仲井戸麗市SONGBOOK その9/丸山圭子
92年、Rockin' on Japan誌において、仲井戸麗市全仕事という企画が掲載された。
過去にチャボが参加した作品や、曲を提供した作品などが紹介されていた好企画であったが、
中身はちょっと中途半端だったような気がする。
ただ、当時は既にかなりの仲井戸マニアと自負(笑)していた僕を見事に打ちのめしてくれたのが、
丸山圭子がある曲をカヴァーしていたのをここで知ったことであった。
この曲の存在は、当時はまったく知らなかった。
その曲とは「月夜のハイウェイドライブ」。
『THE仲井戸麗市BOOK』に収録されたこの名曲を歌っているとは!
もちろんすぐに入手しようと動いた…のでは無かったのだな、実は(笑)。
何故か後回しにしてしまったのである。
理由はまったくわからないのだが、これは迂闊であった。
そうこうしているうちに、なかなか入手するのが難しくなり、結局この音源を手に入れたのは最近である。
何と、存在を知ってから十年以上の月日が経過してしまったわけだ。
丸山圭子の「月夜のハイウェイドライブ」は、
78年発表のアルバム『裸足で誘って』のラスト・ナンバーとして収録されている。
ちなみに、タイトル表記は「月夜のHIGHWAY-DRIVE」となっている。

僕がRCサクセションと出会ったのが79年の暮れだ。
78年というと、RCはもちろん、仲井戸麗市のこともまったく知らなかった。
こんな時期に発表されているうえに、
80年代には、この話は少なくとも僕が知る限りでは表に出たことが無かったと思う。
よって、92年まで知らなかったことは別に不思議じゃないんだけどね。
でも曲が曲だからなぁ。
僕にとっては、曲だけを提供したケースや古井戸の既発曲を歌っているのとは、やはりわけが違うのだ。
だって、あの『THE仲井戸麗市BOOK』収録曲なんだもの。
L・Aの香り…
丸山圭子初の海外録音盤
A&Mスタジオでアメリカ・トップ・ミュージシャンとすばらしい出合い
レコードの帯にはこんなコピーが踊っているが、『裸足で誘って』はそんなアルバムだ。
所々が歌謡曲っぽいメロディの、どこから聴いてもニューミュージックなサウンド。
今では、所謂シティ・ポップという括られかたがされるかもしれないな。
部屋でかけていても、特に引っ掛かることなく自然に音が流れていく。
好き嫌いはともかく、変な表現だけれど、何の邪魔をすることがなく聴くことができる音楽だろう。
タイトル曲の「裸足で誘って」は、サビのメロディが印象に残るいい曲。
アカペラで歌われる「季節のかほり」も、小品ながらも耳に残る。
そんなアルバムの最後を締めくくるのが、チャボの曲なのである。
しかも『BOOK』収録の(笑)。
まぁ、この時点では、その『THE仲井戸麗市BOOK』は無いんだけれどね。
歌詞は、チャボが発表したヴァージョンとは若干違っているが、メロディはほとんど同じだ。
間奏などで聴けるSAXソロがいかにも…な、
何ともAORな雰囲気たっぷりのバラードになっているのだが…。
いやいや、これがなかなかいいのです。
もちろん元々きれいなメロディの曲だったけれど、
こんなにメロウなアレンジにバッチリと合うのかと、初めて聴いたときは驚いたものだ。
トレンディ・ドラマで使われたとしても、おそらく違和感が無いと思うな(笑)。
この曲は丸山圭子用に書かれたわけではなく、たまたまあったので提供したそうだ。
それにしても、いい曲をあげたものだなぁ。
過去にチャボが参加した作品や、曲を提供した作品などが紹介されていた好企画であったが、
中身はちょっと中途半端だったような気がする。
ただ、当時は既にかなりの仲井戸マニアと自負(笑)していた僕を見事に打ちのめしてくれたのが、
丸山圭子がある曲をカヴァーしていたのをここで知ったことであった。
この曲の存在は、当時はまったく知らなかった。
その曲とは「月夜のハイウェイドライブ」。
『THE仲井戸麗市BOOK』に収録されたこの名曲を歌っているとは!
もちろんすぐに入手しようと動いた…のでは無かったのだな、実は(笑)。
何故か後回しにしてしまったのである。
理由はまったくわからないのだが、これは迂闊であった。
そうこうしているうちに、なかなか入手するのが難しくなり、結局この音源を手に入れたのは最近である。
何と、存在を知ってから十年以上の月日が経過してしまったわけだ。
丸山圭子の「月夜のハイウェイドライブ」は、
78年発表のアルバム『裸足で誘って』のラスト・ナンバーとして収録されている。
ちなみに、タイトル表記は「月夜のHIGHWAY-DRIVE」となっている。

僕がRCサクセションと出会ったのが79年の暮れだ。
78年というと、RCはもちろん、仲井戸麗市のこともまったく知らなかった。
こんな時期に発表されているうえに、
80年代には、この話は少なくとも僕が知る限りでは表に出たことが無かったと思う。
よって、92年まで知らなかったことは別に不思議じゃないんだけどね。
でも曲が曲だからなぁ。
僕にとっては、曲だけを提供したケースや古井戸の既発曲を歌っているのとは、やはりわけが違うのだ。
だって、あの『THE仲井戸麗市BOOK』収録曲なんだもの。
L・Aの香り…
丸山圭子初の海外録音盤
A&Mスタジオでアメリカ・トップ・ミュージシャンとすばらしい出合い
レコードの帯にはこんなコピーが踊っているが、『裸足で誘って』はそんなアルバムだ。
所々が歌謡曲っぽいメロディの、どこから聴いてもニューミュージックなサウンド。
今では、所謂シティ・ポップという括られかたがされるかもしれないな。
部屋でかけていても、特に引っ掛かることなく自然に音が流れていく。
好き嫌いはともかく、変な表現だけれど、何の邪魔をすることがなく聴くことができる音楽だろう。
タイトル曲の「裸足で誘って」は、サビのメロディが印象に残るいい曲。
アカペラで歌われる「季節のかほり」も、小品ながらも耳に残る。
そんなアルバムの最後を締めくくるのが、チャボの曲なのである。
しかも『BOOK』収録の(笑)。
まぁ、この時点では、その『THE仲井戸麗市BOOK』は無いんだけれどね。
歌詞は、チャボが発表したヴァージョンとは若干違っているが、メロディはほとんど同じだ。
間奏などで聴けるSAXソロがいかにも…な、
何ともAORな雰囲気たっぷりのバラードになっているのだが…。
いやいや、これがなかなかいいのです。
もちろん元々きれいなメロディの曲だったけれど、
こんなにメロウなアレンジにバッチリと合うのかと、初めて聴いたときは驚いたものだ。
トレンディ・ドラマで使われたとしても、おそらく違和感が無いと思うな(笑)。
この曲は丸山圭子用に書かれたわけではなく、たまたまあったので提供したそうだ。
それにしても、いい曲をあげたものだなぁ。
仲井戸麗市SONGBOOK その8/早川義夫
「My R&R」を聴いたときは、
チャボ自身が「自分の生き方みたいなことに繋がってもいい…」と発言したくらい重要な曲だから、
まず、そのことに感動していた。
そして、歌われているチャボにとっての象徴としてのビートルズやジミヘン、ブルースは、
僕だったらRC、清志郎、チャボだなぁ…と置き換えたりもしてみた。
これだけチャボにとっての私的な曲なので、それは意味が無いとはわかっていても、
・自分を知ろうとすること…は、RCサクセション。
・君を愛すること…は、忌野清志郎のラヴ・ソング。
・自由であろうとすること…は、仲井戸麗市の存在。
これだけでも十分に僕にとっては大きなことだった。
さて、洋楽についてはめちゃくちゃ饒舌なチャボだけれど、こと邦楽になると逆で、
ほとんどアーティストやバンドの曲やアルバムについてコメントをしないし、
それを探したとしても見つけるのは難しい。
自身のラジオで一度だけ(?)邦楽特集をやったことがあるけれど、
あれはかなり例外中の例外だったと思う。
FC EventのDJ TIMEでも、日本のアーティストやバンドがかかることは無い。
ただ、そんなレアなケースがエッセイの中にはある。
曲や演奏についてでは無いけれど。
『だんだんわかった』に収録されている「ある詩人への散文」。
真夏の新宿で、ジャックスの早川義夫と出会った…、
いや、見かけただけの短いエピソードが、それだ。
思えば、チャボと早川義夫というのは、このエッセイはもちろん、
泉谷しげるによる " 古井戸は「サルビアの花」をやっていた " という発言もあり、
僕の中ではずっとひっかかっていたことである。
絶対にジャックスや早川義夫に対して、
例えそれが大きくは無くても、チャボは何らかの思いを持っているのだろうと感じていた。
しかし、チャボがジャックスや早川義夫について話したり書いたりしているのを、
エッセイ以外では聞いたことも見たことも無い。
99年にチャボが『My R&R』を発表した翌年、驚きのアルバムが出る。
早川義夫の『歌は歌のないところから聴こえてくる』。
全曲がピアノの弾き語りで歌われる地味な作品なのだが、
94年に再デヴューしてから7枚目となるこのアルバムで、
何と彼は仲井戸麗市の「My R&R」をカヴァーしていたのである。
チャボ自身が「自分の生き方みたいなことに繋がってもいい…」と発言したくらい重要な曲だから、
まず、そのことに感動していた。
そして、歌われているチャボにとっての象徴としてのビートルズやジミヘン、ブルースは、
僕だったらRC、清志郎、チャボだなぁ…と置き換えたりもしてみた。
これだけチャボにとっての私的な曲なので、それは意味が無いとはわかっていても、
・自分を知ろうとすること…は、RCサクセション。
・君を愛すること…は、忌野清志郎のラヴ・ソング。
・自由であろうとすること…は、仲井戸麗市の存在。
これだけでも十分に僕にとっては大きなことだった。
さて、洋楽についてはめちゃくちゃ饒舌なチャボだけれど、こと邦楽になると逆で、
ほとんどアーティストやバンドの曲やアルバムについてコメントをしないし、
それを探したとしても見つけるのは難しい。
自身のラジオで一度だけ(?)邦楽特集をやったことがあるけれど、
あれはかなり例外中の例外だったと思う。
FC EventのDJ TIMEでも、日本のアーティストやバンドがかかることは無い。
ただ、そんなレアなケースがエッセイの中にはある。
曲や演奏についてでは無いけれど。
『だんだんわかった』に収録されている「ある詩人への散文」。
真夏の新宿で、ジャックスの早川義夫と出会った…、
いや、見かけただけの短いエピソードが、それだ。
思えば、チャボと早川義夫というのは、このエッセイはもちろん、
泉谷しげるによる " 古井戸は「サルビアの花」をやっていた " という発言もあり、
僕の中ではずっとひっかかっていたことである。
絶対にジャックスや早川義夫に対して、
例えそれが大きくは無くても、チャボは何らかの思いを持っているのだろうと感じていた。
しかし、チャボがジャックスや早川義夫について話したり書いたりしているのを、
エッセイ以外では聞いたことも見たことも無い。
99年にチャボが『My R&R』を発表した翌年、驚きのアルバムが出る。
早川義夫の『歌は歌のないところから聴こえてくる』。
全曲がピアノの弾き語りで歌われる地味な作品なのだが、
94年に再デヴューしてから7枚目となるこのアルバムで、
何と彼は仲井戸麗市の「My R&R」をカヴァーしていたのである。
仲井戸麗市SONGBOOK その7/矢野真紀
チャボが楽曲を提供するなんて久しぶりだったので、
矢野真紀というシンガーは知らなかったけれど楽しみにしていた。
発売されて少し経ったある日の出来事。いつもなら何の迷いも無く買っちゃうんだけど、
たまたまその日のタワー・レコードで矢野真紀の『BIRTH』は試聴できるようになっていた。
どうせ買うんだけれど「ちょっと聴いてみようかな…」とヘッドホンを手に。
僕はその曲にしか興味はまったく無いので、当然試聴機ではその曲であろう番号をセレクトした。
…。
うーん…。チャボ、これはどうなの?
別に悪い曲じゃないけれど、メロディが淡々と流れてっちゃうなぁ…。
所謂、典型的な女性シンガーが歌う楽曲そのもの…って印象を僕は持ち、
少しガッカリして、実はその日、CDを購入しなかったのだ
そして帰宅後、僕が試聴したのはM-4の「アイサレ」であったことを知る(笑)。
続けて曲を聴いていけば気が付いたであろうものを、
その曲にしかアタマに無かった僕は、たった一曲だけで判断してしまっていたのだ。
もちろん後日聴きなおして感動し、レジへ走ったのは言うまでも無い。
さて、「Good Time」が素晴らしいのは、作詞もチャボということだ。
女性シンガーに提供した曲で作詞も担当したというのは珍しいんじゃないかな。
先日の江古田マーキーでも歌われたが、もちろんメロディも実にチャボらしいR&Bナンバーである。
チャボが書く同じタイプの曲には「You Are The Sunshine(Of My Life)」や「Simple Love Song」がある。
しかし、この曲はダンガン・ブラザース・バンドに提供した「KISS,KISS,KISS」を思い起こさせる。
イントロも似ているから余計にそう感じる。
チャボはコーラスでも参加しているし、イントロからまたもや記名性が強烈なスライドを聴かせてくれます。
それにしても、チャボが他人に提供する曲というのは、どうしてこうPOPな部分が爆発するんだろう?
作家向きじゃないのは承知で言うけれど、こういった曲が聴けるのならば、
もっと他人に曲を書いてもいいんじゃないかな…なんて思う。
矢野真紀の「Good Time」。仲井戸麗市ファンは必聴だと思います。
名曲。
矢野真紀というシンガーは知らなかったけれど楽しみにしていた。
発売されて少し経ったある日の出来事。いつもなら何の迷いも無く買っちゃうんだけど、
たまたまその日のタワー・レコードで矢野真紀の『BIRTH』は試聴できるようになっていた。
どうせ買うんだけれど「ちょっと聴いてみようかな…」とヘッドホンを手に。
僕はその曲にしか興味はまったく無いので、当然試聴機ではその曲であろう番号をセレクトした。
…。
うーん…。チャボ、これはどうなの?
別に悪い曲じゃないけれど、メロディが淡々と流れてっちゃうなぁ…。
所謂、典型的な女性シンガーが歌う楽曲そのもの…って印象を僕は持ち、
少しガッカリして、実はその日、CDを購入しなかったのだ

そして帰宅後、僕が試聴したのはM-4の「アイサレ」であったことを知る(笑)。
続けて曲を聴いていけば気が付いたであろうものを、
その曲にしかアタマに無かった僕は、たった一曲だけで判断してしまっていたのだ。
もちろん後日聴きなおして感動し、レジへ走ったのは言うまでも無い。
さて、「Good Time」が素晴らしいのは、作詞もチャボということだ。
女性シンガーに提供した曲で作詞も担当したというのは珍しいんじゃないかな。
先日の江古田マーキーでも歌われたが、もちろんメロディも実にチャボらしいR&Bナンバーである。
チャボが書く同じタイプの曲には「You Are The Sunshine(Of My Life)」や「Simple Love Song」がある。
しかし、この曲はダンガン・ブラザース・バンドに提供した「KISS,KISS,KISS」を思い起こさせる。
イントロも似ているから余計にそう感じる。
チャボはコーラスでも参加しているし、イントロからまたもや記名性が強烈なスライドを聴かせてくれます。
それにしても、チャボが他人に提供する曲というのは、どうしてこうPOPな部分が爆発するんだろう?
作家向きじゃないのは承知で言うけれど、こういった曲が聴けるのならば、
もっと他人に曲を書いてもいいんじゃないかな…なんて思う。
矢野真紀の「Good Time」。仲井戸麗市ファンは必聴だと思います。
名曲。
矢野真紀, 寺岡呼人, 岩里祐穂, 仲井戸麗市, さだまさし / 喝采(2007/04/29)
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仲井戸麗市SONGBOOK その6/清志郎との共作
古井戸時代から清志郎との共作曲を発表してきたチャボだが、
<作詞・作曲/仲井戸麗市・忌野清志郎>という形に限っての共作は、そのキャリアの割には意外と多くは無い。
ただ、二人以外に作者がいる場合(例えばG2が加わってのG忌麗など)や、
詞と曲で別名義(例えば曲のみチャボの「毎日がブランニューデイ」)等を入れるとその数は増えるけれど、
それらの曲はあえて外しました。
それでは数少ない共作を。
【古井戸】
●バスケットシューズ/古井戸(72)
●コーヒーサイフォン/古井戸(73)
『オレンジ色のすけっち』に収録された「バスケットシューズ」。
この曲が記念すべき二人の初共作として発表されたものだ。
チャボ自身がヴォーカルをとるこの曲は、二人の特徴が良く出ていると思う。
全編でチャボらしいメロディが歌われているのだが、
突然「♪涙がこぼれた〜」の部分で清志郎っぽさが爆発する…と僕は感じているのだが、どうかな。
『ぽえじー』収録の「コーヒーサイフォン」。
こちらは、今でもたまにチャボはライヴで歌うのでファンにはお馴染み。
曲ができる経緯については、チャボのエッセイ『だんだんわかった』に詳しい。
【RCサクセション】
●雨あがりの夜空に/RCサクセション(80)
土屋公平による「日本のロックのスタンダード」という発言を待つまでも無く、
RCサクセションと言えばこの曲であり、80年代日本のロックを代表する曲でもある。
●ミスター・TVプロデューサー/RCサクセション(80)
アルバム『PLEASE』収録。
アルバムを埋めるためのちょっとした小品…という曲だけれど、意外と人気があるんじゃないかな。
スタジオの隅で、ちょこちょこと二人で作ってしまったような曲だ。
●Johnny Blue/RCサクセション(81)
●チャンスは今夜/RCサクセション(81)
●あの娘のレター/RCサクセション(81)
これらはすべて『BLUE』収録曲。
「Johnny Blue」は古井戸の「飲んだくれジョニィ」の改作だし、
「チャンスは今夜」はチャボがRCでの初リード・ヴォーカルをとった曲というように、
仲井戸麗市色が強い曲が並んでいるが、完全にRCサクセション・ナンバーとして鳴っている。
「あの娘のレター」は名曲(だと思う)の割にはあまり表に出ないので未だに不満。
●SUMMER TOUR/RCサクセション(82)
●ハイウェイのお月様/RCサクセション(82)
RCの曲では浮いている「SUMMER TOUR」だが、それがいちばんヒットしたシングルというのも…。
「ハイウェイのお月様」は、個人的には82年当時のRCのライヴで聴けたヴァージョンが何とも最高で、
清志郎が「チャボが熱いのを歌ってくれるぜぇ!」と紹介していたのを思い出す。
RCのライヴではレコードとは違い、
間奏の後にもう一度「♪ハイウェイのお月様〜」が入るアレンジとなっていてとても感動的だった。
『GLAD ALL OVER』(94)ではもちろんこのRCライヴ・ヴァージョンのアレンジが復活しており、
僕はこれを聴いて野音で泣いた(笑)。
●ブルドッグ/RCサクセション(83)
●ベイビー!逃げるんだ。/RCサクセション(83)
『OK』収録の「ブルドッグ」はチャボの、そしてシングル「ベイビー!逃げるんだ。」は清志郎の、
それぞれ単独作といってもいい曲だと思う。あまり共作っぽくない。
<作詞・作曲/仲井戸麗市・忌野清志郎>という形に限っての共作は、そのキャリアの割には意外と多くは無い。
ただ、二人以外に作者がいる場合(例えばG2が加わってのG忌麗など)や、
詞と曲で別名義(例えば曲のみチャボの「毎日がブランニューデイ」)等を入れるとその数は増えるけれど、
それらの曲はあえて外しました。
それでは数少ない共作を。
【古井戸】
●バスケットシューズ/古井戸(72)
●コーヒーサイフォン/古井戸(73)
『オレンジ色のすけっち』に収録された「バスケットシューズ」。
この曲が記念すべき二人の初共作として発表されたものだ。
チャボ自身がヴォーカルをとるこの曲は、二人の特徴が良く出ていると思う。
全編でチャボらしいメロディが歌われているのだが、
突然「♪涙がこぼれた〜」の部分で清志郎っぽさが爆発する…と僕は感じているのだが、どうかな。
『ぽえじー』収録の「コーヒーサイフォン」。
こちらは、今でもたまにチャボはライヴで歌うのでファンにはお馴染み。
曲ができる経緯については、チャボのエッセイ『だんだんわかった』に詳しい。
【RCサクセション】
●雨あがりの夜空に/RCサクセション(80)
土屋公平による「日本のロックのスタンダード」という発言を待つまでも無く、
RCサクセションと言えばこの曲であり、80年代日本のロックを代表する曲でもある。
●ミスター・TVプロデューサー/RCサクセション(80)
アルバム『PLEASE』収録。
アルバムを埋めるためのちょっとした小品…という曲だけれど、意外と人気があるんじゃないかな。
スタジオの隅で、ちょこちょこと二人で作ってしまったような曲だ。
●Johnny Blue/RCサクセション(81)
●チャンスは今夜/RCサクセション(81)
●あの娘のレター/RCサクセション(81)
これらはすべて『BLUE』収録曲。
「Johnny Blue」は古井戸の「飲んだくれジョニィ」の改作だし、
「チャンスは今夜」はチャボがRCでの初リード・ヴォーカルをとった曲というように、
仲井戸麗市色が強い曲が並んでいるが、完全にRCサクセション・ナンバーとして鳴っている。
「あの娘のレター」は名曲(だと思う)の割にはあまり表に出ないので未だに不満。
●SUMMER TOUR/RCサクセション(82)
●ハイウェイのお月様/RCサクセション(82)
RCの曲では浮いている「SUMMER TOUR」だが、それがいちばんヒットしたシングルというのも…。
「ハイウェイのお月様」は、個人的には82年当時のRCのライヴで聴けたヴァージョンが何とも最高で、
清志郎が「チャボが熱いのを歌ってくれるぜぇ!」と紹介していたのを思い出す。
RCのライヴではレコードとは違い、
間奏の後にもう一度「♪ハイウェイのお月様〜」が入るアレンジとなっていてとても感動的だった。
『GLAD ALL OVER』(94)ではもちろんこのRCライヴ・ヴァージョンのアレンジが復活しており、
僕はこれを聴いて野音で泣いた(笑)。
●ブルドッグ/RCサクセション(83)
●ベイビー!逃げるんだ。/RCサクセション(83)
『OK』収録の「ブルドッグ」はチャボの、そしてシングル「ベイビー!逃げるんだ。」は清志郎の、
それぞれ単独作といってもいい曲だと思う。あまり共作っぽくない。
仲井戸麗市SONGBOOK その5/ダンガン・ブラザース・バンド
前回で紹介した泉谷しげるの「しゃ・か・り・き」のように、
チャボが他人に提供した曲の中には既発表曲のカヴァーではなく、
そこでしか聴くことができないものがある。
更に、そんな曲に限っていい曲だったりするから困る。
そんな曲たちの中で特に僕がお薦めしたいのが「KISS,KISS,KISS」(83)である。
ダンガン・ブラザース・バンド。
知っている人はどのくらいいるのだろうか?
少なくとも80年代初めでは、そんなに有名では無かったが知られていたバンドであった(と思う)。
この曲は同年発表のアルバム『ダンガン・ブラザース・バンド』収録曲であるが、
シングル・カットもされた。
このことでもわかるとおり、とてもPOPな曲である。
ダンガンのリーダーでヴォーカリストの中島文明とチャボの共作だ。
当時はバリバリの人気を誇っていたRCサクセションのギタリスト、仲井戸麗市との共作である。
当然のように大プッシュ作であったのだろう。
しかし、見事にこけた。というか、ほとんど知られていない曲だと思う。
RCサクセションのファンにさえ、その存在を知られていたかも怪しい。
何故だ?
ただ、こういう曲にこそ名曲と呼ばれるに相応しいものが多い。
正にこれはそんな曲だ。
ミディアム・テンポのシャッフルのリズムが心地良く、R&Bでソウルフルなヴォーカルが印象的。
そこに絡むチャボのコーラスとギターも味わい深い。
後に麗蘭で発表される「SIMPLE LOVE SONG」の原型のような曲だ。
83年に、チャボがこんなPOPなナンバーを発表していたことは注目だ。
ただし共作というのがチャボのPOPさを引き出したのだろう。
チャボとダンガンの繋がりについては知らないのだが、
中島文明オフィシャル・サイトのバイオグラフィによれば、76年ごろに知り合っているようだ。
さて、シングルには " 編曲:ダンガン・ブラザース・バンド " とクレジットされているが、
アルバムのライナーには " ※Arranged with Reichi Nakaido " とある。
「もしかしたら、これはヴァージョンが違うのか!」と思い、
24年振りの発見かと興奮して聴き比べてみたが…。
残念ながら、シングルとアルバムは同じヴァージョンのようだ。
今では当時のアナログを探すしかこの曲を聴くことができないのかな?
過去にCD化されたかどうかは不明だ。
それにしてもLPのライナーにあるクレジット。
仲井戸麗市:Guitars,Chorus.(A-3)
(From Courtesy OF BARCA LONDON RECORDS)
1983年の仲井戸麗市だ。
この BARCA LONDON RECORDS とあるだけで僕なんかは感動してしまうもんなぁ(笑)。
チャボが他人に提供した曲の中には既発表曲のカヴァーではなく、
そこでしか聴くことができないものがある。
更に、そんな曲に限っていい曲だったりするから困る。
そんな曲たちの中で特に僕がお薦めしたいのが「KISS,KISS,KISS」(83)である。
ダンガン・ブラザース・バンド。
知っている人はどのくらいいるのだろうか?
少なくとも80年代初めでは、そんなに有名では無かったが知られていたバンドであった(と思う)。
この曲は同年発表のアルバム『ダンガン・ブラザース・バンド』収録曲であるが、
シングル・カットもされた。
このことでもわかるとおり、とてもPOPな曲である。
ダンガンのリーダーでヴォーカリストの中島文明とチャボの共作だ。
当時はバリバリの人気を誇っていたRCサクセションのギタリスト、仲井戸麗市との共作である。
当然のように大プッシュ作であったのだろう。
しかし、見事にこけた。というか、ほとんど知られていない曲だと思う。
RCサクセションのファンにさえ、その存在を知られていたかも怪しい。
何故だ?
ただ、こういう曲にこそ名曲と呼ばれるに相応しいものが多い。
正にこれはそんな曲だ。
ミディアム・テンポのシャッフルのリズムが心地良く、R&Bでソウルフルなヴォーカルが印象的。
そこに絡むチャボのコーラスとギターも味わい深い。
後に麗蘭で発表される「SIMPLE LOVE SONG」の原型のような曲だ。
83年に、チャボがこんなPOPなナンバーを発表していたことは注目だ。
ただし共作というのがチャボのPOPさを引き出したのだろう。
チャボとダンガンの繋がりについては知らないのだが、
中島文明オフィシャル・サイトのバイオグラフィによれば、76年ごろに知り合っているようだ。
さて、シングルには " 編曲:ダンガン・ブラザース・バンド " とクレジットされているが、
アルバムのライナーには " ※Arranged with Reichi Nakaido " とある。
「もしかしたら、これはヴァージョンが違うのか!」と思い、
24年振りの発見かと興奮して聴き比べてみたが…。
残念ながら、シングルとアルバムは同じヴァージョンのようだ。
今では当時のアナログを探すしかこの曲を聴くことができないのかな?
過去にCD化されたかどうかは不明だ。
それにしてもLPのライナーにあるクレジット。
仲井戸麗市:Guitars,Chorus.(A-3)
(From Courtesy OF BARCA LONDON RECORDS)
1983年の仲井戸麗市だ。
この BARCA LONDON RECORDS とあるだけで僕なんかは感動してしまうもんなぁ(笑)。
仲井戸麗市SONGBOOK その4/泉谷しげる
泉谷しげると仲井戸麗市と言えば、エレック時代の共演を除けば、やはりLOSERがすぐに浮かぶ。
いずれにしてもチャボが一方的に泉谷側に参加した形がほとんどだが、
その共演したケースは、すべてお互いの活動において重要なものだったと思う。
ただ、コラボが多い割には、何故だか曲の共作というのは圧倒的に少ないのだ。
いや、だいたい二人の共作ってあった…かな?
そんな中で、おそらく唯一と言ってもいいだろうチャボが泉谷に提供した曲がある。
83年に発表された『39°8′』に収録されているレゲエ・ナンバー、
「しゃ・か・り・き」がそれだ。
チャボが作るレゲエと言うと、まずはRC時代の「セルフポートレート」や「Glory Day」。
そしてソロでの「秘密」等のように、かなりヘヴィな曲が多い。
しかし、この「しゃ・か・り・き」はそれらとは異なる。
聴き様によっては愉快で楽しめる曲で、
泉谷とチャボが、ずれているけれど息の合ったデュエットを聴かせてくれる。
さて、この『39°8′』だが、実はアレンジに白井良明が絡んでいるのだ。
83年は、彼が乗りに乗っている時期である。
※参照記事 その1 その2
レコーディングには吉田健や柴山一彦などいつものミュージシャンの他、
ムーンライダーズのメンバーに鈴木さえ子(ドラムス)、ギターには仲井戸麗市までが参加。
こういったメンバーによる音での泉谷しげるというのは凄く新鮮である。
悪く言えば違和感がありまくりなのだが(笑)。
このレコーディング・メンバーを中心にして渋谷公会堂で行われたライヴがレコードとして出ている。
『REAL TIME』(83)。
チャボはライヴの半分程に参加している。
レコードではSIDE3のアタマで泉谷に紹介されているのを聴くことができる。
" そして、今日のゲストを紹介しよう。RCサクセション、仲井戸麗市! "
ここからはチャボのギターをたっぷりと聴くことができる。
それにしても、チャボのギターは本当に独特だなぁ。
その音とフレーズが一発でわかるものなぁ。
チャボがゲストで出てきた途端、
泉谷バンドの音がガラッと変るところなんか聴きものだろう。
もちろん「しゃ・か・り・き」も演奏されていて、
泉谷とのデュエットだがチャボはヴォーカルも披露している。
このライヴ・ヴァージョンだが、
チャボはアドリヴ・ヴォーカルを結構かましており、なかなかカッコイイ。
「しゃ・か・り・き」は、まさにこの時期しか演奏されていない貴重な曲である。
LOSERが始動した際、密かに僕はこの曲がいつかプレイされるのを期待していたが、
それは叶わなかった。いつか二人のデュエットで聴いてみたい曲である。
いずれにしてもチャボが一方的に泉谷側に参加した形がほとんどだが、
その共演したケースは、すべてお互いの活動において重要なものだったと思う。
ただ、コラボが多い割には、何故だか曲の共作というのは圧倒的に少ないのだ。
いや、だいたい二人の共作ってあった…かな?
そんな中で、おそらく唯一と言ってもいいだろうチャボが泉谷に提供した曲がある。
83年に発表された『39°8′』に収録されているレゲエ・ナンバー、
「しゃ・か・り・き」がそれだ。
チャボが作るレゲエと言うと、まずはRC時代の「セルフポートレート」や「Glory Day」。
そしてソロでの「秘密」等のように、かなりヘヴィな曲が多い。
しかし、この「しゃ・か・り・き」はそれらとは異なる。
聴き様によっては愉快で楽しめる曲で、
泉谷とチャボが、ずれているけれど息の合ったデュエットを聴かせてくれる。
さて、この『39°8′』だが、実はアレンジに白井良明が絡んでいるのだ。
83年は、彼が乗りに乗っている時期である。
※参照記事 その1 その2
レコーディングには吉田健や柴山一彦などいつものミュージシャンの他、
ムーンライダーズのメンバーに鈴木さえ子(ドラムス)、ギターには仲井戸麗市までが参加。
こういったメンバーによる音での泉谷しげるというのは凄く新鮮である。
悪く言えば違和感がありまくりなのだが(笑)。
このレコーディング・メンバーを中心にして渋谷公会堂で行われたライヴがレコードとして出ている。
『REAL TIME』(83)。
チャボはライヴの半分程に参加している。
レコードではSIDE3のアタマで泉谷に紹介されているのを聴くことができる。
" そして、今日のゲストを紹介しよう。RCサクセション、仲井戸麗市! "
ここからはチャボのギターをたっぷりと聴くことができる。
それにしても、チャボのギターは本当に独特だなぁ。
その音とフレーズが一発でわかるものなぁ。
チャボがゲストで出てきた途端、
泉谷バンドの音がガラッと変るところなんか聴きものだろう。
もちろん「しゃ・か・り・き」も演奏されていて、
泉谷とのデュエットだがチャボはヴォーカルも披露している。
このライヴ・ヴァージョンだが、
チャボはアドリヴ・ヴォーカルを結構かましており、なかなかカッコイイ。
「しゃ・か・り・き」は、まさにこの時期しか演奏されていない貴重な曲である。
LOSERが始動した際、密かに僕はこの曲がいつかプレイされるのを期待していたが、
それは叶わなかった。いつか二人のデュエットで聴いてみたい曲である。
仲井戸麗市SONGBOOK その3/竹中直人
竹中直人と言えば仲井戸麗市と忌野清志郎のファンで有名であるが、
とりわけチャボ・ファンの僕としては「中津川ジャンボリーくん」と「高井戸」だ。
要するに、チャボが組んでいた「古井戸」のパロディが「高井戸」である。
深夜番組で披露されていたものだが、当時のチャボはそれを良くは思っていなかったらしい。
当然、茶化されていたと感じていたのだろう。
渋谷パルコ劇場で行われた清志郎35周年記念プロジェクトのライヴに高井戸は出演。
DVD化された作品にも収録されている。曲は「ポスターカラー」。
清志郎の記念ライヴでどうして古井戸なのかはともかく、これが素晴らしい演奏だった。
本当に古井戸が好きなんだろうなぁ。
チャボと竹中直人は99年に「ふたり会」というライヴを行っているし、
チャボの去年のバースデイ・ライヴにも花束を持って駆けつけていた。
ただ、音楽的な交流は多くは無いと思う。
映画もあるから清志郎とのコラボのほうが目立つし、実際に多いだろう。
さて、そんな竹中直人であるから、自身の音楽活動でも清志郎やチャボの楽曲を歌っている。
僕は彼の作品すべてを聴いているわけではないが、このアルバムはお薦めできる。
仲井戸麗市SONGBOOKとして紹介するので、もちろんチャボのファンは必聴だ。
97年に発表された『シエスタ?』がそれだ。
とりわけチャボ・ファンの僕としては「中津川ジャンボリーくん」と「高井戸」だ。
要するに、チャボが組んでいた「古井戸」のパロディが「高井戸」である。
深夜番組で披露されていたものだが、当時のチャボはそれを良くは思っていなかったらしい。
当然、茶化されていたと感じていたのだろう。
渋谷パルコ劇場で行われた清志郎35周年記念プロジェクトのライヴに高井戸は出演。
DVD化された作品にも収録されている。曲は「ポスターカラー」。
清志郎の記念ライヴでどうして古井戸なのかはともかく、これが素晴らしい演奏だった。
本当に古井戸が好きなんだろうなぁ。
チャボと竹中直人は99年に「ふたり会」というライヴを行っているし、
チャボの去年のバースデイ・ライヴにも花束を持って駆けつけていた。
ただ、音楽的な交流は多くは無いと思う。
映画もあるから清志郎とのコラボのほうが目立つし、実際に多いだろう。
さて、そんな竹中直人であるから、自身の音楽活動でも清志郎やチャボの楽曲を歌っている。
僕は彼の作品すべてを聴いているわけではないが、このアルバムはお薦めできる。
仲井戸麗市SONGBOOKとして紹介するので、もちろんチャボのファンは必聴だ。
97年に発表された『シエスタ?』がそれだ。
仲井戸麗市SONGBOOK その2/ヒルビリー・バップス
同じタイトルのその1で石田長生の「ティーンエイジャー」を取り上げたが、
この曲にはもうひとつ優れたカヴァーが存在する。
ヒルビリー・バップス。
1stアルバム『TEAR IT UP』(86)のラスト・ナンバーとして収録されているのがそれだ。
RCサクセション、キティ時代のディレクターがヒルビリーをやっており、
その繋がりで、チャボの1stアルバムからこの曲をカヴァーする事となったらしい。
これがなかなか切なくて良いのだな。
石やんのヴァージョンも素敵だが、
ヒルビリー・ヴァージョンは、それとは別のこの曲の魅力を引き出しているようで、
僕はどちらかと言うと、僅差でヒルビリー・ヴァージョンのほうが好きなのだ。
切ないだけじゃなくて、ティーンエイジャーだった頃に誰もが持っていたハードな心…。
そんなものがちゃんと表現されている気がするんだよね。
さて、もちろん発表当時はそんなことは誰も思いもしなかったけれど、
ヒルビリーのヴォーカルであった宮城宗典は人気絶頂という88年に突然自殺してしまう。
こんなこともあって、今はまた別の意味まで加わって聴こえてしまうんだよね…。
それが良いことだとは決して思えないけれど、事実だ。
**********
話は変わるが、このアルバムには重要な曲がもう1曲ある。
RCファンにはお馴染みだろうし、こちらのほうが知られているだろう。
忌野清志郎作の「バカンス」だ。
チャボと清志郎それぞれの単独作の曲が、他のアーティストの同じアルバムに入っている。
こんなアルバムはヒルビリーの1st以外にも、そんなに無いんじゃないかなぁ…。
宮城が亡くなった88年。5月に日比谷野音で行われた追悼ライヴには仲井戸麗市も出演した。
チャボは " こんなコンサートは二度とやりたくねぇ! " とMCし、
「ティーンエイジャー」を歌ったという。
この曲にはもうひとつ優れたカヴァーが存在する。
ヒルビリー・バップス。
1stアルバム『TEAR IT UP』(86)のラスト・ナンバーとして収録されているのがそれだ。
RCサクセション、キティ時代のディレクターがヒルビリーをやっており、
その繋がりで、チャボの1stアルバムからこの曲をカヴァーする事となったらしい。
これがなかなか切なくて良いのだな。
石やんのヴァージョンも素敵だが、
ヒルビリー・ヴァージョンは、それとは別のこの曲の魅力を引き出しているようで、
僕はどちらかと言うと、僅差でヒルビリー・ヴァージョンのほうが好きなのだ。
切ないだけじゃなくて、ティーンエイジャーだった頃に誰もが持っていたハードな心…。
そんなものがちゃんと表現されている気がするんだよね。
さて、もちろん発表当時はそんなことは誰も思いもしなかったけれど、
ヒルビリーのヴォーカルであった宮城宗典は人気絶頂という88年に突然自殺してしまう。
こんなこともあって、今はまた別の意味まで加わって聴こえてしまうんだよね…。
それが良いことだとは決して思えないけれど、事実だ。
**********
話は変わるが、このアルバムには重要な曲がもう1曲ある。
RCファンにはお馴染みだろうし、こちらのほうが知られているだろう。
忌野清志郎作の「バカンス」だ。
チャボと清志郎それぞれの単独作の曲が、他のアーティストの同じアルバムに入っている。
こんなアルバムはヒルビリーの1st以外にも、そんなに無いんじゃないかなぁ…。
宮城が亡くなった88年。5月に日比谷野音で行われた追悼ライヴには仲井戸麗市も出演した。
チャボは " こんなコンサートは二度とやりたくねぇ! " とMCし、
「ティーンエイジャー」を歌ったという。
仲井戸麗市SONGBOOK その1/石田長生
『THE仲井戸麗市BOOK』じゃないよ(笑)。
おそらくその数はとても少ないだろうが、
チャボが他人に提供した曲、そしてカヴァーされた曲はもちろんいくつか存在する。
そんな中で個人的に好きなヴァージョンや印象に残っているものを、
お馴染みのものから、もしかしたらかなり珍しいもの(?)まで不定期連載します(笑)。
記念すべき第一弾は、新作が発表されたばかりの石田長生。
それは92年発表のソロ・デヴュー作『Solo…、Solo…。』に収録されている。
チャボのファンなら知っている人は多いだろう。
石やんは、ここで名曲「ティーンエイジャー」をカヴァーしているのだ。
学校は卒業したけれど
ハッピーバースデイは重ねているけど
何を卒業したんだ…
この曲はこのキメのフレーズがあるのだが、
実はチャボが60年代に親しんだビートルズに対する思いなんかも溢れまくっていて、
ロックで青春(ティーンエイジャー)が描かれたとんでもない名曲だと思っている。
それは歌詞のこんな部分を見てもわかる。
ダンスに映画、クリスマスパーティー
抱きしめたい気持ちだけで良かった
ねぇ ボーイフレンドに戻らせて今夜
恋に落ちたら 恋する二人
他に何もいらなかった
ねぇ ガールフレンドに戻ってよ
チャボ同様に60年代を生きていなくても、きっと何かが伝わってくる曲だろう。
ただ、チャボ自身のヴァージョンはなかなかヘヴィ(笑)で、
聴く人によっては切なくならないかもしれないという恐れがあるのだが、
その辺をうまく抽出し、表現したのが石田長生ヴァージョンなのだ。
まさに「ティーンエイジャー」というタイトルに相応しい出来だ。
僕が感じるだけかもしれないが、石やん独特の訛っているような(笑)ヴォーカル。
その力みが無いヴォーカルが本当に素敵。
間奏のギター・ソロがまた絶品で、こういったソロが似合う曲なんだと改めて感心した次第だ。
というか、アレンジが素晴らしいのだな。
そして最大の聴きモノは、曲の終盤に歌いこまれるロックの名曲達のフレーズ。
ここは本当に感動的。
更に、この曲にはチャボ自身がヴォーカルで参加しているのだ。
チャボのクレジットはヴォイス・パートナー。
特にデュエットしていたりコーラスを付けているわけでは無いので、
パートナーという表現がピッタリです。
良くクラシックの名曲で『100%○○○』という、
要するにひとつのある曲の様々なヴァージョンを集めた編集盤があるが、
例えば『100%ティーンエイジャー』という編集盤を、
チャボと同世代のミュージシャン達がカヴァーしたもので制作する…。
かなり味があるアルバムが出来上がると思うんだけど、企画書は通らないだろうな(笑)。
※歌詞は「ティーンエイジャー」から引用
おそらくその数はとても少ないだろうが、
チャボが他人に提供した曲、そしてカヴァーされた曲はもちろんいくつか存在する。
そんな中で個人的に好きなヴァージョンや印象に残っているものを、
お馴染みのものから、もしかしたらかなり珍しいもの(?)まで不定期連載します(笑)。
記念すべき第一弾は、新作が発表されたばかりの石田長生。
それは92年発表のソロ・デヴュー作『Solo…、Solo…。』に収録されている。
チャボのファンなら知っている人は多いだろう。
石やんは、ここで名曲「ティーンエイジャー」をカヴァーしているのだ。
学校は卒業したけれど
ハッピーバースデイは重ねているけど
何を卒業したんだ…
この曲はこのキメのフレーズがあるのだが、
実はチャボが60年代に親しんだビートルズに対する思いなんかも溢れまくっていて、
ロックで青春(ティーンエイジャー)が描かれたとんでもない名曲だと思っている。
それは歌詞のこんな部分を見てもわかる。
ダンスに映画、クリスマスパーティー
抱きしめたい気持ちだけで良かった
ねぇ ボーイフレンドに戻らせて今夜
恋に落ちたら 恋する二人
他に何もいらなかった
ねぇ ガールフレンドに戻ってよ
チャボ同様に60年代を生きていなくても、きっと何かが伝わってくる曲だろう。
ただ、チャボ自身のヴァージョンはなかなかヘヴィ(笑)で、
聴く人によっては切なくならないかもしれないという恐れがあるのだが、
その辺をうまく抽出し、表現したのが石田長生ヴァージョンなのだ。
まさに「ティーンエイジャー」というタイトルに相応しい出来だ。
僕が感じるだけかもしれないが、石やん独特の訛っているような(笑)ヴォーカル。
その力みが無いヴォーカルが本当に素敵。
間奏のギター・ソロがまた絶品で、こういったソロが似合う曲なんだと改めて感心した次第だ。
というか、アレンジが素晴らしいのだな。
そして最大の聴きモノは、曲の終盤に歌いこまれるロックの名曲達のフレーズ。
ここは本当に感動的。
更に、この曲にはチャボ自身がヴォーカルで参加しているのだ。
チャボのクレジットはヴォイス・パートナー。
特にデュエットしていたりコーラスを付けているわけでは無いので、
パートナーという表現がピッタリです。
良くクラシックの名曲で『100%○○○』という、
要するにひとつのある曲の様々なヴァージョンを集めた編集盤があるが、
例えば『100%ティーンエイジャー』という編集盤を、
チャボと同世代のミュージシャン達がカヴァーしたもので制作する…。
かなり味があるアルバムが出来上がると思うんだけど、企画書は通らないだろうな(笑)。
※歌詞は「ティーンエイジャー」から引用
