野口五郎の10曲

ツイッターで西城秀樹について浜田真理子さんとやり取りした流れで、
久しぶりに野口五郎を引っ張り出し、昨日から浸っています。

プロフィールを思い切り簡単に2行でまとめます。
71年に「博多みれん」という演歌でデビューするも、2ndシングル「青いリンゴ」で路線変更。
以降は70年代を西城秀樹、郷ひろみと共に新御三家として活躍。

僕は中3トリオ、キャンディーズ、ピンクレディなどの全盛期にドンピシャの世代ですが、
あまり女性アイドルに夢中になったことはなく、
好きだったのはいわゆる新御三家とジュリーでした。
最初期の五郎体験は、おそらく73年の「オレンジの雨」あたりでしょうか。
その後の曲にもふれていましたが、ファンになったのは、
やはりTV番組『カックラキン大放送!!』が決定的でした。

70年代半ばは圧倒的に五郎派で、特に73年から77年あたりのシングルは、
今でも色あせない名曲だらけだと思っています。

そんなことで久しぶりに引っ張り出して聴いています。
マイナーなメロディでちょっと影がある雰囲気。
きっとそんなところに惹かれていたんだろうと思います。

ということで、せっかくだから僕の性癖と自己満足のために、
野口五郎のシングルから10曲をここに挙げておくことにしました(発表順)。


★青いリンゴ(1971)
 デビュー曲のセールスが芳しくなかったというお決まりの理由での路線変更でしょうが、
 これは大正解だったと思います。いつまでも瑞々しい2ndシングル。




★めぐり逢う青春(1972)
 紅白歌合戦初出場で歌った6枚目のシングル。
 スタジオ・テイクはドラムとギターが抜群にカッコよくて痺れます。


★オレンジの雨(1973)
 8枚目のシングル。初期の曲ですが、ファンでなくても比較的知られているのでは?




★君が美しすぎて(1973)
 9thシングル。" 美しすぎて君が恐い " という歌詞の印象的な一節がありますが、
 後に仲井戸麗市が自身の「カビ」で取り上げたことに当時はとても驚きました。




★愛さずにいられない(1973)
 「めぐり逢う青春」と同タイプと個人的に思っている10枚目のシングル。
 それにしても1973年は凄いなぁ。

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Will You Dance? / JANIS IAN from MIRACLE ROW -1977-

お昼休みにカフェで本を読んでいたら、ある曲がBGMでかかった。
本から目を離し、その曲が終わるまで聴き入っていた。

1970年代に観ていたTVドラマの中で、
子供の僕にでも強烈な印象を残した作品のひとつに 『岸辺のアルバム』 がある。
その理由は、ヘヴィな内容ということはもちろんなのだけれど、、
何と言ってもオープニングの映像だった。
主題歌をバックに、多摩川の堤防決壊により家が飲み込まれていくそのシーンは強烈で、
今でもハッキリと目に浮かぶ。

その主題歌に使われていたのは、
ジャニス・イアンの「ウィル・ユー・ダンス」という曲だった。

このドラマとこの曲で僕は彼女を知った。
シングル盤はすぐに買いに行ったと思うが、記憶は曖昧だ。
ただ、この曲は絶対に手に入れたいという強い思いを持ってレコード屋さんに行った。

初めて聴いた日から、ずっと大好きな曲のひとつである。
今では、聴くたびにドラマの映像を思い浮かべると言うことは無いけれど、
やはり、あのシーンとワン・セットという気持ちも消えてはいない。

いつ、どんな場所で聴いても、決して流すことなどできないという、
僕にとっては、そんな特別な曲でもある。

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帰宅して、この曲が収録されたアルバムを聴こうと思っていたのだが、
やはりシングル盤を引っ張り出して、レコードで聴いた。
針を落として、彼女の声とピアノが同時に鳴った瞬間、
アタマに浮かんだのは、今年の3.11の映像だった…。

シオン / 沢田聖子 from single -1979-

熱心なファンでも無く、思い入れも特に無く、
普段から積極的に聴くこともなく…であっても、どうしようもなく大好きな曲。
こんな曲が誰にでもあるのでは…と思います。

沢田聖子というシンガーソング・ライターがいます。
彼女はイルカの妹…みたいな感じで79年にデビューしました。
実際に初期のシングル、アルバム共に、イルカによる曲が少なくありません。

僕にRCサクセションを教えてくれたT君から彼女を知ったと記憶しています。
当時、1stアルバムの 『坂道の少女』 を良く聴いていて、
とりわけその中の収録曲であり、アルバムに先駆けて発売されていた(と思う)、
2ndシングルの「シオン」という曲が大好きでした。

熱心なファンでも無く、思い入れも特に無く、
普段から積極的に聴くこともなく…であっても、どうしようもなく大好きな曲。
僕にとってのそれは、この「シオン」です。

イルカの作詞・作曲による、おそらく沢田聖子の代表曲でもあるはずです。
僕と同世代ならば、この曲は知っているという人は少なくないかもしれません。
1stアルバムは友人に借りて聴いていましたが、このシングルは買いました。

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いつだったか、何年かぶりにこのシングル盤をターン・テーブルに乗せたことがありました。
僕にとっては、ストリングスによるイントロのフレーズから切なさ全開であり、
久しぶりの再会なのに、その歌詞とメロディに、一気に持っていかれてしまいました。
ちなみに、アレンジを手掛けているのは故・木田高介です。

この、聴いた瞬間に身体中を駆け抜ける、決して言葉では説明できない感動。
特別な思い出がこびりついているわけではないのにココロがふるえます。
あるフレーズでは、自然と涙がこぼれます。
これが音楽の持つ力であり、僕が音楽から離れられない理由のひとつでもあります。

3年くらい前だったでしょうか。ちょっとしたきっかけでこの曲を聴いた際、
現在も活動を続けている彼女が気になって調べたことがありました。
何と「シオン」を2004年にセルフ・カヴァーしていることがわかりました。
これはすぐにでも聴くしかありません。
「雨ノチ晴レ」というシングルのカップリング曲として発表されていたそれを手に入れ、
期待に胸を膨らませて聴きました。

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「上を向いて歩こう」楽曲誕生50周年

1961年の今日、7月21日に「上を向いて歩こう」が生まれたそうだ。

有名な曲だったから、もちろん僕も子供の頃から知っていた。
でも " 知っていただけ " だ。

この曲を僕自身がしっかりと意識したのは、やはり1979年になるだろう。
初めてそれを聴いたのはラジオだったのか、TVだったのか、
それともシングル盤のレコードだったのかは、もう記憶していない。
でも、歌っていた男はハッキリと覚えている。
忌野清志郎だ。

RCサクセションのシングル「ステップ!」のカップリングだったこの曲は強烈だった。
だってあのヴォーカルとアレンジだ。
最初からスンナリと受け止められたわけではなかったけれど、
その魅力にとりつかれるのにも、そう時間はかからなかった。

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清志郎以外のレコーディング・メンバーが、
RCではなくスタジオ・ミュージシャンであることは知られているが、
この演奏も僕は別に嫌いではない。
RCヴァージョンよりも、かえって歌われている歌詞にピッタリなアレンジではないか。
特に間奏を含めたギター・ソロの切なさ満載のフレーズはとても好きだ。

ところで、Yahoo! JAPANのMUSIC IMIDASという特集で「上を向いて歩こう」が取り上げられるらしい。
ここにチャボのインタヴューが掲載されるようだ。
何故、RCサクセションはこの曲をカヴァーしたのか…が語られているみたいで、とても楽しみである。

公開期間は2011/7/21(木)~ 9/30(金)の予定。
※7月21日の22:20現在は、まだ公開されていない。
※23:09現在、公開されています!
URL:http://event.yahoo.co.jp/sukiyaki/


さて、NHK総合で7/18に放送された 『上を向いて歩こう〜日本人の希望の歌・その真実〜』 を観た。
この歌の誕生の秘密や、アメリカでヒットした理由などを探っていくドキュメンタリーだった。
※清志郎も一瞬だけ映った。

この番組で初めて知ったことがある。
歌詞には春の日、夏の日、秋の日があるが、冬の日は歌われていない。
でも、映画で歌われた「上を向いて歩こう」には冬の日ヴァージョンが存在するのだ。

  思い出す冬の日 ひとりぽっちの夜

そのヴァージョンは結びの歌詞も違っていた。

  上を向いて歩こう 涙がこぼれないように
  手を繋ぎ歩こう 若い僕らの歌

何だか印象がガラッと変わってしまうように感じる。
個人的には、ここは無いほうが良いと思う。

Yesterday's Hero / BAY CITY ROLLERS -1976-

昨夜は久しぶりにベイ・シティ・ローラーズな気分だった。
今でも聴くことが多いけれど、僕にとっては特別な想いがそこに出てきやすい音楽なので、
感情のコントロールが出来なくなり、聴いていてなかなか凄い状態になることも多い。

ということで、以前のブログでも取り上げたことがあるこの曲
これはたぶん、自分の意志で初めて買った洋楽のシングル盤だったように思う。

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A面、B面共にアルバム 『青春に捧げるメロディー』 収録曲。
「イエスタデイズ・ヒーロー」が一応A面扱いだが、
ジャケットのコピーには " 強力両面ヒット!! " と書かれている。
もしかしたら、英では両A面扱いのシングルが存在するのかもしれない。
実際にこの日本盤ジャケットはリバーシブル仕様で、
「イエスタデイズ・ヒーロー」側はパット在籍時の写真が、
「ロックン・ローラー」側はイアン在籍時の写真が使われている。
" 君はどっちかな!? " とも書かれているが、僕は「イエスタデイズ・ヒーロー」を目当てに買った。

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しかし、B面の「ロックン・ローラー」もカッコ良かった。
この曲はレスリー、エリック、そしてウッディが交互にボーカルを取る。
エリックが結構ワイルドな声でいいなって思ったし、ウッディは変な声だと思った(笑)。

2曲共にギター・サウンドだったというのも、僕にとっては良かったのだと思う。
当時は本当に良く聴いたレコードだ。

ところで、BCRのシングル盤は、自分では数枚持っていると思って探してみたが、
結局これ1枚しか見当たらなかった。
あれだけ熱中して聴いていたのに、何故1枚しかシングルを買わなかったのか…。
今となってはわからないなぁ。

とにかくこのシングル盤から僕は洋楽へ、そしてロックへのめり込んでいったわけだ。
それにしても、最初の洋楽体験がベイ・シティ・ローラーズ云々というのは、
世間一般的にはどうなのだろう。
人によっては今では恥ずかしくて隠したくなることかもしれない。
バカにする人も、もしかしたらいるかもしれない。
でも、彼らがいたからこそ、今の僕があるのは事実。
セックス・ピストルズとキング・クリムゾン。
ボブ・ディランとドアーズと共に、僕はベイ・シティ・ローラーズを違和感無く聴ける。
当時も現在も、これは変わらない。
もちろん全然恥ずかしくないし、僕にとってはまったく正しい。

My Sharona / THE KNACK -1979-

「My Sharona」で知られるザ・ナックのヴォーカル・ギターであるDoug Feigerが、
2月14日、脳腫瘍と肺癌を併発して亡くなったそうだ。57歳。
清志郎と同世代じゃないか…。

以前のブログ 『Blueの雑記帳』 から再録します。

     **********

土曜日に会社へ出勤し、ネット・ラジオを聴きながら仕事をしていたら突然この曲がかかった。
久しぶりに聴いたので盛りあがってしまい、帰宅後レコード棚からシングル盤を引っ張り出した。

ザ・ナックの「My Sharona」。
一発屋と言われるバンドであるが、しかし、米ロック・ポップス史に永遠に残るであろう名曲である。

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デビュー当時はやたらとビートルズ的なイメージが強調されていた。
実際にジャケットやプロモーション用の写真なんかを見ると、完全にビートル・ライクである。
しかし、その音はまさに80年代に突入する直前に発表されただけあって、
パンクとニュー・ウェイヴの影響を受けた、
ハード・ロック風味のアメリカン・ブリティッシュ・ビート・ロックというか、まぁそんな音だ。
要するに、パンクとハード・ロック、
そしてアメリカン・ロックとブリティッシュ・ロックが79年に完璧に融合した音が、
この「My Sharona」だと思うのだ。
これは来るべき80年代をリードするであろう新しい音であった…だろう。

実際にシングル盤のライナーには次のように書かれている。

  良き時代のポップなサウンドに現代のパンク・フィーリングを結合したニュー・サウンドで、
  真に80年代のロック…

しかし、彼らがこの音を出せたのは「My Sharona」だけであった…のかもしれない(涙)。

それにしても完璧なカッコよさである。
イントロのドラムが聴こえた瞬間から、これは名曲だとわかる。
そしてあの有名なギター・リフだ。
個人的にはローリング・ストーンズの「Satisfaction」、
キンクスの「You Really Got Me」なんかのロックの古典と同等に語られるべきリフだと思う。

無駄を排したソリッドなギター・サウンドも気持ちが良い。
ギター・ソロの部分が王道のアメリカン・ロックっぽいのもなかなかしゃれたアレンジで好き。
ちなみに、シングルとアルバムではギター・ソロの長さが違う。
シングルのほうが短いのだが、アルバム・ヴァージョンは長すぎて今ひとつだ。
シングル・ヴァージョンをお薦めしたい。
そして聴くときは可能な限りの大きい音でどうぞ。

さて、今回このシングル盤を探したのがきっかけで、他のレコード達も久々に目にする事となった。
当時のシングル盤のジャケットが素敵で懐かしくも楽しかったので、
僕が11歳から18歳あたりまでに買った国内盤のシングルについてMUSIC LIFEというカテゴリを作り、
洋楽、邦楽問わずに今後はちょっと書いてみようかなと思います。
ジャケットもなるべく撮影して紹介します。

     **********

今、ベスト盤などでナックをまとめて聴くと、実に新鮮。気持ちいい。
ブルース・スプリングスティーンの「Don't Look Back」をカヴァーしていることも思い出したよ。

ご冥福をお祈りします。

私は風 / カルメン・マキ&OZ(Single Version) -1978-

春日博文ネタで盛り上がったためか、OZが無性に聴きたくなった。
おかげで今日は1日、カルメン・マキの歌と春日博文のギター漬けとなった。
マキOZの1stアルバムを爆音で聴きながらの帰宅途中。
これだけじゃ物足りねぇんだよ…って、家に着いたら聴こうと決めていたのが、
『私は風』 のシングル盤だ。

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もちろん1stアルバムに収録されているオリジナル・ヴァージョンは素晴らしいけれど、
個人的に思い入れがあるのはこのシングル盤だ。
間違いなく、RCサクセションの「ステップ!」や「雨あがりの夜空に」と共に、
擦り切れるまで聴いたシングル・レコードの中の1枚だ。

例の殺人的にカッコイイあのリフで始まるこのシングル・ヴァージョンは、
当時は聴くだけでなく、死ぬほどそのギターをコピーした。
最強のAマイナーだと思う。

オリジナルは10分を超える長さの大作だけれど、このシングルは4分弱。
それでも決して曲の良さが失われることは無く、それどころか別の魅力が溢れていると思う。
短縮してハードな部分だけが抽出され凝縮されたことにより、
レコードに針を落とした瞬間から、
僕の耳には春日博文のハードにドライヴするギターと、
マキのド迫力ヴォーカルがダイレクトに突き刺さる。
いきなり持っていかれる。
そのまま曲がフェイド・アウトするまで感動と興奮がレッド・ゾーンのまま続く。
そしてもう一度…いや何度もレコードに針を落としたくなるのである。

ちなみに…というか当然この曲はライヴも強力。
OZのラスト・アルバムとなった 『LIVE』(78)に収録された、
77年5月の日比谷野音でのライヴ・ヴァージョンが文句無く素晴らしいが、


カルメン・マキ&OZ(1994-11-26)
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96年に出たベスト・アルバムに収録されたラスト・コンサートでの未発表ライヴも、
その貴重さも含めて捨てがたい。

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カルメン・マキ&OZ(1996-03-25)
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もうひとつの「Frederick」

パティ・スミスの新譜についての記事に、ヒナさんからコメントを頂いた。
これがきっかけで、パティ・スミスの「Frederick」を聴いてみた。
実はこの曲、久しぶりに聴くのである。

もう止まらない(笑)。
僕の部屋は、今夜「Frederick」で満たされ続けている。

歌われている内容やメロディ云々、そして楽器が奏でるフレーズ云々ももちろんだが、
その曲を聴くと身体が生理的に反応してしまうというのが僕にはいくつかあるのだけれど、
「Frederick」はそんな中でもかなり強力な曲だ。
じーんとしない箇所なんてまったく無い…と言ってもいい程だ。
まぁ、実際に歌詞も素敵なんだけれどね。

さて、この「Frederick」をカヴァーした日本の女性シンガー・ソングライターがいるのをご存知だろうか?
僕はその名前だけはずいぶん前から知っていたが、何故か聴く機会はまったく無かった。
それが去年、偶然この曲をカヴァーしているというニュースを知って、
収録されているアルバムを入手したという経緯。
自分にとって当たりか外れかなんて考えずに、当時はCDをレジに持っていった。

鈴木祥子の『鈴木祥子』。
自身の名前をタイトルにしたアルバムにそれは収録されている。
この曲で彼女のバックをサポートするのはカーネーションである。
ただし、アルバム自体はバンド・サウンドばかりではなく、ピアノの弾き語りとそれは半々だ。
アルバムを聴いていくと、ピアノの弾き語りが冒頭から数曲続くが、
途中からヴァイオリンやチェロなどで味付けされていく。
それが5曲続いた後に、突然カーネーションが加わったバンド・サウンドになる。
まるでライヴのような構成となっているのだ。

そんなバンド・サウンドとなっての二曲目(アルバムでは7曲目)に「Frederick」が飛び出す。

この曲を歌うそのヴォーカルは、
僕は「女性版・花田裕之」と勝手に名付けた(笑)ほど、言葉を投げ捨てるようでクールだ。
プリテンダーズのクリッシー・ハインドをイメージしてもらえると、僕が感じたそれに近いかも。
とにかく硬派なカヴァーである。
構成はパティ・スミスのオリジナルとほとんど変らないのだが、その印象はかなり違う。
良くも悪くもラフな分、曲の骨組みが剥き出しになっているのが鈴木祥子ヴァージョンだ。
僕はこれを聴いたことにより、オリジナルを手掛けたトッド・ラングレンのPOPなアプローチ、
そのプロデュースの素晴らしさを再認識し、とても感心したものだ。

どれだけのパティ・スミス・ファンが鈴木ヴァージョンを聴いたのかはわからないけれど、
僕は一聴の価値は十分にあると思う。


鈴木祥子 / ワンダーグラウンド・ミュージック(2006/01/25)
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崩れ落ちる前に/モッズ from『FIGHT OR FLIGHT』-1981-

RCサクセションの『RHAPSODY NAKED』を聴いたとき、
スピーカーの前には1980年の僕がいた。
それどころか、あのときの僕の部屋全体が1980年になっていた。
嘘じゃない。

音楽の素晴らしいところは、
聴いていた当時の景色や空気やフィーリング等を一瞬にして思い出させてくれることだ。

1980年から1982年あたりにかけて聴いていたバンドやアーティスト達の作品には、
今でもシンパシーを抱く。
そして、それぞれがこの時期に発表したアルバムには特別な思いがある。

RCサクセションの『RHAPSODY』(80)と『PLEASE』(80)。
そして『BLUE』(81)。
ARBの『BOYS&GIRLS』(81)と『指を鳴らせ!』(81)。
そして『W』(82)。
ルースターズの『THE ROOSTERS』(80)と『a-GO GO』(81)。
そして『INSANE』(81)。
シーナ&ザ・ロケッツの『ピンナップ・ベイビー・ブルース』(81)。
佐野元春の『BACK TO THE STREET』(80)、『HEART BEAT』(81)。
そして『SOMEDAY』(82)。
山下久美子の『雨の日は家にいて』(81)と『Baby Baby』(82)。

それぞれが強烈な出会いだったし、今こうしてタイトルを並べてみても物凄いラインナップだ。

当時の僕は、九州から登場した所謂めんたいビートと呼ばれたバンドが大好きであった。
ロッカーズを除いて(笑)。
特にルースターズとARB。そしてもうひとつ。
上記を見てもらえばわかるだろうが重要なバンドが抜けている。
もちろんそのバンドだ。

『FIGHT OR FLIGHT』(81)、『NEWS BEAT』(81)。
そして『LOOK OUT』(82)。
森山達也率いるTHE MODSである。

そのモッズの1stである『FIGHT OR FLIGHT』。
それをそのままレコーディングし直した、
その名も『FIGHT OR FLIGHT-WASING』(06)というアルバムがある。
良くあるセルフ・カヴァー作とは違い、アルバム一枚を丸ごと新録音しているという点が面白い。
これがメチャクチャカッコ良いのだ。
新録音というよりも、スタジオ・ライヴ・レコーディングだろう。

曲のパワーは変っていない。それどころかスケール・アップしている。
一曲目の「不良少年の詩」。例のイントロのギターを聴いただけで燃える(笑)。

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狂気の叫び~ライブ/キッス -1978-

友人が UDO MUSIC FES. に行ってきた。そいつのお目当てはキッスである。
僕も昔からファン歴が続いているキッスであるが、
肝心の70年代の二回の来日公演は観ていない。
その友人はそれを目撃しているのである。
中学生のくせに、あの武道館のキッスを観ているのである。羨ましい。

今回のフェスの出演メンバーだが、
70年代ロック・ファンにとってはたまらないラインナップであったろう。
僕も野外フェスでなければ、せめてスタジアム公演であれば足を運んだかもしれない。
サンタナやジェフ・ベックはもちろんだが、
今更と言ってもドゥービー・ブラザーズだって観てみたいし、
クイーンでは無いポール・ロジャースのヴォーカルも堪能してみたかった。
更にクリッシー・ハインド率いるプリテンダーズも…。
そしてもちろん、キッス。

話を戻す。その友人はキッスに限らず、
70年代ハード・ロック・バンドの来日を当時から現在までかなりの数観ている。
例えば、三人のヴォーカリスト全てのヴァン・ヘイレン来日を観ているのは、
僕の周りではこいつだけだ。
そういったこともあり、そいつからいつも聞くライヴの感想を僕はかなり信用している。

今回のキッスは、初の野外公演ということで過去の来日以上の派手なパフォーマンスが話題だった。
パフォーマンス…、それは決して演奏ではなく、要するに花火や炎や爆発である(笑)。
それが本家のアメリカ公演並に展開するであろう…という事であったはずだ。

そいつに僕が最初に「どうだった?」と聞いたのも、
演奏やセットリストよりもそのことだった。

  「いやぁ、大したことなかったよ」
  「音も良くなかったし」
  「音が小さいから、演奏中に隣の人とも普通にしゃべれるんだもん」
  「花火も今までよりも、多少派手かなぁっていうくらいだった」

もちろん行った人だけの感想はあるのだろうが、そいつの言うことだ。間違いは無いだろう。
だから言ったんだよ、
野外だからってそんなに違いはあるわけが無いじゃないかって。

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Profile

Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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