FM東京 レコパル音の仲間たち RCサクセション ライヴ・イン・ワセダ 1980.11.16

前回に続いてFMネタです。
コメント欄でも触れていたように、80年の早稲田大学で行われたライヴがオンエアされている。
番組によれば、80年11月6日、早稲田大学前夜祭で行われたものらしい。
チャボのオープニングや清志郎のMCから、シーナ&ザ・ロケットとの共演だったこともわかる。
当時、この二つの対バンというのは、王道であり定番だったのだろう。

ちなみにFM放送の場合、ライヴであってもキレイな音で録音され過ぎて、
臨場感が薄れてしまうことが良くあるのだけれど、この音源は違う。
実にライヴ!…であり、まさにライヴ!…であり、間違いなくライヴ!…である。
これをヘッドホンをして大音量で聴いていると、
大隈講堂に自分が本当にいるような気さえするという、素晴らしいものだと思う。
これ、演奏は 『RHAPSODY』 を超えているでしょう。

CIMG8725.jpg CIMG8726.jpg


1. よォーこそ
この時期のRCのライヴのオープニングと言えば、チャボの煽りだ。
ここで聴けるそれは、もうとんでもないものである。
細かい部分は削除するが、ここにそれを起こしてみる。

 早稲田大学 俺たち 初めての来日です よろしく!
 みんなでな 車ぶっ飛ばしてきたぜ!
 大学でやるの大好きです 俺たちインテリ・バンドだから!
 ロケットと一緒に バリバリ ロックン・ロールするぜ!
 俺たちのラヴ・ソングで 盛り上がってってくれ!
 ずっとベースだけをやってきたソウル・マンです!
 RCサクセション!オン・ベース!
 カモン!リンコ・ワッショ!

これらのあいだには、イェー!とか、OK!とか、すげぇとかがいちいち入り、
客もそれに応えるのだが、その盛り上がりが尋常じゃないことがわかる。
チャボと観客のあいだで、確実に何かが起こっている。
もちろんこの日がたまたま特別に盛り上がっているということではない。
この時期のRCのライヴは、毎回これが普通だったのである。
ただし、学園祭というシチュエーションがプラスになったということはあるだろうけれど。
とにかくここでの「よォーこそ」は、強力なヴァージョンである。
すげぇ。


2. いい事ばかりはありゃしない
 サンキュー エブリボデー
 アリーナのみんな ありがとう 2階のヤツら観えるかい?
 オーケー バシバシオーライ オーケー じゃぁもう
 だけどさぁ、いい事ばかりはありゃしなぁぁぁ~い!(しねぇんだ!Byチャボ)

この入りだけで、もう最高!


3. トランジスタ・ラジオ
今バリバリ売り出し中のシングル・レコード…と紹介されることに感動する。
新曲として演奏される「トランジスタ・ラジオ」だ。
すげぇ。

ところで、清志郎が「ここの生協でも売ってると思うから…」と言った後に、
「2年ほど前に早稲田の生協でDonna Summerの 『I Remember Yesterday』 を買ったことがある」
「早稲田とはちょっとした関係があるんでね」と言うMCが聴けるのだが、
当時は早稲田との関係云々は単なるジョークと思っていた。
本当なのだと知るのはかなり後のことだ。


4. スローバラード
この当時から梅津和時による間奏のソロは、僕たちが聴きなれたあのフレーズだ。
エンディングの清志郎のアドリブはまだ聴くことができないが、今ではかえってそれが新鮮。


5. 雨あがりの夜空に
曲が始まる直前に、オフ・マイクのつもりだったはずの、
清志郎が誰かに言った " 雨あがり? " というのをハッキリと聴くことができる。
こういった点がとてもリアルだ。
チャボのイントロも最高だし、間奏のSAXとの絡みもゾクゾクする。


6. ステップ!
世に公式で出たこの曲のライヴ・ヴァージョンは少ないからこそ、貴重なテイク。
後半はヴィジュアルが無いと物足りないかもしれないが、そこは想像力を働かせよう。
清志郎と梅津さんがやってるな…と(笑)。


それにしても、11月6日のライヴを11月16日にオンエアしているのである。
気にしてはいなかったけれど、こういったことは、当時は普通だったのだろうなぁ。
まだ " KING OF LIVE " と呼ばれるようになる前であるが、
こんな音源を聴きかえすと、呼ぶのが遅すぎるんじゃないのって思うよ。

RC、すげぇ。
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FM東京 PCMライヴ RCサクセション相模女子大学 1981.11.23~11.27

久しぶりに、個人的に最高の時期だと思っている、
81年RCサクセションのライヴを聴いている。
1981年11月、FM東京でオンエアされた相模女子大学でのライヴだ。

テープをかける。

  ソニー・ミュージック・ラボラトリー
  PCMラ~イヴ

実に当時のFMらしい、生理的に受け付けにくい(笑)女性のアナウンスが入る。
続けてこれまたFMの男性アナらしい番組紹介。

  4週間連続でお送りする特別企画
  東京ロックン・ロール最前線
  今週はRCサクセション、PCMライヴでお楽しみ頂きます
  11月4日、相模女子大体育館でのPCM収録から、まず「よォーこそ」
  続いて「スローバラード」


この短いトークのバックに、いきなり「よォーこそ」のイントロがフェイド・インしてくる。
もちろんこの当時は、チャボの煽りから始まる「よォーこそ」だ。

  カモン! カモン! カモン! カモン!
  オーケー カモン! 新井田耕造!

カモン リンコ・ワッショではなく、カモン 新井田耕造である。
カッコイイったらありゃしない。
ちなみに、ここでの「よォーこそ」はチャボのギター・ソロがスライドじゃないのだが、
スライド以外のソロは、僕はここで初めて聴いたと記憶している。
これを聴いた瞬間に身体がビリビリと痺れ、すぐさまギターを手にし、
チャボのソロをコピーしたことを、昨日のことのように覚えているよ。

さて、この番組、4週間連続ということは、
1ヶ月週代わりでメニューが違っていたのだろうが、
RCの週以外は何だったのか、誰だったのかはまったく記憶していない。

番組の内容は、5日連続で1日2曲ずつがオンエアされるというものだった。
曲によっては途中でフェイド・アウトしてしまうものもあるのだが、
曲目はご覧の通り、文句のつけようが無い当時のベスト的なものであったし、
何よりもRCの演奏が凄いので、特に残念に思うようなことは無かったなぁ。

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2日目のオープニングでは、こんな風に曲が紹介されていた。

  続いて最新アルバム 『BLUE』 から、「ガ・ガ・ガ・ガ・ガ」

あたりまえなのだが、『BLUE』 が最新アルバムだということに感動するぜ。
そうそう、「ガ・ガ・ガ・ガ・ガ」の前には、
例の静岡ビニ本事件についての清志郎のMCがバッチリとオンエアされた。
今となっては貴重な音源だ(笑)。
また、ここでの「ボスしけてるぜ」のチャボのギター・ソロも、
僕の記憶ではこの時期しか聴けないパターンで、やはり貴重だ。

  Grace Jones!  Yeah!
  Staple Singers! Yeah!
  Temptations!  Yeah!
  Rolling Stones! Yeah!

3日目のオープニング、番組紹介のバックには、
清志郎によるこんな前振りのコール・アンド・レスポンスが聴こえてくる。

  そういう偉大なソウル・マンに捧げたナンバー
  SWEET SOUL MUSIC!

今、聴いても盛り上がる。
この入りはめちゃくちゃカッコイイぞ!
エンディングのコーちゃんのドラム・ソロが、
そのまま「ブン・ブン・ブン」のイントロになる。
これまたバッチリだぜ!

イントロと言えば、コーちゃんのドラムから始まる4日目の「あきれて物も言えない」。
それが何なのか不明なのだが、おそらくこれも前の曲とメドレー的に演奏されているようだ。
このイントロのタイミングがまた、抜群に決まっているのだ!
間奏がチャボ・のギター・ソロに続いてSAXソロが入るヴァージョンになっているのも、
まったくもってカッコ良過ぎる。
そして曲が終わると、間髪いれずにコーちゃんのハイハット・カウントから、
「トランジスタ・ラジオ」に繋がるのである。あぁ…。

5日目の2曲については、何も言うことは無いよ。
「雨あがり~」は " ポシャる迄 " ヴァージョンだが、そんなことも関係ないよ。

30年前の、まさに丁度、今の時期。
RCサクセションはこんなライヴを全国で演っていたのだ。
これを15~17歳あたりで体験しちゃったら、そりゃぁ一発でやられちゃうよね。

Blues Made In Japan

実に懐かしいテープが出てきた。
82年の春頃かなぁ?
NHK-FMでオンエアされた憂歌団とRCサクセションの共演ライヴだ。

収録された会場はNHKの101というスタジオらしく、
糸井重里がコメンテーター(?)を務めている。
彼のコメントは、その時代なのか実に古臭く聞こえるのが逆に新鮮で面白い。
憂歌団についての話なんて、結構的外れ的でマヌケっぽいな。

当日のTOPは憂歌団らしく、
何とオープニングの前説…というかバンドの紹介をチャボがやっている。
これが実に当時の仲井戸麗市的でカッコイイんだよ。
文字にしてしまうと味気ないが、皆さん各自アタマの中で想像してみてください。

  NHK!
  Blues Made In Japan!
  Thank you、司会の小川宏です
  Yeah、hey、Ok!
  NHKだからよ、皆で上品に、やるわけねーだろ! Thank you!
  ラジオ、お聴きの皆さん、Blues Made In Japan!
  Ok!紹介するぜ、Ok!紹介するぜ、紹介するぜ、Ok!
  俺たちがずっと好きだった、偉大なブルース・バンド! Ok!
  日本が生んだ、偉大なソウルフル・ブルース・バンド! Ok!
  フロム関西、憂歌団! Ok、憂歌団!
  木村! 花岡! 島田! 内田勘太郎!
  Ok、憂歌団! 盛り上がってってくれ!

さて、肝心のRCと言えば、82年ということで充実した完璧な演奏。
初の武道館公演を終えた後ということもあるのだろうか、既に余裕すら感じられる。
個人的にも81年から82年の演奏がいちばん凄かったと思っているので、
こういった音を聴くと、まさにそれが裏付けられるようで嬉しい。

演奏された曲は次の通り。
憂歌団を意識してだろうか、渋めのメニューだったようだ。

1.ロックン・ロール・ショー
2.SWEET SOUL MUSIC
3.君が僕を知ってる
4.Johnny Blue
5.よそ者
6.上を向いて歩こう
7.blues ※憂歌団とのセッション

「SWEET SOUL MUSIC」と「君が僕を知ってる」はメドレーっぽく繋がれている。
それにしても、この時期の「君ぼく」の演奏はいいなぁ。

「Johnny Blue」の前に、清志郎が " OK、カモン、Johnny Blue! " と言うのだが、
こんな一言が、今の耳には実にカッコ良く響く。
もちろん、当時のライヴでの定番であった " Hey Hey、Johnny Blue ○発! " も挟まれる。
特にここを聴くと、その演奏の素晴らしさはもちろんだが、観客との一体感も含め、
当時のライヴが楽しかったということが、ラジオでも本当に良くわかる。

音だけはFMとはいえ、ラジオなのでショボイのは仕方が無いけれど、
それを補って余りある内容だ。
もし、NHK-FMにこういった音源が残っているのならば、
80年代のRCサクセション、未発表ライヴの集大成番組なんかやってもらえないものかな?

THE DAY OF R&B 横浜スタジアム 1982.8.7

清志郎の個展で流されているスペシャル映像。
RCが映るシーンもいくつかあるのだが、僕には82年の映像が目立つ。
中でも 『BEAT POPS』 レコーディング・セッションのシーンがぶっ飛びものなのだけれど、
大阪は住之江ボートレース場での " THE DAY OF R&B " のシーンも最高だった。
「スローバラード」の前の清志郎によるMCを観ることができるのだが、
このわずかな短いシーンで、当時の空気や様子をバッチリと知ることができると思う。
※ここで一瞬だけ映るチャボがカッコイイ!

82年のRCサクセションのライヴと言えば、やはりその 『THE DAY OF R&B』 だろう。
ということで、この週末に、あらためてじっくりと聴き返してみた。


RCサクセション,サム・ムーア,チャック・ベリー(2005-11-30)
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レコードとCDでは、残念ながらたった4曲しか聴くことができないため、
当時ラジオでOAされたものを録音したカセットテープまでも引っ張り出し、
更にチケットの半券を見ながら記憶を振り絞り、アタマとココロの中で再生してみた。
ちなみに僕が観たのは横浜スタジアムで、聴き返した音源もそのライヴなので、
大阪とは違う点もあるということをご了承頂きたいと思います。

CIMG7595.jpg CIMG7594.jpg

オープニングは「雨あがりの夜空に」で、本編ラストは「Sweet Soul Music」。
そしてアンコールのラストは「トランジスタ・ラジオ」だった。
この構成から、EVENT用のセット・リストだと思う人も多いかもしれないけれど、
調べてみると、実はこの日に限らず82年のツアーは「雨あがり~」や「ステップ!」で始まったり、
ラストが「Sweet Soul Music」や、何と「君が僕を知ってる」だったりと、
今の感覚では変化球なメニューのライヴだったんだよね。
ただ、僕自身は " 変化球だなぁ… " なんて当時は思わなかったんじゃないかな。

発表されている音源は 『THE DAY OF R&B』 収録の「君ぼく」「スロバラ」「Sweet Soul」。
そして 『BEAT POPS』 収録の「Summer Tour」の、合計4曲。
でも、未発表の曲に聴きどころが多いのがこのライヴなのだ。
例えば、後に定番にもなる「上を向いて歩こう」でのメンバー紹介。
これが、ここではまだとてもスマートで(笑)カッコイイし、
「モーニング・コールをよろしく」にサム・クックの「You Send Me」が歌いこまれていたり、
「いい事ばかりはありゃしない」がレゲエ(これは名アレンジ)だったり、
「トランジスタ・ラジオ」のリヴァプールという歌詞をメンフィスと歌っていたり…。

そして、何と言っても特筆すべきことは、
「トランジスタ・ラジオ」の終盤のリフレインを観客に歌わせるという、
RCのライヴとしてはとてもレア、かつ感動的な場面があったことだ。
これまでは客が曲を勝手に歌ったりするのは当たり前だったし、
「Johnny Blue」での " 36発! " とかはあったけれど…これ、わかるかなぁ(笑)…、
RCサクセション時代の清志郎が明確に客に " 歌わせた " 、
しかも「トランジスタ・ラジオ」を歌わせたというのは、
僕が観たライヴでは、もしかしたらこのときだけかも知れない。

更にもうひとつ忘れちゃならないのは、「君が僕を知ってる」が超名演だということだ。
歌と演奏の勢い、思いや想い、気合い、集中力、アレンジ、アンサンブル、テンポ…。
すべてが僕の基準で完璧だ。

この曲は清志郎のヴォーカル(と、終盤のチャボのコーラス)と、
チャボのギターが聴きどころで前面に出ているというのは間違いなく正しいと思うけれど、
ここでの「君ぼく」は、5人とホーン・セクションすべてがこれしかないという絡みを見せている。
チャボのギターが目立たないと言ってもいいくらいだ。
でも、それが素晴らしいし、それだからこそ素晴らしいと思うのだ。

全編を通してコーちゃんのタイコはめちゃくちゃカッコイイし、もちろんリンコとのリズム隊もタイト。
分厚いホーン・セクションも最高だ。
でも、僕がいちばん感動するのはG2である。
あらかじめ気にしながら聴かないと " どこにいるの? " 的な存在感かもしれない。
ただ、もうここしかないだろうというところで入ってくる彼のピアノは本当に素晴らしいと思う。
しかも、そのフレーズの良さと言ったら…。
この、ある種の切なささえも感じられるG2のピアノがあると無しでは、
この曲はまったく姿を変えるだろう。

  これがRCサクセションなんだよ!

と声を大にして叫び、このエントリーを終わる。

ナゴヤ・ロック・フェスティヴァル

" 清志ちゃん " のエントリーへのコメント欄に、
RCサクセションと沢田研二のセッションについて…を頂き、気になって調べてみました。

     **********

84年の8月、名古屋球場で開催されたフェスに、RCとジュリーが出演している。
このライヴはFMラジオでOAされ、ダイジェストで聴くことができた。
今でもこのテープは大事にとってある。

CIMG7484.jpg

RCとジュリー以外の出演者は大沢誉志幸、子供ばんど、上田正樹。

OAされたRCサクセションのライヴは、まず「つ・き・あ・い・た・い」。
終盤のスライド・ソロの前に清志郎がレコードと同じく" ィェイ!チャボ! " とシャウトする。
こんな些細な瞬間が、やたらカッコイイです!

お次は「不思議」。地味な曲だけれど、このライヴ・ヴァージョンは貴重だ。
ここではチャボのギター・ソロが大フィーチャーされていて、これもカッコイイです!

更に「スローバラード」が続く。
" 名古屋ベイベー! " のブレイク・ヴァージョンだ。

そしてタイガースのカヴァー「シーサイド・バウンド」。
これは夏のフェスということもあっただろうが、ジュリーがいたことも意識しての選曲だったろう。
「上を向いて歩こう」に繋がるアレンジで、これまた実にカッコイイです!
ただ、ここではジュリーと共演はしていない。あくまでもRCのライヴで演奏されている。

ジュリーのOA曲は「渡り鳥 はぐれ鳥」、「シルクの夜」、「眠れ巴里」、
「ミラーボール・ドリーマー」、「New York Chic Connection」だった。
ここまではセッションということは無かったようだ…。

さて、実は最後までこのテープを聴いたことは、当時からほとんど無かったのです。
いつもRCだけを聴いていたから。

今回、本当に初めてと言っていいだろう最後までテープを聴いてみたら、
番組の最後にOAした曲をDJが紹介しているバックに「GET BACK」が流れていた。
おそらくジュリーがヴォーカルをとっているようだけれど、何だかセッションぽいぞ。
でも、清志郎の声は聴こえないなぁ…と思って注意深く聴いていたら、
ギター・ソロの前にジュリーが " チャボ! " と言った!
間違いなく言っているぞ!
ということは、フェスとはいえ、おそらく清志郎とジュリーが同じステージに立っていたのだろう。

うーん、25年経って発見してしまった(笑)。貴重なセッションだったんだなぁ。
このフェスの様子を詳しく知っている人はいませんか?

1990年

今日も思いつきだけで書く。
NHK-FMの清志郎特番を聴きながら。

1990年はRCが止まった年として絶対に忘れられないけれど、
肝心のRCの活動としても、結成20周年という記念すべき年だったのだが、
結局は…という一年になってしまった。

90年の7月に横浜アリーナで行われた 『'90 SUPER JAM YOKOHAMA』 。
もちろんEventであるからいくつかのバンドが出演したが、
僕のお目当てはRCサクセションだった。
この年の、RCとしての初めてのライヴだということもあり、楽しみにしていた…けれど、
その客席に置かれていたのか入口で配られていたのかの記憶は無いが、
このチラシをここで初めて目にしたのだ。

CIMG7460.jpg CIMG7461.jpg

確か、G2woがいないことはこの時点で知っていた。
でも、コーちゃんが抜けていたことは知らなかった。

ライヴは「トランジスタ・ラジオ」で始まったのだが、
ドラムを叩いているのが誰なのか、しばらくは把握できなかった。
ショックだった…けれど、目の前で演奏しているのはRCサクセションなのである。
三人の。

Eventのメニューとはいえ、
「ねむれないTonight」や「ぼくの自転車のうしろに乗りなよ」といったレアな曲を演奏し、
聴き応え、見応えがあるメニューだった。
でも、ココロから楽しめたかと言えば、そんなことは無かった。
メンバー・チェンジについてのMCも清志郎からあったけれど、
だからといって気持ちの整理がつくわけでも無い。
これからRCはどうなるんだろう…と友達と話しながら帰ったのを覚えている。

この後、恒例である夏の野音、" 4 Summer Nites In HIBIYA YAON " を観る。
この野音は素晴らしく、『ミラクル』 として映像作品に残されたのは本当に嬉しかった。


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とにかくオープニングの「キモちE」から「夜の散歩をしないかね」で締めくくられるまで、
しかも中盤には 『楽しい夕に』 からの曲が披露されるなど、
ライヴ自体は今思えば集大成的なメニューだった。
哀愁漂う雰囲気が全体的に感じられて切なくなってしまうけれど、
RCの映像作品の中では、この野音を撮った 『ミラクル』 がいちばん好きだ。
90年のRCを実に見事に捉えていると思う。

そして、僕が最後に観たRCサクセションのライヴでもあり、
結果としてRCにとっても最後のライヴとなってしまったのが " 10th WINTER NIGHTS TOUR "。
1990年12月25日の日本武道館だ。

CIMG7463.jpg

9年前の武道館と同じく「よォーこそ」から「ロックン・ロール・ショー」へ繋がるオープニング。
チャボは「よォーこそ」で紹介され、「チャンスは今夜」を歌い、「雨あがりの夜空に」を弾いた。
これも9年前と同じだった。

このライヴの記憶だけれど、実は薄い。
ボンヤリとしていて、ハッキリしていない。
でも、だからこそ、僕はRCサクセションが終わったと思えなかったような気がする。
それは、僕に限っては良かったことなのかもしれない。

アリーナ Sブロック 12番

たまに書いているRCサクセションについての個人的メモリーですが、久々に出します。

過去には『1980年 RCについての個人的メモリー』と、
『PLEASE ROCK ME OUT 1981.5.31.日比谷野外大音楽堂』がありました。
今回は81年の暮れ、クリスマス・イヴに行われた記念すべきRC武道館での初ライヴ。
そのときのレポを、いつものように原文のママ(笑)で発表します。
このバカっぽさが当時を伝えてくれると勝手に思っているのでご勘弁ください。

それにしても81年は5月の野音と言い武道館と言い、しっかりとレポを書いていたのには感心する。
今で言うブログみたいなもんだもんなぁ。

     **********

武道館が満員!
レーザーディスクになるのと、TVで放映されるの知らせ。
開演前からもりあがる。
PM6:30、清志郎をのぞくメンバー登場。

1. よーこそ  
チャボのしゃべりがなかった。清志郎、歌詞まちがえた。

2. ロックン・ロール・ショー
3. SWEET SOUL MUSIC
4. ダーリン・ミシン

5. ガ・ガ・ガ・ガ・ガ  
Blue Day Hornsと清志郎が良かった。

6. うれC  
出た! KeyはCだぜ

7. おもいD 
武道館にはいい思い出があるんだ。だからKeyはDだぜ

8. たんじょうB 
明日はなぁ キリストの誕生日だぜ。だからKeyはBだぜ

9. ラプソディー
久々に聴いた。リンコ、チャボ、キヨシロー、各ソロ。清志郎はハーモニカ。

10. あの娘のレター

11. 多摩蘭坂
感動しました。

12. Johnny Blue
Hey Hey Johnny Blue、一発、Hey!
チャボのソロでGuitarのシールドがはずれ、おどってごまかした。

13. チャンスは今夜
OK、おどろうぜ! チャボ、モロかーっこいい !!

14. ボスしけてるぜ
清志郎、ゴミバコ(?)を持って登場。

15. Oh、Ya!
唯一、うたえなかった曲

16. まぼろし
再び清志郎歌詞まちがえた。でも良かった。

17. あきれて物も言えない

18. トランジスタ・ラジオ
とーぜん大合唱。名曲だね!

19. ブン・ブン・ブン
サイコーですね、あいかわらず。

20. ステップ!
最後がすげー長かった。なかなか感激。

<アンコール>

21. スローバラード

22. 雨あがりの夜空に
今日いちばんのノリノリの曲。これを聴かなきゃ帰れません。

チャボはレスポール、セミアコ、テレキャスと3つのギターを使ってた。
おおくぼひさこさんに会ったよ。

     **********

このライヴは『BLUE』発売後だったので、そこから7曲がリストに入っている。
僕の記憶では「あの娘のレター」以外の全曲が演奏されたと思っていたけれど、
「あの娘のレター」ではなく「よそ者」が外されていたんだなぁ。

「Oh、Ya!」がうたえなかった曲…とあるのは、当時の僕は知らなかった曲だったんだろう。
ということは、この曲以外はすべて歌っていたということなのだろう(笑)。

「Johnny Blue」でのチャボのダンスもハッキリと記憶しているし、目に焼きついている。
前にも書いたが、ここでの「チャンスは今夜」は、それまで僕が観た中での最強のロックン・ロールだった。

CIMG6497.jpg

今、DVDを観ながらこれを書いている。
紙テープなのかトイレットペーパーなのか(笑)わからないものが散乱するステージ。
そこを動き回るTVの中の清志郎とチャボは美しい。

1981年12月24日。日本武道館、アリーナ Sブロック 12番。

1980年4月5日(土) 開場5:30pm 開演6:00pm 場所 久保講堂

押入れから1980年の日記を引っ張り出し、4月5日を見てみる。
現在の僕が思っている80年当時の自分の姿がズレていないか確認したかった。

白いページに、何故か赤のボールペンで記された日記の一行目。
安心した。当時の僕は、今の僕だったのだ。

CIMG4378.jpg

4月5日(土)
すげー!! RCサクセションのコンサート。
ステージの1番前まで飛び出してさ。
目の前にきよしろー、チャボ、ぎんじがいるんだ。

そして日記はこう続く。

今日のこの公演はライヴレコードになって6月に出るんだって。

もちろんこのレコードは『RHAPSODY』である。
更に翌日の日記には、ハッキリとこう書かれていた。  

昨日のコンサートでの感激が忘れられず「雨あがりの夜空に」を買ってきた。

1980年4月5日に初めてRCのライヴを観て、
その翌日に当時の最新シングル盤であった「雨あがりの夜空に」を買ったのだ。
こうして僕の10代が始まった。

     **********

改めてblogを始めるにあたり何から書こうか迷ったが、
やはり僕の原点とも言えるこの日のことからに決めました。

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テーマ : ライヴレポ・感想
ジャンル : 音楽

Sweet Soul Show 1980.10.26.日比谷野外大音楽堂

今日、日比谷野外大音楽堂で開催されるはずだったイヴェントがある。
いったい何人の人が僕と同じような気持ちで今日を迎えたのだろう?

それは来年の夏以降にお預けになってしまった。
でも、あの二人はその夏を取り返すことを約束してくれた。
何度でもその夢、あの夏の日焼けしたままの夢をみせてくれると…。

その代わりと言っては何だが、
きっと今夜はこんなライヴになったかもしれない…というものを紹介します。

1980年10月26日。『Sweet Soul Show』というライヴが日比谷野音で行われた。
僕の記憶では、RCサクセションと上田正樹とのジョイントだったと思う。
何とこの時のRCのライヴが、当時のTVで放映されているのである。
紹介するのはこのヴィデオだ。

僕がこのヴィデオを入手できたのはちょっとしたきっかけなのだが、
ここでは詳しいことは省略する。
とにかくもう15年も前。大昔のことだ。
ちなみに、このときには他にも貴重な映像を手に入れることができた。
例の有名な未発表の京都ライヴ(井上陽水の前座と言われている)もあった。
この京都でのライヴは今観てもぶっ飛ぶ内容である。
そんな映像を当時観たときの僕は…まぁ、想像してもらえるだろうと思う。

さて、『Sweet Soul Show』を放映した番組名は不明だ。
ヴィデオを確認してみると、まずはテレビ朝日であること。
おそらく1回が30分程の番組であること。
提供が味の素であること…くらいしかわからない。
定期的な番組だったのか、RCだけの特番だったのかもわからない。
この時は2回続けてRCの特集…ということだったのだと思う。

まずは1回目の放送。
番組は野音のどこかだろうか。メンバー5人揃ってのインタヴューから始まる。
インタヴュアーは、おそらく吉見佑子と思われる。
その映像に被さって「よォーこそ!」が聴こえてくる。
80年の「よォーこそ!」だぞ。強力なオープニングだ。
「よォーこそ!」の途中で残念なことにCMに切り替わる。
これは通して観たかったなぁ。
何てったって80年の野音での「よォーこそ!」だもんなぁ。

CM明けは「トランジスタ・ラジオ」。
まだ、バリバリの新曲として演奏されていた頃だ。
番組は演奏の合間にインタヴューが挟まるという構成。
当時はほとんどしゃべらないと言われていたが、清志郎は結構しゃべっている。
メンバー全員が揃っているので、チャボとの漫才的なやり取りは見られないが、
5人のインタヴューは今となってはめちゃくちゃ貴重だ。
こんな映像は他では観ることができないだろう。

曲は「ステップ!」になる。
ライヴ・ヴァージョン自体が珍しい曲だが、ここではワイルドだがスケールがアップし、
既に余裕すら感じさせる演奏となっている。
小川銀次の抜けた穴は、完全にチャボが埋めている。
ここでのギター・ソロを弾くチャボは最高にセクシーである。
今では考えられないかもしれないが、
チャボは本当にセクシーという言葉がピッタリなギタリストだったのだ。
盛り上がったところでフェイド・アウトしてしまうのが残念。

1回目の放送のラストは「指輪をはめたい」。
この感動的なライヴも残念ながら通して観ることができないのだが、
それでも十分に野音の盛り上がりが伝わってくるし、
清志郎が客席に飛び込むという今では貴重なシーンもある。
また『RHAPSODY NAKED』でも聴くことができるが、
当時の十八番であった、ラストでチャボが清志郎の名前をシャウトし続けるシーン。
これも確認できるのが嬉しい。

  「忌野清志郎!YEAH!RCサクセションです!」

今聴くと何とも切ないシャウトに感じてしまい、心がふるえるんだよなぁ…。

2回目の放送は、いきなりメンバー・インタヴューから始まるのだが、
この場所が実は凄い。
テロップには "渋谷「Jスタジオ」にて" と出るのだ。
おわかりだろう。
RCがリハーサルで使用しており、
アルバム『BLUE』をレコーディングしたスタジオJである(と思われる)。
ここから突然「キモちE」のライヴ映像に切り替わる。
何故かRCとは関係無い山下洋輔のインタヴューが挟まり、
「ブン・ブン・ブン」「いい事ばかりはありゃしない」と続く。
「スローバラード」の前には "こんなに来てくれてありがとう。この寒い中を"
という清志郎のMCが聞けるのだが、そりゃそうだ。
今の僕らは「夏・日比谷野音・RCサクセション」というイメージが出来上がっているが、
80年当時はそんなことは無かったしね。
それにしても、10月26日でも野音でのライヴを行っていたのか…。寒いはずだ。
今でもこの時期にも開催しているのかな?

吉見佑子の、実に80年当時らしい力の入った発言がここで入る。
もちろん彼女のことだから『シングル・マン』再発運動の話がメインだ。
語られていることや口調は今だとちょっと恥ずかしいなぁ…とも感じるが、
80年だと思えば納得できる。
この時期のRCサクセションに惹かれた人達は、
どこかしら彼女と同じような意識や感覚になってしまっていたと思う。
もちろん僕も。
ちなみに吉見佑子が語っている映像のバックには「君が僕を知ってる」が流れるのだが、
その映像が観られないのがとても残念。

放送のラストは「雨あがりの夜空に」。もちろんマンネリな演奏では無い。
63年のライヴでビートルズが演奏した「シー・ラヴズ・ユー」のように、
ストーンズ71年から72年のツアーで演奏された「ブラウン・シュガー」と同じように、
ここでの「雨あがりの夜空に」はバリバリ現役のロック・チューンである。
くわえタバコでこの曲のイントロを弾くチャボを観ることができるだけで最高!
ロックだ。

1980年のRCサクセションは凄い。
今にも噴火しそうな火山…いや、既にマグマが噴出しているかのようだ。
本当に凄い。

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オールナイトニッポンスーパーフェス 1981.7.26.西武ライオンズ球場

月見家さんのブログに、RCサクセションのライバルは横浜銀蠅という記事が書かれていた。
ライバルだったかはともかく、実際に同じステージにこの二つは立ったことがあるのだ。
81年5月の日比谷野音のライヴで清志郎は「次は所沢で会おうぜぇ!」と叫んでいた。
同年7月。西武ライオンズ球場で行われたオールナイトニッポンスーパーフェスのことである。

今では夏のロック・フェスと言えば野外の大規模なものが一般的になっているが、
80年代初頭では野球場で開催されることが多かったと思う。
これはそんなフェスのひとつであった。
そして出演したバンドも、その時代からかまだごちゃごちゃしていた。
順不同で挙げると、
RCサクセション、シーナ&ザ・ロケット、ヴァージンVS、ハウンド・ドッグ等に加え、
シャネルズにもんた&ブラザーズに横浜銀蠅などであった…。
何じゃこりゃぁ!と今では叫びたくなるが、当時は違和感無く観ていたものである。

イヴェントは一部と二部に分けられており、RCは二部のトリであった。
記憶が完全に飛んでいるので、ここで書くことは憶えていることのみになってしまうし、
それでも正しくないかもしれない…ということをお断りしておく。

一部のトリはハウンド・ドッグだったと思う。
まだ愛がすべてなバンドじゃ無かったハウンド・ドッグだ。
とても楽しいライヴをぶちかましてくれたと記憶している。
残念ながら一部のステージで憶えているのはこれだけである…。

そして二部のトップは横浜銀蠅。
いきなりバットを持った嵐が出てきて、客席に向けてボールを打ち込んでいた…。
初めて生で観る銀蠅であるが、
死ぬほど音がスカスカで下手な演奏だったのを強烈に憶えている。

次はシャネルズ。何を演ったのか全く憶えていない。
ただ、シャネルズが終わった途端、
客がかなり帰宅したことだけはハッキリと憶えているけれど。

そしてRCサクセション。
彼らを観たい人だけが残り、すっかり暗くなったスタジアムに登場したRCはカッコ良かった。
しかも個人的には最高のライヴを演っていたと思っている81年だ。
「雨あがりの夜空に」は出演者が混ざってのセッションだったはず。
鮎川誠がギターを弾いている姿が記憶に残っているから間違いないと思う。

その出演メンバーを考えてもこのフェスを観たことは貴重な体験だったが、
数多く観たRCのライヴでもあまり思い出すことが無いんだよねぇ…。

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Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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