fluid / 古井戸 -2015-

80年代のある時期から90年代アタマにかけて、
RCサクセション以前にチャボが在籍していた古井戸をすべて聴きたくて、
必死で中古レコード屋を巡り、エレック時代のアルバムを集めました。
美品であれば、当時は中古市場での古井戸の相場は5ケタ。
1枚見つけるたびに10,000円が吹っ飛んで行きましたが、
代わりに手に入れた音楽の魅力がそれを上回っていました。

CIMG9105.jpg

レコードは深くじっくりと聴きこみましたが、
チャボのライヴで取り上げられる古井戸はほんの一部でした。
よって、その時々では、満足な古井戸を聴くことは叶いませんでした。

さらに輪をかけていたのが、チャボの古井戸への想いやスタンスです。
FC会報やインタヴューを中心に知っていったそれらにより、
徐々に古井戸は僕の中でタブーになっていきます。
まぁ…タブーは大げさであっても、事実、それに近かったというのが実感です。
僕が思うチャボと古井戸のあいだにある距離は、想像している以上に離れていたのでしょう。
きっとそれはいつまでも縮まることのない距離…。

さて、今現在のチャボはニュートラルに古井戸の曲を取り上げるようになっています。
チャボが古井戸を多く歌うようになったのは90年代が終わる頃で、
僕自身がハッキリそれを意識できたのは98年、SWEET HOME SHINJUKUです。
実際にこのライヴでは、ひとつのステージで「何とかなれ」と「永い夢」を歌うなど、
驚きのセット・リストもありました。
ファンならご承知の通り、解散コンサートを象徴している2曲です。
これを同時にライヴで取り上げることにびっくりしたのを今も思い出せます。

CIMG9106.jpg

古井戸を歌うようになり、結果として、
2000年に発表された『works』での古井戸セルフ・カヴァーに繋がるわけで、
理由はわかりませんが、間違いなくチャボにとってポイントになった時期のはずです。

それでも…チャボが古井戸を歌うことはあっても、
古井戸を語る…話すことは、ほぼ無いと言っていいと思います。
この、チャボが触れないことによる影響はかなり大きく、
過去の古井戸のベスト盤発売や紙ジャケCDでのリイシューなど、
何度かあった機会も、そう話題になることもなく、
結果として再評価にも繋がらず今に至っているのは、
仲井戸麗市サイド側のスタンスがいちばんの理由だと感じています。

著者 :
フォーライフミュージックエンタテインメント
発売日 : 2015-09-01


仲井戸麗市、デビュー45周年の今年、
『fluid』のタイトルで発表された3枚組のCD。
モノクロの何枚かの未発表写真以外は、
単に発表された順にオリジナル・アルバム収録曲が並び、
デビューから解散までの10年間を追った流れになっています。
しかし、収録された42曲を通して聴くと、
流体と言うバンド名に込められたその意味をダイレクトに感じさせてくれます。
70年代と言う時代のため、今ではどうしても違和感を感じてしまう歌詞があるけれど、
メロディ、アレンジ、ギターのフレーズなどをじっくり聴いてみると、
実に多彩な音楽性を持っていたことがわかりますし、
洗練されているアレンジで、今も通用する曲も少なくありません。

個人的には、まずは「待ちぼうけ」や「ねむけざまし」「ねえ君」。
これらは今のチャボが好むタイプの曲であり、ソロで演っていてもおかしくないし、
シンプルなアレンジとギターが実にかっこよく、あらためて驚かされた曲たちです。

「何とかなれ」「ポスターカラー」のように、ハモリというより二人のヴォーカルを重ねたり、
「四季の詩」「スーパードライバー5月4日」のツイン・ヴォーカルで聴かせるアレンジは、
独特な古井戸サウンドの特徴であり、こちらも実にかっこいいです。

未CD化の『サイド・バイ・サイド』からの4曲も貴重です。
「チャンピオンが負けた日」と「さよならマスター」などは良くできた曲で、
いわゆるニュー・ミュージック的な音ですが、
しっかりしたメロディとアレンジがあるし、このPOPさは悪くありません。
アルバムがフルで再発されたら、今ならば高く再評価されそうな気がします。

これまでと変わらず、今回もチャボは何も語っていませんが、
その代りに3枚のディスクが思い切り雄弁です。
『fluid』は、古井戸のコンピレーションとして決定版なのは間違いないでしょう。

最後にひとつだけ。
仲井戸麗市と古井戸のデビュー45周年に沿って、
僕ならばこのアルバムに次の3曲を追加して45曲にします。

「花言葉」from 唄の市 第一集(朗読はカットしたヴァージョンで)
「退屈」from 古井戸の世界
「ステーションホテル」from シングル(絶対にシングル・ヴァージョンです)

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CHABO / 仲井戸CHABO麗市 -2015-

ここ数年、チャボのライヴに足を運び続けてきたファンにとっては、
カヴァー曲の改作があるにせよ、収録曲のすべてが既発のものです。
僕自身も、いくら新譜とは言っても、
この意味からは新鮮さは薄れるかな…と、正直、思っていました。
これは事実です。

著者 :
Mastard Records
発売日 : 2015-09-15

kyOnと二人でプリプロを行い、事前に練り上げた14曲は、
ライヴで聴きなれていたものとは姿が変わって僕の部屋に届けられました。

弾き語りで披露されていた曲は紛れもないCHABO BANDによるバンドの音になっており、
それらは実に心地よく耳に、頭に、そして心に響きます。
ほぼ、スタジオ・ライヴといった感じの演奏で、特に凝ったアレンジもありません。
だからこそチャボのギターを浮かび上がらせているのが聴きどころと言えます。
おかげでライヴでは十分にキャッチできなかったチャボのプレイが存分に楽しめます。
『My R&R』辺りまでは必ず鳴っていたアコギのバッキングが無いのも、
このアルバムのサウンドを特徴づけていると思います。

新鮮さが薄れるかな…なんて杞憂でした。

個人的に気に入っているのは「オーイっ!」。
この、バキバキのエレキを鳴らした王道ロックは過去に無い曲調で、
3Gで披露されたときからフェイヴァリットでした。
こうしてスタジオ録音作になっても、その魅力は変わらずです。
♪ たのむぜ R&R のフレーズが最高です。

ストーンズの曲を改作した「雨!」も聴きごたえがありました。
カヴァーにつけた歌詞を残したいために新たな曲をつける…。
こんな難しいことに最近のチャボはチャレンジし続けていますが、
これまでは決してうまくいっているとは言えないものがある中で、
同じように生まれた他の曲と比べても出色だと思います。

「川」のイントロを聴いた瞬間、ジョン・レノンの匂いがしました。
ビートルズに大きな影響を受けている割には、
僕自身、チャボのオリジナル曲からその匂いを感じることは少ないのですが、
ジョンの雰囲気を感じる曲は少ないながらもあります。
過去には「L・O・V・E」がジョン・レノン風味を感じた曲です。
チャボから感じるのは『ジョンの魂』や『イマジン』の空気です。
具体的な曲もアタマに浮かぶのですが、それはあえてここに記さないことにします。

既発曲ばかりだからか、曲の並びはあまり考えられていなさそうな気がしましたが、
何度も聴いていると、この曲順しかないだろうと思えてきます。
14曲はかなりのヴォリュームですが、あっという間に聴ききってしまえます。
スピード感があるのでしょう。

13年ぶりとか、45周年とか、そんな枕詞は不要…いや、重要ではありません。
僕には今の仲井戸麗市が新作を発表したという事実、
そしてニックネームの CHABO をタイトルにしたことで十分です。

仲井戸CHABO麗市 45周年記念リリース

チャボが東芝EMIに残したソロ作品が再発されました。
今年はデビュー45周年なので、それに合わせたリイシューのようですが、
UNIVERSAL MUSIC JAPANのサイトを見ると、新装パッケージの『works』と、
アルバム未収録シングルを追加した『PRESENT ALL』がひとつの売りで、
6枚のオリジナル・アルバムは同時発売の位置づけに見えます。

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しかし、そんなことはどうでもいいのです。
チャボのソロ作品がこうしてまとめられたことに、まずは拍手をしたいです。

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細かいことを言えば、シングル・ヴァージョンやライヴ・アルバムが外れているので、
コンプリートなEMI YEARSではありません。
しかし、やはりこうしてひとつのまとまったリイシューは嬉しい。
何よりも作品が後に語り継がれ、聴き継がれ、残って行くことが大事ですから。

CDでさえ擦り切れるほど聴いてきたソロ作品群ですが、
丁寧な仕事に敬意を表して、記念すべき1stアルバムから聴きました。
『THE仲井戸麗市BOOK』。
この、1985年に発表されたソロ・アルバムを聴いた当時の衝撃は、
あれから30年目の2015年、更に増幅されたものとしてスピーカーを鳴らしました。

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旧知の春日博文をプレイヤーおよび共同プロデューサーとして迎え、
RCサクセションのリズム隊を従えて制作された作品ですが、
メンバーのうち3人がRCサクセションなのに、RCとはまったく違う音であるのが、
今の耳で聴きなおすと実に興味深く感じます。
" 「ティーンエイジャー」のアレンジはZEPを参考にしたが、その音は出なかった "
こんな話も後年になって披露されていますが、確かにその音は出ていないにせよ、
狙いを知ることができたし、このメンバーがそれにチャレンジしているというのも、
RCでは絶対にできない(やらない)だろうことを考えれば、かなり実験的な面もあるわけです。

あぁ、こんなことを書き連ねていくとキリがなくなります。

しばらくは1枚ずつ、丁寧に集中して聴きこむことにしよう。
今年の夏はチャボ浸りで過ごし、9月6日の渋谷公会堂を迎えようと思います。

京都・磔磔 2005-2012 / 麗蘭 -2013-

麗蘭の映像作品と言えば、まずは問答無用の『Welcome Home!!』
1991年、京都の磔磔でのライヴを収録した傑作だ。

著者 :
Sony Music Direct
発売日 : 2007-10-10

そして『91-02 轍』。
91年からの10年間のライヴなどをまとめた作品で、見応えがある。
特に今では演らなくなった「SOUL X'mas」のライヴが収録されているのも価値を高めている。

著者 :
インディーズ・メーカー
発売日 : 2005-04-04

さらに『ROCK馬鹿と知的ヒッピーを元気にするDVD』。
2ndアルバム『SOSが鳴ってる』に伴う全国ツアーを収録した作品。
メニューはアルバムの曲を収録された順番に演奏していくという、実にチャボらしいものだった。
凄まじい当時の麗蘭を感じさせてくれる傑作ライヴ・ドキュメントだ。

著者 :
インディーズ・メーカー
発売日 : 2005-04-04

どれも傑作なのだが、ここにまた傑作が加わった。
『京都・磔磔 2005-2012』。
『Welcome Homw!!』から15年後の未来とその先をまとめた作品である。

著者 :
ユニバーサルミュージック
発売日 : 2013-11-27

それにしても " 年末・麗蘭・磔磔 " は不思議だ。
あの場所でしか感じられない独特の音と雰囲気。
故郷でもないのに何故だか " かえってきた " と思わせる空気。
それは行った者にしかわからないのか、行ったことがない者もわかるのか、
答えはこの作品が出してくれるのかもしれない。

選曲は1枚にまとめるために絞った結果だろうが、漏れている定番や代表曲は多数ある。
さらにライヴでしか披露されていない曲も多くあるので、
そんな視点でも選んでほしかった…というのは贅沢か。
具体的に言えば、2006年の「今夜R&Bを…」は収録して欲しかったなぁ。

麗蘭の2005年から2012年は自分の2005年から2012年でもある。
こうして時系列で映像を観ていくと、色々な思いがあふれてくるのも事実。
だっていつもそこにいたのだから。
いつもその1年を過ごした僕が立っていたのだから。

2013年がもうすぐ終わる。
今年も年末には京都・磔磔へ足を運ぶ。
1年間を確かめるために。
終わらせるために。

麗蘭を観るために。

NAKAIDO'S FRIENDS 54

FC会報の前号はFighting Guitar MAN TOUR 2013をチャボが振り返るDVD。
そして今回の会報は2013年4月から10月までのライヴを振り返るDVDだ。

収録されているのはフェスも含めた23本。
こうしてみると、今年の僕はフェスに行くことがなかったこともあり、
収録中半分の13本はこのDVDで初めて観て確認するものだった。
だからとても新鮮に接することができた。
そんな中ではRISING SUN ROCK FESU.のFriday Night Sessionが見応えありそうだったな。
まぁ、でもやはりフェスへはそう簡単に行くことはできないからなぁ。、
出演者はもちろん場所や季節にもよるし、いちばんはその時の自身の気分だ。
これが向いていれば迷うことはないのだけれど…。
今年は縁がなかったということだろう。

実際に観たライヴでは、まずは4月の泉谷しげる with LOSER 25周年。
オリジナルLOSERによる泉谷クラシックスを含めた名曲群を堪能した。
そして何といってもチャボと下山が左右でギターを弾く姿に感動したものだ。

8月の目黒、3Gも良かった。
映像の中でチャボも " 3Gだからこそ書ける曲がある " と発言しているので、
チャボの中でも決して存在は小さくないはずだし、
それどころかもっとやりたいと思っているのではないかと感じる。
チャボらしいオリジナルが聴けるのも、現在はこの3Gがいちばんかもしれない。
レコーディングしてほしいなぁ。

今年は山口洋とのMLIMMも外せないだろう。
演奏云々を超えて印象に残るツアーとなった。

最後は10月のバースデー・ライヴ3日間。
とりわけ最終日のCHABO BAND NIGHT!!!。
バンドのチャボの魅力を確信しすぎるほど確信した夜だった。

2013年も残るは12月のみ。
どんなライヴをチャボは体験させてくれるのか、今から楽しみだ。

NAKAIDO'S FRIENDS 53

Fighting Guitar MAN TOUR 2013をチャボが振り返る。
それを観て僕も一緒に振り返る。
自分が観たライヴも、そうでないライヴも振り返る。

2013年の初頭に行われたツアーではあるけれど、
チャボとファンのこれまでの歴史もその後ろに見える。
だって、チャボはこのツアーを観た全国のファン、
そしてこの映像を観ているファンひとり一人に話しかけてくれているんだぜ。

映像を観ているあいだ、ギターを抱えていた。
だから最後にチャボと一緒に演奏した。

ねぇ ボーイフレンドに戻らせて
ねぇ ガールフレンドに戻ってよ

あぁ、この人のファンで本当に良かった。

我が道を行く62 / 仲井戸CHABO麗市 -2012-

10月に行われたライヴが映像作品化されて12月に届く。
こういったペースはファンとして歓迎だが、
ここ数年は定例化しているバースデー・ライヴだ。
何故、この年の作品化なのか…というファンとしての疑問もある。
どうせなら麗蘭の磔磔ライヴのように、
毎年のバースデー・ライヴの映像もシリーズ化してもらえないものか。

特に2011年の5Daysは、足を運んだファンなら誰もが再び観たいと思うだろうし、
体験していないファンならなおさらであろう。
ファンのニーズとアーティストの意向は一致することはほとんどないのが常だと思うが、
それをチャボには打破していただきたいと思う。

さて、2012年のバースデー・ライヴ。

 東京でのライヴは様々な形で多くなっているので、
 なるべく新曲を増やす、
 カヴァーも新たに、
 ポエトリー・リーディングも…。

このようにライナーでチャボが書いている通りのライヴだった。
しかし、如何せん構成を練る時間、リハにあてる時間など、
とにかく時間が少なかったのではないだろうか。

チャボの音楽活動が増えるのは嬉しいことだが、
2011年以降は、僕から見たらかなりのハード・スケジュールである。
実際にファン、観客の立場で観に行くことさえも、
" これはきつい " と思ったこともあったし。
それは本数もさることながら、
やはり続けて発表されるライヴに向かう時間の少なさから感じたことだ。
チャボの事だから100%そこに向かって集中するだろうが、
それができていないのではないかという勝手な心配だった。

しかし、編集され、作品化された2012年のバスデー・ライヴを観て、
そして聴いて思ったことは、
僕の知っているチャボのライヴとしてしっかり成立していたということだ。
そんなこと当たり前の事じゃないか…と思うかもしれないけれど、
これは少し驚いたことでもあった。
実際のライヴの雰囲気、MC、流れを体験した身としては、
ここまで仲井戸麗市色が凝縮されていたように感じなかったからだ。
リスナーや観客としての僕にも、こう感じた理由や原因もあるだろう。
でも、やはりそれだけではないと思うのだ。

あの " GO!!60 " の2010年。
この後のチャボは、線ではなく点の活動ばかりになったと思っていた。
でも、その点を繋げて線にすると考えれば、
もしかしたらチャボの中で2011年以降の流れは一貫しているのかもしれない。
いずれにせよ、この流れのゴールがあるはずだから、
それが何なのかを楽しみに僕は待っている。

共演を柱とした最近の音楽活動にドラマとCM出演。
明らかにチャボは変わったと思う。
それぞれに対しての個人的興味の深い浅いはあるけれど否定はしない。
でも、やはりというか当然というか、行き着く先はチャボの音楽だ。
これらを経てチャボが鳴らす音を僕は聴きたい。

2年間待ったのだ。
この間の活動がどんな音楽として結実するのか。
2013年はその年になってほしいと思う。
まずは " Fighting Guitar MAN TOUR 2013 " である。
ツアー開始まで1週間。

磔磔2011盤 「ゆく歳 くる歳」 / 麗蘭 -2012-

麗蘭、磔磔でのライヴ盤が今年も届いた。
通算7枚目。

1曲目のイントロを聴いて、ストリート・スライダーズをかけてしまったのかと思った。
これは冗談ではなく、昨年末のライヴのオープニングを飾る「ゆく歳くる歳」を初めて聴いて、
そのイントロがまるでスライダーズみたいだ…と僕は実際に思ったのだ。
こうして作品になってそれを聴くと、当時のその想いが更に増幅する。

こうしたチャボのギター・カッティングに蘭丸のギターが切り込んでくるイントロ。
過去にも「泣いてたまるか」のように無かったわけじゃないが、
明らかに「ゆく歳くる歳」はそれとはタイプが違うと思う。
イェー!ロックン・ロール!

「Happy Song」も「ココナッツバター」も懐かしいだけでなく、
バッチリ2012年ヴァージョンになっているのも嬉しい。
「ココナッツバター」はもう客席乱入用ではなくなったが(笑)、
単にひとつの楽曲として聴くこの曲もいいね。

「がらがらへび」は、さすがにライヴの目玉だったこともあり、
CDになっても迫力と破壊力が凄い。
二人のギターはもちろん、チャボのヴォーカルがやはり素晴らしい。

「ハ・ハ・ハ」と「Thank you everybody」という、
まったく違うタイプの新曲も楽しい。
ところで、チャボの性格からして核となるような曲ができない限り、
オリジナル・アルバム制作に向かうことは無いと思うけれど、
こういった曲を聴くと、小品ながらも名曲は少なくないと思う。
今のチャボにとって核になる曲ができれば、凄いアルバムができる予感がするよ。

チャボのMCを聴いてもわかるが、年末の麗蘭では実にアッパーな雰囲気だった。
2011年、数多くのステージを観てきたが、
そんなライヴの中でも年末の磔磔は、僕が知るいちばんチャボらしい姿だったように思う。

麗蘭も気がつけば20周年。
とてつもなく長い時間が経ったなぁ。
予備知識どころか、どんな音が出てくるのかという基本的なことに加え、
それがいったい何なのかもわからずに仙台市民会館へ観に行った日から20年。
日清パワーステーションでぐしゃぐしゃになって観た日から20年。
あらためて麗蘭と過ごしてきた20年を振り返ると、
変わらないこともあるけれど、変わったことのほうが多い。

 さよならだけが 人生じゃないぜ

そうだ。そうなんだ。
色々な別れがあったけれど、同じく色々な出会いがあり、
ひとつの大きな出会いもあった。
何にしても、今。
今、ここがスタート。
今、ここからなんだ
「ゆく歳 くる歳」で始まり「Hello Goodbye」で終わるこのアルバムを聴くと、
歩いて行こう…って思えるよ。

Thanky You 麗蘭!

DIAMOND LANE Unreleased 1990-2010 unplugged / 仲井戸CHABO麗市 -2011-

10/9発売のこのDVDが届いたのは、ONE NITE BLUES 61の5DAYSが始まる前日。
もちろん平日であり、翌日は仕事があったのだけれど、
僕の場合は " 観ない " という選択は無いので、3枚すべて観た。

もちろん翌日はほとんど寝ていない状態で仕事に行った。
昼間は何とか乗り切ったが、
実はライヴ会場へ向かうときから始まる前がいちばんフラフラ状態…。
さすがに辛かったが、初日が泉谷との共演での爆発ライヴだったことが幸いした。
あのライヴでは、一気にだるさが吹っ飛んだ。

入手から時間が経っているので、もう何度も観かえしているが、
収録されているそれぞれのライヴのシーンを観るたびに、
その場にいた自分が感じたことが一瞬にしてよみがえる。
あぁ、そうだったなぁ…とハッキリと目に浮かぶ。
更に、その場にいた自分が感じられなかったことを感じることができる。
あぁ、こうだったのか…とハッキリ目にすることができるのは嬉しい。

仲井戸麗市は、自分の生活にいちばん密接に関わっている音楽だ。
よって、映像でチャボの20年を振り返る作品であるが、
それを観ている自分の過去をも一緒に振り返る作品でもある。
この20年で自分の何が変わり、何が変わらなかったか。
チャボの音楽から何を感じたか、何を受け取ったか。
こんなことを思わせてもらえる作品は、そう出会えるものではない。
その意味でも 『DIAMOND LANE』 は素晴らしい作品である。

続きを読む

DIAMOND LANE発売によせて

某所にてフライング気味に知らされていた、
チャボの未発表ライヴ映像DVDの詳細がやっと発表された。
3枚のDVDに収録されるそれを見ると、なかなか凄いものである。
個人的には " これでもまだまだなんだよなぁ… " という贅沢な気持ちなのだが、
" Blueさんはすべてを観ているからそう感じるんですよ " と言われた。
確かにそうかもしれん(笑)。
だって、これらを体験していないファンからしたら、まさにとんでもない内容なのだから。

せっかくだから、収録予定内容と発売前の個人的感想。
そして " これも観たかった! " といったシーンなんかも含めて、
僕の自己満足のために書き記しておきます。


Disc1 GO!!60

2010年10月9日 [GO!!60] at SHIBUYA-AX with 早川岳晴
M01. BORN IN 新宿
M02. GIBSON(CHABO'S BLUES)
M03. BLUE MOON
M04. ホーボーヘ
M05. アメリカンフットボール2010
M06. HEAVEN
M07. BGM
M08. エソロジー/読書する男
M09. LULLABY
M10. 毎日がブランニューデイ
M11. 激しい雨~君が僕を知ってる
M12. 夏の口笛
M13. MY R&R
M14. ティーンエイジャー
M15. 雨あがりの夜空に
M16. ガルシアの風
M17. ホーボーズ・ララバイ

2010年10月9日のGO!!60ファイナルの映像は、結局ここに収録されることとなった。
ただ、当初から1年後のこの企画に合わせての作品化が予定されていたわけでは無いだろう。
チャボも自分のラジオで、
2010年の時点で2枚組(1枚はAX、もう1枚はツアー・ドキュメント)で制作中と発言していたわけだし。
だから、僕はGO!!60の映像の扱いに対しての?マークは消えていない。
ただ、それでも、それであっても、GO!!60が陽の目を見ることは、素直に喜びたい。

★これも観たかった!
「My Way」は収録できなかったんだろうな。
新たな決意表明の歌だっただけに、これだけは残念。


Disc2 One Voice

2004年3月13日 with おおくぼひさこ ふたり会[MR.&MRS.]at 鎌倉芸術館小ホール
・Sunny-Side Up より
・Eclipse より Angel より
・Last summer より <instrumental>
・らびん・すぷーんふる
・幻想の旅人の唄
・真夜中を突っ走れ!(Drive On)
・夏の色調

これは嬉しい収録だ。
MR.&MRS.…写真と音楽と言葉とのコラボをあらためて観ることができる。
あの、咳さえすることもできないような緊張感だったステージ。
いったいどんな映像になっているのだろう?
新たな発見があるように思う。
そして気になる点がひとつ。
最後のチャボとひさこさんのダンスが、どう収録されているのか…だ(笑)。

★これも観たかった!
もちろん他の「ふたり会」も観たかった。
特に浅川マキさんとの共演は記録としても貴重なものだと思うので、収録してほしかった。


2005年5月10日 with 翠川敬基[THE Duet]at ティアラこうとう 小ホール
・BLUE MOON
・びしょぬれワルツ
・セントルイス ブルース
・真夜中を突っ走れ!(Drive On)

2005年7月6日 with 駒沢裕城[THE Duet]at ティアラこうとう 小ホール
・風景
・ホーボーへ
・熊野神社を通って

2005年9月7日 with 新谷祥子[THE Duet]at ティアラこうとう 小ホール
・LIFE
・エチュード 練習曲 <instrumental>
・糧

2005年10月8日 CHABO GO! GO![THE Duet]at SHIBUYA-AX
・Chabo 55
・アメリカンフットボール '93
・だんだんわかった with 翠川敬基
・うれしい予感 with 駒沢裕城
・Voltage with 新谷祥子

現在の主なライヴ・スタイルのひとつとなっているデュエットだが、
そのきっかけが、この2005年に行われたTHE Duetだろう。
シリーズの集大成的なライヴとなった05年のSHIBUYA-AXも感動的だった。
個人的にも新谷祥子さんというミュージシャンと出会うことができた、
重要な意味を持つライヴでもありました。


2008年6月10日 Monthly CHABO vol.1 with たつのすけ at 南青山MANDALA
・スケッチN.Y'98
・遠い叫び
・平和ブルース

2008年7月11日 Monthly CHABO vol.2 「と・も・だ・ち」with 早川岳晴 at 南青山MANDALA
・Whisky Romance
・ジャングル
・夏だエレキだ <instrumental>

2008年8月10日 Monthly CHABO vol.3 「SUMMER IN THE CITY」
with 片山広明+たつのすけ at 南青山MANDALA

・カビ
・セルフポートレイト
・ハイウエイのお月様
・打破

2008年9月10日 Monthly CHABO vol.4 「9月の素描」with 新谷祥子 at 南青山MANDALA
・ホームタウン

2008年11月12日 Monthly CHABO vol.5 「Late Summer」with 駒沢裕城 at 南青山MANDALA
・会いたかった人

2008年12月10日 Monthly CHABO vol.6 「Two Of Us」with Dr.kyOn at 南青山MANDALA
・テニス
・Merry X'mas Baby
・はぐれた遠い子供達へ
・インターミッション~働き蜂 <instrumental>
・何とかなれ
・いつか笑える日

2009年2月15日 Monthly CHABO vol.8 「太陽のあたる場所」with 翠川敬基 at 南青山MANDALA
・DATE SONG with 早川岳晴
・散歩

2009年4月13日 Monthly CHABO vol.10 「You've got a friend.」
with 村上ポンタ秀一 at 南青山MANDALA

・向日葵10.9
・ひなまつり
・さまざまな自由
・ヒッピー・ヒッピー・シェイク
・DREAMS TO REMEMBER

2009年6月13日 Monthly CHABO vol.12 「南青山夜会」
with 梅津和時+たつのすけ at 南青山MANDALA

・キモちE
・いい事ばかりはありゃしない
・スローバラード
・祈り

2008年から1年にわたり行われたMonthly CHABO。
80年代のRCテイストに溢れた片山さんとのVol.3。
そして09年5月の後に行われた梅津さんとのVol.12。
もちろん毎回が素晴らしかったけれど、
何といっても僕にとってはこの2回だ。

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Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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