『怪談/中田秀夫』を観る
中田秀夫。
10年前に観た『女優霊』でその名を知り、98年の『リング』が決定的となり、
それ以来僕のフェイヴァリット監督となった。
本人はホラーに拘っているつもりは無いそうだが、一連の『リング』シリーズはやはり強烈なので、
日本のホラー映画を撮る代表的な監督の一人と言えるだろう。
ちなみに、僕は『リング』をまったくの白紙状態で観たので、
例のTVから貞子が出てくるシーンは本当に恐怖だった
。
過去に観たホラー映画で心の底から驚いたのはこのシーンしか無い。
これは今後も変わらない可能性が高い。
もちろん彼の監督作ともなれば無条件に足を運んでしまうので、
お盆にはピッタリな新作の『怪談』を観に行った。
女優に『仄暗い水の底から』で組んだ黒木瞳と『ラストシーン』で組んだ麻生久美子を配し、
日本の古典とも言える原作『真景累ヶ淵』の映画化だ。
僕は落語には詳しくないので、原作云々よりも、単に中田監督の新作というスタンス。
だから、単純なストーリーしかアタマに入れずに観た。
これはホラーを題材にした、何人かの女性達による様々な愛の形を表現した映画だ。
時代劇であり、落語の古典が原作であり、女性の怨みがテーマであり…
とくれば、誰だってドロドロとしたものを想像すると思う。まして僕の大好きな監督だし。
更に、黒木瞳がどのような演技をしているのかも楽しみだった。
結果としては、かなりスタイリッシュに作られた作品という印象だ。
例えば雨のシーン。
まさに時代劇のホラー映画らしい雰囲気を出すには最適なシチュエーションだと思うし、
この映画にも重要な場面として出てくる。
例を挙げるのに相応しくないかもしれないけれど、
僕が子供の頃に観た60年代の大映『妖怪百物語』や『妖怪大戦争』のような、
それこそ日本の怪談にありがちなイメージを、中田監督が現代にどう持ってくるのかな…
なんて勝手に想像していたのだが、まったく違った(笑)。
僕がスクリーンから感じた印象は洗練されたそれであり、息が詰まるようなものでは無かった。
これは映画全編から感じた印象なので、
もしかしたら、この辺はハリウッドでの経験が出ているのかもしれない。
人によって好き嫌いは分かれそうだが、僕はこの映画では正解だと思う。
黒木瞳は主演ではあるが、他の女優の描き分け方も素敵で、
井上真央、麻生久美子、瀬戸朝香、そして木村多江の5人の女性すべてがとても良かった。
『ゾディアック』のときに予告を観たのだけれど、その時はかなり怖そうな印象を持った。
でも、ホラーというよりも人間ドラマ色が強いので、ホラー映画として期待する人には、
もしかしたら物足りないかもしれないなぁ。
予告にもあったが、橋の下で雨を避けているときに、
その橋を何かが追ってくるギーッ、ギーッという足音は中田監督らしい。
こういう怖さはいい。僕は好きなシーンだ。
もちろん急に何かが飛び出してきたり、突然の大きな音で驚かされるといった、
所謂ホラーの常套手段もあるにはある。
でも、そういった意味での恐怖という点は、そんなに大きくはないと思う。
ただし、ラスト・シーンはゾッとしました。
観ようによってはキレイなのかもしれないけれど、僕はかなり背中に悪寒が走りました。
さて、ホラーと言えば清水崇の『呪怨パンデミック』も公開されたぞ。
『呪怨』シリーズはヴィデオ版がいちばん怖いと思うし、
映画化されてからは " やり過ぎ " のような気がするけれど、
あれは伽椰子と俊雄というキャラクターの性質上、仕方が無いんだろうな。
僕はあの路線を指示するけれど(笑)。
10年前に観た『女優霊』でその名を知り、98年の『リング』が決定的となり、
それ以来僕のフェイヴァリット監督となった。
本人はホラーに拘っているつもりは無いそうだが、一連の『リング』シリーズはやはり強烈なので、
日本のホラー映画を撮る代表的な監督の一人と言えるだろう。
ちなみに、僕は『リング』をまったくの白紙状態で観たので、
例のTVから貞子が出てくるシーンは本当に恐怖だった
。過去に観たホラー映画で心の底から驚いたのはこのシーンしか無い。
これは今後も変わらない可能性が高い。
もちろん彼の監督作ともなれば無条件に足を運んでしまうので、
お盆にはピッタリな新作の『怪談』を観に行った。
女優に『仄暗い水の底から』で組んだ黒木瞳と『ラストシーン』で組んだ麻生久美子を配し、
日本の古典とも言える原作『真景累ヶ淵』の映画化だ。
僕は落語には詳しくないので、原作云々よりも、単に中田監督の新作というスタンス。
だから、単純なストーリーしかアタマに入れずに観た。
/ パイオニアLDC(2003/04/25)
Amazonランキング:65170位
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これはホラーを題材にした、何人かの女性達による様々な愛の形を表現した映画だ。
時代劇であり、落語の古典が原作であり、女性の怨みがテーマであり…
とくれば、誰だってドロドロとしたものを想像すると思う。まして僕の大好きな監督だし。
更に、黒木瞳がどのような演技をしているのかも楽しみだった。
結果としては、かなりスタイリッシュに作られた作品という印象だ。
例えば雨のシーン。
まさに時代劇のホラー映画らしい雰囲気を出すには最適なシチュエーションだと思うし、
この映画にも重要な場面として出てくる。
例を挙げるのに相応しくないかもしれないけれど、
僕が子供の頃に観た60年代の大映『妖怪百物語』や『妖怪大戦争』のような、
それこそ日本の怪談にありがちなイメージを、中田監督が現代にどう持ってくるのかな…
なんて勝手に想像していたのだが、まったく違った(笑)。
僕がスクリーンから感じた印象は洗練されたそれであり、息が詰まるようなものでは無かった。
これは映画全編から感じた印象なので、
もしかしたら、この辺はハリウッドでの経験が出ているのかもしれない。
人によって好き嫌いは分かれそうだが、僕はこの映画では正解だと思う。
黒木瞳は主演ではあるが、他の女優の描き分け方も素敵で、
井上真央、麻生久美子、瀬戸朝香、そして木村多江の5人の女性すべてがとても良かった。
『ゾディアック』のときに予告を観たのだけれど、その時はかなり怖そうな印象を持った。
でも、ホラーというよりも人間ドラマ色が強いので、ホラー映画として期待する人には、
もしかしたら物足りないかもしれないなぁ。
予告にもあったが、橋の下で雨を避けているときに、
その橋を何かが追ってくるギーッ、ギーッという足音は中田監督らしい。
こういう怖さはいい。僕は好きなシーンだ。
もちろん急に何かが飛び出してきたり、突然の大きな音で驚かされるといった、
所謂ホラーの常套手段もあるにはある。
でも、そういった意味での恐怖という点は、そんなに大きくはないと思う。
ただし、ラスト・シーンはゾッとしました。
観ようによってはキレイなのかもしれないけれど、僕はかなり背中に悪寒が走りました。
さて、ホラーと言えば清水崇の『呪怨パンデミック』も公開されたぞ。
『呪怨』シリーズはヴィデオ版がいちばん怖いと思うし、
映画化されてからは " やり過ぎ " のような気がするけれど、
あれは伽椰子と俊雄というキャラクターの性質上、仕方が無いんだろうな。
僕はあの路線を指示するけれど(笑)。
『ゾディアック/デヴィッド・フィンチャー』を観る
監督の名前だけで、その映画を観たいと思わせるのがデヴィッド・フィンチャーだ。
彼の映像を意識したのはローリング・ストーンズの「Love Is Strong」のPV。
あの、ストーンズのメンバーが怪獣(笑)のようにでかくなっているヴィデオだ。
人によってはギャグにもなりそうな内容だろうが、
僕はとても感性を揺さぶられた作品だった。
映画監督としてのデヴュー作は『エイリアン3』(92)。
僕が初めて観た彼の映画は『SE7EN』(95)だが、
その後に観た『ゲーム』(97)が決定的となる。
映画自体の面白さはもちろんだが、『SE7EN』の影響か、
何故だか雨のシーンが印象に残る独特な暗めの映像も僕を捉えた。
他の監督作は『ファイト・クラブ』(99)、『パニック・ルーム』(02)。
特にジョディ・フォスターと組んだ『パニック・ルーム』は期待しまくったのだが、
その期待があまりにも大きすぎたためか、実際に観たときは肩透かしだった。
今、冷静に観ると、サスペンスとしては手堅くできた映画で十分に楽しめると思うのだが、
僕がフィンチャーに期待していたのは単なる良くできた映画ではなく、
次が想像つかない息を呑む展開とあっと驚かされるクライマックスだったのだ。
ということで、彼が有名な未解決事件であるゾディアックを扱うというニュースを聞いたときは、
やはり期待感でいっぱいになった。
同時に「ドキュメンタリー的に撮るのかな。それならフィンチャーじゃなくてもいいんじゃないか…」
という思いもあった。
まぁ、何にしても観に行くわけであるけれど。
さて、事前の情報はほとんど仕入れずに観たのだが、
まさか2時間半以上もあるとは思わなかった(笑)。
そして、僕の予想は当ってしまった。
これは映画というよりもドキュメンタリーである。
事件を知るには最適だと思うが、2時間半は厳しいのではないか。
彼らしい演出もあるにはあるが、やはりエンターテインメントとしてのそれではないので、
フィンチャー映画としての評価は賛否に分かれそうである。
1日は映画サービス・デーなので1,000円で観ることができた。
この料金ならばお釣りは十分にくる映画だったけれど。
彼の映像を意識したのはローリング・ストーンズの「Love Is Strong」のPV。
あの、ストーンズのメンバーが怪獣(笑)のようにでかくなっているヴィデオだ。
人によってはギャグにもなりそうな内容だろうが、
僕はとても感性を揺さぶられた作品だった。
映画監督としてのデヴュー作は『エイリアン3』(92)。
僕が初めて観た彼の映画は『SE7EN』(95)だが、
その後に観た『ゲーム』(97)が決定的となる。
映画自体の面白さはもちろんだが、『SE7EN』の影響か、
何故だか雨のシーンが印象に残る独特な暗めの映像も僕を捉えた。
他の監督作は『ファイト・クラブ』(99)、『パニック・ルーム』(02)。
特にジョディ・フォスターと組んだ『パニック・ルーム』は期待しまくったのだが、
その期待があまりにも大きすぎたためか、実際に観たときは肩透かしだった。
今、冷静に観ると、サスペンスとしては手堅くできた映画で十分に楽しめると思うのだが、
僕がフィンチャーに期待していたのは単なる良くできた映画ではなく、
次が想像つかない息を呑む展開とあっと驚かされるクライマックスだったのだ。
ということで、彼が有名な未解決事件であるゾディアックを扱うというニュースを聞いたときは、
やはり期待感でいっぱいになった。
同時に「ドキュメンタリー的に撮るのかな。それならフィンチャーじゃなくてもいいんじゃないか…」
という思いもあった。
まぁ、何にしても観に行くわけであるけれど。
さて、事前の情報はほとんど仕入れずに観たのだが、
まさか2時間半以上もあるとは思わなかった(笑)。
そして、僕の予想は当ってしまった。
これは映画というよりもドキュメンタリーである。
事件を知るには最適だと思うが、2時間半は厳しいのではないか。
彼らしい演出もあるにはあるが、やはりエンターテインメントとしてのそれではないので、
フィンチャー映画としての評価は賛否に分かれそうである。
1日は映画サービス・デーなので1,000円で観ることができた。
この料金ならばお釣りは十分にくる映画だったけれど。
フェスティバル・エクスプレス
銀座でレイト・ショーで上映されているこの映画を観に行ってきた。
1970年、ミュージシャンを乗せてカナダを列車で横断したツアーのドキュメンタリー。
車中のセッションや行く先々でのコンサートを記録した、何ともわくわくする映画だ。
前半のハイライトはいきなりやってくる。
THE BAND。
曲は「SLIPPIN' AND SLIDIN'」だ。JOHN LENNONのカバーでも有名なこのロックン・ロール。
彼らのことをまだ " 渋い " という認識しか持っていない人は、腰を抜かすこと間違いなし。
JOHN LENNONに勝るとも劣らない堂々たるカヴァー、そして演奏だ。カッコイイの一言!
そして中盤にTHE BANDがもう一発。曲は初期の代表曲である「THE WEIGHT」。
この曲は何となく " 聴かせる " と言うイメージだったが、ここではなかなかハードな演奏だ。
メンバー5人が絶好調である。アンサンブルも申し分ない。
そしてこの映画の最大のハイライトだろうJANIS JOPLINの「CRY BABY」が続く。
出演しながらも映画とサントラ盤では外されていたウッドストックの映像。
これをを後年観たときもぶっ飛んだが、ここでの姿は完全にそれを超えてしまった。
このシーンを観ていたら、突然涙がボロボロ出てきた。
悲しみでは無く、感動したのだ。
曲が終わったら拍手しそうになった。そのくらい引き込まれていた。
JANISのアップ・シーンが多く、
もう少しステージ全体を映してほしいなど細かい注文はつけたいのだが、
とにかく圧倒される。物凄い。
彼女の全身で歌うという姿はもちろんなのだが、
そのヴォーカル、とりわけアドリブのうまさが素晴らしい。
バック・バンドとの息もピッタリである。
彼女以降にも優れた女性ロック・ヴォーカリストはたくさんいるが、
これを観たら誰も彼女を超えられないと確信してしまった。
まさに不世出のヴォーカリストであろう。
後半も、THE BANDとJANISである。
まずTHE BANDの「I SHALL BE RELEASED」。
リチャード・マニュエルがリード・ヴォーカルを取るわけだが、当然、今では涙モノである。
そしてJANISの「TELL MAMA」。
ここでも彼女は最高のアドリブを聴かせてくれる。本当に素晴らしい。
僕はJANISの印象がこの映画で完全に変わってしまった。
さて、このツアーを企画したスタッフにステージ上でプレゼントを贈るシーンがあるのだが、
そのシーンの最後に「また列車パーティがあったら呼んで」とJANISがスタッフに言う。
このすぐ後に彼女が亡くなることを思うと、とても切ないシーンである。
列車内のセッション・シーンも見物。
中でもベロベロなRICK DANKOとJANISが、
JERRY GARCIAとBOB WEIRのギターで歌うシーン。
映画を観た人のほとんどが印象的なシーンとして挙げると思うが、
本当にそうなんだから仕方が無い。
そして、あえて記載しませんがここでのJERRYのセリフも泣かせます。
酒だけでなく当然ドラッグもキメていたのだろうが、
不思議とステージでの演奏シーンからはその香りがしない。
特に、いちばんそのイメージがあったGRATEFUL DEADから匂わないのが不思議であった。
THE BANDのほうがドラッグ的なくらいだ。これも映画を観て感じたことだ。
もちろんGRATEFUL DEADとBUDDY GUYも印象に残ったが、個人的にはBANDとJANISであった。
もう完全にこの2組につきる。
インタビュー・シーンでも印象に残るセリフがたくさんあったが、とにかく演奏シーンが必見であろう。
90分は短すぎる。
P.S.
精神的にちょっとまいっているので、本当は映画なんか観るような気分ではなかったのだけれど、
助けてくれるのは音楽しか無いような気がして、思い切って観に行った。
観に行って、良かった。
1970年、ミュージシャンを乗せてカナダを列車で横断したツアーのドキュメンタリー。
車中のセッションや行く先々でのコンサートを記録した、何ともわくわくする映画だ。
前半のハイライトはいきなりやってくる。
THE BAND。
曲は「SLIPPIN' AND SLIDIN'」だ。JOHN LENNONのカバーでも有名なこのロックン・ロール。
彼らのことをまだ " 渋い " という認識しか持っていない人は、腰を抜かすこと間違いなし。
JOHN LENNONに勝るとも劣らない堂々たるカヴァー、そして演奏だ。カッコイイの一言!
そして中盤にTHE BANDがもう一発。曲は初期の代表曲である「THE WEIGHT」。
この曲は何となく " 聴かせる " と言うイメージだったが、ここではなかなかハードな演奏だ。
メンバー5人が絶好調である。アンサンブルも申し分ない。
そしてこの映画の最大のハイライトだろうJANIS JOPLINの「CRY BABY」が続く。
出演しながらも映画とサントラ盤では外されていたウッドストックの映像。
これをを後年観たときもぶっ飛んだが、ここでの姿は完全にそれを超えてしまった。
このシーンを観ていたら、突然涙がボロボロ出てきた。
悲しみでは無く、感動したのだ。
曲が終わったら拍手しそうになった。そのくらい引き込まれていた。
JANISのアップ・シーンが多く、
もう少しステージ全体を映してほしいなど細かい注文はつけたいのだが、
とにかく圧倒される。物凄い。
彼女の全身で歌うという姿はもちろんなのだが、
そのヴォーカル、とりわけアドリブのうまさが素晴らしい。
バック・バンドとの息もピッタリである。
彼女以降にも優れた女性ロック・ヴォーカリストはたくさんいるが、
これを観たら誰も彼女を超えられないと確信してしまった。
まさに不世出のヴォーカリストであろう。
後半も、THE BANDとJANISである。
まずTHE BANDの「I SHALL BE RELEASED」。
リチャード・マニュエルがリード・ヴォーカルを取るわけだが、当然、今では涙モノである。
そしてJANISの「TELL MAMA」。
ここでも彼女は最高のアドリブを聴かせてくれる。本当に素晴らしい。
僕はJANISの印象がこの映画で完全に変わってしまった。
さて、このツアーを企画したスタッフにステージ上でプレゼントを贈るシーンがあるのだが、
そのシーンの最後に「また列車パーティがあったら呼んで」とJANISがスタッフに言う。
このすぐ後に彼女が亡くなることを思うと、とても切ないシーンである。
列車内のセッション・シーンも見物。
中でもベロベロなRICK DANKOとJANISが、
JERRY GARCIAとBOB WEIRのギターで歌うシーン。
映画を観た人のほとんどが印象的なシーンとして挙げると思うが、
本当にそうなんだから仕方が無い。
そして、あえて記載しませんがここでのJERRYのセリフも泣かせます。
酒だけでなく当然ドラッグもキメていたのだろうが、
不思議とステージでの演奏シーンからはその香りがしない。
特に、いちばんそのイメージがあったGRATEFUL DEADから匂わないのが不思議であった。
THE BANDのほうがドラッグ的なくらいだ。これも映画を観て感じたことだ。
もちろんGRATEFUL DEADとBUDDY GUYも印象に残ったが、個人的にはBANDとJANISであった。
もう完全にこの2組につきる。
インタビュー・シーンでも印象に残るセリフがたくさんあったが、とにかく演奏シーンが必見であろう。
90分は短すぎる。
P.S.
精神的にちょっとまいっているので、本当は映画なんか観るような気分ではなかったのだけれど、
助けてくれるのは音楽しか無いような気がして、思い切って観に行った。
観に行って、良かった。
ライトニング・イン・ア・ボトル
ブルース…といっても、僕はまったく詳しくは無い。
好きなロック・ミュージシャンでブルースに影響を受けている人は多いし、
事実、昔はブルースをそのまんま演っていた人もいる。
チャボもブルース好きだしね。
僕自身は本物のブルースよりも、それらに影響を受けた音、
所謂ホワイト・ブルース、
ブルース・ロック(下火…)のミュージシャンのほうが聴きやすいし好きである。
ジャズとブルースを掛け合わせ、ロックで味付けをしたエリック・クラプトンのクリーム。
ギンギンにギターをドライヴさせて弾きまくるロッキン・ブルースのジョニー・ウインター。
正統派な中にハードさと器用さを備えていたスティーヴィー・レイ・ヴォーン。
スト−ンズ時代のミック・テイラーの流れるような素晴らしいプレイの数々。
そして、圧倒的な存在であるロック界唯一の天才ジミ・ヘンドリックス。
これらのブルースをベースにしたギタリスト達は今でも大好きだ。
さて、「ライトニング・イン・ア・ボトル」である。ブログを通して知った映画だ。
yukoさんやYさんが記事にしていて、
コメントをつけている人達も絶賛なのでこりゃ観てみたいと思い、
会社を定時にあがって渋谷はシネマライズへ向かう。
この映画は、
ブルース生誕100年を記念してニューヨークで行われたコンサートの模様を伝えるものだ。
総勢50名のミュージシャンが集結した大規模なイベントである。
ブルース・ミュージシャンだけでなく、ロック畑からの参加も多い。
しかもすべて有名どころだ。
エアロスミスのスティーヴン・タイラーとジョー・ペリー。
出ているオーラが違う。抜群だった。
C.C.R.のジョン・フォガティ。渋い。曲もお得意の「ミッドナイト・スペシャル」をぶちかましていた。
女性ブルース・ロッカーのボニー・レイット。
最高なロックおばさん(失礼!)でした。文句なしにカッコイイ!
そして何とデヴィッド・ヨハンセン! これがいちばんびっくりしたかな。
今でも存在感は健在でした。
若かりし頃のバディ・ガイの映像に、
そのステージを観ている様なジミヘンの姿が映し出されるが、
これは実際のものなのか、それとも編集したものなのか…。
どちらにしても、バディにジミヘンが憧れたということは納得できる。
凄いギタリストだったんだなぁ。
でも、ジミヘンもまさか21世紀に行われたブルース生誕100年のイベントに自作曲が取り上げられ、
しかもバディ・ガイに演奏されるとは思ってもみなかっただろう。いい話である。
ゲイトマウス・ブラウンは、ファイヤーバードの9フレットあたりにカポタストをつけてのプレイが渋い。
ギターを弾く姿が美しい。そして力強い。こんなオヤジがいるのが信じられない。
89年のストーンズのライヴでのジョン・リー・フッカーにもびっくりしたが、
ブルース・ミュージシャンは凄いな。
ソロモン・バークはソウルそのものだった。間違いなくハイライトのひとつだろう。
そしてトリのB.B.キング。愛器ルシールを弾く姿は貫禄を通り越していた…。
感動的な音楽映画であった。
好きなロック・ミュージシャンでブルースに影響を受けている人は多いし、
事実、昔はブルースをそのまんま演っていた人もいる。
チャボもブルース好きだしね。
僕自身は本物のブルースよりも、それらに影響を受けた音、
所謂ホワイト・ブルース、
ブルース・ロック(下火…)のミュージシャンのほうが聴きやすいし好きである。
ジャズとブルースを掛け合わせ、ロックで味付けをしたエリック・クラプトンのクリーム。
ギンギンにギターをドライヴさせて弾きまくるロッキン・ブルースのジョニー・ウインター。
正統派な中にハードさと器用さを備えていたスティーヴィー・レイ・ヴォーン。
スト−ンズ時代のミック・テイラーの流れるような素晴らしいプレイの数々。
そして、圧倒的な存在であるロック界唯一の天才ジミ・ヘンドリックス。
これらのブルースをベースにしたギタリスト達は今でも大好きだ。
さて、「ライトニング・イン・ア・ボトル」である。ブログを通して知った映画だ。
yukoさんやYさんが記事にしていて、
コメントをつけている人達も絶賛なのでこりゃ観てみたいと思い、
会社を定時にあがって渋谷はシネマライズへ向かう。
この映画は、
ブルース生誕100年を記念してニューヨークで行われたコンサートの模様を伝えるものだ。
総勢50名のミュージシャンが集結した大規模なイベントである。
ブルース・ミュージシャンだけでなく、ロック畑からの参加も多い。
しかもすべて有名どころだ。
エアロスミスのスティーヴン・タイラーとジョー・ペリー。
出ているオーラが違う。抜群だった。
C.C.R.のジョン・フォガティ。渋い。曲もお得意の「ミッドナイト・スペシャル」をぶちかましていた。
女性ブルース・ロッカーのボニー・レイット。
最高なロックおばさん(失礼!)でした。文句なしにカッコイイ!
そして何とデヴィッド・ヨハンセン! これがいちばんびっくりしたかな。
今でも存在感は健在でした。
若かりし頃のバディ・ガイの映像に、
そのステージを観ている様なジミヘンの姿が映し出されるが、
これは実際のものなのか、それとも編集したものなのか…。
どちらにしても、バディにジミヘンが憧れたということは納得できる。
凄いギタリストだったんだなぁ。
でも、ジミヘンもまさか21世紀に行われたブルース生誕100年のイベントに自作曲が取り上げられ、
しかもバディ・ガイに演奏されるとは思ってもみなかっただろう。いい話である。
ゲイトマウス・ブラウンは、ファイヤーバードの9フレットあたりにカポタストをつけてのプレイが渋い。
ギターを弾く姿が美しい。そして力強い。こんなオヤジがいるのが信じられない。
89年のストーンズのライヴでのジョン・リー・フッカーにもびっくりしたが、
ブルース・ミュージシャンは凄いな。
ソロモン・バークはソウルそのものだった。間違いなくハイライトのひとつだろう。
そしてトリのB.B.キング。愛器ルシールを弾く姿は貫禄を通り越していた…。
感動的な音楽映画であった。
/ 日活(2005/09/09)
Amazonランキング:17820位
Amazonおすすめ度:
Amazonおすすめ度:






