも心待ちにしているのが4月24日の日本武道館だ。

今から30年前の1978年4月に武道館で行われたライヴを収録した日本発のレコードが、
翌年に全米で大ヒットし、バンドとともにブドーカンの名をロックの殿堂として世界に広めることとなった。
アルバムの名は『at Budokan』。
バンドは、当時のアメリカではほとんど無名であったというチープ・トリックだ。


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アメリカで無名と言っても当時の日本では既に人気があったチープ・トリック。
キッスやクイーンと共に、僕もレコードを良く聴いていた。
熱狂的にのめり込んでいたわけではないが、一貫して好きなバンドである。
程よくハードでポップなその音は、21世紀になった今でも変わらずに楽しませてくれる。

来日公演は何度か観に行っているが、
2006年の来日時に、リック・ニールセンはやたらと「ブドカーン!」というMCを連発していたように思う。
僕は「2008年はブドーカンでライヴを演るぞー」みたいに受け取っていたのだが、
何と来日30周年を記念して、本当にそれが実現してしまうのだ!

30年前とほぼ同じこの時期に、JAPAN TOUR 2008でも無く追加公演も無いワンナイト・スタンドで、
しかも78年来日時と同じセット・リストで再演されるという!
こんなライヴを演ってしまうこと自体が凄いと思うが、
それだけの価値がある伝説的ライヴだったのも間違いないところだろう。
だってRCサクセションが今、久保講堂で80年4月5日と同じ内容のライヴを再現するとしたら…
やっぱり観たいもんねぇ。

さて、もし当時のセット・リスト通りだとすると、
名曲「サレンダー」は、やはり中盤で演奏されてしまうのだろうか?
当時は新曲として披露されたためだが、
今ではライヴのクライマックスで演奏される定番曲なので、
中盤で演られるのは違和感がありそうだよな…。
この点はリック・ニールセンにどうにかしてもらいたいものだが、どうかなぁ。

『at Budokan』は、今ではCD2枚組の完全版が発表されているので、
当時のライヴそのままを丸ごと聴くことができるけれど、
やはり僕は1枚に編集されたオリジナルのほうが素晴らしいと思うし、当然思い入れも強い。
だから、どうしてもライヴの終盤は「甘い罠」「サレンダー」「グッドナイト・ナウ」、
そして「今夜は帰さない」の流れで行って欲しいのだけれど…。


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もちろん再現するのはメニューだけではなく、オープニングのアナウンスも是非お願いしたい。

  Alright Tokyo!
  Are You Ready!

これっきゃないでしょ。

ところで、やっぱり当日はこのTシャツを着て行こうかな(笑)。

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CHEAP TRICK at 武道館 AGAIN!

地球に響け、はだかの魂 カメリアホール 2008.3.15

Rainbowさんのお誘いを受けて、山根麻以のライヴに行ってきました。

その昔、当時の彼女は所謂ニューミュージックにカテゴライズされていたはずだけれど、
僕自身は名前以外には何も知らない状況。当時も聴いてはいない。
よって、もちろん今はどんな音楽を演っているのかさえわからない。
ただ、Rainbowさんが書いていることを読み、興味は持っていた。
イメージとしてまったく浮かばないホッピー神山とのデュオ…を演っていたりするし、
ジョン・レノンやビートルズの曲も歌っているようだし。
それでも僕自身この程度のことではそのアーティストのライヴを観に行く事はまず無いのだが、
個人的な思いやちょっとした偶然もあって、今回は足を運びました。

ライヴと言っても、某雑誌が企画したEventで、映画との共演である。
まず『地球交響曲第6番』という映画が上映された。
この映画は地球をテーマにしたドキュメンタリー・シリーズのようで、一応、興味のある分野だ。
ただ、まったく事前の情報や知識が無かったし、
この日は陽気がとても良かったので、眠くなるのでは(笑)という懸念があったが…。

映画はいきなりラヴィ・シャンカールが出てきて驚いた。
ビートルズ・ファンには説明不要だが、
まさかこんなところで彼のヒストリーものを観られるとは思わなかった。
おかげで映画は最後まで集中して観ることができました。

20分の休憩後、いよいよライヴが始まる。
オープニングはテープの音をバックにし、それに合わせて軽い(?)ヴォーカルを聴かせ、
続いてはピアノに向かい、弾き語りで2曲ほど歌う。
そしてバンドが登場し、フル編成でパワフルな歌を聴かせてくれた。
この3パターンの流れが基本的な構成だったが、ピアノの弾き語りがとても印象に残った。
終わってみれば全体的には「動」のライヴだったので、
この前半での「静」の部分が際立ったこともあるが、歌われた曲も良かった。

曲も知らないうえにライヴ初体験なので、あまり突っ込んだ感想を書けないのだが、
クライマックスで演奏された「よろこびのうた」は凄いと思った。
この曲は有名な第九のアレだが、メロディや演奏、歌で盛り上げていくのではなく、
ほとんどがパーカッションを中心としたリズムで10分以上にわたって展開されるのだ。
まったく繋がりは無いのだけれど、
僕は唐突にローリング・ストーンズの『LOVE YOU LIVE』を思い浮かべてしまった。
あのライヴ盤での「悪魔を憐れむ歌」のサンバ的な演奏を連想したのだ。
普段のライヴがどうなのかわからないが、
徐々に盛り上げていくような計算された演出と構成を考えて、
観ている人達の気分の抑揚をコントロールしていくとする。
それが沸騰する直前…というところでこの曲を演奏したら…。
これはもう誰もが立ち上がって…立ち上がらせてしまうような気がする。

もうひとつ個人的に特筆すべきこと。
前半で、突然 ビートルズの「Across The Universe」が歌われた。
この曲はRainbowさんが事前に僕のため(笑)?…にリクエストをしていたらしいので、
実際に演奏されて感激だったようです。

さて、この曲の前のMCでびっくりしたのが、彼女の誕生日が10月9日だということだ。
ジョン・レノンと同じである。
ということは、チャボとも同じである。
更に、「Across The Universe」は英語で歌われるのかと思ったら、日本語だった。
おそらく彼女自身の歌詞だと思うが、こんなところもチャボと同じであった。

ところで山根麻以は島根県出身らしい。
これは浜田真理子と同じだ。
また、中島みゆきの『LOVE OR NOTHING』『パラダイス・カフェ』『私の子供になりなさい』など、
90年代のオリジナル・アルバムにバック・ヴォーカルで参加している。
更に、意外なことに花田裕之のソロ・アルバムにも名前を見つけることができた。
チャボと同じ誕生日ということ以外にも、こういう偶然は僕にとっては小さいことでは無い。

一般のCDショップでは手に入らないようだが、彼女のCDを聴いてみようと思う。

佐野元春 Sweet Soul , Blue Beat 神奈川県民ホール 2008.2.17

バッグに『佐野元春語録1980-1999』を入れ、家を出た。
電車の中で数行のリズム感がある小気味良い発言を読みながら横浜へ向かう。

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さて、今年2008年の個人的なテーマのひとつがGET BACKだ(笑)。
これは、僕自身が十代後半から二十代前半にかけて聴いていた…いや、
どっぷりとはまっていたアーティストのライヴへ、
どれだけ観られるかはわからないのだけれど、再び足を運ぼうということなのです。
もちろんアーティスト達は休まずに活動を続けていたわけで、
GET BACKというのはあくまでも自分側の気持ちであります。

正直、90年代あたりからは、ライヴに行くと言えばチャボと清志郎中心になった。
ハッキリとその理由を説明できないのだけれど、
他のアーティスト、バンドのライヴはご無沙汰になってしまった。
簡単に言えば、当時の自分には必要が無かったということなのだろう。
しかし昨年、ROOSTERZ以来となる花田&下山タッグのライヴを観たことが大きかった。
あれだけのめり込んでいたバンドにいた二人である。これで火が点いた。
更に、Eventであったが、これまたARB以来となった石橋凌。
そして、そのARB繋がりでは田中一郎と斉藤光浩のライヴも観たことにより、
忘れていた何かを思い出したのです。

その個人的GET BACK TOURの第一弾が、佐野元春。
白状すると、佐野元春のライヴは98年の『THE BARN TOUR』…いや、
翌99年の『STONE and EGGS TOUR』も行っているから、それ以来になる。

ところで僕が今回のツアーのチケットを取ったとき、
丁度『カウントダウン・ジャパン07/08』のTHE HOBO KING BANDのギタリストを、
何と藤井一彦(THE GROOVERS)が務めるということがあったので、
おおっ!これはツアーもそのまま藤井が弾くのか!と狂喜したのだけれど、
やっぱりあのときだけでしたね(笑)。

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Led Zeppelin Reunion 2007

就職したときの実質的な最初の上司は、
見た目にはまったくわからないのだがバリバリのブリティッシュ・ハードロック好きの人だった。

麗と蘭と同じく、その上司と僕との年齢差はちょうど10歳。
確か、何かで蘭丸がチャボに対して、
「ビートルズを武道館で観た人にはやはり叶わない」みたいなことを言っていたと思うが、
僕もこの上司に対しては同じようなことを思っている。
ただし、その対象はビートルズでは無い。
71年のレッド・ツェッペリンである。

既にロック・ファンのあいだには知られているだろうレッド・ツェッペリンの再結成ライヴのニュース。
※RollingStone.com photo

この知らせを聞いて、今では違う部署で働いているその元上司に感想を聞きに行ったら…。

無言で携帯を取り出し、僕に待ち受け画面を見せる。
そこには真っ白な髪のジミー・ペイジがいた(笑)。

音や映像の前に写真だけ見たとき、あまりにもジジィなのでやばいと思ったらしい。
でも、プラントとペイジの二人が並んで立っているのを観たら、もうそれだけでOKなんだそうだ(笑)。
特に、今回のプラントの髭面は、来日当時を思い出させてくれたみたいだ。
本当に嬉しそうに話してくれる姿を見て、こちらも嬉しくなってしまった。

71年の武道館。
ステージ前に柵などは無く、客はかぶりつきで観ることができたらしい。
そのステージ上にはドラムとマーシャルのアンプがぼーんと置かれているだけで、何のセットも無い。
そこにあの4人が現れ「Immigrant Song」でライヴが始まったんだってさ。
ライヴの様子を想像するに、『LED ZEPPELIN DVD』に収録された1970年ROYAL ALBERT HALL。
この映像のような感じだったんだろうか。


/ ワーナーミュージック・ジャパン(2006/09/06)
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スゲェな。
武道館の観客は1Fも2Fもほとんどが立ち上がっていたそうだ。

  乱暴な言い方をするならば、ツェッペリンのライヴは観た人間にしかわからない…

渋谷陽一はこう言っていたが、本当にそうなんだろうなぁ。
26歳のジミー・ペイジと24歳のロバート・プラントを武道館で観た人には、やはり叶わないや(笑)。

二人のJammin’ 2007 吉祥寺Planet K 2007.12.9

" 日本の好きなギタリストは? " と尋ねられたら、間違いなく仲井戸麗市と下山淳の名を挙げる。
" 他には? " と訊かれたら、迷わず田中一郎と答える。

必死でそのプレイをコピーしたギタリストは洋邦問わずたくさんいるけれど、
バンド単位で言えば、おそらくRCサクセションやROOSTERZを抑えるのがARBになるだろう。
一時期、一郎のギターを本当に練習したものだ。

デヴューから1983年までの初期(というか、個人的にはARB全盛期)に在籍したギタリストであり、
コンポーザーであり、音楽的なリーダーでもあったのが、田中一郎だ。
今では元ARBよりも、もしかしたら甲斐バンドの元メンバーと言ったほうが知られているかもしれない。
あと、元イカ天の審査員だな(笑)。

ARB脱退後に甲斐バンドでギターを弾く一郎もカッコ良かったが、
やはりARBでの姿がそのプレイも含めて強烈。
80年代から今日まで彼が日本のロック界に残したものは決して小さいものでは無いだろうし、
間違いなく日本を代表するロック・ギタリストだと思っている。

そうは言っても僕自身はARBと甲斐バンドでギターを弾く彼しか観ておらず、
ソロになってからは一度もライヴに足を運んだ事はなかった。
現在の一郎は、元スライダーズのジェームスをベースに迎えた3ピース・バンドで活動している。
一郎とジェームスが一緒にバンドを組む…しかもARBナンバーを演るなんて!
そんなこともあって、ここ最近は観たい聴きたい気持ちが盛り上がってきていた。

武道館での清志郎の感動が冷めぬままの12月9日。吉祥寺へ向かった。
Planet Kというライヴハウス。
今日はここで田中一郎バンドと斎藤光浩バンドの共演があるのだ。
実はこのライヴ、一郎を観たいと盛り上がってきた僕にとっては最高のカップリングなのです。

斎藤光浩。
在籍期間は短かったが、田中一郎が脱退した後のARBでギタリストを務めたのが彼だ。
ARB以前はBOW WOWのメンバーというハードロック畑のギタリストであったため、
加入時はファンとして不安な気持ちが先行したが、
いやいやどうして彼がいた頃のARBも素晴らしかった。
ハードロックと言うよりもロックン・ロール寄りであり、
ロックン・ロールと言うよりもハードロック寄りである…
という光浩のギターを武器にしたARBを言葉で表現すれば、
「ただ突っ走るだけでなく緩急がつき、
モノクロームなだけでなく色が着き…」といった風だっただろうか。
もちろん光浩期のARBの曲も、たくさんコピーしたのは言うまでも無い。

ARBを支えた二人の大好きなギタリストの共演となれば、これは観に行くしか無いだろう。
ただ、最近の活動は知っていても、その作品を聴くまでには至っていないので、
とにかく今の二人の音を肌で感じてこようと思った。

会場に入る。
狭いステージには3ピース用のセッティング。最初に出るのは一郎バンドみたいだ。
立てかけてあるギターはICHIRO MODEL GUITAR 2007が二本とストラト。
アンプはオレンジ。楽器を観ているだけで盛り上がる。
あぁ、ここに一郎とジェームスが立つのか…と思って開演前はドキドキわくわくだった。

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     向日葵の舟に揺られて

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Author:Blue
仲井戸麗市と忌野清志郎。この二人にはその音楽だけでなく、全てにおいて大きく影響を受けています。
僕の十代は1980年4月5日の久保講堂から始まりました。

Information
●お知らせ(7/17)●

テンプレートを変更しました(7/17)。

★あなたが選ぶRCサクセションのオリジナル・アルバム BEST-1 は?★

定番の項目ですが継続して投票受付中。投票は60票にもなりました。ありがとうございます。遊びに来てくださった方はお気軽に参加をして頂ければと思います。あなたのアルバムへの思いも是非コメントしてください。

★受けてわかる仲井戸麗市雑学/仲井戸麗市検定★

おかげさまで受験をして頂いた方が380人を超えました。ありがとうございます。今後もテーマを絞って追加する予定です。

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基本的にはすべて承認したいと思っていますが、明らかに悪意のあるコメント、または不快で不適切なコメント、コメントの度に名前を詐称する別人のなりすましや意味不明のコメントなど、管理者が承認できないコメントとトラックバックは予告無しに削除、及びその後のコメントを拒否させて頂きます。アクセス拒否の対応をさせて頂く事もあります。承認するか否か、または拒否の判断は管理者に権限がありますのでご了承ください。

今後とも『Blueの雑記帳』をよろしくお願い致します。


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