浜田真理子 LOUNGE ROSES at Motion Blue yokohama Hama Jazz Special 2019.5.31.

かつては花鳥風月とタイトルして行われていた横浜でのライヴ。
僕は神奈川県立音楽堂と神奈川県民ホールで3回のそれを体験した。
そこでの楽しみが、必ず歌われたヨコハマの曲だった。
今では彼女のライヴでは定番になっている、
「横浜ホンキー・トンク・ブルース」と「ブルーライト・ヨコハマ」。
このカヴァーを初めて聴いたのが、この横浜ライヴだった。

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例えば「ブルーライト・ヨコハマ」。
この昭和歌謡ど真ん中の名曲のオリジナル・ヴァージョンを何かの機会に聴いても、
もういちど聴きたいとは、まず思わない。
しかし、浜田真理子のヴァージョンならば、もう一度聴きたいと思うのである。
理由をうまく言葉にできないのだけれど、僕にとって、これは絶対的なものである。
そう思う理由を無理やり言葉にすれば、これはよく書いてきたことだが、
彼女の歌はその曲をいちばんよい状態で聴かせてくれるから…だ。
しかも強烈に個性を前面に出しながらのカヴァーなので、曲の本質はもちろん、
気づきもしなかった新たな魅力まで伝えてくれる。
「ブルーライト・ヨコハマ」にロック的なカッコ良さを感じるなんて初めての体験だった。

前置きが長くなったが、こうしたハマダマリコを存分に味わえる横浜のライヴは、
僕の記憶では2010年を最後に開催されていない。
だからアルバム『TOWN GIRL BLUE』発表を機に、
再び行われるようになったのは嬉しい。

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さて、2年ぶりのMotion Blue YOKOHAMA公演。
『LOUNGE ROSES』を伴っての昭和歌謡カヴァー中心…のはずが、
ふたを開けてみれば今の彼女の総集編とも言えるメニューだった。

最近はカヴァーで始まることが多かったので、いきなりの「THE CROW」にしびれる。
何てったって1stアルバムの1曲目。
瑞々しさにあふれる不滅の名曲だとあらためて。
そして遠藤ミチロウの「カノン」。公開中の映画主題歌「天使のはしご」と続いたが、
この3曲が2019年5月のハマダマリコを余すことなく伝えていたのが凄い。
初めて彼女のライヴに来た人に対してバッチリである。
もちろんファンとして細かいことを言えばキリがないが、
それでも今の彼女を知ってもらうための完璧な自己紹介だったと思う。
さすが。

一部は弾き語りのソロ・パートとLOUNGE ROSESパートとのコントラストが鮮やか。
レコ発ライヴではドラムとアコーディオンも加わった編成だったが、
浜田真理子(p,vo)、加瀬達(b)、Marino(sax)のトリオは、
演奏だけでなく、視覚的にも実にキマっていてかっこよかった。
もちろんカヴァーも魅力的だったけれど、
『NEXT TEARDROP』からの「昨日の森」と『TOWN GIRL BLUE』からの「静寂」。
このピアノ・トリオによる表情豊かなオリジナルは格別だった。
今の彼女が演る基本のセット・リストの中、たった2曲であっても、
こうしたオリジナルが挟まると一気に彼女らしさが強まる。
おかげでフル・メンバーのLOUNGE ROSESのライヴをまた観たくなった…いや、
ぜひ、観たい…いやいや、絶対に観たい。

TOWN GIRL BLUEでNEXT TEARDROPな浜田真理子を、
LOUNG ROSESで聴いてみたい。

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浅川マキの「あの娘がくれたブルース」が取り上げられたのは、
直前の金沢もっきりや公演の影響だろう。
しかしマキさんの故郷で聴いたそれとは異なるジャジーな雰囲気が最高。
同じく金沢でも演った「上海リル」も「Sunday」もしかり。
これはヨコハマという場所柄もあるのかもしれないが、
加瀬さんのベースによる効果が大だったと思う。
単に音の厚みが出るだけでなく、
演奏中の姿…特に左手の動きの美しさ…のかっこいいこと!
フル・メンバーを観たいと書いた直後に何だが、
シンプルながらも贅沢な演奏を堪能させてくれる編成もいいな。

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六本木、金沢、そして横浜。
5月は彼女のライヴに3度も足を運ぶことができた。
DOMMUNEの遠藤ミチロウ緊急追悼番組を含めれば4回だ。
それらを振り返れば、ひとつとして同じものが無かった。
同じ曲を似たような流れで演ったとしても、いや、実際に演っているのだが、
受ける印象や伝わるものがすべて異なっていた。
しかもそれは僕の中にある感情パズルの、そんなものがあるとしたらだが、
まだ埋められていない4つの箇所に当てはまるものだった。
彼女の音楽は、こうして僕の何かを形成してくれているのである。
これまでも、そしてきっとこれからも。

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マリコとマリノ初めての金沢...浜田真理子 もっきりや 2019.5.25.

2014年に金沢を旅したときに、浅川マキさんのお墓参りをした。
その時点での情報は、同じくお墓参りをした遠藤ミチロウのツイートのみ。
それを手掛かりに何とかマキさんが眠るお寺を調べたのだ。
お寺に着いてからもお墓を特定するのが難しかったのだが、
やはりミチロウのツイートにあった写真を頼りに探して見つけることができた。

" マキさん、浜田真理子という凄い歌手がいますよ "

そのときにこう伝えてきたことを、
まるで昨日のことのようだなぁ…と、開演前の客席で思っていた。

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もっきりや。
京都の磔磔のように、知るのはその名前と噂のみで、
いつか…と思いながらもまだ行ったことのない代表的なハコのひとつがここ、
金沢のもっきりやだった。
そこで浜田真理子が歌うわけだから、行かないという選択は無い。

会場に入り、ステージに置かれたピアノとマイクの位置を確認したら、
その奥に並べられた2枚のレコード・ジャケットが目に入ってくる。
1枚は浜田真理子の最新作である『LOUNGE ROSES』。
そしてもう1枚は2015年にイギリスのレーベルから出た浅川マキのアンソロジー。
そうか、今夜は歌う真理子さんを終始マキさんが見つめるわけだ。

そのマキさんの故郷ということもあり、この日に僕が持っていった期待や思いみたいなものは、
これまでの真理子さんのライヴに対してのそれとは違った独特なものだったと思うが、
こんな演出もあり、会場に入った時点で、既に応えてもらえたような気がした。

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いきなりの「夢の中で泣いた」には驚いた。
もっきりやということである種の特別感で待っていたところに、
とんちピクルスのカヴァーで始める真理子さんらしい外し方。
と言うよりも、これはどんな場所でも不動である彼女らしさなのだろう。
逆にこれで、変に構えていた僕はリラックスさせてもらえたように思う。
結果、いつものハマダマリコかつ、もっきりやならではのライヴを、
じゅうぶんに堪能させてもらった。

それにしてもSAXと二人で全国を廻るなんて、
ちょっと前までは考えつかなかったことだが、きっと本人たちも同じだと思う。
しかし昔からそうであるかのような呼吸で演奏するのだ、二人は。
これはリハーサルだけでどうにかなるものではないような気がする。
うまく言えないし、それが当てはまっているのかもわからないのだけれど、
『NEXT TEARDROP』と『TOWN GIRL BLUE』制作時に関わったミュージシャンは、
浜田真理子にとって大きく幸せな出会いだったのだろうと想像する。
彼女のスタイルとして、他人とのセッションはあり得ないに近いものだったように思うが、
今ではバンド・スタイルでも何の違和感もなくこなしているし、
逆に弾き語りよりもセッションやバンドのほうに自由さを感じられたりするくらいだ。

話がそれたが、こうした今の音楽スタイルを、
もっきりやという会場にあわせて演ってくれるわけだ。
実際、Marinoとのコンビネーションは最高にキマっていた。

白眉はカヴァー中心のメニューの中、終盤で歌われた「Love Song」。
この真っ直ぐすぎるラヴ・ソングを二人は音楽で会話をするように演奏する。
これだけでも感動的だったのだが、別の要素が加わってそれは更に増した。
この曲を聴いているあいだ、何故だか僕はマキさんのジャケットが気になりだす。
単なる演出も、そこに個人的な思いや想いが加われば特別なものになるが、
このときの僕がそれだった。
マキさんが「Love Song」を歌う真理子さんを見つめていた。
本当にそこにいるように見えた。
僕がマキさんに伝えた " 凄い歌手がいますよ " を気にしてくれて、
この日のもっきりやに来てくれたようだった。
そして " いいねぇ " と言ってくれていたように見えたのだ。
僕だけが…本当に勝手だが僕だけに感じられた凄いシーンであるが、
これを体験できただけでも、もっきりやに来て良かったと思う。

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演奏中、マスターが一緒に曲を口ずさんだりするのだが、
そんな雰囲気が良い意味で客席に伝わるのもここならではなのだろう。
あの場にいたみんなが、この夜だけの音楽を楽しんでいた。
ココロから素敵な時間を過ごすことができたと思える日だった。

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TOKYO M.A.P.S ohashiTrio EDITION 浜田真理子 六本木ヒルズアリーナ 2019.5.5.

東京のど真ん中、GWの六本木ヒルズで行なわれるフリー・ライヴ。
今年の大橋トリオ・エディションに浜田真理子が出演した。

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2015年の蔦谷好位置エディションで仲井戸麗市を観たことがあるので、
会場を含めたその雰囲気は、おおよそ事前に把握することができる。
それを想像すると…。
あの場で彼女が歌うとなれば何としても駆けつけないわけにはいかない。

会場に着いた時点で、
客席は後方の立ち見のお客さんを含めて凄い人だった。
しかも好天に恵まれた六本木ヒルズである。
その場の空気を感じた瞬間、
ここで真理子さんが歌うなんて痛快だなぁという気分になる。

ややあって本人とSAXで参加するmarinoさんが登場してのリハーサル。
音響には久保田麻琴さんが参加するようだ。
音あわせに持ってきたのは「Mariko's BLUES」。
野外なので音の聴こえ方はどうなるのかな…と思っていたが、
何の心配もないことがわかり、ひと安心。
しかも「Mariko's BLUES」は本編で歌われなかったので、ファンとしてはラッキーだった。

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彼女を紹介する大橋トリオの映像が流れ、いよいよ開演。
さて、オープニングは…と構えた所に飛び出したのは、「なにもないLove Song」だった。
まったく予想していない展開だったが、歌われた後のMCで理解した。

  なんでもある六本木で(この曲を)歌いたかった

おそらく彼女にとっては自然・気楽…というものに近い感覚だと思うのだが、
こうした " 反 " 的なものが出るところは僕が惹かれる点のひとつである。
だからいきなりの浜田真理子的な展開でひそかに盛りあがっていたのだが、
次に歌われた曲を考えるとプロローグ的だったなぁと今、思い返している。

尊敬していた方が亡くなった…というMCから歌われたのは、
予定されていた曲と差し替えたという遠藤ミチロウの「カノン」。

その歌は圧巻、圧倒という表現しかできない。
持ち時間の半分を使ってでも…と言ったら大袈裟だが、
それでもこの曲は10分近くにわたり、歌われていたと思う。

六本木ヒルズアリーナ。
野外ステージ。
さらに言えば世間的には10連休中のGW。
あらゆる音、声、街中のノイズが聴こえてくる環境。
しかし「カノン」が歌われていた時間、会場には彼女のピアノと歌声以外なにもなかった。

本当に " なにもない " 、しかしミチロウへの " Love Song " 。
僕にはそう聴こえた。
僕はそう聴いた。

「カノン」が僕にこうして特別に聴こえたとしても、仕方がないではないか。
だって彼女が特別な曲として取りあげ、特別に歌ったのだから。

すごい10分間だった。

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この後は公開予定映画 『僕に、会いたかった』 の主題歌である「天使のはしご」。
SAXのmarinoさんが加わり、
最新作である昭和歌謡カヴァー・アルバム『LOUNGE ROSES』から、
「横浜ホンキートンキーブルース」「夕陽が泣いている」の2曲。
アルバムでは鈴木茂のギターが印象的なバンド・サウンドの「夕陽が泣いている」は、
二人だけでのアレンジで実に渋く演奏されていてかっこよかった。
そして最近のライヴでもラストに歌われている「わたしたちのうた」でしめくくられた。

こうして振り返ってみても、この日に演奏された6曲は、
浜田真理子の今をあますことなく表現していた、
非の打ちどころのないセット・リストだった。

浜田真理子を百万人に聴かせたい。
あの場にいた他の出演者のファンたちのひとりでも多くに、
彼女の音楽と彼女が伝わっていればいいなって思う。

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浜田真理子 コンサート LOUNGE ROSES 島根県民会館 2019.3.2.

例年は全国の神様が出雲に集まる神在月の10月周辺に開催されているが、
昨年はスケジュールの都合か、残念ながら行われなかった。
ファンとしてはやきもきしていたところ、
昭和歌謡のカヴァー『LOUNGE ROSES』を引っ提げての、
さらにバンドを従えてのコンサートが発表された。
およそ1年半ぶり、満を持しての浜田真理子・松江公演であった。

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同じコンセプトで直前に開催された東京2Daysと基本的な構成は同じだったが、
1日に凝縮されたそれは、単に地元ということだけではない特別なものだった。
いつものライヴの中に、そうではない瞬間が挟まり、
いつものライヴが、そうではないライヴになる。
こう書くと簡単だが、その場で受けた感覚や印象は、
僕以外の人の数だけの感覚と印象がひとつになっていたわけで、
要するに真理子さんとバンド、そしてあの場に集まったお客さん各々の、
その時点での生活、実情と事情、思いや想いなどが重なったひとときである。
決して簡単で軽いものではない。
もちろんヘヴィで難しそうなものでは、まったくない。
ならば、僕が感じたそれをひとことで表すなら “ やわらかな “ だろうか。
喜びも涙も楽しさもあったが、
振り返ってみれば実にやさしく、やわらかな時間が流れていたと思う。

     **********

真理子さんお気に入りである里花の「流れ星」で美しく静かに始まった一部。
『LOUNGE ROSES』収録曲や「Danny Boy」のカヴァーが取りあげられた中、
ここ最近の定番であるオリジナル曲「まちあわせ」が歌われた。
曲が生まれたきっかけが特定できるような個人的なものであったとしても、
それをまったく異なる形で普遍的作品にしてきたのが彼女である。
実際にCDで聴ける曲もライヴで歌われる曲もそうなっていた。
しかし、この日のこの曲は、その芯の部分が別のそれに変わった。
個人的なうたは、さらに個人に引き寄せられていたが、
結果として会場にいる人たちに強く深く響くうたになっていたのではないか。

少なくとも僕には、そうだった。
そしてこのとき、音楽家・浜田真理子ではなく、
人間・浜田真理子を僕は聴いたのである。

曲は発表されたときから、作者ではなく聴いた人のものになる…と、
よく言われることだが、確かにそう思う。
しかし、取り戻すとか取り返すではなく舞い戻るや帰るというニュアンスだが、
作者に曲が戻ることだってあるはずだ。
そして戻ったそれを聴いた人がまた自分なりに新しいものとして受けとめる。
このことこそ、単に曲を聴く…から、その人を聴く…になるのではないかと思うし、
音楽を好きになって本当に良かったと感じる瞬間でもある。

     **********

ステージを覆っていた幕があがると、既にスタンバイしていたバンドが演奏を始める。
楽しい華々しさの「東京ドドンパ娘」で始まった二部は全編バンド・アレンジで展開。
昭和歌謡を匂わせるステージ・セットやミラーボールの演出が効いていた。
バンドの演奏は結成から時間が経っていないとはいえ、まとまりがあった。
同じバンド編成でも『Town Girl Blue』時のパーカッションは伊藤大地のドラムに替わった。
その効果か、加瀬さんのベースがクッキリとずっしりと聴こえる。
派手ではないがしっかりと主張する檜山さんのアコーディオンにMarinoのサックスも、
このバンドには欠かせない音を鳴らしていた。
こうしたかっこいい音に真理子さんのヴォーカルが乗るのだから無敵である。

「ブルー・ライト・ヨコハマ」や「つぐない」の色っぽさ。
「あなたから遠くへ」に「夕陽が泣いている」のロック的な高揚。
ノン・ジャンルなブルースになった「横浜ホンキー・トンキー・ブルース」。
そして地元ライヴならではの山陰観光列車「あめつちのテーマ」の直球エイト・ビート。
これらすべてが浜田真理子として歌われ、演奏され、ぼくたちの耳と心に届く。
何でも歌ってしまう浜田真理子はどんな編成であっても不動であることを再認識した。

     **********

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もう何度も書いていることだが、繰り返す。
浜田真理子。
この人に出会えて本当に良かった。
好きな音楽が必要としている音楽でもあるという幸福。
彼女と一緒に生きて、共に時間を重ねていることの喜びを感じる。

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真理子と歌おう LOUNGE ROSES 浜田真理子の昭和歌謡発売記念 2nights@晴れ豆 【DAY1】ソロナイト 【DAY2】バンドナイト 2019.2.17~2.18.

昭和歌謡のカヴァー『LOUNGE ROSES』のレコ発。
初日は弾き語りのソロ、2日目はバンド編成の2DAYSだった。
金延幸子の来日公演でキーボーディストの真理子さんをみているが、
純粋なソロに足を運べていなかったので、個人的には本当に久しぶり。
昨年6月のクアトロ『NEXT TEARDOROP』レコ発以来だろうか。

新作の性質と真理子さんの性格。
さらに今回のライヴ・タイトルにある “ 真理子と歌おう “ 。
嫌な予感(笑)がしていたが、やはり客席に歌詞カードが配られた。
もう、真理子さんのやりたいことが見え見えである(笑)。
一緒に歌おう…と、特に初日は通常のライヴとは違う雰囲気で始まり、
実際にお客さんの歌声が聴こえてくる曲もあったけれど、
いざ歌が始まれば、そこには不滅のハマダマリコがいるわけで、
その歌とピアノの存在感はさすがだ。
ヴォーカルに今まで聴いたことのない色っぽさを感じる瞬間が何度かあった。

オープニングは両日とも「LOUNGE ROSESのテーマ」というインスト。
歌が無いからこそ、あらためてコンポーザーとしての魅力を思い知る。

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【DAY1】ソロナイト
「ウナ・セラ・ディ東京」がかっこいい。
弾き語りなのにレコードと同じバンドの音が聴こえたから…と、
きっとこんな風に書くとわかりやすいのだろうが、そうではない。
歌とピアノの空気を通した伝わり方と、その間(ま)。
表情と歌う姿から発せられる雰囲気。
なかなか具体的な言葉にできないこうしたモノたちからの、かっこよさだ。
まぁ、要するにハマダマリコはかっこいいのである。

アンコールではサプライズと称して、ファンのピアノで「ミシン」を歌う。
レアなシーンであったが、サプライズと言うのなら、
たとえばアカペラで「ミシン」を歌うなんてくらいのほうがよかった。

【DAY2】バンドナイト
浜田真理子 with 加瀬逹、伊藤大地、檜山学、池村真理野

冗談か本気か、ハマダマリコとLOUNGE ROSESと紹介していたが、
実際にレコ発と共にバンドのデビュー・ライヴと言ってよかったのではないか。

とてもじゃないが “ みんなで歌おう “ なんて気軽な音じゃない。
思えば『Town Girl Blue』から始まったバンド編成。
続く『NEXT TEARDROP』も含めた2枚の、やはりレコ発ライヴを体験したが、
バンドの真理子さんをまだまだ聴いてみたいと思っていたところでの、これだ。
オリジナル曲もバンド・アレンジで披露して欲しいし、
何よりもこのバンドの成長を、その音がどうなっていくかと共に見ていきたい。
これからはソロとは別に、活動形式としてバンドもアリだろう。

「わたしたちのうた」。
カヴァー中心の2DAYSをしめくくったのは、このオリジナル曲だった。
バンドのデビューに、その曲のタイトル “ わたしたち “ を勝手にかけて感じたこと。
加えて、おそらく真理子さんの極めて個人的な思いや想いがあったであろうこと。
歌われているメッセージから、僕はこの二つを受け止めた。

  光さす明日がくるように

本当にそう思う。
凄く、そう思う。

浜田真理子 NEXT TEARDROP SHIBUYA CLUB QUATTRO 30th ANNIVERSARY "QUATTRO STANDARDS" 2018.6.19

真理子さんのカウントからドラムで始まる「ミシン」なんて、誰が想像しただろうか。

  当初はひとりで演る予定でリハをしていたら、
  そこにバンドのメンバーが入ってきちゃって…。
  
こんな経緯で演ってみたらよかったので、本番でもバンドで…となったらしい。

元々から強烈で独特なパワーを秘めているこの曲は、
これまでも僕の知る限り、色々なアレンジで披露されてきた。
まずはもちろん聴く人の感情を揺さぶるピアノでの弾き語り。
そして作品化されたphonolite stringsとの妖しい演奏。
忘れちゃならない鍵盤と歌が会話するようなリクオとのセッション。
これだけでもバラエティにとんでいることがわかるが、
今回のバンド・アレンジはこうしたことの集大成と言うか、
どんなアレンジでも受け止められる曲だという事を証明したような演奏だった。

そしてこの「ミシン」に象徴されるように、
この夜は新作『NEXT TEARDROP』のレコ発らしい、
実に聴きごたえがあり、
新しいハマダマリコを存分に堪能できるライヴだったのである。

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それにしても、ドラムのカウントから曲が始まるハマダマリコなんて初めてである。
こうしたリズム隊があるだけでも新鮮なのに、
曲の合間にはサックスのアドリヴが入ったりする。
浜田真理子のライヴとしては新しいサウンドになるわけだが、
柱となる歌につける色具合と言えばよいのか、それが絶妙で、
慣れない音が聴こえてきても、
それは邪魔になるどころか引き立たせる役割を果たす。
違和感を感じないどころか、
当たり前のようにハマダマリコを聴かせてくれた演奏が素晴らしかった。

こうしたことを僕が感じたその要因は、
彼女にまったくブレが無かったからだろう。
今の私はこれなのだという確信と自信。
そしてそれを伝えたいという意思と熱意。
さらに具体的な音として具現化してくれるメンバーがいる。
条件は揃った。
ステージの中央にピアノ。
それを囲むように各楽器が配置される。
そのど真ん中で生き生きと、楽しそうに歌い、
ピアノを弾く彼女の姿が印象的だった。

オープニングこそ、ソロで「純愛」を披露したが、
後は一部、二部、そしてダブル・アンコールまで、
曲によっては楽器編成の変化があり、
もちろんソロの弾き語りもあったけれど、
ほぼバンドで聴かせてくれたのが素晴らしい。
しかも、そのすべてが目の前で自然に演奏される。
洋楽カヴァーの「Since I fell for you」と「Before the next teardrop falls」から、
弾き語りでのオリジナル「さつきの憂うつ」や「まちあわせ」までのふり幅。
浜田真理子ファンとしてこの夜の音に感じる不思議さが、
しかし一瞬にして快感に変わるという快感。

この夜を一言で表せば " かっこいい " 。
さらに付け加えるとしたら " やばい " 。

特にこの " かっこいい " と " やばい " を堪能できたのが、
アンコールで演奏された「安来節」だ。
ヘヴィなリズム隊にサックスが駆け巡り、
さらにその上をのびやかに、しかし力強いヴォーカルがのる。
すげぇ。
圧倒されながら聴きほれた。
ロックとしか言いようのない演奏だった。

これまでと違うスタイルなのに、ハマダマリコを思い切り堪能できた2時間。
ここでいう " ハマダマリコ " はもちろん今の彼女を指す。
しかしこの " 今の彼女" はこれまでの彼女ではなく、これからの彼女である。
既に浜田真理子の次が楽しみで仕方がない。

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浜田真理子×小泉今日子 「マイ・ラスト・ソング」~久世さんが残してくれた歌~ Billboard LIVE 東京 2018.3.20

浜田真理子がひとりでステージにあがる。
ピアノのイントロから歌いだされた曲の、最初の一小節を聴いただけで、
その後にあった小泉今日子の解説を待たずして何の曲かを理解できる。

  来て、よかった

そう思った。
曲を聴き終えた時点で、もう最高のステージになるだろうと感じた。
そしてそれはその通りになったのである。

     **********

オフィシャルのインフォから。

  「死の間際に一曲だけ聴くことができたら、あなたはどんな歌を選ぶだろうか」

  『時間ですよ』『向田邦子シリーズ』など数々の名作ドラマを送り出し、
  2006年に逝去した演出家の久世光彦。
  文筆家としても活動していた久世が14年間書き続けたエッセイ
  『マイ・ラスト・ソング』を浜田真理子のピアノと歌、
  小泉今日子の朗読で受け継ぎ伝えるステージがビルボードライブで実現。
  懐かしい昭和の名曲、久世光彦が綴った歌への想いを、
  静かに優しく心に刻む珠玉の夜が訪れる。

10年間続いてきたマイ・ラスト・ソングに今回は阿久悠が加わるということで、
これまでと違ったプログラムになるだろうことは必至だったし、
さらにこのテーマとなれば浜田真理子の魅力が最大限に発揮されるだろうことも確実。
はたして…こうした僕の予想が当たるとわかっていても、
実際にそれを目の当たりにすると感動してしまう。
マイ・ラスト・ソングのビルボード公演、素晴らしかった。

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浜田真理子が凄い。
何でも歌ってしまう。
カヴァーであっても、それがすべて浜田真理子の音楽になる。
しかし、元の曲の素晴らしさを誰もがわかるように歌うのである。
カヴァーは浜田真理子のオリジナルになり、
更に生まれ変わった原曲としても観客の耳に届く。
この…二重構造といっていいのか…彼女のライヴでの音楽体験は、
独特で特別で、いったんこの快感の虜になったら抜け出すことは難しい。
もちろんこうした印象は僕が勝手にそう受け取っているのだけれど、そうとしか思えない。
原曲の良さとオリジナリティを同時に備え、
名曲を名曲として提示してくれるあのヴォーカルとピアノは、
センスとテクニックもあるのだろうが、彼女の生まれ持ったものでもあるのだろう。

僕自身、真理子さんのライヴで今回と似たような感動を味わったことは初めてではない。
何度もある。
同じ曲だって何度も聴いている。
しかし、それでも新しい。
毎回が初体験である。
これは何なのかというと、これが浜田真理子なのだ。
そう思うしかない。

     **********

マイ・ラスト・ソングは、その都度で設定されるテーマで色付けがされてきたが、
2008年の第1回から柱となるプログラムは不動だった。
しかし、それは残しつつも今回は新機軸だったように思った。
よい曲を聴かせたい、広げたい、そして残したい。
こんなテーマが見え隠れしていた。

浜田真理子と小泉今日子のライフワーク。
今後も期待しています。

浜田真理子 コンサート Town Girl Blue 島根県民会館 2017.10.21

地元松江での記念すべき10回目のコンサート。
ロビーには過去のポスターが展示され、10th Anniversaryの気分を盛り上げてくれる。
僕にとっても秋の恒例行事になっているし、
何と言っても今年は " Town Girl Blueを松江で!" ということで本当に楽しみにしていた。

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新作の音はこれまでの確立された彼女独特の弾き語りスタイルではない。
今年は既にレコ発のBillboard Live Tokyo
そしてMotin Blue YOKOHAMA
この2ヶ所でレコーディング同様のバンド編成ライヴが行なわれた。
浜田真理子率いるバンドのメンバーに加え、
音響を新作のプロデューサーである久保田麻琴さんが担当するライヴ。
この素晴らしい音楽を生で体験することが運よく僕はできたけれど、
他のTown Girl Blueのタイトルが付いたライヴすべてがこうしたものでは無かったのも事実。

 " この音を日本全国の浜田真理子ファンにも届けられないものか "
 " 一人でも多くの人にTown Girl Blueな浜田真理子を聴いてもらいたい "

こうした想いを僕は持っていたわけだが、
松江コンサートが毎年のようにスペシャルな内容であることから、
おそらくバンド編成で演るという意思は早くから彼女にあったはずで、
Town Girl Blueの集大成的プログラムになることが容易に予想できた。
はたして…その想いと期待通りの素晴らしい夜になった。

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『Town Girl Blue』のほぼ全曲と既発のオリジナル、
そして定番カヴァーでアンコールを含めて16曲、2時間を超えるステージ。
終始、いつものペースと雰囲気とで進められたわけだが、
実はそのことこそが凄いと思うのだ。

過去の松江コンサートでは多くのゲストが迎えられ、
その都度その時に合ったプログラムが企画構成され、
実際に1年に一度のスペシャルを感じさせてくれた。
おそらく今年はそんな中でもかなりのスペシャルな内容だったはずだ。
特別なライヴだったにも関わらず、
更に弾き語りではなくバンド編成にも関わらず、
いつもの浜田真理子だったこと。
それはやはり凄いと思う。
だってスペシャルだったはずのことが普通になっているのだから。

まるでずっと活動を続けてきたかのようなアンサンブル。
Town Girl Blueのスタイルを自分のものとし、
それを音としてステージで出して客席に届けている。
バンドの一員としてナチュラルに楽しみ歌い演奏する真理子さんが凄いし、
音楽からもそうした自然で楽しさが伝わってくるのが素晴らしい。
今後、新たな引き出しがこうして増えていったら無敵だろう。

それにしても『Town Girl Blue』全曲も聴きたいし、
既発のオリジナルもこの編成で聴きたいしと、
贅沢な迷いをさせてくれる、今回だけでは終わらせたくない素晴らしいバンドだ。

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オフィシャル・インフォより

2017松江水燈路協賛イベント「浜田真理子コンサート~Town Girl Blue~」

<毎年恒例!浜田真理子のホームタウン・島根県民会館でのコンサートが開催決定!!>

【出演】
■浜田真理子
<ゲスト>
■服部正美 (drums&percussions)
■加瀬 達  (upright bass)
■啼鵬  (bandoneon)
■久保田麻琴(live mixing)

島根県松江市を拠点に、ライブ活動やアルバム制作、映画、舞台、CM、
TVドラマへの楽曲提供など幅広く活躍するシンガーソングライター浜田真理子。
毎年恒例のホームタウン・島根県民会館でのコンサートが開催決定!
10年目となる今年のコンサートは、
2月リリースの新作アルバム「Town Girl Blue」からのレパートリーはもちろん、
カバー曲などこの日ならではのセレクションでお届けします。
ゲストには、アルバム参加アーティストの服部正美(Dr&Perc)、加瀬達(B)の二人のほか、
バンドネオン奏者の啼鵬、さらにはアルバム・プロデューサー久保田麻琴もライブ・ミックスで参加予定。
スペシャルコラボレーションにご期待ください!! 

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八月のフロッタージュ おおたか静流 meets 浜田真理子 鎌倉女子大学二階堂学舎 松本尚記念ホール 2017.9.9

今年の2月に体験したプログラムの再演。
前回は下北沢の教会だったが、今回は何とも雰囲気のある大学のホール。
こうした会場と八月のフロッタージュというタイトル。
そして歌われる曲から伝わるメッセージと相まって、
普通のライヴとは違う独特の時間を過ごせる公演になっていると思う。

核となるセットリストに変化は無かったし、
あいまに挟まれるメールでの書簡も同じだったと思うが、
今回はおおたか静流は「東北」を、そして浜田真理子は「はためいて」をと、
僕が観た下北沢公演のリストに2曲がプラスされていた。

フロッタージュという意味の " 擦りとる " 対象は「八月」。
歌われるいくつかの反戦歌。
更にメロディがつけられ歌われた茨木のり子、竹内浩三のそれぞれの詩。
前回も感じたことだが、ここから記号的に企画意図をくみ取るのは可能だし、
おそらく企画意図もそういうことなのだと想像する。
しかし、音楽というものは人の数だけの思いや想いがあるもので、
聴いて触れて湧き上がってくるのは限定されたものでは決してない。

例えば「悲しくてやりきれない」。
映画『この世界の片隅に』で取り上げられたこともあり、
今ではその線で聴くこともできるだろうし、この日のテーマにも合うことだろう。
しかし、おおたかさんが歌うこの曲を聴きながら、
僕は作者である加藤和彦さんがいないということが浮かんで切なくなり、心を動かされた。
しかし、これこそが僕にとっての音楽の魅力である。

実際、二人の歌から受ける印象は今回も自由であったと思う。
だから、歌われた曲たちはすべてあの場にいた人の数だけ受け取られ方があったはずだ。
僕が音楽を好きで良かったと思うことのひとつは、
こうした場にいられ、そんなことを感じられるときだ。

それにしても久しぶりに聴いた「はためいて」の白眉。
そのメロディの美しさを含めたこの曲の魅力はライヴ…ナマである。
空気を震わせた声と音をその場で聴いて触れて感じてこそ…である。
レコードやCDでは絶対に味わえない。
ステージ後方から眺められる木々の緑が風に揺れている風景は、
まるで「はためいて」が映像化されたものをその場で見せられているようで素敵だった。

kamakuraimage1 (1)

コンサートの後、夏の終わりの鎌倉を少し歩いた。
だんだんと暮れていく空を見あげながら、「みんな夢の中」のメロディが遠くで鳴った。

kamakuraimage1 (2)

※八月のフロッタージュ おおたか静流 meets 浜田真理子 下北沢日本基督教団東京都民教会 2017.2.25

浜田真理子 『代官山 晴れたら空に豆まいて 11周年記念』 ハマダと夜と音楽と 2017.8.4

ここ晴れ豆での前回は昨年の10月。
そして2014年に初めて出演してから今回で6回目。
よって真理子さんのMCにもあったように溢れるホーム感。
さらに、歌われる曲もここでは広範囲に選曲されているように感じる。
念のため過去に観たライヴを振り返ってみたけれど、
こうした選曲の印象は間違いではなかった。

晴れたら空に豆まいて…で聴けるのは " This is the ハマダマリコ " 。
彼女本来の魅力がナチュラルかつ存分に体験できるのは、
もしかしたら今は晴れ豆なのかもしれない。

IMG_8193.jpg

ということで安心して楽しめる空間になっていると思うけれど、
僕自身がここでのライヴを体験してきて感じる変化もある。
演奏中にそれを感じることは無いのだが、
ひとたびライヴが終了すると、一気にそれは現れる(気がする)。

客席の熱気だ。

終演後の晴れ豆は熱い。
今夜のライヴは良かった…のような単純なそれではない。
変な表現だが、都会のラッシュ時の地下鉄駅構内のような熱気なのである。
こうした感覚は、晴れ豆でのライヴを重ねるたびに大きくなっている。
真理子さんの音楽には似合わない雰囲気ではあるけれど、僕には心地よい。
だって、これだけの熱を生み出す演奏と歌であるからだ。
僕にとっては正しいことなのである。

IMG_8192.jpg

『TOWN GIRL BLUE』色が薄いメニュー。
この日はバンドではなくソロではあったが、これは意外だった。
しかし、そのおかげで弾き語りの魅力をあらためて堪能。
新作のスタイルを期待していながらも、結局ファンは現金なものなのである。
ただ、歌われたのが既発曲であっても、すべてが2017年のハマダマリコになっていた。
弾き語りという彼女本来のスタイルも、新作前と後で明らかに違っているようだ。

以前より抑えられたテンポ。
良い意味で自由に付けられていた独特の間が減った(ように感じる)こと。
久保田麻琴さんによる音響。
こうしたことが要因だと思うのだが、
何と言ってもその上に乗るヴォーカルである。
明らかに強く、太く、大きく、
小さなライヴハウスではおさまりきらない圧倒的な声。
しかしそれは数字的な大きさではなく、あくまでも " うた " が持つ力。
『TOWN GIRL BLUE』発表以降は、
ステージを重ねるたびにヴォーカルが更新されているというのが実感だ。

IMG_8190.jpg

自分にとっての好きな音楽が必要な音楽になっていること。
そしてその音楽と歌とピアノを同時代にその場で体験できているということ。
幸せな事である。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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